概要
包丁の形としては、主には鉈のような形をした大型の包丁が印象が大きい。
一般的には「牛刀」と呼ばれることも多い。
英語では「Cleaver」。あるいは「Butcher Knife」と呼ばれる。
架空創作における肉切り包丁
本来は調理器具だが、その威圧的な外観や「肉を切る為の道具」という特性である為でだろうか、ゲームや漫画・アニメ等などでは、人を切ったりしてしまう凶器として使用される事が多い。
pixivに挙げられているイラストとしても、そのような扱いが多く見られる。
また、包丁に血が付着しているパターンも多く存在する。
以下ゲームなどにおける肉切り包丁について解説。
デモンズソウル
デーモン「審判者」が振り回す巨大な包丁。その刀身には常に血糊がこびりついている。
鈍器系の武器を「肥大したデモンズソウル」を使って強化するとこの武器へと変化する。
装備には高い筋力と信仰値が求められるほか、攻撃モーションが大振りなうえに強化・派生が出来ない欠点はあるが、攻撃した対象からHPを奪い取る効果に加え、筋力・技量・信仰による三つものステータス補正があり、更に物理属性と魔法属性二種類のダメージを同時に与えられるため、レベルが上がるにつれて凄まじい威力を発揮するようになっていく。他のデモンズソウル強化武器とは異なり、無強化のクラブ、またはグレートクラブを素材に出来る点も便利である。
腐れ谷2では、沼地に出現する女黒ファントムが装備しており、その攻撃力と魔法属性によるガード削りで多くのプレイヤーを苦しめた。
なお、大剣のような形状だが、本作では大槌カテゴリ、打撃属性の武器である。
ダークソウルシリーズ
「亡者コック」、「人食いミルドレット」、「腐れ」などが装備している武器。
デモンズソウルの「肉斬り包丁」とは異なり、刀身が鉈のような形に変更された。
シリーズ全作に登場しており、入手方法は所持している闇霊の殺害であることが多いが、ダークソウル2のみ「腐れのソウル」を物々交換して購入する。
解説文では食人用の解体道具であることが強調されており、やはり攻撃を命中させる度にHPが回復する特殊効果を有しているが、装備条件・ステータス補正が筋力のみになった為、純粋な脳筋用武器に生まれ変わっている。また、カテゴリが斧になり、攻撃力が落ちたぶん軽々と振り回せるようになったほか、攻撃属性も斬撃へと変更された。使用可能な戦技は攻撃力と命中時のHP回復量が増す「刃研ぎ」。
サイレントヒルシリーズ
『SILENT HILL ZERO』で武器として「肉切り包丁」が登場したほか、隠し武器として「巨大肉切り包丁」を登場している。
通常の「肉切り包丁」は『SILENT HILL ZERO』と『SILENT HILL: DOWNPOUR』に登場。
肉屋や調理場などで拾える一般的な近接武器で、リーチが狭く振り回す速度も遅めだが、攻撃力は高めに設定されており、耐久値がそこそこ高いので扱いやすい武器と言える。
「巨大肉切り包丁」はボスキャラ「ブッチャー」の専用武器。
ブッチャーはこの武器を使って他のクリーチャーを惨殺していたほか、ブッチャー戦でQTEに失敗するとこれを胸に突き刺され、即死する羽目になる。
また、プレイヤーも隠し武器として入手可能だが、ラスボスすら数発で倒せる高威力を誇り、近接武器としてはリーチが長めな上に、絶対に破損しないという凶悪な性能を誇る。
登場作品は『SILENT HILL ZERO』と『SILENT HILL: BOOK OF MEMORIES』。
Gears of war
ローカストの給仕係「ブッチャー」が所持している調理器具。
普段は食料であるロックワームの肉を切り分けるために使用されている。
人間との遭遇時には武器として振り回すが、威力は高いものの隙が大きい。
プレイヤーが入手したり、武器として使う事は出来ない。
クトゥルフ神話TRPG
恐らく史上最弱の肉切り包丁。
なぜか何も持っていない素手の探索者と同じ攻撃力に設定されている。
ゲームシステムや世界観の関係上、武器を所持したまま行動することにはリスクも大きい為、
武器としては全く役に立たないと考えていい。