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神浜市(マギアレコード)

かみはまし

神浜市(かみはまし)とは、スマートフォン用アプリゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に登場する都市。
目次 [非表示]

奇妙な力に導かれ、魔法少女たちがこの町に集う。

そこは魔法少女がそのままの姿であり続けられる場所。

彼女たちは、魔女から新たな力を引き出して戦っていた。

(『マギアレコード』公式サイト内のストーリー紹介文より)


概要編集

本作の主な舞台となる街。原作の『魔法少女まどか☆マギカ』の舞台となる見滝原市風見野市からは離れた地域にある新興都市で、人口は約300万人を数える。高速道路、鉄道や地下鉄と交通網が発展しているがその一方で街そのものの歴史は古く、城や古い街並みが現存する。遊園地なども存在する。

AnimeJapan2019のマギレコブースで公開された神浜市の地図では位置関係として見滝原市は北西方向にあることになっている。また西側には宝崎市という都市もあることが明らかとなった。

宝崎市は環いろはうい姉妹の出身地、アニメ版オリジナルキャラクターの黒江も住む街であることがアニメ版公式サイトにて明らかとなっている。


期間限定イベント『Another Daze〜魔法少女かずみ☆マギカ〜』における木崎衣美里の発言によると、『魔法少女かずみ☆マギカ』の舞台であるあすなろ市からは「ギリギリ日帰りできる距離にある。」見滝原市の魔法少女たちも電車を利用して訪れている。


魔法少女に関する噂が多く、「魔法少女がそのままの姿であり続けられる場所」とされているが、一方で魔女使い魔が他の町よりも強力である。魔法少女の数そのものも他作品の舞台となった市とは桁違いで、また中高一貫校が多いため(むしろ、中高一貫校以外に通っている魔法少女は存在しない)、魔法少女が五人以上在籍しているような学校もざらにある。


七海やちよによれば、ここ数カ月の間に他の町から魔女や使い魔が消え、神浜市に集まって来たり、キュゥべえが姿を見せなくなった代わりに小さいキュゥべえが出没するようになったり、都市伝説のような噂を作りだすウワサと呼ばれる謎の化け物が出没するようになったりと、様々な異変が起こっている。

通常のキュゥべえは神浜市に入った瞬間、活動停止し、意図的にキュゥべえのネットワークに干渉するなど、外部の者をけしかけるなどの例外でもない限りはキュゥべえは干渉することができなくなっている。


神浜市の現状編集

ゲーム内での描写を見る限りでは、西部は開発や再開発が進む一方、東部はそれが遅れており寂れつつある印象がある。開発は地価にも影響を与える為なのか、東部の住民は比較的経済的に苦しい立場の者が見受けられる。

それと急速な発展の弊害なのか、市内各所に廃墟が散見される(中には「振興策の失敗」と明言されているものもある)。


魔法少女の通う学校に特徴的なのは、全てが中高一貫校であることである。中には、神浜市立大学のように、小中高大一貫校も存在する。

 この他の、共通の特徴としては、休日や祝日でも各学校に在籍する魔法少女達が制服で、活動している事が挙げられる。


また、歴史ある街特有の時代錯誤な風習や、市全体に影を落とす『東西の軋轢(歴史の項参照)』が時折思い出したかのように鎌首をもたげ、事件の遠因になったり魔法少女の契約の動機になったりしている


市政についても少なからず描写があり、大規模な汚職が魔法少女の奇跡によって明るみに出ることもあった。


和泉十七夜には「神浜の人間は歴史に振り回され、個を失っている」「為政者達は己の欲と野心の事ばかりで市民の事など何も考えてはいない」(いずれも意訳)と吐き捨てられていた。

総じて魔法少女が生まれ易い環境だと言える。


もっとも風習や歴史とは無関係に発生した凶悪犯罪も多く、

クリスマスシーズンに発生する銃を使用した誘拐事件や爆破事件

警察と検察による捏造逮捕。更にその失敗を逆恨みした元刑事による傷害および誘拐事件

カミケ(神浜版コミケ)にて銃を使用した殺人未遂。更に事件後もイベント続行

と、現代日本としては異常な事件が横行している。魔女が影響を及ぼしたわけでもない。

暁美ほむらが昼間から路上で天音月夜に対して銃を使用した際も、特に騒ぎになった様子はないどころかそのまま夕方まで話し込むという有様である。

物語の都合と言ってしまえばそれまでだが……


神浜市の歴史編集

2019年12月の限定イベント・忘却の輪舞曲は久遠に睡るにて「神浜の東西軋轢が決定的なものになったのは戦国時代」、つまりそれ以前から存在していたと語られた(古町みくら調べ)。

