「待っててね、うい。お姉ちゃんが見つけるから」
「私に力になれる事があったらなんでも言ってね!」
概要
神浜市で、姿を消した妹「うい」を探す少女。
妹の病気を治すために、魔法少女になる決断をした。
明るく真面目な一方、周囲に気を遣いすぎてしまう。
(『マギアレコード』公式サイト内のキャラクター紹介より)
不思議な夢の真相を探るべく、神浜市にやってきた魔法少女。
お人好しな性格で、気遣いが行き過ぎてしまうことも多々ある。
最近の流行には疎く、スマホの扱いもぎこちない。
日頃は控えめだが、ここ一番では芯の強さを見せる。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
左:通常 右:魔法少女姿
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 宝崎市 |
学校 | 宝崎市立第一中学校(メインストーリー第1部第4章まで、※1)→神浜市立大附属学校(メインストーリー第1部第5章以降) |
年齢/学年 | 15歳(8月22日生まれ(※2))/中学3年生 |
身長 | 156cm |
肩書き | 魔法少女 |
所属グループ・チーム | チームみかづき荘、神浜マギアユニオン |
願い事 | 妹の病気を治すこと |
固有魔法 | 巻き戻し(※3) |
ソウルジェムの形状/色/位置 | リボン・数珠(※4)/ピンク/首元のベルト |
武器 | クロスボウ、ナイフ |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 麻倉もも |
舞台版配役 | 柿崎芽実(けやき坂46)(※5) |
※1:当初は不明だったが、アニメ版から登場のくろが同じ学校の制服であり、彼女のプロフィールから学校名が判明した。
※2:期間限定イベント『みかづき荘のSummerVacation』より。8月22日は『マギアレコード』の配信が開始した日でもある。
※3:本人の認識は「治癒」。対象の時間を巻き戻すことでけがなどを治していた。
※4:公式マンガマギア☆レポート内ではリボン状の留め金、ガシャポンワールドではそこから垂れ下がった数珠状のアクセサリー。
※5:舞台版『マギアレコード』での配役。
人物像
本作の主人公で「チームみかづき荘」のリーダー。
家族は両親と妹(環うい)。元々は宝崎市に家族4人で暮らしていたが、物語開始時点では両親との3人家族だと思い込んでいた。
日頃は控えめだが、ここ一番では芯の強さを見せることもあり、七海やちよには「気弱そうに見えて頑固」、「怖くなるぐらい真っ直ぐ」と評されている。最近の流行には疎く、スマホの扱いもぎこちない。方向音痴であることも相まって道に迷うことが多い。
人付き合いがあまり得意でなく、それでも周囲に取り残されたくないために作り笑顔をしていて、以前の学校では「何考えてるのかよくわかんない」と言われていた。そのため唯一心安らげる場所だった「家族」には強い思い入れがある。両親の海外赴任をきっかけにみかづき荘に住むことになり、はじめて友人と呼べる仲間ができた。
アニメではいろはの心理演出がより掘り下げられている。魔法少女になって動物を救ったり、クラスメイトの掃除当番を代わったりなど、人助けしか他人と関わる事ができなかった。「友達はういしかいなかった」と言うほど孤独に悩んでおり、見かねたクラスメイトはいろはと友達になろうとするが、作り笑いをして彼女たちをスルーしてしまい、転校先の神浜市立大附属学校でも孤立していた。
料理が趣味だが、薄味かつ豆腐やお煮しめなど和食が好き。薄味なのは病弱で食べられる物が制限されがちだった妹のために作っていた、という事情がある。得意料理は妹との思い出が詰まった豆腐ハンバーグ。
誕生日は8月22日。外伝を含む『魔法少女まどか☆マギカ』の一連の作品群において、誕生日が公式設定されているキャラクターは鹿目まどかといろはの2人のみである。
魔法少女として
キュゥべえと契約した時の願いは「妹の病気を治すこと」である。しかし、物語開始時点ではこの記憶を失っている。
変身後は清廉な修道女を思わせるケープを被り、編み上げサイハイブーツやへそが透けて見える黒インナーを纏った露出度の高い衣装となる。
固有武器は左腕に装着されたクロスボウ。また、蒼樹うめ先生のデザイン画では右手の宝石の中から近接戦闘用のナイフを取り出す事も可能で、ゲーム版では使用している描写は無い裏設定的なものであったが、アニメ版ではヨダカの魔女で一度だけ使用している。インタビューによれば、元々は主人公として描かれたデザインではないとのこと。アニメ版では「弱い部類の魔法少女」であることが強調されている。
