「まだ、折れないわ。私たちの変革は始まったばかりなんだから!」
概要
時女一族の中心に立つ人物で本家出身の少女。
日の本と、その地で生きる人々を守るのが矜持で、魔女化の宿命から時女を解放する目的で神浜に来た。
だが山奥から来て、都会の文明には慣れない様子。
(第2部公式サイトより)
時女一族を引っ張る本家出身の魔法少女。
閉鎖された秘境で生まれ育ち、日の本のために巫(かんなぎ)と呼ばれる魔法少女になることが決まっていた。
都会での生活は初めてなので、みんなに助けてもらっている。
昔から釣りが得意。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 霧峰村 時女集落 |
学校 | 通っていない |
年齢 | 不明 |
肩書き | 魔法少女/時女一族の巫 |
願い事 | 三ヵ国経済対話における共同声明の発表を阻止する |
固有魔法 | 阻止 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 内田秀 |
人物像
メインストーリー第2部『集結の百禍編』から登場する魔法少女であり、時女一族の巫(かんなぎ)の1人。同じく巫(=魔法少女)であり友人の広江ちはる、土岐すなおと共に活動しており、期間限定イベント『深碧の巫』では主人公の1人として活躍する。
世間から隔絶された時女集落の本家の娘。スマホやICカード等の現代的な文明を知らずに育った。
年齢的には中学生であるが、学校には通っていない(すなおの魔法少女ストーリーや「時女拾遺物語」より)。通常時の衣装はセーラー服風であるが、私服である。そもそも集落の人間に戸籍があるのかどうかも不明。
その人柄は一言で言うと『善人』。どれくらい善人かと言うと、かつて魔法少女になる事が日本の安寧の為であると信じ、『深碧の巫』事件にて里に強い発現力をもつ神子柴家のせいで悪意と害意に晒され、魔女化の宿命を知ったが、それでも最期の時まで世の為・人の為に戦う覚悟を決めるくらい。
ただし彼女の善性は世間知らずや人生経験不足、良き友や良き大人達に恵まれた事、そして彼女を裏切ったのがキュゥべえが言うところの「自身の願いが生んだ歪み」ではなく「神子柴達という分かり易い悪」であったため心の傷が比較的軽かった事に起因しているのは否定できない。
その在り方は裏切りと喪失に苛まれ続けた紅晴結菜とは真逆と言ってよく、それ故に(自分が世間知らずである事を認めた上で)彼女達と対立する事になる。そもそも市長の娘で策謀家である結菜は神子柴に近いところがあるため静香は結菜を気に入らないのも無理はない。
魔法少女として
伝統のある一族らしく和風の衣装。
武器は七支刀で、戦闘では一族秘伝の「時女一心流」なる剣術を駆使する。
固有魔法は「阻止」。水の流れを止めたり(深碧の巫)、魔法効果を遮断したり(メイン5章)と汎用性が高い。自分も動けなくなるというリスクがある。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 21,706 | 7,271 | 7,332 |
★5 | Lv.100 | 27,662 | 9,014 | 9,219 |
コネクト「共に日の本のために!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& 確率でクリティカル[Ⅶ] |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]& 確率でクリティカル[Ⅸ] |
マギア「巫流・祈祷通天ノ光」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ]& 攻撃力UP & 防御力UP(全/3T)& 状態強化解除(全) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅶ]& 攻撃力UP & 防御力UP(全/3T)& 状態強化解除(全) |
ドッペル「安寧のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[Ⅸ]& 攻撃力UP & 防御力UP(全/3T)& 状態強化解除(全) |
専用メモリア「旅立ちの衣装」
この衣装を着て儀式をしたならば、今日から大人の仲間入り
明日からは、狭い集落を出て
より広く日の本のために尽くせるようになる…
