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「私チャンが天辺に連れてってあげよっか?」
「ま、安心して★私チャンがみんなを天辺に引っ張っちゃうからっ!」
概要
天性のカリスマでネオマギウスのトップに登りつめた魔法少女。
自由な恋愛を周囲に認めさせるため、天辺を目指している。
底抜けに明るく誰とでも馴染める性格だが恋愛に関しては純粋で幼馴染の恋人を一途に思い続けている。
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市の隣町 |
学校 | 神浜未来アカデミー |
年齢/学年 | 14歳/中学2年生 |
身長 | 不明 |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 私チャンの中でヒコ君と一緒に居られるようにして |
固有魔法 | 合成 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 四弁花?/藤色/お腹 |
武器 | 羽衣? |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 首藤志奈 |
人物像
全てを失い傷心していたネオマギウスの時雨とはぐむの前に突然現れた魔法少女。
「天辺を目指すこと」を目標としており、友人のサーシャから聞いたネオマギウスの掲げる「魔法少女至上主義」に興味を抱き、加えて『彼ピ』の「天辺に登るなら人材不足のグループが手っ取り早い」という提案からネオマギウスを仕切る。
神浜市栄区にある神浜未来アカデミーに通っているらしい。
髪は紫のセミロングで、髪を上に束ねている。
一人称は「私チャン」。清楚な外見とは裏腹に「★」や擬音を混ぜたギャル語で喋る所謂陽キャラな性格。
一見するといい加減で無鉄砲のように思えるが、冷静沈着かつ大胆な判断力と鋭い直感力の持ち主で、その捉えどころのなさに調整したリヴィアから「今の状況をひっかき回してくれそう」と評されるほどの曲者。
また、天性のカリスマ性も秘めており、チームに入ったばかりでありながら、いつの間にか自然とリーダーのポジションに収まっているばかりか、当初壊滅寸前の弱小チームだったネオマギウスをわずかな間に強力な魔法少女軍団に育て上げ、配下からは『姫』と慕われるようになるまでに登りつめた。
時々『彼ピ』と呼ばれる存在と何らかのコンタクトをとっているらしく、作戦のアイデア等はそこから引き出している。はたから見ればなにやら一人でぶつぶつ言っている様にしか見えず、本人も「彼ピは私チャンの頭の中にしかいない」と明言している(イマジナリーフレンドというよりは本人曰く「別人格」のようなものらしい)。
魔法少女になる前は自身は「いい感じのグループ」に所属しており、「ヒコ君」という頭が良くて物知りで何でも教えてくれる幼馴染に小さい頃から好意を寄せていた。しかし彼はクラスで孤立して(ひめな曰く「陰キャというか完全にぼっちでクラスで浮いていた」)おり、ひめなはいじめられていた彼を助けようとしたが当時頭の良くなかったひめなは上手くいかず、その度に周囲から「不釣り合い」だと冷たい目で見られるようになった。
後に周囲に内緒で彼と交際するようになったが長くは隠し通せるはずもなく……
やがて周囲との軋轢に耐えられなくなり絶望したヒコ君はひめなの説得も虚しく彼女の目の前で自殺してしまい(彼が死んだと思われる公園の左側の樹をよく見ると…)、その直後に現れたキュウべえに上記の願い事で契約した結果、今では彼は「自分の中にしかいなくなった」という。
だがもちろんそんな経緯すら信じてもらえるはずもなく、それを周囲に明かすとクラスはおろか実の親にまで異常者扱いにされ自らも孤立してしまい(この為、転校した)、独り絶望していた所をサーシャに声をかけられ、今に至る。
そしてそんな経緯から「自由な恋愛」をするために自動浄化システムを手に入れ、魔法少女も逆らえない存在になろうとしている。