固有魔法は「治癒」だと認識していた。ヒビが入ってしまったソウルジェムを修復することができるほど強力で当の本人も驚いていたが、本当の能力は2部の最後で明らかになった。
ゲーム上の性能
主人公キャラであるため、プレイ開始時点で必ず全プレイヤーが所持する事になる唯一の魔法少女。
当初は最大★3止まりだったが、2018年1月に入り★4に上限が引き上げられ、メインストーリー第1部最終章まっただ中の2019年3月に★5解放とドッペル実装が行われた。
★5に覚醒させるとカードイラストや戦闘時の立ち絵ではフードを取るようになる(Live2Dの立ち絵はフードを被ったまま)。
最大の強みは本編第一部6章までと魔法少女ストーリーを進めるだけでメモリアスロットが完凸する事。魔法少女の『総合力』は装備できるメモリアの数によるので、ゲーム開始後は早めにいろはを完凸させると良い。★5になると攻撃力アップと回復を同時にこなせるようになる。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×0 | ×2 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★1 | Lv.40 | 9,204 | 2,634 | 3,471 |
★2 | Lv.50 | 10,633 | 3,033 | 4,016 |
★3 | Lv.60 | 13,474 | 3,848 | 5,089 |
★4 | Lv.80 | 17,748 | 5,058 | 6,714 |
★5 | Lv.100 | 22,020 | 6,276 | 8,332 |
コネクト「一緒にいるから大丈夫だよ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★1 | HP回復[I] |
★2 | HP回復[III] |
★3 | HP回復[V] |
★4 | HP回復[VII] & やちよにコネクトでMP回復 |
★5 | HP回復[VIII] & 攻撃力UP[VI]& やちよにコネクトでMP回復 |
マギア「ストラーダ・フトゥーロ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★1 | 敵全体にダメージ[I] & 蘇生 |
★2 | 敵全体にダメージ[I] & 蘇生 |
★3 | 敵全体にダメージ[II] & 蘇生 |
★4 | 敵全体にダメージ[IV] & 蘇生 |
★5 | 敵全体にダメージ[VI] & HP回復(全) & 蘇生 |
「この一矢(いっし)が、未来への道となりますように」
敵の頭上から光の矢を降らせると同時に、戦闘不能になった仲間を1人蘇生できる。蘇生ができるのは彼女と派生キャラクター(いろは・やちよ 決戦ver.・いろは アニメver.・∞いろは)以外は三浦旭のみ。技名のストラーダ・フトゥーロ(Strada Futuro)はイタリア語で「未来への道」を意味する。
ちなみに、このゲームで技名を口にするマギアはどちらかというと少数派(強いて言えば巴マミの関係者に集中している)。
ドッペル「沈黙のドッペル」
ストーリーパートではメインストーリー第1部第3章のバトルパートのみ登場。2019年3月11日にプレイアブル実装。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[VIII] & 状態異常解除(全) & HP回復(全) & 蘇生 |
専用メモリア「びっしり書かれた料理レシピ」
栄養のバランスや注意点が細かく書かれた手書きのレシピ。
その筆跡から、いろはが書いたものと思われるが本人は覚えていない。
調理してみるものの、果たしてこれが「誰の為」の料理なのかは、あのときのいろはには、わからないのであった。
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 環いろは |
イラストレーター | 宮本サトル |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 500 | 0 | 420 |
Lv.20 | 750 | 0 | 630 |
Lv.40 | 1,250 | 0 | 1,050 |
スキル「キュアヒール」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | HP回復[IX] | 8T |
限界突破 | HP回復[X] | 7T |
ゲーム上の性能 (アニメver.)