そう信じた時女の巫たちは水底に旅立った
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | アビリティ |
装備可能 | 時女静香 |
イラストレーター | くらは |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 502 | 422 |
スキル「アップリフト・アデプト[Ⅳ]」
特殊能力 | 効果 |
---|---|
通常 | 攻撃力UP[Ⅳ]& 状態異常耐性UP[Ⅱ] |
限界突破 |
活躍
期間限定イベント
深碧の巫
ちはるとの出会いや神子柴との戦いが描かれる。
ピュエラ・ヒストリア アレクサンドリアの蜃気楼編
∞いろはの概念を回収すべく一族総出で古代エジプトのアレクサンドリアへと遡る。
クレオパトラの調査をしようと王宮に潜り込むも、女王に従事する魔法少女エボニーと遭遇。彼女の固有魔法である魅了で仲間が戦意喪失するなか静香は阻止の魔法で回避。しかしこのままでは共倒れになるのでお互い矛を収めるよう提案し、撤退する。
その直後涼子とちはると共にエボニーが所属するメトの一族について調べようとするも兵士に包囲され、何とか兵士を無力化させたがこのままでは騒ぎになるので町から退くことに。
再びエボニーと対峙した際には別行動をとっていた旭に助けられ、別の街で調べた王朝とメトの一族の真実をエボニーに確認。王朝のファラオ達は昔から自身の願いを一族の少女に叶えさせ、魔法少女を出奔させる代わりに一族を庇護してきた。エボニーもまたファラオと一族によって惨めな人生を歩まされた事を知ると静香は似た境遇だった身としてエボニーを救うと宣言。
そしてエボニーはけじめを付けるべく、一族の長老と話し合いの末に女王に感謝と詫びを告げればエボニーは解放される事となったので、一同は女王の囚われた館へと侵入。だが女王は今まで少女に叶えさせた願いに溺れ、息子アントニウスを亡くした影響で正気を失っており、後をつけた一族の兵士に殺害される。目の前で主を喪ったエボニーが急激に呪いを溜め込んだため、必死の呼びかけで魔女化を阻止。歴史を変えないよう女王を放置しつつ、一同は館から撤退した。
長老から先程の出来事について問い詰めると長老はファラオに何かあれば始末し、ローマに一泡吹かせるべくエボニーを魔女化しようとし、今度は女王の息子カエサリオンかローマのオクタウィアヌスに取り入る旨を告げ、自害。長老を操った魔女が現れたため一同総出でこれを倒し、概念の回収を完了させ、元の時代へと戻った。
メインストーリー第2部『集結の百禍編』
第1章『前書きは靴音と一緒に』
神浜に来て早々に改札に捕まる。
他の二人と共に買い物をしていた時、レジで悪戦苦闘していた所にいろは、ういと出会い翌日に町の案内をしてもらう事にした。
しかしいろはだけ所用が出来たため、その日はういが鶴乃、フェリシア、さなを連れて来て案内をさせる事にした。
食べ歩きなどをする中、彼女らは魔女らしき反応を探知、静香たちはういたちも自分達と同じ魔法少女である事を知る。そこで遭遇したのは魔女では無くキモチであり、苦戦しつつも撃破、ブレスレットが装着される。
その後、いろはから援軍要請を受けたういたちに付いていく形で電波望遠鏡へ向かい、そこでネオマギウスとプロミストブラッドを交えた乱戦を見る。初めて目の当たりにする魔法少女同士の戦いを見て驚いたが、いろは達神浜市の魔法少女に対するやり場のない怒りをぶちまける紅晴結菜に対して静香は結菜の言い分を「虚しい」と一蹴し、神浜の魔法少女に協力する意思を示す。
そしていろはと共に全魔法少女を救うべく行動しようと結菜に呼びかけるが彼女に拒否されてしまう。
その際、里見灯花の手引きでいろは達と共にキュゥべえと話をする事に。その際、キュゥべえの目的や魔法少女の真実も知る事に。そして静香はキュゥべえと決別し、時女一族や世界中に存在する魔法少女を救うべくいろはたちと行動を共にすることになる。
第2章「微笑みと火花」
一族の仲間に灯花から聞いた魔法少女の真実を伝えたが皆はマギアユニオンとの共闘に微妙な反応であった。
その後、いろは達によるスタンプラリーを利用してのキモチ探しに協力し、モーモーファームに先回りをした。
そしてプロミストブラッド迎撃を開始、事前に用意していたスナイパーの三浦旭で撤退に追い込む。