システムを手に入れた後は魔法少女主義を信用する人物を中心とした管理制度、システムを細分化して人口と面積単位で割り当て、主義を信じるネオマギウスの連中のみに使わせ、敵対する者には利用頻度を減らすつもりである。
神楽燦からは、マギウスの3人の「天真爛漫とした生まれながらの狂気」と対照的な「周りに育まれた狂気」を孕んでいると評されている。
ひめな自身も「周囲の人間のせいでこうなってしまった」「ヒコ君の為なら虐殺者になれる」と、時折開き直ったかのように世間への恨み節と心の闇を露わにしている。
また、敵対する相手には一切容赦しない一方で「仲間を見捨てるようなことは絶対にしない。ヒコ君を裏切ることになるから」と断言するほどに友達や仲間を思う気持ちは強く、はぐむがひったくりに遭った時や仲間が魔女に傷つけられた時には本気で怒りをあらわにし、メンバー内で別組織の内通者が判明した際も特に責めることようなこともせず、尚も一人の友人として接している。
魔法少女として
紅晴結菜や時女一族のような和風の衣装で、羽衣を纏うきらびやかな姿は天女や織姫を彷彿とさせる。
固有魔法は「合成」。他者の持つ力を、別の他者に一時的に転移させることができる。作中では圧倒的な間合いと手数を持つ時雨に、はぐむの魔女特攻の能力を合わせ、魔女を倒させた。
アナザーストーリー第2部7章では、魔力を保有する物体にも能力を込められる事が判明した。
もちろん自身にも付与することができる為、複数人の魔法少女を相手にたった一人でも難なく戦える。
しかし使う能力が多いほどその負担も大きく、多数の魔法を使いすぎるとその分魔力を消耗してしまう。
戦闘画面では水球を放ったり羽衣を武器に戦う。
ゲーム上の性能
マギアと水属性の攻撃力を上げられる。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×3 | ×0 | ×1 | ×1 |
水属性のアクセルゴリラ。
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 24,631 | 6,558 | 6,606 |
★5 | Lv.100 | 30,789 | 8,194 | 8,258 |
コネクト「アゲてくんでよろ~★」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& 水属性攻撃力UP[Ⅶ] |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]& 水属性攻撃力UP[Ⅸ] |
マギア「エモラブ★アクアボム」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ]& 攻撃力UP & 水属性攻撃力UP(味全/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ]& 攻撃力UP & 水属性攻撃力UP(味全/3T) |
ドッペル「恒久のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅸ]& 攻撃力UP & 水属性攻撃力UP & 防御力UP(味全/5T) |
専用メモリア「あの夏のキュン」
何度もあの日を思い出す
夏の湿った匂い、お祭りの喧噪、緊張した君の顔
それから…きらきら光るおもちゃの指輪
あの瞬間のときめきは、これからも一生忘れない
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | アビリティ |
装備可能 | 藍家ひめな |
イラストレーター | 都筑禰己 |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 500 | 460 | 0 |
Lv.40 | 1250 | 1150 | 0 |
「ファスト・マナアップ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 自分のMPが10%溜まった状態でバトル開始 | なし |