宝崎市に住む魔法少女。
しっかり者な性格だが、まわりに気をつかいすぎてしまう面もあり、クラスでは少し浮いてしまっている。
消えた妹を探すべく、とある噂を手掛かりに神浜市に向かうことになる。
ホーリーマミ、七海やちよに続いてのアニメ版デザイン準拠版の実装で、変身ムービーやマギア使用時にはアニメの映像が挟まれる。
ステータスも星4起点かつオリジナルより上方修正されている。
星5に覚醒させるとカードイラストにやちよが追加される。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×0 | ×2 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 23,627 | 6,790 | 7,535 |
★5 | Lv.100 | 29,169 | 8,379 | 9,302 |
コネクト「私が手を繋ぐから」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 与えるダメージUP[Ⅶ] & 状態異常解除 & HP回復[Ⅷ] |
★5 | 与えるダメージUP[Ⅸ] & 状態異常解除 & HP回復[Ⅹ] |
マギア「リベラーレ・クオーレ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ] & HP自動回復 & 状態異常を1回無効(味全/3T)& 状態異常解除 & HP自動回復(味全)& 蘇生 |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ] & HP自動回復 & 状態異常を1回無効(味全/3T)& 状態異常解除 & HP自動回復(味全)& 蘇生 |
アニメ2期8話にて、鶴乃のウワサを剥がすのに使われたやちよとの合体攻撃。
ドッペル「沈黙のドッペル」
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅸ] & HP自動回復 & 状態異常を3回無効(味全/3T)& 状態異常解除 & HP自動回復(味全)& 蘇生 |
---|
アニメ2期2話の映像が挟まれる。
専用メモリア「満ち足りた虚構」
私が生きる世界は何かがおかしい…本当はどこかで気付いてた
それでも見えないふりをしてたのは、ここに私の幸福があったから
グリーフシードに困らなくて、みかづき荘のみんながいて、ういもいる
目を覚ませばもう簡単にはつかめない理想は、私が望む全てだった
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | アビリティ |
装備可能 | 環いろは アニメver. |
イラストレーター |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 520 | 440 | 0 |
Lv.20 | |||
Lv.40 |
スキル「マナ・エキスパート[Ⅳ]」
特殊能力 | 効果 |
---|---|
通常 | 自分のMPが10%溜まった状態でバトル開始 & Accele MPUP[Ⅳ] |
限界突破 |
活躍
メインストーリー
第1部『幸福の魔女編』
第1章『はじまりのいろは』
不思議な夢の手がかりを求めて神浜市で小さいキュゥべえを探す。途中でやちよに追い出されそうになりながらも、小さいキュゥべえに触れたことで、妹や魔法少女になった時の記憶を取り戻す。
第2章『うわさの絶交ルール』
成り行きでかえでとレナの仲直りを手伝わされるなかでウワサに巻き込まれ、ももこ、やちよと一緒にウワサを倒す。その後レナに妹が入院していた病院を調べてもらうが、妹の形跡は完全に失われているとのことだった。
第3章『神浜うわさファイル』
ういと同じ病室にいた灯花とねむの所在を探すが、手掛かりは掴めずにいた。そんなとき、みたまから「神社にまつわる噂」があると聞き、水名区に行く。そこで偶然知り合った由比鶴乃という魔法少女から、会いたい人に会えるという「口寄せ神社」の噂を聞き、鶴乃と一緒にその神社の噂を調べることにした。
口寄せ神社で ”うい” に出会うが、偽物だと気づいたところマチビト馬のウワサが出現する。ういに会えなかったショックでソウルジェムが濁りきると、魔女のような謎の物体が飛び出してウワサを倒し、気づくとソウルジェムが浄化されていた。しかしキュゥべえに唆されて神浜に来ていた巴マミから人間に擬態した魔女だと勘違いされてしまった。