後日、大勢の魔法少女が攻めてきたと言う連絡が入った際には仲間共にいろは達のキモチ捜索の加勢へ向かう。だが多数の魔力反応はプロミストブラッドの攪乱作戦であった事に気づく。そしてキモチの在処がかつてのマギウスの翼の本部であったフェントホープの跡地である事が判明する。そこでプロミストブラッドと交戦状態へ突入、笠音アオの攻撃で重傷を負うが突然現れた佐和月出里によりピュエラケアに担ぎ込まれて助かった。
後に、キモチの結界内部に突入した際にそこでプロミストブラッドと交戦、敵である智珠らんかから「日の本だとか意味不明。馬鹿げてるとしか思えない」と、結菜からは「全てが利他であるあなたの魂は他人がいないと存在できない抜け殻のようなもの」と日の本の為に全てを捧げる時女一族の理念や己の生き方を馬鹿にされる。
第4章「彼方の群青」
キモチによって再登場したひとりぼっちの最果てにてホログラムの名無し人工知能のウワサを前に理解が追いつかず硬直。
すなお「フリーズしてしまうのも仕方ないと思います…」
旭「静香殿を強制終了して再起動するしかないであります」
第5章「揺れて恋歌に霞む理想」
魔法少女に対する認識の違いによってユニオンとの同盟を解消し、最後に石を巡って争う事を決める。
ひめなからは「魔法少女を人々を守るためにキュゥべえに選ばれた存在と特別視している点が自分と似ている」と指摘されるも、断固としてこれを拒否。
ひめなが時女一族を取り込む演説を計画した時は、ネオマギに潜入したすなおとちかの手引きによって会場へと乱入し、固有魔法を用いて阻止する。
アナザーストーリーでは上記のメインでの一件で他者からの一族への印象に思い悩む(いろは達に相談しようとしたがすなおとフェリシア達の会話を聞いて「同盟を破棄したのに頼ろうなんて考えが甘すぎる」と相談を拒み、自分で見つけるしかないという考えに至ってしまった)。夏希の励ましや寺の住職の説く性善説によって自信を取り戻したものの、旭が静香の抱いた殺意を汲んでひめなを狙撃した事を知り、再び苦悩することに。
第6章「薄氷のレゾンデートル」
最後に燦から声をかけられる。
アナザーストーリーではすなお曰く、性善説を説かれて以来偏った善悪に固執し現実逃避しているとのこと。
第7章「トワイライト・レムナント」
燦からはネオマギウスが未だ活動中なのと日本の根底に潜む悪を人々から剥がすために人に立って制御しようとしている事を告げられ、人と並び合って説得しようとする時女と似ていると指摘された事が判明。
結菜との最終決戦ではネオマギウスも利用できると意味深な事を呟く。
第8章「夢のなごりに芽吹く花」
集落の外には神子柴のような悪人が多い事を母に告げると、時女一族の活動では気休めにしかならないと言われてしまう。
それでもなお住職から説かれた性善説を根拠に悪が芽吹かないよう、人々を導いていくと宣言するが、今までの一族は日本に生きる人々を指導者の影で支えていたのに対し、自ら指導者として表に出る事となり、それには人々からの信頼を得るか屈服させるしかなく、争いの火種になると苦言を呈されるも静香は戦う事をやめなかった。
すなおからは人の上に立って支配する考えに近く、他のチームとの衝突や自らの理想に飲まれ神子柴のようになる事を危惧されてしまう。
そして旭の古傷の原因を調査すべく湯国市にある彼女の地元を訪れると、そこの人々は魔女を呼び寄せる存在として魔法少女の迫害を行っていた事、旭の古傷の原因は湯国の人々が負わせた事を知り、静香達もその標的とされてしまう。
これに怒りを覚え、魔法少女に変身して手を上げようとするも仲間によって止められ、怯えた人々から旭の家の場所を教えてもらい、祖母と話をする事ができた。
拠点に戻ると旭から一族を抜けると言われ、二人共世の悪に飲まれているとしたうえで「自分が人としての善行を教えないと駄目だ」と呟く。
そして…
湯国市にある旭の地元を訪れ、魔法少女という理由で迫害を受けた上に旭がそれによって傷を負わされた事を知り巫として命をかけて守ってきた人々の可能性に絶望し、終盤で他の分家の子と同様にネオマギウスに入る。
魔法少女至上主義に興味は無いが、「人々に善を強いるのに利用価値はある、ネオマギウスが善から外れるようなことがあればこれも潰すまで」と公言している。
アナザーストーリーでは最初にネオマギウスに加わっており、十七夜とみたまを驚かせている。
