概要
メインストーリーの第2部『集結の百禍編』から登場する二木市出身の魔法少女グループで、いろはたちにとっては『マギウスの翼』に代わる新たな敵対勢力である。
期間限定イベント『Crimson Resolve〜深紅の決断〜』にてメインストーリーに先駆けて登場した。
二木市は以前から魔法少女たちが度々殺し合いをする紛争地域のごとき治安の悪い土地だったが、二木市を含む各地の魔女をマギウスの翼が神浜市に集めた事で、発生する魔女も減少。結果、魔法少女同士の抗争は更に激化し、血の惨劇とも呼ばれる凄惨な戦いへと発展してしまう。
その後、魔女減少の真相を魔女を追っていたスパイから知った紅晴結菜が逆恨みや嫉妬に近い怒りを募らせ、敵対していた大庭樹里、笠音アオらを半ば強引に協力させて本グループを組織した。
その目的は神浜マギアユニオンを含む神浜市の魔法少女たちへの復讐と、魔女化を防ぐ自動浄化システムを奪取し、自分達が体験した殺伐を全ての魔法少女に味あわせる事。
そのため、自動浄化システムを世界へ拡大させようとする目的も否定し、神浜市の魔法少女を抹殺しようとする。
またユニオンに加担する時女一族も敵視しており、メンバーの一部が時女一族の『魔法少女は日の本を穢す悪鬼(魔女)から人を守る』と言う思想すらも馬鹿にしている事から、根本的に魔法少女の在り方や価値観が異なっている。尤も、一部を除いて「魔法少女が魔女と戦うのは当然の義務」と考えている一般の魔法少女からすれば時女の思想が少々奇異なものに聞こえるのも無理はないだろうが……
血の惨劇においてほとんどの構成員が殺人を経験しており、らんかの言葉を借りるなら「みんな殺し合いをする状況に慣れていた」。それゆえ精神不安定な者も何人かおり、結菜は血の惨劇にて敵対する魔法少女を殺害した後、死者達の断末魔の声が聞こえるという幻聴が発生。さくやは親友を自らの手で殺した後、罪悪感のため悪夢にうなされ眠れない日々があった。
ある意味「破壊と殺戮」だけを目的としているテロリストまがいな危険人物の集まりではあるが、その敵意と殺意は魔法少女関連にのみ向けられており、ユニオンと接触している一般人である佐鳥かごめに手を出さなかったりと一般人を巻き込んだり、危害を加えたりすると言う愚行は決してしない。
二木市と神浜市の距離はまともに行き来するのは現実的じゃないと言われるくらい離れているのだがキュゥべえから何らかの方法を教えられて短時間で神浜市へやって来た。後に果てなしのミラーズを介して移動している事が判明した。
ただし上述の通り強引に結成された組織であるからか、結菜がためらいなくネオマギウスの羽根を殺害している一方で、樹里は御園かりんを見逃した上にグリーフシードを譲渡する、当初のアオは穏健的な発言をしているなど、組織内でも方向性の違いが見て取れる。
尚、神浜におけるアジトは工匠区の旧車両基地(かつてマギウスの翼が拠点の一つとして利用していた)の模様。
全ての戦いが終わった後はEDのスタッフロールにて結菜の口から組織の解散が宣言された。
構成員
義姉妹
結菜、アオ、樹里の3人で構成される中枢メンバー。この3人は義理の姉妹関係を築いており、互いの血をすすり盟約を誓った。"PROMISED BLOOD"はそこから来ている。
紅晴結菜(声:涼本あきほ) |
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プロミストブラッドを率いる「義姉妹」の長女で、同組織の実質的なトップ。元々は二木市・虎屋町の魔法少女を率いていた。第2部7章の終盤で神浜マギアユニオンと停戦する。 |
大庭樹里(声:松本花雪) |
プロミストブラッドを率いる「義姉妹」の次女。元々は二木市・竜ケ崎の魔法少女を率いており、結菜とは敵対関係にあった。 |
笠音アオ(声:天野聡美) |
プロミストブラッドを率いる「義姉妹」の三女。元々は「蛇の宮」というチームのリーダーで、智珠らんか等から搾取されていた経緯をもつ。第2部8章の終盤で離反しネオマギウスに寝返るも、10章で元の鞘に収まる。 |
幹部
義姉妹の直属のメンバーで、主な任務は敵組織のスパイ工作である。
煌里ひかる(声:和泉風花) |
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プロミストブラッドの幹部。かつて結菜の指示でアオが率いる「蛇の宮」に潜入し、アオが樹里一味や結菜一味と戦うよう扇動していた過去をもつ。 |
鈴鹿さくや(声:峯田茉優) |
プロミストブラッドの幹部。元々は結菜が率いる虎屋町に属していた。環いろはが通学する神浜市立大附属学校に工作員として送り込まれる。第2部7章で南津涼子との一騎討ちの末、死亡・殉職する。 |
智珠らんか(声:幸村恵理) |
プロミストブラッドの幹部。元々は二木市・門前橋の魔法少女の副リーダーだったが、後に樹里の下へと鞍替えする。神浜市にある栄総合学園に通学し、敵対勢力の情報収集を担う。 |
有愛うらら(声:丸岡和佳奈) |
プロミストブラッドの新幹部で、行動隊長的な役割を担う。実は「午前0時のフォークロア」から潜入してきたスパイで、第2章7部の終盤で脱退する。 |
末端構成員
モブ構成員は口元を「牙が生えた口」模様のバンダナで覆っているのが特徴。その所為でチンピラ・半グレじみたガラの悪さを感じてしまう。
ただし自分たちのせいでかごめが傷ついた事に心を痛めたり、魔法少女を迫害していたとは言え一般人に過ぎない湯国市の撲滅派に暴行を加えようとするアオの行動に反発したりと真っ当な人間性を持った者が多い模様。
末端モブはベスト型の上着を着用し、曲刃のダガーを装備。幹部モブはパーカーを着用し、チェーンソーを装備。戦闘ではフードを被る。
メインストーリー第2部でようやく専用のLive2Dが登場した。
呼称表
※メインキャラのみ。
が\に | 結菜 | 樹里 | アオ | ひかる | うらら |
---|---|---|---|---|---|
結菜 | 私 | 樹里/次女 | アオ/三女 | ひかる | うらら |
樹里 | 姉さん、結菜(敵対時) | 樹里サマ | アオ/妹 | ひかる | 不明 |
アオ | 結菜→姉さま | 樹里→姉ちゃん | わたし | ひかる | 不明 |
ひかる | 結菜さん/長女さん | 樹里さん/次女さん | アオさん/三女さん | ひかる | 不明 |
うらら | 長女さん | 次女さん | アオさん | ひかるさん | ウチ |
余談
2019年9月8日に開催されたイベント『Magia Day 2019』にてグループ名とメンバー4人のシルエット、稲妻をまとった金棒の形をした紋章が紹介された。4人のうち1人は第2部のロゴにもシルエットが描かれている。
同じく第2部から本格登場する時女一族の3人の担当声優がそうであるように、こちらのメイン4人も所属事務所が同一(VIMS)の新人声優で構成されている。
ユーザー間での略称は「プロブラ」「ミスド(組)」などが用いられる。
また2019年12月28日に開催されたf4ファンフェスティバルpart2で行われたワンリミットキモチバトルで、プロミストブラッドチームが勝利したため「プロミストブラッドの調整屋ジャック」と言うイベントがあり、それは結菜たちが八雲みたまに代わって調整屋の店番をすると言うものである。