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幸福な魔女

こうふくなまじょ

幸福な魔女とは、スマートフォン用アプリゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に登場するキャラクターである。
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魔法少女組織『マギウスの翼』が保有する謎の魔女。『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』のメインストーリー第1部の鍵を握る存在である。


存在自体は第6章にてエンブリオ・イブなる仮名にて述べられているが、その全貌を本格的に現したのは第9章からである。


本記事には『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』メインストーリー第1部第10章の重大なネタバレが書かれています。

ネタバレOKまたはプレイ後の閲覧を推奨します。









































概要

幸福な魔女。その性質は、受難。

被膜に包まれた胎の中で、魔法少女が魔女化する時の穢れや人々が放つ感情を

栄養源にして静かに成長を続けている“半魔女”。

自身が持つ捻れた力を安定させるため、成長と共に宝石を体に散らしている。

いずれ殻を破って成熟した時、鎖から解かれた魔女は

あらゆるエネルギーを根こそぎ吸い尽くし

星を呑み込めば自身が宇宙の塊になるまで食事を止めることはないだろう。

(『マギアレコード』内の「魔女・ウワサアーカイブ」#155より)


幸福の魔女。その性質は受難。

収縮した被膜に包まれて、自身のエネルギーを安定させた"半魔女"。

大切な者を失ってからは、胸の虚ろを埋めるために見境なく大地を揺るがしている。

恐らく、ひとりの少女が犠牲になるまで、その暴走は止まることを知らないだろう。

また、肉体を維持させる被膜を失えば、この"半魔女"もまた肉体を維持できなくなり、大気に溶けていく。

その散った穢れがどのような作用を引き起こすかは、誰も知り得ない。

(『マギアレコード』内の「魔女・ウワサアーカイブ」#156より)


プロフィール


マギウスの翼によって魔女形態と化した環ういの正式名称である。通称は『エンブリオ・イブ』または『イブ』。


また、第1部第10章において???魔女の手下の名前が「幸福な魔女の手下」であることが明かされ、さらにイブ戦においても真名共々この名前が明かされることになった。そして第4話においては第二形態ともいうべき姿となり、名称も「幸福の魔女」と変わっている。


マギウスの3人(アリナ・グレイ里見灯花柊ねむ)が魔法少女の救済のために利用しようとしている存在。


マギウスの本拠地「ホテルフェントホープ」の地下聖堂に安置されており、凄まじい穢れのエネルギーを帯びている。それが充満した環境では、魔法少女はまともに動くことさえできなくなる(マギウスの3人には耐性があるため、近くにいても平然としていた)。


容姿

イブ

瞼が縫われたカイコガの成虫に似た姿で、見上げるほどの巨体を持つ。拘束していた十字架(この十字架がマギウスの翼のペンダントの紋章にもなっている)を含めば、その高さは100m近い。

その実態は、魔法少女(ソウルジェム)が魔女グリーフシード)に不完全な状態で変異した、いわば半魔女ともいうべき存在であり、マギウスはこれを完全な魔女に変異(孵化)させることを目的としている。

プロローグの最後でもその姿を現しており、エンブリオ・イブの名がストーリーに登場してからは「あれがイブなのではないか」と予想されることもあったが、9章で姿が登場したことで確実となった。


マギウスはウワサドッペルによってもたらされる感情エネルギーを吸収させることでイブを魔女化させようとしていた。イブには感情エネルギーを回収して宇宙に送り届ける性質があり、イブの魔女化によって発生した感情エネルギーを利用して、神浜市を包み込む被膜を全世界に拡大する。この被膜はキュゥべえによる神浜市への干渉と内部にいる魔法少女の魔女化を阻止する効力があり、この内側でのみドッペルの発動が可能となる。


その被膜に魔女となったイブを固定させれば、発生した感情エネルギーを宇宙へ自動的に転送するゲートの役目を果たすことになる。宇宙の存続が果たせるのであれば、もはやキュゥべえが地球に干渉する理由は失われ、例え干渉しようとしても前述の被膜の影響で不可能。これによってマギウスは、いたずらに魔法少女も魔女も生まない桃源郷を作り出そうとしていたのである。


また、マギウスはワルプルギスの夜を神浜市に呼び寄せて町を蹂躙させ、それによって発生する人々の感情エネルギーをイブに吸収させることで強化し、解き放ったイブにワルプルギスの夜を捕食させることで、史上最大の災厄を排除するという一石二鳥を狙っていた。