ウワサを倒してやちよに認められ、みかづき荘に呼ばれる。以降やちよの助手として共に神浜市の噂を調査することになる。
第4章『ウワサの守り人』
鶴乃の父親の中華屋「万々歳」でねむの家が常連客かもしれないという話を聞き、参京区の柊家を訪ねることにする。その途中でフクロウ印の給水屋が現れ、深月フェリシア、マミから話を聞きつけて神浜にやってきた佐倉杏子と共に渇いた喉を潤すが、直後からカウントダウンする数字が書かれた紙が落ちてくるようになる。
翌日「ミザリーウォーターのうわさ」に巻き込まれた事を知るが、「噂を守る」という黒いローブに身を包んだ魔法少女が立ちはだかり、フェリシアをスパイとして送り込んでウワサの本拠地を突き止める。そこで現れた天音姉妹がドッペルを出し「これが魔法少女解放の証」だと謎めいたことを述べた。
ウワサを倒した後、やちよの幼馴染で失踪していたみふゆが現れたため、彼女にういのことを尋ねる。みふゆは「残念ですが知りません」とは言うものの、「もしかしたらワタシも知らないところでマギウスの翼に入っているのかもしれません」と加える。
その後いろはの両親が海外赴任することになり、いろははみかづき荘に下宿しながらやちよと共同生活を送ることになる。
第5章『ひとりぼっちの最果て』
ういがウワサに囚われている、もしくはマギウスの翼に入っているかもしれないと考え、やちよと共にウワサを調べていくうちに「電波少女の噂」にたどり着く。そして名無し人工知能のウワサに囚われていたさなを救出するが、人工知能のウワサが「”ウワサ” ナララ 環ウイ_知ッテテマスヨ・・・」と言い残す。また調査の過程で、失踪したマミを探しに神浜市に来ていた鹿目まどか・暁美ほむらと出会う。
第6章『真実を語る記憶』
チームの結束を深めようとコースターをサプライズでやちよにプレゼントする事になった。しかしみかづき荘に突然尋ねてきたみふゆから「魔法少女の解放についての講義を受けに記憶ミュージアムに来て欲しい」と告げられる。ミュージアムに出向くとマギウスの一人となっていた灯花と再会するが、灯花はいろはのことを覚えていなかった。
講義でソウルジェムの秘密や魔法少女の魔女化について知ると、同行した鶴乃、フェリシア、さなはマギウスの翼に加入してしまう。しかしいろはは加入を断り、追ってきたやちよとともに記憶キュレーターのウワサと戦うことになる。ここでやちよが、自分の固有魔法「他人を犠牲にして生き残る」(後に間違いだとわかるが)のせいでいろはを死なせたくないとして協力をはねつけるが、いろははやちよの固有魔法を否定し、自分がリーダーになると宣言して一人でウワサを倒す。その後マミを追ってきた美樹さやかにも出会う。
第7章『楽園行き覚醒前夜』
やちよとウワサを倒して回る中、フェリシアとさながみふゆの手引きで戻ってくる。そしてウワサ化した鶴乃を助け出し、全員が再集結したところでチームみかづき荘の結成を宣言した。その後ねむと再開するが、ねむもいろはを覚えていなかった。
みかづき荘に戻ってから、うい、灯花、ねむにせがまれてウワサを作ったことを思い出す。
第8章『偽りに彩られ神浜』
マギウスの翼が神浜の魔法少女への襲撃を始める。そこでマギウスの本拠地を探しにさなと一緒に北養区のウワサの調査に行き、自分の記憶が正しかったことを知るが、捕らえられてフェントホープに連れて行かれる。
第9章『サラウンド・フェントホープ』
追ってきたチームみかづき荘、チームももこに助け出された後、フェントホープを破壊してマギウスが育てていた半魔女エンブリオ・イブを倒そうとする。しかしイブの攻撃からいろはを守った万年桜の枝が花を咲かせ、いろははイブの正体を悟る。
第10章『浅き夢の暁』
イブが妹のういと知り絶望する。しかしみたまや天音姉妹からイブの弱点を教えられてういの救出に成功する。その後ワルプルギスの夜との戦いでは、天から降ってきた「羽の力」によりいろは達魔法少女は回復し、うい、灯花、やちよとのチームプレーで希望の矢を放ってワルプルギスの夜を倒した。
イブとワルプルギスの夜を倒した後、神浜には魔女化を防ぐ自動浄化システムが残った。
第2部『集結の百禍編』
序章『はじまりの記し』
佐鳥かごめが魔女結界に囚われていたところを助け出す。その後かごめはいろはたち魔法少女を追いながら記録を残していく。
後にういが探知した、魔女でもウワサでもない謎の敵を倒したところ、魔力を帯びたブレスレットが手首についた。みたまに見てもらうが、彼女でもわからないとのことだった。
第1章『前書きは靴音と一緒に』
