アンバサ
あんばさ
『デモンズソウル』の世界で世界を創造した神が去り際に残したとされる言葉である。
いわゆる「アーメン」に相当する概念で人を祝福し、諭し、導くものであると考えられており、デモンズソウルの世界での祈りの言葉となっている。
神職者との会話は大抵これで締めくくられ、その印象的な発音から多くのプレイヤーの耳に残る一節となった。
英語版のつづりはUmbasaとなっている。
アンバサ戦士
デモンズソウルのキャラクター育成方針(ビルド)のひとつ。
継戦能力を重視し、HPと信仰に多めに数値を割り振り、装備するだけで常にHPを回復する装備と蘇生魔法や回復魔法を使用する。
とにかく長期戦に持ち込み、対人戦闘において相手のミスを待ちつつ、殴り合いで勝利するというプレイスタイルとなっている。
死に難く、敵の攻撃でひるまないため、攻撃のチャンスが増え、対人のみならず攻略にも重宝する。
何といっても敵にすると倒し辛く、長期戦を強いられた上で何も考えずに武器をブンブンしてる相手に負けるという屈辱感から強烈な印象を広めた。
このため、ファンの間では、世界観が繋がっておらず、アンバサという台詞も用語も登場しないダークソウルシリーズにおいても、聖職者系戦士ビルドを指す用語としても用いられる。
本来、信仰戦士というべきところを、あえてアンバサ戦士と呼ぶ点に、その尋常ならざる意識が見て取れよう…。
味方である白霊として現れれば頼もしさとちょっぴりのウザさ、敵である黒ファントムとして現れれば戦う前からウンザリ感と徒労感を覚えることだろう。
派生として筋力武器を使うキンバサ(筋肉)、技量武器を使うギンバサなどがある。
さらに回復魔法だけでなく、「神の怒り」「雷の槍」といった攻撃系の信仰魔法も攻撃手段に加えて用いるタイプは祈祷戦士アンバサと呼ぶとか呼ばないとか…。
没データ
同じくフロム・ソフトウェアのゲーム『Bloodborne』のテスト版、没データの中にアンバサという台詞が発見された。
もし本編で使用されれば、デモンズソウル以来の再登場になっただろうが、あくまで没データであり、製品版では聞くことはできない。