「確かに、それもひとつの史観かもね」
「勝者は未来が決めるのよ」
概要
工匠学舎・歴史研究部所属の魔法少女。
部長を務めている。
学業優秀でトップクラスの成績を持つが、とにかく歴史が大好きで、その動向は学園内でも注目されている。
とりわけ神浜の史跡や文献を調べるのに夢中で、日々研究に明け暮れている。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市の隣町 |
学校 | 工匠学舎 |
年齢/学年 | 不明/高校2年生 |
身長 | 172cm |
肩書き | 魔法少女/歴史研究部部長 |
願い事 | 古墳の発掘を実現させたい |
固有魔法 | 遺物の復元 |
キャラクターデザイン | おちゃう |
声優 | 市ノ瀬加那 |
人物像
イベント『忘却の輪舞曲は久遠に睡る』で初登場と同時に実装された魔法少女。
工匠学舎の歴史研究部部長で、同じ部に所属する魔法少女・吉良てまりの幼馴染。神浜市民ではなく、市外から工匠学舎に通学している。
研究者肌と言うべきか普段から自分と周囲を客観視しようとする気質があり、人との会話でも一歩引いた立場で振る舞うため落ち着いた印象を与える少女。しかしクールに見える反面意外と感情豊かで、むしろ危なっかしい程に感受性が強い一面も持っている。
学年有数の優等生で、郷土史、古美術史、民俗学等々に広く手を出す歴史マニアとしても有名。暇さえあれば文献の読み込みや史跡巡りに没頭しており、その道の第一人者にはまだまだ及ばないがアマチュア研究者として論文の寄稿も行っている。資料館や図書館にもよく出入りしていたため、近辺の学芸員は顔見知りになっているようだ。大発見を残して歴史に名を残すような類のことは考えておらず、ただ知るのが楽しいだけとのこと。
彼女の歴史に対する情熱の裏には、幼少期に刃物で脅され児童誘拐の被害に遭った経験が影を落としている。この事件は刃物恐怖症になる程のトラウマとして刻まれており、歴史研究に没頭するようになったのはその直後からだという。
歴史を「当時を生きた人々の物語」と捉えているみくらにとって、歴史探求とは自分を当事者ではなく物語の鑑賞者に位置づける行為。自身のトラウマを直視したくなかった当時の彼女は、自分でない誰かの物語を追うことに一種の逃避を見出したのであった。常に一歩引いた振る舞いも、元は強い感情を抱くことの無いようにと身に着けたもの。
「過去に埋もれた声を呼び起こすこと」をライフワークとし、キュゥべえへの願いもそのために使った彼女だが、ドッペルが映すように心の奥底にある望みは真逆。「自身の感情がいつか埋もれ、忘れ去られること」である。
歴史への探究心が逃避から始まっていることはみくら本人も自覚しており、生真面目な性格もあって引け目を感じているらしい。
しかしルーツがどうであれ過去の人々が紡ぐ物語への思い自体は本物。消えない恐怖も実は不器用な距離感も己の一部として向き合い、研究以外の拠り所を見つけた今も探求に邁進している。
魔法少女として
陣羽織を想起させる和洋折衷な姿になる。武器は多節鞭。蛇腹剣にも見えるが刃物のトラウマの事を考えると違うだろう。
彼女の多節鞭は杖の先にルピナスか藤の花の房がついたような形状をしている。前方に真っ直ぐ伸ばすこともでき、振り回し方はガンダムエピオンやトールギスⅢのヒートロッドに近い。
固有魔法は『復元』。失われた過去の事物に対して発動し、みくらが発見や発掘に間接的にでも関わっていれば条件が満たされる様子。遺物を発見すること自体にも作用しているという推測は立っているがこちらの詳細は不明(少なくとも願いの切っ掛けになった古墳はみくら自身が見出している)。
復元能力は対象が限定的な分かなりの効力と発動規模を持ち、地形サイズの古墳から「日記から読み取った故人の情報」といった形の無いものにまで作用する。
魔法少女になって日が浅い彼女は自分の力の本質を知らず制御もできなかったため、「演出」の魔法を持つ三穂野せいら、「言霊」の魔法を持つ吉良てまりと歴史映画を撮った際には思わぬ騒動になった。
ゲーム上の性能
基本データ
攻撃、支援、妨害それぞれのジャンルで手堅い能力を揃えた優等生。
味方体力を回復しながら敵を拘束するコネクトが特に優秀で、時間稼ぎと盤面の立て直しを同時にこなせるため百禍クエストや踏破型イベントで活躍する。マギアは拘束効果に加えて属性強化を持つため単体ボスにかなり有効。
弱点は耐久面のステータスの低さで、持続回復で補う形にはなっているがミラーズ等の環境では脆さが目立つ。
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv80 | 17082 | 7354 | 5392 |
★5 | Lv100 | 21520 | 9276 | 6792 |
コネクト「共同研究ね」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& HP回復[Ⅴ]& 確率で拘束 |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]& HP回復[Ⅶ]& 確率で拘束 |
マギア「マグナ・カルタ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵単体に属性強化ダメージ[Ⅴ]& バフ解除(敵単) & 必ず拘束(敵単/1T) |
★5 | 敵単体に属性強化ダメージ[Ⅶ]& バフ解除(敵単) & 必ず拘束(敵単/1T) |
ドッペル「土葬のドッペル」
2019年12月9日に公開。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵単体に属性強化ダメージ[Ⅸ]&バフ解除(敵単)&必ず拘束(敵単/1T) |
専用メモリア「きっかけは寄り道から」
史跡訪問のついでに立ち入った学校の裏山に
ひっそり佇んでいた小さな祠…その下に隠されていた
大きな秘密を…歴史に埋もれた人々の息吹を感じたくて
私は小さな奇跡を願った
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 古町みくら |
イラストレーター | くらば |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 427 | 0 | 507 |
Lv.40 | 1067 | 0 | 1267 |
スキル「モノポライズドロー」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 自分のDiscドロー | 15 |
限界突破 | 自分のDiscドロー | 13 |
活躍
魔法少女ストーリー
古町みくら
- 1話「不意の仮説」
- 歴史研究部の仮部室にて黙りがちな会話をしているみくらとてまり。せいらからすると常に一緒だからと仲が良いように見え、お互い干渉しないタイプ故に相性抜群である。
- せいらが古墳発掘の経過報告書を届けた事でみくらは過去を思い出す。学校の裏山が実は大型の古墳で、発掘調査までに様々な困難があった事を。
- 学校の裏山の麓に大昔の石碑があるのだが、裏山が工事される直前に祠を発見し、関連書物を漁っていく中で裏山自体が古墳ではないかと確信していく。
- えっ…この祠って、もしかして…!