謎のブレスレットを求めて神浜にやってきたプロミストブラッド、時女一族、ネオマギウスに相次いで遭遇し、各グループで入り乱れて戦うことになる。また謎の敵がイブの残骸「キモチ」だと知るとともに、キュゥべえから神浜が魔法少女のドッペルとエネルギー回収の実験場になっていること、ブレスレットを手に入れることで自動浄化システムをコントロールできることを告げられる。
第2章『微笑みと火花』
ういを中心にキモチの居場所を探して回るが、ういがプロミストブラッドにさらわれてしまう。
第3章『内なる常夜の夜明け』
うい奪還のために二木市に乗り込むが、結菜の計略にはまって地下墓地で魔女化寸前まで追いつめられる。しかしキモチに支えられてなんとか持ちこたえ、さくやの協力もあってういを連れ戻すことに成功する。
第4章『彼方の群青』
プロミストブラッドとの和解を目指して最後の交渉に臨むが、令の単独行動が原因で交渉は決裂し(もっとも結菜は最初からまともに交渉するつもりはなかった)、令を戦闘で失ってしまう。
第5章『揺れて恋歌に霞む理想』
令が残した写真を手掛かりにプロミストブラッドの拠点を一つ潰すことに成功する。
第6章『薄氷のレゾンデートル』
封印された記憶を結菜によって放たれたフェリシアが罪の意識にさいなまれ、キモチに体を乗っ取られそうになるが、キモチの石を通じて語り合い彼女を絶望から救った。
その後地下鉄跡の戦いで十七夜を助け出すが、別動隊の郁美が株分けの鏡の魔女を倒して二木とのショートカットを潰す引き換えに、令の後を追うように命を落としてしまう。
後日神浜市長選挙で東西対立が再燃し、みたまが絶望するのを見て自分の理想に悩むが、
「私はみんなが生きられる世界を作りたい」
「私が戦うとしたら 争いを求める人たちを止めるためだと思う」
と決意する。
第7章『トワイライト・レムナント』
二木市に乗り込み、雫の協力でプロミストブラッドに奇襲をかけて勝利寸前になるも、結菜がキモチの力を使い形勢は逆転する。しかしキモチが暴走して結菜を乗っ取り、敵味方見境なく攻撃を始める。いろははキモチの力で結菜とつながり、互いの過去を知って理解することで結菜は和解を受け入れた。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
プロミストブラッドと和解し、時女一族も含めてキモチの石をいろはに集めて自動浄化システムを世界中に拡張しようとするが、各グループからネオマギウスへの離反者が出て計画は頓挫する。さらにキュゥべえが現れて、自動浄化システムはキュゥべえのコントロール下にあると告げられる。
第9章『光差す正機迷宮』
ネオマギウスから逃げ出した時雨、はぐむからひめなの魔法少女による人類支配計画を聞いて止めようとするが失敗する。
第10章『疾走ドラスティックラバー』
ひめなを追って神浜市内の要所を次々とネオマギウスから奪っていくが、肝心のひめなはなかなか見つからない。途中で十七夜、みたまに出会い、みかげの仲良し大作戦や東西の学生会議が広がっていることを伝えてネオマギウスから脱退させる。最後に栄区の廃博物館でひめなを捕らえると同時に、リヴィア、十七夜、みたまが間一髪でひめなの仕掛けを破壊していろはたちの勝利に終わる。
第11章『喜びと悲しみの終幕流転』
すべてのキモチの石を集め、うい、小さいキュゥべえと一緒に自動浄化システムをキュゥべえから取り戻そうとするが、キュゥべえの邪魔が入って失敗する。さらに恨みを抱えて魔女化した魔法少女が魔法少女を悪夢に囚われて倒れるように仕向け、再び諦念に飲まれたラビにキモチが同調して石を全て奪われてしまう。
しかし最後にいろはの希望への想いが勝り、キモチの石が帰ってくる。その際全てのキモチと融合し女神のような外見になり、かごめの力でキュゥべえを自動浄化システムから排除して完全に取り戻した。
第12章『結ぶ永久の彩り』
自動浄化システムを世界中に拡張しようとした矢先に完全体となった鏡の魔女が神浜市を結界で覆ってしまう。そして小さいキュゥべえ、さらにういを殺害して自動浄化システムを乗っ取ってしまう。
ピュエラケアの活躍で魔女の鏡を手に入れ、時空をつないで過去から小さいキュゥべえとういを連れて来て反撃しようとしたところ、眠り続けていた灯花とねむにようやくコンタクトできた。彼女たちによれば、いろはの行為はタイムパラドックスを引き起こして世界を崩壊させる危険があるとのこと。さらに魔女の鏡も破壊され、万策尽きたところで
以下マギアレコード最終話のネタバレ