限界突破 | 自分のMPが15%溜まった状態でバトル開始 | なし |
活躍
メインストーリー第2部『集結の百禍編』
第2章『微笑みと火花』
3話終盤に登場。度重なる敗北と失態で完全に心が折れ、悲嘆に暮れていた時雨たちの前に姿を現わす。
魔法少女史上主義を謳っていながら己を誇ることすらできず醜態を晒し続けるネオマギウスの現状を彼女は「ちょーダサい」と評し、上記の台詞と共に二人に手を差しのべる。
第3章『内なる常夜の夜明け』
拠点内でグループを仕切り、上記のネオマギウス入りした理由を語る。
南凪区でのキモチ争奪戦では戦況をかき回した上で「キモチについて知るために参戦した」との理由で石を必要とせずに戦いを放棄し仲間と共に高見の見物、戦いの後、時雨とはぐむに「アオのようにキモチを倒す時の迷いの無さが必要」と諭す。
その後は時雨、はぐむ、サーシャの四人で協力してくれるメンバーを集めるため宝崎市を訪れる。
第4章『彼方の群青』
集めたメンバー達と共に時女一族の前に現れる。その際、静香をネオマギウスに勧誘しているが彼女から「石を求めるのは人を支配する為でしょ?」と断られた為に攻撃を開始、七つ目のキモチの石を手に入れた広江ちはるを襲撃し、彼女の腕ごと石を強奪した。
第5章『揺れて恋歌に霞む理想』
時女一族が自身を魔法少女を特別視している事に気づき、彼女達を引き込もうと企む。
燦とミユリが時女一族になりすまし彼女達を唆してちか&すなおを始めとした構成員を引き抜いたが時女はネオマギウスを拠点ごと潰そうと演技していたのだった。
それに気づき、みつねのドッペルによる改竄能力を行使するも静香によって阻止されてしまう。
追い詰められた時、キモチに体を乗っ取られそうになるも撥ね退け、石をちはるに一旦返却。そして壇上の舞台で旭に射殺されたかと思いきや、前述の改竄によって時女達を欺き生き延びた。
戦いの後は「表向きでは既に死亡している」ことにしてその裏で密かに再起を図る方針を決めている。
第7章『トワイライト・レムナント』
メインストーリーでは、暗躍の一端が語られている。神浜市長選挙を利用して「神浜を引っかき回」すために、みつねに再度ドッペルを使わせた。そして、計画通り東西の確執を煽ることに成功すると、東側で動揺したみたま・十七夜に密かに仲間を接触させ、さらに時女一族の静香、プロミストブラッドのアオも脈ありと踏んでアプローチをかけ続けた。しかし、みつねが体調を崩して入院したことに動揺する。
アナザーストーリーでは章の主人公格で登場。燦の協力で宝崎の公民館を活動拠点としており、自身の固有魔法を物体にも行使できるよう修行をしているが失敗ばかり。
それを見かねた燦が特訓に付き合い、魔力を安定させると共に明確なイメージを出来るようになり、次に反復練習。サーシャの魔法を箒に移植しようと試みるも成功せず。
偶然ななか達と出会って衝突した時は燦が純美雨以外を引きつけてる隙に純の固有魔法である「「事実」の偽装」を箒に移植することで、ななか達がひめなと出会った記憶を封じる事に成功した。
後の検証で合成の条件は魔力を保有する物同士である事が判明し、先の戦いでは特訓で同じ箒を使い続けた事で魔力が込められたから成功したのだった。
そして今後の計画も上手くいくと確信した。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
北養区の電波望遠鏡にみつねの固有魔法「改竄」を合成すればいいとヒコ君に進言されるも、以前の件でみつねを酷使したくないと拒否。またヒコ君はユニオン、時女一族、プロミストブラッドの3人が手を組む時こそが行動を起こすチャンスだとも進言し、純美雨を引き込めれば計画は終わりともしている。
サーシャからは多くの人を巻き込んで心が痛まないのかと言われ、ひめなの死を恐れ計画の中止と他のグループとの和解を提案されるが、魔女化するよりも自分達を虐げる連中にヒコ君との仲を認められない方が地獄だという理由で断る。