同イベントによると水名城落城の原因が、"東"を根城とする勢力の裏切りだったことから、"東"を忌嫌う空気が現代にも残る程強まったとか。

幕末期には西の武家(藩家臣)と東の商家が港湾を巡り激しく対立、近代以降になると水名区等にあった旧家が軒並み没落していくのと対照的に、戦争特需により"東"の者が成り上がるケースが見られるようになったという。

ただし本編より百年ほど前の大正時代の頃には既に古いしがらみであるとも思われており、現代でも忌み嫌う者がいるとはいえ、少なくとも東西で交際すら難しいという状況にはなっていない(現実でも昭和の時代の話ではあろうが、テレビでインタビューを受けた栃木県出身の男性が、かつて京都で地元民から南北朝時代の仇と言われ殴打された経験を話していた)。


エリア編集

以下の9区に分かれている。大まかな地理関係は表の通り。

新/北北養区北養区北/大大東区
新西区水/参参京区工/大大東区
新西区水名区中央区工匠区大東区
新西区水/栄栄/南南凪区大東区

各種学校名はそのままキャラの制服姿タグとして使用可能。

梢麻友のバイト先である「神浜現代美術館」、牧野郁美の通う専門学校の所在地は不明。鏡の魔女が潜む「鏡屋敷」は市の東側の廃墟にあるとされてはいるが、こちらも具体的な場所は判明していない。


新西区(しんせいく)編集

メインストーリー第1章第2章の舞台。


十咎ももこ秋野かえで水波レナチームが活動する地区。七海やちよの自宅にして主人公チームの拠点となる「みかづき荘」も同区に所在する。また、八雲みたまの「調整屋」が同地区の廃墟内にある。(アニメ版にて神浜ミレナ座という映画館跡地にある事が判明した。)

この他、新西中央駅、春名このみのバイト先である「フラワーショップ・ブロッサム」、公園、河川敷、建設放棄地などがある。

第7章前半からは以前環ういたちが入院していた「里見メディカルセンター」がこの地区の施設と判明した。

その他、安名メルの魔法少女ストーリーより、この地区にはコンビニが多いことが分かっている。


絶交した後に復縁しようとした者が拉致されるという「絶交ルール」のうわさが広まっている。


教育機関は神浜市立大学神浜市立大附属学校


水名区(みずなく)編集

メインストーリー第3章の舞台。


かつての城下町で、歴史を感じさせる古い街並みが残る地区。古くから「水名の女子は格式と伝統を重んじ、歴史と土地に恥じない立派な女子になるよう努めるべき」という風習がある。

隣接する新西区とは水名大橋で結ばれており、電車でアクセスできる。

刀剣好きアイドルのさゆさゆこと史乃沙優希が主に活動するのもこの区。


水名城や市内最大の神社である「水名神社」が所在。ここにはある男女の悲恋にまつわる昔話や、会いたい人に会える「口寄せ神社」のうわさがあり、それに関連した町おこしのスタンプラリーが行われている。

尚、すでに営業を終了した「水名ホテル」が廃墟として残っているがその参番館のビルの屋上には神社らしきものがある。


教育機関は水名女学園という女学校。


参京区(さんきょうく)編集

メインストーリー第4章の舞台。


由比鶴乃の実家が経営する中華料理店「中華飯店万々歳」、夏目かこの実家が経営する古書店「夏目書房」がある。また、ここにある商店街である「水徳商店街」の寄合所では木崎衣美里を中心としたメンバーによる「エミリーのお悩み相談所」が催されている。静海このは遊佐葉月三栗あやめの出身地がいずれもこの区である(「マギアアーカイブ」Vol.1より)事から、3人が育った孤児院「つつじの家」もこの区にあると見られる。