かごめとアルちゃんによって記録が書かれた葉っぱが光り出し、同時にいろはの巻き戻しの力が発動して葉っぱが過去のいろはに届けられた。これで未来を予知したいろはは危険を回避しながら自動浄化システムを取り戻し、条件がそろった灯花とねむもウワサの女王として姿を現した。2人とも太助と同じ仮説に気づいていて、それを避けるために自分たちを含め魔法少女たちをウワサに変換するとのことだった。
その後各グループのリーダーや悪夢から回復した魔法少女たちと一緒に鏡の魔女に迫るが、魔女が隙を突いていろはを殺害しようとする。その瞬間「死を目前に必死に抗う姿が最高の芸術だと気づいた」アリナが(いつもの勝手な理屈だが)被膜を張っていろはを守る。そして姿を現したみことに魔法少女の希望を見せると約束し、みことはいろはに力を渡して戦いは終結した。
戦いの後魔法少女たちをウワサからもとの体に戻すが、いろは自身は魔力を消耗してうい、灯花、ねむと一緒に存在がこの世から消えてしまい、魔法少女たちの記録が集う場所-マギアレコード-で少女たちを見守り続けることになった。一方で北養区に残された万年桜は満開の桜を咲かせ続け、それを見た魔法少女はいろはたちの無事を知るのであった。
魔法少女ストーリー
環いろは
- 1話「思い出の料理」
- 時系列はメインストーリー第1章〜第4章の間。
- 調整を受けようとみたまのところにやってきたいろは。調整を受けようとすると何やらハンバーグやらドリアの映像が。そこにやってきたももこ曰くどうやらみたまのお腹が空いているようで。そこで奥のキッチンで料理することになったのだが、みたまが料理しようとすると、みたまが料理下手であるためももこが包丁を取り上げる。いろははももこと一緒に料理しながら、以前ういに作ってあげたハンバーグの話を語るのだった。
- 2話「相手を思う」
- この時点では、神浜市立大附属学校の制服を着ており、やちよの家にフェリシアと共に同居しているため、時系列はメインストーリー第4章〜第5章の間である。
- ある日の晩。やちよ家の今日の夕飯担当はいろはなのだが、フェリシアが「いろはの味なし料理はきつい」と駄々をこねて外食を要求。そういえばみんなで外食なんてしたことがない。そこで鶴乃の家こと中華飯店万々歳に行くことに。食べながら鶴乃が家のことについて話すと、フェリシアは面白がる。それを受けて鶴乃はしょんぼり。鶴乃を傷つけた事に気づかないフェリシアを、いろははたまりかねて叱りつける。
- 3話「お帰りなさい」
- 時系列ではメインストーリー第5章から第6章の間。メインストーリー第5章5話クリア後に解放される。
- ある日のこと。フェリシアと鶴乃が明日香の道場で行う合宿に行くことになる。残ったいろはとやちよ、さなで2日間過ごすことになるが、料理しても人数多く切るなど、いつもの5人でいるときの癖が出てしまうことに。
- 環いろは アニメVer.
ホーリーマミ&やちよのアニメver.同様にアニメ版第2期までのストーリープレイバックとなっており、やちよが自分自身を戒めるために記憶ミュージアムを訪れた人に今まで体験したことを語るという形式になっている。
しかしアニメは最終的にウワサを具現化するねむが犠牲になっているため、アニメのストーリー上では実現し得ないエピソードである。
- 1話「環いろはの失った記憶」
- 「私、どうして忘れちゃってたんだろう」
- 人にも学校にも馴染めなかった自分が変われたのは、ういを捜す中で色々な出会いがあったからという事でそれを振り返ろうとする。今回の聞き手はそんないろはと偶然出会う。
- そしてアニメ1期1話から8話までの出来事。自身の心に穴が空いていた時、成り行きで黒江とやちよに出会う。前者はどこか影のある彼女を自身と重ね、後者は少し怖い印象があった為に自分を変えてくれる人になるとは予想だにしなかった。更に心の隙間を埋める妹ういの存在といろは自身の願いを思い出すと同時に、何故それを忘れてたのか疑問に思う。そして彼女はういを捜すべく、神浜市へと来訪した。
- その過程でももこ、レナ、かえでと出会い、三人の協力でういだけでなく幼馴染である灯花、ねむの存在も確認し、市内の人を脅かすうわさを消していけば彼女達に再会できると確信した。だが、まだいろはは魔法少女の事も何もかも知らなかった…
- うわさの調査の過程で鶴乃と知り合い、やちよを含めた3人で口寄せ神社のうわさを調べる。しかしそこでソウルジェムが濁りきり、いろははドッペルを発現してしまう。次に傭兵稼業を営むフェリシアと出会うが、マギウスの翼について行ってしまい、彼女達は魔法少女が魔女を育てるなど手段を選ばぬ危険な集団だった。
- フェリシアを加え、神浜市に引越し転校もしたが学校では浮いた存在に。しかしみかづき荘に住んでからは一人でないと実感し、少しずつ前に出るようになっていった。