飛翔する眠り姫

いろは、灯花の活躍によって胸中のういを奪還され、静かに消滅する…と思いきやアリナが被膜を収縮させることでエネルギーが安定するとその姿を変異させ、空を飛ぶようになった。

いろは達の攻撃をものともしなかったが、小さいキュゥべえがイブに飛び込むことで共に消滅し、神浜市での魔女化防止は維持された。

この時神浜市内に四散したイブの宝石の欠片は、後にキモチへと変化し、その存在が第二部に大きく関わる事になる。


戦闘

属性は闇で、HPは1,000,000。

戦闘画面でも全身が収まらず、頭と胴体のみしか写りこんでいない。第二形態は空を飛んでいるためか画面左上に小さく写りこんでおり、魔法少女の攻撃が当たる際に頭と胴体がアップで写される。

攻撃手段は長い腕でのなぎ払いや眼から放たれるレーザー。第二形態では一定ターン経過するとマギアゲージを瞬時に溜めた上で身体から全方位レーザーを発射する。

こちらの攻撃の当たる範囲は全9マスなので、光属性の全体マギアが効果的。

第二形態のみ最後列の上下のマスに判定が無い7マスとなっているため、横ブラストを使うときは注意する事。

どの形態も共通して非常に防御力が高く、効果的なダメージを与えるには防御無視を付与するメモリア、防御無視のマギアあるいはコネクト効果を持つ魔法少女を持ち込む必要がある。


特徴

これまでの魔女は「○○魔女」であるのに対し、この魔女は初期状態では「幸福魔女」とされている(第二形態で「幸福魔女」に変化)。この点だけ見れば異質な要素ではあるが、それを解き明かす鍵は使い魔たる幸福な魔女の手下の説明文にある。


神浜市中でその姿を見るツバメの姿をした魔女の手下。どうやら主への献呈品として魔力を集めて回っている模様。???魔女の手下の説明文より)

主への献呈品として魔力を集めている、ツバメの姿をした魔女の手下。(中略)その目的は、あらゆる面で主を救うためである。幸福な魔女の手下の説明文より)


さらにイブの姿も王冠や宝石で飾られている。これはすなわちオスカー・ワイルドの童話『幸福な王子』がその元ネタと考えられるという事になる(手下の真名もOscarであることからも明らか)。王子は金箔と宝石を恵まれない民に与えるようツバメに託した。それが幸福な魔女においては逆にツバメの姿をした使い魔が主のために魔力をかき集めている。


そして真名は「shitori egumo」。これはこれまでも作品がドッペルの元ネタとして引用されてきた宮沢賢治の詩集『春と修羅』収録の「永訣の朝」の一節「ora orade shitori egumo」から来ている。

この詩は賢治が妹トシ(とし子)の臨終を題材としたもので、トシが亡くなる間際の言葉を岩手弁の「おら、おらでしとりえぐも(私は、私は一人で逝きます)」と綴り、それをさらにローマ字に置き換えた物である。

死の淵にあるトシとそれを想う賢治の姿は、本作における環いろは・うい姉妹に投影できるものとなる。


テレビアニメ版

第2期ではOPで幸福の魔女がいろは(途中からやちよ、黒江)と対峙。本編では5話で姿を表し、マギウスの翼が育てた魔女を下腹部の大口で捕食する姿が見られた。

第3期では灯花とねむの意志に従い、ワルプルギスの夜を追い見滝原市へと向かう。その途中でいろは達に阻まれ、更にアリナのドッペルに取り込まれてアリナ・イブ(通称)と化す。


また、ういの回収能力を借りたいろはの背後に沈黙のドッペルの頭部を持ったイブが発現している。これは後にアプリ版に実装された喚呼のドッペルの原型となった。


関連タグ

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ 魔女

環うい:元となった魔法少女。

環いろは:メイン二部11章及び5周年カウントダウンログインストーリーにてこの魔女を模した衣装を着ている。→∞いろは


???魔女の手下:使い魔(ネタバレ前)。

幸福な魔女の手下:使い魔(ネタバレ後)。

受難のドッペルドッペル時の姿。


くるみ割りの魔女:イブと同じく半魔女。


瀬奈みこと:イブの魔力で人格のみを遺した魔法少女。


ビースト・ザ・ワン:撃破されてからの展開がよく似ている。どちらも、その破片が数々の怪物たちの発生源になっている。


マゼラ:こちらも宇宙において惑星を食べてしまうくらい恐ろしい能力を持った怪物繋がり。


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