時女一族の神浜市での活動拠点である水徳寺もこの地区に存在する。

また、桜の轍によると、樹齢100年を越える大木の桜を中心としたお花見の名所があるらしい。

ちなみに八雲みかげ飾利潤がよく来る駄菓子屋あした屋もあり、かつてのやちよとみふゆもここの常連であった。


教育機関は参京院教育学園で、本校に関わるとされる「ミザリーウォーター」のうわさが囁かれている。


中央区(ちゅうおうく)編集

メインストーリー第5章の舞台。


銀行、証券会社、商社、新聞社、テレビ局など、多様な企業が集まるオフィス街があり、神浜市の経済の中心部である。

また巨大な電波塔がそびえ立っており、電波塔に纏わる「電波少女」の元になったのが、「名無しさん」のうわさである。


いろはが来る以前は東側と西側に属さない中立地帯であり、双方の協定でここの魔法少女のテリトリーが保証されていた。

教育機関は中央学園


栄区(さかえく)編集

メインストーリー第6章の舞台。


ファッション街や神浜一の繁華街を有する地区。

教育機関は栄総合学園と神浜未来アカデミー。

かつてこの地区には「神浜記録博物館」(通称:記録ミュージアム)と言う古い音楽や映画などが観賞できると言う博物館があったが、現在は閉館しており、その建物が廃墟として残っている。

その廃墟に纏わる噂としてあらゆる記憶を体験する事が出来る「記憶ミュージアム」のうわさが存在する。


工匠区(こうしょうく)編集

メインストーリー第7章前半の舞台。


市の東側に位置する職人の地区。「男子は職人として尊重されながら仕事をし、女は男を支えながら家を守る」という、やや時代錯誤な風習が残っている。腕に覚えのある者も多かったのか、近代の頃に商売で成功した出身者の話も残っている。

天音月咲の父親が経営する竹細工工房、千秋理子の実家が営む弁当屋「千秋屋」や、工匠会館前駅がある。鉄道の旧車両基地には老朽化した車両が放置され、不良の溜まり場となっている。この他、路面電車も走っている。

アニメ版では工業開発予定地を埋め立て処分地に計画変更することに反対する張り紙や看板が見受けられ、バリケードの様に無数のガラクタが積まれたシャッターアーケード通りが描写された。


教育機関は工匠学舎


大東区(だいとうく)編集

メインストーリー第7章後半の舞台。


市の東側に位置し、神浜の中でも特に治安が悪い地区として知られており、その為か他の区の人々からの印象が悪い。特に西町と呼ばれる町は「まやかし町」という通称が付けられている。この地区には魔法少女はあまりいないらしい。


市民ホール及び市内屈指の巨大集合住宅である「神浜大東団地」や、かつての振興策の失敗の一つで十七夜曰く「邪魔な箱物の名残」と言われる遊園地の跡地であったらしい観覧車草原があり(アニメ版では遊園地の建設が中止になってしまったと言う)、後者を舞台にした「キレーションランド」のうわさが存在する。

また、マギウスの翼の黒羽根、白羽根はこの地区出身者が多いらしい。


なお神浜大東団地は老朽化が進んでいたが、リフォームされることになる模様。他の地区の人々からの印象も徐々に良くなってゆく兆しが見えたかもしれない。


教育機関は大東学院



南凪区(みなみなぎく)編集

メインストーリー第8章前半鶴乃編の舞台。


海に面した地区で、純美雨が所属する互助組織「蒼海幇」(そうかいへい)が活動の拠点としている地域。蒼海幇はかつて神浜市内でマフィア的存在として恐れられていたが、現在は弱体化し、一般的な組合や青年団といった組織として機能している。

また海岸には海浜公園や海水浴場も存在している。

綾野梨花いわくこの地区にはアミューズメント施設の「ミナギーランド」・「ミナギーシー」が存在しており、2018年のクリスマスイベントでは舞台の一つとして用いられている。

限定イベントぼくそし!!では東京にあるものと似た形のコンベンションセンターが存在する事も明らかになった。


都ひなのが通学する南凪自由学園がある。


北養区(ほくようく)編集

メインストーリー第8章後半いろは・さな編及び第9章の舞台。


第7章にていろはが山中にある万年桜のウワサを思い出した。

第8章で彼女とさなはこのうわさの調査に乗り出し、一時単独行動になる。

そしてマギウスの翼の司令本部である「ホテルフェントホープ」や、ワルプルギスの夜を誘導するのに用いた電波望遠鏡がある天文台はここにある。

また胡桃まなかの実家が営む洋食屋「ウォールナッツ」も所在する。


里見灯花が通学する聖リリアンナ学園がある。


かつての神浜市編集

メインストーリー第7章やイベントストーリー「呼び水となりて綻び」によれば環いろはがやって来る1年前、この街の魔法少女たちはやちよとみふゆが中心となっている新西区、参京区、水名区、栄区の出身者で構成された西側と和泉十七夜を中核としている大東区と工匠区(および、南凪区東端の一部)で構成された東側という二つの共同体に分かれていた。