- 2話「環いろはのひび割れた記憶」
- 「絶対に戻ってきます」
- アニメ1期13話までの出来事。次に出会ったうわさは「ひとりぼっちの最果て」。かつて存在感が無かったいろはにとっては見過ごせないうわさ。その時、うわさの大元である「アイ」から自分を消してさなを救って欲しいとメールが届き、いろははこれを承諾。さなをみかづき荘へと迎えるも、今度はマギウスの翼のみふゆから講義の誘いが来る。
- そこで灯花と出会うも、いろはの事は覚えておらず、今はマギウスの一人だった。更にみふゆの記憶を辿る中、魔法少女と魔女の真実やドッペルの正体を知らされ、みかづき荘もバラバラに引き裂かれてしまう。
- 3話「環いろはの残酷な記憶」
- 「私にしかできないことです」
- アニメ2期2話から8話までの出来事。それからいろはは大切な人を亡くす悪夢を見てしまい、ういを含むみかづき荘の仲間達と幸せに暮らす世界に閉じこもる。それでもこの世界が紛い物であると気づいており、やちよに救出された事で彼女に心配をかけさせたと気づき、本当に仲間達を取り戻して幸せを掴むと決心する。皆を大切に思えば何も怖くなくなり、逆に失えば怖いから。
- そして皆を捜すべくホテルフェントホープに着くと、ドッペルの危険性とマギウスがワルプルギスの夜を呼ぼうとしている事を知り、いろはは灯花とねむを止めるべく見滝原市のまどかと手を組んだ矢先、ウワサと融合した鶴乃と遭遇。彼女の救済に一度失敗し、鶴乃の事を何も理解してなかった事実を突き詰められるも、二度目のコネクトでようやく鶴乃をウワサから解放できた。
- 直後、まどかと共に魔女を集めるウワサを破壊した為、ワルプルギスの夜が見滝原市へと進路を変えたので、まどか達はそこに戻る事へ。いろはは彼女達との再会を願いつつ別れを告げ、ういを見つけるべく先へと進む。しかし、そこで消えた真実を知る。
- 思い返せば、いろははいつでも何も知らず、守ってるつもりで守られていた。確かに神浜市に来て皆と出会い、変われた事があるし、仲間もできたので彼女達に恩返ししようと考える。それには大切なものを守れるぐらい強くならなければいけない。
- 水着「色褪せて色味を帯びて」
- クリスマス衣装「いろはの新境地」
- 冬服「なんでもないけど特別な日」
- メイド服「感動のおもてなしを貴方に」
- お正月衣装「大切にするね」
- 3話「アタシが守ってやるから」
- 『いろは・やちよ・鶴乃が佐倉杏子と面識を持っている』『やちよがいろはのことを「環さん」と呼んでいる』『マミが行方不明になっていない』等のことから、時系列はメインストーリー第4章と第5章の間である。
時系列はメインストーリー第1部第5章〜第6章の間(テキスト修正前は第7章と第8章の間だった)。
期間限定イベント
時系列はメインストーリー第1部第5章〜第6章の間。
時系列はメインストーリー第1部第5章〜第6章の間。
2018年2月13日よりいろは編が配信開始。話数は37話から
- 夕食の材料を買いにスーパーに来ていたいろはは、袋に入っていたチラシを見つける。そこには「2月14日限定!あの有名チョコレート店が催事コーナーに特別出店!」と書いてあった。去年まではういにチョコレートケーキを作っていたバレンタイン。今年はみかづき荘のみんなにチョコを渡したいと思い、また明日みんなのチョコを選んでみようと意気込むいろは。
- 翌日、みんなへのチョコを選んでいくいろは。だがやちよのだけ悩んでしまう。そして昨日のチラシのことを思い出す。大人っぽくてきれいなチョコの写真……やちよのはこれにしようと決める。
- 14日当日。スーパーへ向かおうとしていたとき、魔女の気配を感じ結界に入るいろは。使い魔を倒し終わる頃にはもうすっかり辺りは暗くなっていた。急いでスーパーに向かうが、バレンタイン用のチョコはもう完売していた。
- みかづき荘に帰ると、鶴乃が”バレンタインチュー華”を持ってきた。中身は普通の中華料理だが、それを食べるななみけ。食べ終わると皆のチョコ交換会が始まった。フェリシア、さながみんなにチョコを渡していく。やちよはそれぞれ違う生チョコを皆に渡していく。いろはにはホワイトチョコが配られた。
- とうとういろはの番。それぞれにチョコを渡していくが、やちよには普通の板チョコを渡す。色々あってやちよの分は買えなく普通のチョコ売り場で買ったものだった。謝るいろはに「とても嬉しいわ、ありがとう」とお礼を言うやちよ。そしてやちよはそのチョコでホットチョコレートを作って見せた。甘くて暖かい……今日のような寒い雪の日にはぴったり。5人でホットチョコレートを飲みながら見る雪はとても綺麗で、みんなのマグカップにまたひとつ思い出が増えて、とても幸せな、忘れられないバレンタインになったのだった。
