概要
ベイラム・インダストリーの同盟企業で、名称からして中華系企業と思われる。
ゲーム中では同社からの直接の依頼が舞い込んでくることがあるが、ベイラム共々独立傭兵を下に見ている節があり、621には程度の低い仕事ばかりが回される。
そのせいか、エンゲブレト坑道の破壊工作を受諾した際にハンドラー・ウォルターは「大豊はお前の価値をいまいち理解していないようだ 話をつけておこう」と不満を漏らしており、大豊からの依頼もこれを境に一切来なくなる。
ちなみに同社は「樹大枝細」の社是を掲げており、ACのデザインにもそれが反映されている。
これまでのシリーズに登場したグローバル・アーマメンツやアルブレヒト・ドライスなどの企業の要素を掛け合わせた武装が多い。
パーツの命名則は「中国語の星の名前」が用いられており、過去作におけるメリエス系と同じだが、印象はかなり異なる。
製造している重量級AC「天槍」は「コア・上腕・大腿を重厚かつ堅牢に作り、末端は軽く、頭部は必要最小限の機能のみ」という思い切りの良い設計で、モットーがよく表れている。
総じて「固い、強い、重い、おそい!」を絵に描いたような高耐久・高火力な重量級パーツの製造を多く手掛けており、ACのボディ・武器ともに厳つい見た目の物が多い。
AC用兵装としては実弾系のものを製造し、グレネードやバズーカなどの炸薬系も扱っている。
内装系はジェネレーターを主に手掛けており、大豊製のジェネレーターはエネルギーの補充性能に長けた物が多く、消費したエネルギーが早い段階で回復を開始するのが強みではあるが、出力そのものは今一つ。
なので機体構成にもよるが「エネルギー回復開始のタイミングは早いけれど、回復速度そのものは遅い」という状況に陥りやすい。
エネルギーを消費しきった後の復元性能も低いために空中戦を主体としたアセンとは相性が悪く、EN射撃武器適性も低い。
その反面、実弾武装を主体とした地上戦闘用の構成には適性がある。
製品
企業標準機【フレーム】
天槍フレーム
- DF-HD-TIAN-QIANG(天槍)
- 大豊製AC用頭部パーツ。耐爆発系武器に対して防御力が高い。必要最小限の機能が備えられており、同社コアでの保護を前提とした設計。
- DF-BD-08 TIAN-QIANG(天槍)
- 大豊製AC用コアパーツ。堅牢な装甲で守られるコアユニットは、高い耐久値と防御性能を誇る。
- DF-AR-08 TIAN-QIANG(天槍)
- 大豊製AC用腕部パーツ。上腕部を堅牢な装甲で覆い、前腕を細く軽量に設計・製造されている。
- DF-LG-08 TIAN-QIANG(天槍)
- 大豊製AC用脚部パーツ。大腿部を重装甲化し、下腿を軽量化させているのが特徴。姿勢安定能力が高い。
ショップ解禁時から購入可能な使い勝手の良い重量ACフレーム。
積載量に優れるため重火器を搭載でき、重量二脚の中では機動力が高めで扱いやすい。
しかし、最小限の機能しかない頭部パーツは姿勢安定性とシステム復元性能(状態異常耐性)が劣悪で、被弾の衝撃でスタッガー(硬直)を起こしやすく、火炎放射やスタン攻撃などのACS障害にも弱く、軽さ以外に長所が見出せない。
作中設定としては機能の大部分を重装甲のコア側に内蔵することで、頭部が破壊された際の被害を最小にするための設計と思われるが、実際のゲーム中では頭部のみが破壊される事はないので純粋に「軽くて低性能」という重量機には不向きな頭部となっている。
姿勢安定はアップデートで大幅に上方修正されたものの未だにワースト1で、ワースト2との数値の差は95もある。
とはいえ、そこは自由にパーツを組み替えられるAC故、余程の大豊マニアでなければ別の頭部を用いる事で解決できる。
同盟企業であるベイラムのパーツを使うのも良いが、特にBAWS製のBASHOシリーズの頭部は耐久重視のガチタン向けの性能かつ天槍フレームとの外見的な違和感を出さずに防御面を改善できる。