この共同体は魔女退治の際には戦力不足を補うだけでなく、魔女が減少した際のグリーフシード不足の際に互いのテリトリーの魔女を融通し合うようにして魔法少女同士の争いを回避・防止していた。また都ひなのがとりまとめていた中央区は双方に属さない中立地帯としてテリトリーが保証されていたが、後ろ盾のない弱い魔法少女が集まっていることから、グリーフシードの巻き上げなどが横行していた。

北養区の全域と南凪区の中西部は、「呼び水となりて綻び」では空白地帯という扱いだったが、魔法少女がいない訳では無い。あるいは、他地区との交流が少ない地域なのかも知れない。


魔女不足になった際に水面下で起きていた双方の対立が表面化し、更にそれに拍車をかけるかの如く中央区においてある魔女が起こした魔法少女襲撃事件で亀裂が入り、危うく争いになりかけた事もあった。

しかしその後、魔女の増加によりそうした縄張り争いは無くなっていったようである。


…それでもわだかまりが完全に無くなったわけではなく、通り魔の魔法少女二度に渡って起こした魔法少女昏倒事件により地区同士および派閥間の緊張が高まる事があった。

更に本編第一部の大事件が起き神浜マギアユニオンが結成した後も、神浜市に滞在する魔法少女の能力の暴走が原因で、七海やちよ和泉十七夜が東西の由縁を原因に洗脳状態になってしまい本人たちの本来の意志とは無関係に一触即発に至った。神浜市の魔法少女が団結するのは千里の道も一歩からという意味が示す通り長い時間をかける必要があるのかもしれない。


関連タグ編集

神戸市:名前の元ネタの一つ(戸と。ちなみに隣の宝崎市はであろう)であるとともに、第7章で明らかとなった地図を見る限り、東西に横長で北側が山、南側が海に面し埋め立て地があるという、地理的に酷似した要素がある。


CoCo壱番屋:コラボシナリオより、神浜市内に30店舗存在するらしい。最新店舗は新西区新店。


神室町:セガゲームスの『龍が如くシリーズ及び派生作品』の主な舞台となる街。一部のプレイヤーによって真面目に比較対象にされる。


ヨハネスブルグ:実在する街でネット上では治安の悪い街として見なされている。作中での治安の悪さからか、一部のプレイヤーによって真面目に比較対象にされる。


常盤台中学:神浜市の学校同様に在校生に、休日でも外出時には、制服着用を求める教育機関。


 神浜市の場合、市内の一部の学校では、神浜市外への旅行にすら制服着用を求める等、常盤台顔負けの厳格な指導が見られる。

 もっとも見滝原中学校二木市内の学校等も同様の描写であり、そもそも制服着用義務を定めた校則の存在は、何れの学校においても語られておらず、常に私服学生も存在し。衣装ストーリー等において、私服姿も描かれているので、作画の都合と言ってしまえばそれまでだが……



その後の神浜市編集




































いろは達の奮闘により二体の超弩級魔女の直接衝突は避けられたものの、北養区と参京区・南凪区の一部が壊滅、中央区中心部及び工匠区寄りの部分と栄区の繁華街を含む地域が壊滅炎上、市全域が使い魔により大小の損壊という甚大な被害が出た。復興までの道のりは長そうだが、神浜市の受難はまだつづくのであった


魔女による災害は、一般人にはあくまでも自然災害と解釈されている。そして、魔女による市街地壊滅の結果、神浜市長は初動の遅延を追及されて辞任に追い込まれた。これには、市長にあまり良い印象を持っていなかった和泉十七夜も「魔女が原因だと思えば、市長も災難だな…」と市長に同情している。


だが何やら神浜市の為政者達の間で魔法少女の存在が認知され始めているようであり、またとある魔法少女の卑劣な策略で東西の対立が発生しはじめ、不穏な空気が覆い始めたが・・・

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