なお静香がネオマギウスに入る動機になった湯国市での迫害だが、旭の傷は旭自身が湯国の仲間を庇う為に自ら引き受けたこと、旭が仲間と共に汚名を返上しようとし、一度は成功し人々から信頼を取り戻しかけた所を最後の最後で宇宙の意志に邪魔をされ失敗した事実を彼女はまだ知らない。
第9章「光差す正機迷宮」
他の時女一族を引き込もうとするも、すなおから送信されたさなの絵本を一蹴し、話は平行線のまま。更に分家の子達にも見限られており、すなおからも「人々を自分の理想という型にはめる為に人々を支配し、意にそぐわない人を消すのは価値観の押し付けであり、神子柴と同じ。」「悪意ではなく純粋な心で悪行に手を染めるひめなに利用されてる」と反論される。
後に再びちはる達と対峙し、固有魔法で見えない壁を張る。しかし分家の子は涼子の固有魔法で改心され、ちはるとすなおがキモチの石による対話でさなの絵本の物語を演じた事により悪人はどういう人なのかを知り、和解。ネオマギウスを抜け、今後は仲間達に支えてもらう事となった。
第10章「疾走ドラスティックラバー」
ひめなの計画が実行され、ネオマギウスがばら撒いた魔女を一族総出で対処する。
そしてさなと共にネオマギウスの拠点へと潜入し、燦の寝込みを襲撃しようとするも読まれていたので撤退する。
魔法少女ストーリー
時女静香
- 第1話「まだ知らぬ願いの意味」
静香は神浜の魔法少女達のお陰で都会に慣れてきた。ちはる、すなおと共にエミリーのお悩み相談所を訪れ、そこでかのこを始めとする魔法少女と意気統合。
お互い会話の中で出身地や魔法少女への考えの違いを知るも、静香は魔法少女となった後悔なんて考えたこともなかった。
かつて神子柴から「三カ国経済対話における共同声明の発表を阻止する」という願いを叶えさせられ憧れの巫になれたものの、神子柴の野望が砕かれた今その願いが本当に日の本の為だったのかと気になり始める。
そこで静香は涼子やちか達を加え、自身の願いに関する事を調べる。しかし「対話が成されなかった結果共同声明を出す話が流れた」事しか分からず、神子柴及び願いを買った相手が真実を隠蔽したという疑惑が浮上。一同は集落へと戻る。
「私の願いの結果、それは知っておきたいわ」
- 第2話「売られた願い」
集落が観光地に変わっていくのを見て、静香は神子柴の道具だった自分を変えようと改めて自身の叶えさせられた願いを知ろうとする。
資料を見ても全然情報が出ないので、神子柴から何かを聞かされたであろう集落の住民をあたる。母に聞いても有力な情報は出ず、翌日神子柴が願いを売るためのやり取りを収めた音声ファイルの捜索をちはる&静香の母にお願いする。
周囲の反対を押し切りファイルを再生すると、神子柴と取引した男は自国の利益を守るのと自分を外した人達への復讐の為に願いを買った事が発覚した。
「しょせんは金で売られた願いってことよね…」
- 第3話「己の願いを知り背負う覚悟」
それでも静香は想定内であり、今は仲間もいるから大丈夫と気丈に振る舞う。更なる調査を提案されるも、願いの理由が分かっただけで十分だとその場を去る。やはり静香はショックを受けていた…
そして一族の代表として活動を続けるも、カラ元気の状態で無理をしていると感じた仲間達は静香の願いの詳細を調べ直す。
ちはるとすなおは先の音声ファイルから静香の願いが工場に関係すると考え、かのこに話を聞きに行くとひなのから他国の交渉が破断したお陰で日本の中小工場は難を逃れ、国内に大きな影響が無かったから話題にならなかった事を聞かされたので助かった人の話で静香を元気づけようと考える。
そこで静香をかのこの家に連れ、かのこの父の話を聞かせる。それはひなのの証言通りの内容で、自身の願いは個人の私利私欲の為でなく日の本の人々の生活を守るためだが、外国の人が犠牲になったものだと知る。
静香は一人外で人々を見て、自身の願いでもたらした影響を受け止めつつ自身を誇らしげに思うのだった。
「願いは無駄じゃなかった、まだ希望は持てる」
余談
第2部のロゴには彼女のシルエットが他の4人の魔法少女(いろは・結菜・ラビ・ひめな)のシルエットと共に描かれている。
派生バージョン
2022年正月に実装された、時女静香の派生バージョン。
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矢宵かのこ:静香の願い事がある影響を与えていた
二部12章のその後は時女一心流を母から学びつつ、仲間と共に一族の未来を考えている。
一方で服飾の専門学校に通いたいらしい。