サーシャがいなくなれば自分を止める者がいなくなると言うも、彼女はネオマギウスを抜けてしまった。
そしてユニオンと和解したプロミストブラッドを含む3グループがいろはに全ての石を託し、彼女達がキモチの暴走を鎮めた直後にネオマギウス総出で再び姿を現し、自らの理想である魔法少女至上主義を語る。
それはネオマギウス上層部>ネオマギウス>その他の魔法少女>その他の人類という階級制度。かつてマギウスが掲げていたものを、更に過激かつ原理主義なものに発展させた、極めて危険なものであった。
彼女によれば、魔法少女の間と一般人の間は平等で、「優劣は無い」。
しかし人間は簡単に悪に染まるという理由で人間には魔法少女に指示された事を従わせ、平等を壊す者を徹底指導させる。
無論、魔法少女への悪口や何かを強請る真似は禁止で、ただ魔法少女を褒め称えなければならない。
同じ魔法少女に対しては地域ごとに浄化システムの権限を持つリーダー(おそらくネオマギウスの構成員から選出される)をあて、システムの利用は上層部を優先し、反抗する者には使用させないつもり。
人間も魔法少女もお互い咎めたり侮辱したり暴力を振るったり、増して人を傷つけたり悲しませないのが目的である。
そして彼女の理想に賛同した新たな仲間と共に改めていろは達に宣戦布告するのだった。
アナザーストーリーでは勧誘を掛けた魔法少女達を宝崎市に呼び寄せ、半信半疑の彼女達に生きていたことを示す。さらにひめなの実力を疑う十七夜はひめなの心を読もうとするがヒコ君に阻まれて失敗。しかし逆にこの事で、十七夜の信用を得る事に成功した。
そもそもひめなはドッペルを利用して東への迫害を煽った張本人であり、心を読まれたらすべてがぶち壊しになるところだったのでネオマギウスにとってはヒコ君のファインプレーと言えた。
そしていろは達に宣戦布告すると、十七夜に「心の底から敗北感を味わわせて、抵抗する気を削ぎたい」と打って出るように指示した。
第9章『光差す正機迷宮』
自身の考えを覗かれて裏切られないよう、仲間のみたまではなく絶対中立のリヴィアの元で調整を受ける。
ヨヅル曰くひめなが姿を眩ませる前にここに来た時はリヴィアに質問しつつ、魔法少女至上主義を実現する計画を進めていたがまだ過激でなかったという。
しかし調整したリヴィアによると、今のひめなの計画は調整屋の目的でもある魔法少女の救済を逸脱しており、このままではラビ達の抱く諦念に一直線とのこと。
電波望遠鏡を押さえ、神浜の人々に魔法少女を伝える計画を立てるひめな。それは魔法少女の固有魔法を電波望遠鏡で発信する事で人々の生命の維持をコントロールし、恐怖と絶望で屈服させて強引に魔法少女を認めさせるというものである。
サーシャとは連絡が取れず、周囲から頭の中のヒコ君の存在を認めてくれなかったのでこのような強硬手段に出た。
計画には真実の偽装ができる純が必要だが上手くいかず、代わりに改竄の魔法を持つみつねを連れさせようとするも時雨とはぐむの裏切りでこれも失敗。
そこで燦とミユリはみふゆを押さえ、彼女の眩惑魔法で計画を実行した。
第10章『疾走ドラスティックラバー』
そして11時間後に各種メディアを通じて自身ら魔法少女の存在を世間に広めようとするが、これでは魔法少女が人類に敵視されてしまうので、いろは達は計画の阻止に乗り出す。
神浜中の放送網に魔法少女を配置し、アオに対してはサーシャを虐めた人々への復讐を兼ねて湯国市まで向かわせた。
発表までの時間が迫ると部下に神浜から出て行くよう命令し、自身は記憶ミュージアムのあった廃博物館にていろは達を待ち受ける。
その場に居合わせた魔法少女の力を使いこなし、翻弄するもその分魔力を消耗してしまいソウルジェムを一気に濁らせてしまう。
頼みの綱である魔法少女の意識を改竄する装置すらもリヴィア達に破壊され、駆けつけたメンバーに降伏を提案されても誰もヒコ君との関係を認めてくれない現状を理由に却下。
キュゥべえを呼び出し、自動浄化システムの再起動を要請しても断られ、最後に魔女化するかと思いきや駆けつけたサーシャの浄化と説得によって改心し、フェリシアの忘却とみふゆの幻惑、更にラビに強化された天音姉妹の笛を利用して人々から今回の一件を無かった事にした。
