プレイヤーはヒロインのノベタを操作して古城を探索し、元素魔法と近接戦闘スキルを駆使して、謎の敵「生魂(クラフトソウル)」と戦います。(公式サイトより引用)
概要
Pupuya Games及び希萌創意(Simon Creative)開発、傑仕登股份有限公司(Justdan)販売の3Dアクションシューティングゲーム。プラットフォームはSteam、Switch、PS4/5。
2020年にアーリーアクセス版が公開された。3Dアクションの人気ジャンルであるソウルライクを彷彿とさせるゲームシステムや可愛らしいキャラクターデザインから注目を集め、各種SNSで話題となり、余談でも述べるように「ロリダークソウル」なる愛称を頂戴した。
2021年には声優として、Vtuberグループ・ホロライブの所属Vtuber3名を起用すると発表した。
2022年9月29日に製品版が発売された。限定版のパッケージには、本作のメインキャラクターとその声優を担当したホロライブVtuberが並んだイラストが載せられている。
売上は公式曰くアーリー版含め25万本を突破したとのこと(調査時期は非公開)
Steamの方ではレビュー8000件超えで「非常に好評」の評価を得ている(2023年1月時点)
pixivにおいては、製品版発売前から多数のファンアートが投稿されている。
特に公開時期の早かったノベタ、ターニア、モニカの投稿数が多い。
公式による紹介文
このゲームについて
リトルウィッチノベタは3Dアクションシューティングゲーム。
謎の古城に探検し、多彩な元素魔法を使って生魂と戦う。
かわいいアートデザインに少しハードコアなバトルシステム。
敵の弱点探して戦い、むやみに突っ込むと苦戦になるかも。
攻撃と回避を駆使して戦闘に挑もう。
(Steamの紹介文より引用)
ゲーム特徴
- シナリオカットシーンが多数あり、適量の謎解き要素も存在します。
- アーケン、アイス、ファイア、ライトニングなど多様な元素魔法が存在し、
- 各魔法には直射撃と大技の詠唱魔法二つの使い方があります。
- 各魔法は独特かつ個性的、自分に相性のいい戦闘スタイルや場面に応じて、
- 魔法を切り替えて戦闘に挑もう。
- 詠唱魔法に詠唱時間が必要ですが、杖攻撃や回避で詠唱を加速することができます。
- 攻めれば攻めるほど強大な魔法をガンガン撃てます!
(Steamの紹介文より引用)
ストーリー
記憶を失った小さな魔女ノベタは、自らの謎を知るため独り古城を訪れる。
不思議な黒猫との出逢い。そして待ち受けるのは強大な生魂(クラフトソウル)。
新たな魔法とスキルを習得し、困難を乗り越えたその先にある玉座には
一体どんな秘密が隠されているというのか?
(公式サイトから引用)
登場人物
ゲームシステム
- 本家ソウルシリーズよろしく敵が本気で殺しに来るため、死んで対策を覚える所謂死にゲーとなっている。可愛いキャラデザなどとは裏腹にゲーム性はシビアそのもの。
- 代わりに後述する呪いを除きゲームオーバー時のロストが撤廃されている。また低難度のスタンダードも実装されており、ソウルライクがあまり好きでないプレイヤーはそちらでサクサク進めることも可能である。
- 本家同様、周回時に難度が上がるほか育成も任意であるため、その気になれば限界まで周回数を重ねたり、低Lvクリアといったやり込みも可能である。
- 体力は雑魚敵相手でも1発で1~3割は軽く削られ、回復アイテム無しではまず持たない。
- アイテムスロットは最大8枠で、枠は体力/魔力回復アイテム or 補助アイテムで共用。故に体力と魔力どちらを優先するかで配分が変わってくるという、なかなか悩ましい調整がされている。
- 回復アイテムは有償/無償の二種類があり、無償には呪いの効果がついている。呪いによってゲームオーバーになった際に魂素(アイテム購入や能力強化のリソース)を何割かロストしてしまうデメリットが付与される。ロストのリスクを抑えて有償アイテムを使うか、ゲームオーバーにならなければ問題ないとして無償アイテムで乗り切るか、判断の分かれるところ。
- 魔力が限られているため。無闇に元素魔法を連発するとすぐ枯渇してしまう。
- 詠唱魔法はあまり強力な攻撃を喰らうとキャンセルされてしまう。ボスは強力な攻撃が多いため特に発生しやすい。
- 魔力回復や詠唱魔法の時間は攻撃に合わせての回避、後述するが本家ダークソウルのパリィに該当する「魔力吸収陣」、近接攻撃などで短縮できるため敵の攻撃を覚えることで安定して使用できるようになる。
- 回避やダッシュなどでスタミナを消費し、空になると転んで隙を晒してしまう。
- パリィである「魔力吸収陣」はタイミングがシビア。外すと攻撃が直撃してしまうため安定して発動するには慣れが必要。逆に安定して成功できれば体力&魔力回復。詠唱時間の短縮。周囲の敵へのダメージとメリットは非常に大きい。
外部展開
外伝漫画
- ChickeIII氏が作画を担当している外伝漫画が公式より公開されている。原作ではほとんど語られない世界観が掘り下げられており、ゲームへの理解を深める一助になる。現在ターニア編とヴァネッサ編の二つがpixivのChickeIII氏のページにおいて公開されている。ほかPatreonでは支援者向けコンテンツとしてモニカ編も公開されている。
- ゲームのコレクション要素である調査アイテムとリンクしており、アイテムのフレーバーテキストと合わせて、ある程度ゲームのストーリーや世界観を考察することができる。
- なおストーリーはかなり重いため、暗い話が苦手な人は閲覧注意。
小説
台湾では公式小説『Little Witch Nobeta』が発売されている。ノベタと黒猫の過去が語られるとの触れ込みだが、残念ながら日本語版は発売されておらず、読みたければ自前で訳すしかない。公式によれば日本語版は機会があればとのこと。
余談
- 初めてのうちは訳も分からずに負けやすいが、行動を覚えることで安全な突破方法や攻撃を行う隙が見えてくるといったゲーム性はソウルライク系ゲームのそれであり、レビューでは「loli darksoul」「kawaii darksoul」などと評されTwitterなどでも話題となった。そのおかげかアーリーアクセス版では発売5日で売上5万本を達成している。
- アーリーアクセス版ではゲームオーバー時に「ノベタ失敗しました」という脱字が表示される。語感の良さやシュールさからファンの間では「ノベタ〇〇しました」のように改変される等、ネタにされている。なお製品版でも修正されていない。
- 発売前にデザイナーにより主人公ノベタのデザイン画が公開され、こちらも話題となった。
- ソウルライクとされているが、開発者によればダークソウルに影響を受けた演出はあるが、実のところソウルライクとして開発したつもりは無く、簡単なゲームだと思って作ったという。しかしアーリーアクセス版が調整不足により初見プレイヤーへの配慮に欠けていたため、結果としてユーザーの間でソウルライクと謳われるようになったとのこと(公式サイトのインタビューより)
関連イラスト
関連動画
関連タグ
LittleWitchNobeta Little_Witch_Nobeta - 表記ゆれ
ダークソウル - ソウルライクの源流
ファイナルソード - 近い時期に配信されたソウルライク。但し此方は別の理由で話題となった。
ホロライブ - 以下の3名が各ボスキャラクターのCVを担当。
尾丸ポルカ:ターニア
白上フブキ:モニカ
白銀ノエル:ヴァネッサ