みたまの特訓 いろは・やちよ編
時系列はメインストーリー第1部第6章〜第7章の間。
テレビアニメ版
第1期13話では記憶ミュージアムの崩壊に巻き込まれ、マミに道連れにされて行方不明となり、その結果やちよが激怒。
第2期2話では万年桜のウワサに保護されていたが、顔がドッペル暴走状態となっていた。
第3話においてドッペルによって理想と言える夢を見た状態に置かれていたが、やちよからの呼びかけとやちよ・黒江の連携によって目覚めることになる。
以降再び主人公として全面に出て、黒江とホテル・フェントホープ内に潜入、そして第6話でやちよと見滝原の魔法少女達と合流、ここでようやくまどかとの新旧主人公が対面する。
ちなみに第2期では結構な頻度でコネクトしており、第4話では黒江・レナと、第6話では杏子と行っている。この辺が結構ネタにされる傾向にもある。
マギア☆レポート
公式サイトの紹介マンガ「マギア☆レポート」では魔法少女としても主人公としても先輩にあたる鹿目まどかと共に進行役を務める。
彼女に対しては敬語で接し、主役としての心構えを学ぶべく頑張っているが、毎回まどかの自由すぎる言動に振り回されたり、ブレーキ役になったりしている。
いろは「改めまして環いろはです。行方不明になった妹を探して神浜市に来ました」
まどか「ウグワーなんと主人公らしい決意と覚悟。最終回まで踏ん切りのつかない先輩で恥ずかしい…」
いろは「そんなことないです!まどか先輩は最終回で取り返しましたよ!取り返しすぎましたけど!」
派生バージョン・派生キャラ
いろは・やちよ 決戦ver.:七海やちよと2人1組
いろは・うい 巫女ver.:環ういと2人1組
まどか・いろは:鹿目まどかと2人1組
無限大いろはちゃん:マギレポ版∞いろは
いろは・黒江:黒江と2人1組
余談
鹿目まどか(円)と環いろはの名前と名字を組み合わせると円環が完成する。まどかとは、物語冒頭で不思議な少女の夢を見た、という共通点がある。
⇒まどいろ
また、名前はいろは歌が元ネタであると思われる。妹の名の「うい」もいろは歌の一節にある。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
沈黙のドッペル(真名:Giovanna)
鹿目まどか:同じピンク髪で主人公繋がり。
秋野かえで:薄味派繋がり。かえで家はオーガニック料理に拘っている。
くろ(マギアレコード)…彼女の魔法少女ストーリーにて魔法少女衣装が似ているので誤解される。また属性も同じ。
以下重大なネタバレ
彼女はもともと魔法少女になる運命ではなかった。彼女がキュゥべえと契約しているのはマギレコの時間軸のみであり、他の時間軸(まどか☆マギカ本編も含む)ではいずれも魔法少女にはなっていない。魔法少女達の女神様はその原因を探り、彼女が魔法少女になる前、一つだけ他の時間軸とは異なる行動を取っていることを発見した。
ある日、いろはがいつものように学校へ行く朝の出来事だった。ふとしたことからある路地が近道になるのではないかと気付き、この日の彼女はそれを確かめようとしていた。ここまでは他の時間軸と同じだったのだが、たったひとつだけ、他の時間軸とは異なる現象がマギレコの時間軸では起こっていた。それは、いろはの足に小さな石がぶつかったことであった。いろはは特に気にも留めずその場を走り去ったのだが、その小さな差異がバタフライ・エフェクトとなり、新しい運命の枝葉を広げていったのである。
この現象が暁美ほむらが時間遡行で引き起こした因果の積み重ねの中で起きたエラーなのか、あるいは何かしらの魔法の影響なのか、それは女神様にも分からなかった。しかし、この現象がマギレコの時間軸を他の時間軸との差異を生む特異点となったことは、まぎれもない事実である。
いろはは小石を蹴った後魔法少女となり、いろはの願いでういが不治の病から回復。その後ういと親友のねむ、灯花も魔法少女になり、3人は病気で亡くなるはずだった運命を回避した。
このようにいろはが歪ませた運命は他者の未来を連鎖的に書き換えていく。女神様はマギレコの時間軸だけは干渉することはおろか将来も予見することができず、ただ見守るだけにした。
第2部12章やまどか・いろはの魔法少女ストーリーでは、本来いろはは交通事故で亡くなっていたこと、マギレコの時間軸でのみ生かされた結果巻き戻しの能力を手に入れたことが語られる。