戦いの後、自身を支えてくれる仲間達の存在を実感した為に自ら死ぬ事を断念し、陰口を叩く連中にも怒りを見せなくなっていた。
第11章『喜びと悲しみの終幕流転』
ユニオンと協力の姿勢を見せる一方、先の戦いで使わないまま廃棄した仕掛けをみことに回収及び利用され、浄化システムの外にいる魔法少女が倒れてしまう。
しかしラビが全てのキモチに捕われた際には那由他とみかげとサーシャの固有魔法で足止めする。
第12章『結ぶ永久の彩り』
空に浮かぶ果てなしのミラーズの鏡を一網打尽にすべく、倒れた魔法少女達の力を借りる。
まずいろはにめぐるの「実況」を渡して敵味方両方を応援。
その上でほとりの「名乗り」とりおんの「束縛」、ゆうなの「屈服」で鏡の魔女と使い魔の動きを封じ、ささらの「挑発」で攻撃を自分に引き付け、ひかるの「熱中」で集中力を上げアシュリーの「スイッチ」で互いの力を逆転させた事で作戦を成功させた。
その後は多数の魔法少女の命をやちよに託し、彼女を一時的に復活させる提案をした。
魔法少女ストーリー
藍家ひめな
1話「思い込みブルー」
ユニオンや時女一族の目を欺き、宝崎市に潜伏中の出来事。
ひめなは特に何もやる事は無く、息が詰まるし退屈なのでとメンバーを呼び集め、サーシャと恋愛ドラマを観る約束もあり、サーシャの家で遊ぶことに決めた。ところが時雨とはぐむは演劇のリハーサルの準備が終わらず、行く事ができなくなったので観賞会は全員が揃う時まで延期。
今のネオマギウスが賑やかなのは絶望していたひめなにサーシャが声をかけてくれたお陰。だがサーシャの様子が少しおかしい。
後日、時雨&はぐむどころか燦&ミユリも来れなくなり、ひめなは彼女達を疑う。サーシャがフォローを入れるとひめなは過去を思い出しつつ、サーシャと二人で約束を果たそうとする。
だがサーシャは神浜から引っ越す事をひめなに告げ、急用を理由に去っていき、ひめなは一人疎外感を感じた。
過去にヒコ君が自分の頭の中にいる事をクラスメイトに話した結果、避けられた事を思い出し、孤立を恐れるあまり皆を呼ぼうとするも、誰一人ひめなに応じる事は無かった。
「なんで…どうしてみんな、離れていくの…?」
2話「繋がるマインド」
夜、自宅にてひめなはヒコ君に先程の不満をぶつけるが、ヒコ君は何も答えず。
幼少期の頃のひめなは今よりワガママで周囲の気持ちが分からず、友達を振り回して愛想を尽かされ、避けられ、絶交されてきた。
しかしヒコ君から指摘された事で自身の非に気づき、彼に興味を持ち友達になった。自身が考えもしない事を何でも教えてくれる彼を。
その後も家族ぐるみの付き合いをし、いつも一緒。特に夏祭りはデート同然の思い出が出来た。学年が上がるとひめなは昔より誰とでも打ち解けられ、良い感じのグループに居た反面、物知りで優しいが陰キャでぼっちのヒコ君は学校でいじめられるようになり、中学から状況は悪化していった。
そこで二人は周囲に内緒で交際していたが、二人の関係がバレてしまい、自身へのいじめが酷くなったヒコ君はひめなを避けざるを得なくなり、ひめなは何とか彼を助けようとしたものの、頭が良くなく逆効果。
最終的にヒコ君はひめなの目の前で「自分が居なければひめなは傷つけられなくなる。この世界で自分を生かすなら、ひめなであろうと恨む」「好きだよ、ひめな」と言い残し、ひめなの覚悟が決まらぬうちに首を吊り、自殺してしまった。
そこにキュゥべえが現れ、二人で幸せに暮らせる場所を思いついたひめなは「私チャンの中で、ヒコ君と一緒に居られるようにして」と願うのだった。
そして魔法少女になったが後悔は無く、むしろヒコ君が居ないまま生きるよりマシ。それでも前述の通り、ひめなは昔からヒコ君との恋愛を認めてもらえず絶望していた所、サーシャにネオマギウスの事を教えてもらい、今に至った。
今やヒコ君だけでなく、ネオマギウスのメンバーも大切な存在となったのだが、それ故に今回の一件はひめなにとってショックだった。だがヒコ君の助言で皆に再度連絡をとろうとする。
