TYPE-LANCEL
たいぷらんせる
ローゼンタール社による新標準機。
同社製ネクストは「象徴性」と「バランスの良い製品作り」を特徴としており、曲面で構成されたフォルムの機体が多い中において鋭角的でヒロイックなデザインをしている。
ACfAはAC4のリンクス戦争から12年の歳月が経過しているのだが、その間にローゼンタール社はオーメル社からネクストに関する開発能力の技術的支援を得ていない。
その結果、TYPE-LANCELはリンクス戦争当時の旧式技術のみで製造される事となり、名ばかりの新標準機という悲運を背負う事になる。
オーメル社がリンクス戦争により敗北した旧レイレナードの技術を吸収して技術発展した結果、新標準機TYPE-LAHIREを製造している事、オーメル社がネクスト開発におけるリーディングカンパニーと成っている事も含めると、ローゼンタール社に技術支援を行わなかった事は何らかの意図があったと考えられる。
とは言え、TYPE-LANCEL用に開発されたレーザーライフル、レーザーブレードが存在し、これ等の武器はオーメルの支援によってローゼンタール社が自社開発した武器である為、全く技術支援を受けてないという訳でもないようだ。
- HD-LANCEL
シンプルなデザインを持つ頭部パーツ。TYPE-LANCELの全フレーム共通でゲーム中最安価のパーツであるが、必要十分な機能性を持っておりTYPE-HOGIREが持つ万能のコンセプトを継承している。
- CR-LANCEL
CR-HOGIREの流れを汲むコアパーツ。軽量化が図られているが、必要十分な装甲とPA性能を持ち合わせている。
- AM-LANCEL
Y01-TELLUSに次ぐEN武器適性の高さと、あらゆる実弾武器にもある程度対応できる汎用性、防御力のバランスを持ち合わせる腕部パーツ。
- LG-LANCEL
標準武器の変化により、LG-HOGIREを軽量化した中量二脚型の脚部。装甲がやや犠牲に成ったが、機動性とPA性能は向上している。
- 内装類
OBを除くブースタ類、FCS、ジェネレータはTYPE-HOGIREと共有する。
本機を一言で表すと「万能である事が長所であり短所」。
耐久力や防御力がTYPE-HOGIREに比べて低いものの、それを補って余りある機動性、攻撃適正を持つ。
近距離から遠距離に対応できる万能機で、どの分類の武装も平均的に使える。
ACという難易度の高いゲームをする際のガイド役に相応しい総合力がある為、初期機体を選ぶなら一考の価値あり。安価で修理費を抑え易いのも魅力の一つ。
初期機体では唯一アサルトアーマーを搭載しているOB(オーバードブースタ)を装備する機種でも有り、faにおける新要素の一つを最も早く且つ無料で体感出来る。
相手に応じてアセンを対応する事が出来るのが魅力ではあるものの、特化機に比べると見劣りする部分も多く、上級者の普及率は低い。
各フレームパーツは見た目の良さや、EN消費に少々難があるものの十分な総合性能から、パーツ単位で愛好している人は少なくない。