その他
- DF-AR-09 TIAN-LAO(天牢)
- 大豊製AC用腕部パーツ。
「樹大枝細」を更に突き詰め、上腕部を更に重装甲化した「08 TIAN-QIANG」のグレードアップモデル。
防御性能では全腕部パーツで並ぶ物が無いが、コアパーツ並みにまで増加したパーツ重量とベースモデルから大きく落ちた腕部積載量と格闘適性がネック。積む機体は勿論のこと、持たせる武器も吟味する必要がある。
【武器】
- DF-MG-02 CHANG-CHEN(常陳)
- 大豊製AC用武器パーツ。装弾数が豊富で継戦能力に優れたマシンガン。
- DF-GA-08 HU-BEN(虎貢)
- 大豊製AC用武器パーツ。速射性・継戦火力に優れたガトリングガン。
- DF-GA-09 SHAO-WEI(少微)
- 2023年12月のアップデートで追加された大豊製AC用武器パーツ。一部のプレイヤーが待ち望んでいた、肩に装着するタイプのガトリングキャノンである。
- レッドガン部隊からの「提案」により、大豊製兵器としては珍しく取り回しを重視した設計となっている(名前からもわかる通り、大豊的には非常に不本意だった模様)。
- 虎貢に比べてオーバーヒートするのが非常に速いが、冷却もまた非常に速く、また「キャノン」に分類されているもののどの脚部でも足を止めずに撃てる。
- ショップ内で販売されるのは、チャプター3から。
- DF-BA-06 XUAN-GE(玄戈)
- 大豊製AC用武器パーツ。装弾数が多く、継戦能力に長けたバズーカ。高い衝撃力を持つ榴弾を発射する。
- DF-GR-07 GOU-CHEN(勾陳)
- 大豊製AC用武器パーツ。着弾時に球状爆発を起こすグレネードを発射する。
- DF-ET-09 TAI-YANG-SHOU(太陽守)
- 大豊製AC用武器パーツ。小型爆弾を前方範囲に投射・爆撃をする炸裂弾投射機。
- 左手専用武器だが、近接武器ではないので腕部パーツの近接武器適正の影響は受けない。
【動力炉】
- DF-GN-02 LING-TAI(霊台)
- 大豊製AC用動力炉。軽量かつEN補給性能に優れ、反面容量は極端に低い内燃型。EN射撃武器適正も大豊製どころか全AC用動力炉の中でも最低なのでEN武器の運用には全く向かない。
- DF-GN-06 MING-TANG(明堂)
- 大豊製AC用動力炉。ベイラム・インダストリーと共同で開発した「EN補充性能とEN容量の両立化」を目指した内燃型ジェネレーター。その名に違わぬバランス型だが上の霊台に次ぐEN射撃武器適正の低さがネック。しかし、さらに後述の三台がVer1.07でナーフを受けたため、こちらが上方修正された事もありとりあえずの乗り換え先に選ばれる事に。
- DF-GN-08 SAN-TAI(三台)
- 大豊製AC用動力炉。重量級AC向けに設計・製造された内燃型。EN容量に優れている。その半面重量比出力は他社製の重量型AC用動力炉と比べ群を抜いて悪く、大豊製AC用動力炉共通の弱点であるEN射撃武器適正の低さも健在なのでコアや武装の選択に気を使わされる。逆にそこさえ理解できればEN補充性能も供給復元性能も高いので快適な使用感が約束される…のだが、Ver1.07で他のジェネレーターの多くが上方修正される中、その万能感に目を付けられたのかENの回復関係がっつりナーフされてしまった。
余談
- 大豊娘娘はあくまで二次創作由来の企業マスコットであり、当然のことながら本編には登場せず、公式の設定資料等にも一切存在しない。
- 詳細については大豊娘娘やACVIの二次創作一覧の記事などを参照。
- 社是の「樹大枝細」は本作独自の造語であるらしい。
- 二次創作方面では「豊満なボディ」「頭はちょっと弱い」という意味で捉えられている。
関連タグ
渋谷の花火師:伝説のイベントにて大豊製パーツを使用。
シュナイダー:大豊核心工業集団とは対極的に、空力をとことん追求する変態企業。