「超カッコ悪いけど…このまま終われないし!」
3話「離れないでマイメン」
早速連絡を入れようとスマホを確認すると、メンバーから「何かあったら行くので何でも言って」と通知が来ており、ようやくひめなは自身の勘違いと過ちに気づく。
翌日メンバー達はひめなの元に集まり、お互いに謝罪した後ひめなは皆を自身のおごりでカラオケに誘う。
幼少の頃と違い、今は自身の性格も、自身の中に居るヒコ君も受け入れてくれる仲間がおり、皆との絆が深まった事をひめなは一人噛み締めた。
なおサーシャの引越しに関しては部屋の改装の為に、親戚から借りている部屋を引っ越すに過ぎず、引越し先も神浜市内の部屋を用意するという話だった。
だがその親戚を居なくさせられるというひめなの発言に対し、サーシャはひめなが人を平気で傷つけるようになればついて行けなくなるとして自身が止めねばと一人悩むのだった。このサーシャの不安は後に的中してしまう。
「ずーっとそばにいてね、サーシャ!」
期間限定イベント
仲間を集めに時雨とはぐむを連れ宝崎市へと赴く。
燦による合宿で、彼女のあまりの厳しさに拒否しようとするも、「特訓を止めたら今後はビビリーダーと呼ぶ」と脅され、嫌々ながら付き合う事に。
しかし燦が青年会のお兄ちゃんに甘えた態度を取っている事を知ると厳しさのお返しと言わんばかりに彼女をいじり倒し、逆に厳しくしすぎた事を謝る機会を奪ってしまう。
それはひめなも自覚していたようで、時雨、はぐむと共に燦に決闘を申し込む。相手との力量を見極め、裏をかく戦法のひめなだが、燦からは正面から戦う事もしなければいつまでも視野が狭いままだと評されており、真っ向勝負に出る。
結果として敗北するものの、互いに全力でぶつかり合って和解する事ができ、もう燦をいじらないと反省するも、彼女が青年会でどう過ごしてるかの興味は消えておらず見学を申し出るも「居残りで特訓したいのか」と怒りを買うことに。
偶然にもミユリのバッグを引っくり返してしまい、彼女が即売会に行く予定を知り興味を抱く。
後にミユリが自分の足フェチがメンバーに引かれたと思い込み、失踪した際は「人の好みは自由。自分とヒコ君の関係も周囲に理解されにくいからみゆりんの好きな物を否定できないし、それを捨てる事も否定しない」としている。
終盤、ミユリは時雨と和解するのだがミユリに今まで何をしてたのかを聞くと、またミユリの足フェチが発動してしまうものの、「成長したと思ったがあまり変わっていない。でもこっちの方がみゆりんらしくて好き」と評した…が、話の最後でミユに網タイツを履かされそうになる。
なおミユリ曰くひめなの足は「健康的で張りがあり、筋肉質で無いながらも程良く引き締まったふくらはぎと、きゅっと細い足首。燦ほどで無いが素晴らしい。」とのこと。
サーシャと共にイベントに参加していたところ、マミと同行しているなぎさと出会い、自己肯定感の低い時雨とはぐむの手本になりそうだからとなぎさのチーズの食べっぷりに関心を示す。
お菓子の魔女が大量発生すると3人で力を合わせ、自身はヒコ君の知恵を借りつつ魔女に挑む。
魔女殲滅後、なぎさのオカシコーラの影響で自身を含む人々がハイになると彼らを仕切る。
その他
- 第2部のロゴには彼女のシルエットが他の4人の魔法少女(いろは・静香・結菜・ラビ)のシルエットと共に描かれている。OPムービーで初めてはっきりと姿をみせ、本編では彼女が最後に登場した。
- 魔法少女衣装のデザイン、名前に「ひめ(姫)」がつく、彼氏が「ヒコ」である事から元ネタは彦星と織姫であると思われる。それを裏付ける出来事として、サーシャの魔法少女ストーリーではヒコ君との七夕の話をしている。
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関連イラスト
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第二部のその後はネイルサロンを起業し順風満帆。財界で得た力で魔法少女至上主義とヒコ君との関係を認めさせるつもりでいる。