『はい、マユでーす!でもごめんなさい、いまマユはお話できません。あとで連絡しますので、お名前を発信音の後に…』
人物
主人公であるシン・アスカの妹。
地球連合軍がオーブに侵攻してきた際、避難中にフリーダムとカラミティによる砲撃で起きた爆発で両親と共に命を落とした……。
爆発が起きる前、マユは自身の携帯電話を雑木林の崖下に落としてしまう。思わず両親にぐずって強引に引き止めてしまった妹を見かねたシンが電話を拾いに行った矢先にMSのビーム射出の爆風に巻き込まれ、マユは両親と共に死亡。皮肉にも、崖下に降りていたシンだけが助かってしまうという事となってしまった……。
このため、彼女の携帯電話は(シンにとってみれば)唯一の形見であり、これをからかわれると怒りを露にする(久織ちまき氏のコミカライズ作品『機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE Desire』にてシン達のアカデミー時代を描いたエピソードに描写がある)。
第1話の冒頭と携帯電話による声と回想のみの登場で出番自体はかなり少ないのだが、死亡してからも彼女の存在はシンの行動原理と言ってもいいくらいに大きいため、マユもまた『DESTINY』における重要人物の一人と言える。
劇中でもシンは彼女のことを何度も思い返しているため、兄から相当溺愛されていた可能性もある。
余談
可愛らしい見た目も相俟って、少ない出番にも拘らず一部のファンからの人気も高い。
劇中では語られなかったが、兄と同じコーディネイターと思われる。
アニメ20話「PAST」にて、マユ・両親ともにコーディネイターであることが語られる。
二次創作では
上記の人気のためか、二次創作ではもしも彼女が生存して劇中で活躍していたら、という設定の作品が多い。
単に生存・救済される脇役に留めたものは元より、
- MSのパイロットになってシンと兄妹で共闘する王道の胸熱展開
- ミネルバのクルーとしてシン達のサポーターとして活躍するもの
- プラントに行ったシンの知らぬ間にオーブ軍や地球軍に助けられ(あるいは拾われて)成長し、敵軍のパイロットになって実の兄と殺し合う羽目になるという救いがないもの
- シンに代わって主人公として活躍する
- シンと共に本来なら関わる筈のない前作の物語に介入する
等々、そのバリエーションは非常に豊富。
また、原作での死亡描写で片腕だけが残されたと思われる描写から、生存IFでは隻腕・義手となっているものが多いのも特徴。
関連イラスト
関連タグ
機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
類似人物
マリナ・アスノ:主人公の肉親でありながら死亡してしまい、主人公がUEへの復讐を望むきっかけを作った。ただし、彼女は母親。