- 2話「願いの初稿」
- その後も調査を進め、裏山が古墳であったという論考をレポートに纏めて郷土資料館の馴染みの学芸員に読んでもらう事に。
- これで古墳の発掘に繋がればという淡い期待を抱くも、今まで小型の古墳が発見されてきた故に裏山丸ごとの大型古墳があるなんて有り得ないとして見通しは立たず。
- 更に予算や地権という壁が立ちはだかり、市が動くか偉い先生のお墨付きを貰うか、自分が偉い先生にならなければ説の立証もままならない。
- 教授に論考を見せても大きな弱点を指摘されてしまった。
- これは…貴重な一次史料ね!
- 3話「答えの最終稿」
- あの裏山は古墳ではないだろう…と考察の穴を指摘されて落ち込むも、てまりの助言によって諦めずに調べ直す。
- 論考を書き直し、再び教授に見せるとその正確さが評価され、ようやく調査に値すると判断されたのだが、つい昨日バイパス道路建設予算が市の予算委員会を通過しており、工事によって古墳が破壊される可能性が高かった。
- それを残念がるみくらとてまりの前にキュゥべえが現れ、みくらは即古墳の発掘を実現させたいと願う。これにより、教授と同期の市議会議員が動いた事で道路建設の話は白紙に戻り、市立大による発掘調査が決定した。
- 発掘の結果、裏山は大型古墳であるという説が立証。その大きさ、発見のきっかけが女子高生の論考というのもありみくらの知名度が向上。本当の所、市議会議員が道路計画を中止すべくメディアを巻き込んだためだが。
- そのどさくさに紛れ、みくらの知名度を利用し歴史研究部も立ち上がった。1000年以上の遺物が完璧に近い状態で保存、発掘され歓喜するみくらの傍で、てまりはどこからどこまでがキュゥべえの起こした奇跡なのかと疑問に思っていた。そんなてまりにみくらが感謝を告げた所で、話は終わる。
- 「歴史研究部」を、よろしくね
期間限定イベント
忘却の輪舞曲は久遠に睡る
歴史研究部の活動実績を作る必要に迫られ(後述)歴史映画の撮影を始めるが、魔法少女になって日の浅い3人の固有能力が制御できないまま暴走してしまい、とんだハプニングを引き起こす。
Winter_Recollection
前後編両方に登場。後半ではやちよとみふゆが過去に演じた劇の世界にて、てまりと共に守り人を演じる。
余談
身長172cmの長身(「忘却の輪舞曲は久遠に睡る」より)。数字が判明している作中の魔法少女の中では遊佐葉月(175cm)に次いで2番目であり、阿見莉愛・美国織莉子(共に170cm)よりも高い。
歴史研究部はみくら・てまり・三穂野せいらの三人だけで、学校生活と魔法少女活動の両立のためにせいらが働きかけて設立した部。歴史研究を掲げているのはみくらの知名度を利用しただけで、魔法少女以外の入部は受け付けていない。
しかし、一般の生徒から見れば、実態のないペーパーサークルが部室と部費をせしめている事になる上に、歴史研究を希望する一般の生徒は、行く部活がない実害が生まれている可能性が高い(高校の部活動は、既存の部とジャンルのかぶる部は承認されにくいため)。生徒会に目を付けられたのも当然の成り行きだった。「忘却の輪舞曲~」は、そういう訳で部活の実績作りから始まることになる。
天音月咲や千秋理子とは同じ学校であり、みくら・てまりと月咲に至っては同じクラスで以前から面識もあったのだが、歴史研究部の3人はキュゥべえと契約してから日が浅いため、「忘却の輪舞曲~」において3人と月咲・理子が魔女の結界内で偶然鉢合わせるまで、お互いが魔法少女であることを知らなかった。
関連イラスト
関連タグ
第二部のその後は神浜の失われた山賊砦の位置を割り出し、趣味で歴史の探求を続行。
その成果で大学から研究の誘いも来たという。