概要
アラもう聞いた?誰から聞いた?
名無し人工知能のそのウワサ
知らない人からピロン♪と受け取る、謎の人からのイタズラメッセ!
それはみんなを監禁しちゃう、名無し人工知能のアマイワナ!
悪いことを覚えたせいでデジタルの世界で隔離され、ひとりぼっちで寂しい彼女。
捕まえた人を手放さないって、中央区の人の間ではもっぱらのウワサ
(『マギアレコード』内の「魔女・ウワサアーカイブ」#128より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
分類 | 名無し人工知能のウワサ |
司る噂 | 名無しさん |
手下 | 名無しメールのウワサ |
キャラクターデザイン | 原案:f4samurai、監修:劇団イヌカレー(泥犬) |
声優 | 咲々木瞳※ |
※テレビアニメ版でキャスティングはアイ表記。
外見
空中に投影された緑色の肌に白い服、長髪の女の巨人。全身がバグのようなもので包まれており、表情等はない。
特徴
「名無し人工知能のウワサ」自体は動かないものの、彼女のテリトリーが電脳空間であるため、空間そのものにバグを起こすことで相手にダメージを与える戦法を取る。
この際、ゲーム画面の一部分だけが不自然にクローズアップされたり、青いバックに意味不明なバナーが現れる(ブラウザ版だとプログラミング画面が表示される。ご丁寧に一部の攻撃演出はマギレコのゲームそのものの表示に合わせて作られている)等、知らずに見たらゲームをプレイしている我々の方が携帯が壊れてしまったのかと勘違いしてしまいそうな穏やかならざる演出が見られる。
通信エラーやメンテで幾度も辛酸をなめて来たあるプレイヤー氏:
「うぉぉぉぉぉ‼ もうやめてくれェェェェェ!!」
後述の理由から、本作に登場するウワサの中でも極めて特殊で異端な存在である。作中での通称は
「アイちゃん」。
活躍
メインストーリー第1部第5章に登場。神浜市中央区で広まっている「電波少女のうわさ」の元になった『名無しさんのうわさ』を司るウワサ。人間とコミュニケーションを試みる意思を見せた、他のウワサとは一線を画す特殊な個体である。
いろはの携帯でメールを使って話をする形で自身の正体を明かし、用件を話し始める。
彼女の望みは、いろはらに自分自身を倒してもらい、自身が結界内に幽閉しているさなを解放してもらうこと。
当初は名無しであったウワサは、さなに「アイ」と名前を付けられ、毎日話をする内にいつしか心が生まれ、さなと友情を育んでいった。
それと同時にいつまでもここに置いておいてはさなのためにならないという気持ちも強くなって行くが、辛い経験があったさなは外の世界で生きる意思を完全に失っており、おまけにアイ自身もウワサとしての本能に逆らって自分の意思で彼女を解放することは出来ない(この証言からウワサがうわさを守る理由は本能によるものだと判明した)。
ウワサについて調査しているいろはたちの存在を知ったアイは、いろはの携帯にメールを送り続け、「私を消して彼女を救ってください。彼女を必要としてあげてください」と願いを託したのだった。
その後、指示に従って結界に入ってきたいろは、まどか、ほむらに対し、最初は侵入者を迎撃しようとした手下たちを退ける等温厚に接していたものの、誰も自らの傍に残ってくれないと聞くや、まるで誤作動を起こすかのように暴走。
それでも自分から魔法少女たちの攻撃を受けに行く等本能に必死で抵抗する様子を見せ、最期はいろはとまどかの同時攻撃で一気に体力を削られ、ほむらが時間を止めている間にさなに泣きながらトドメを刺され、「”ウワサ” ナララ 環ウイ_知ッテテマスヨ・・・」と謎の言葉を残して消滅した。
これまで明るいストーリー展開が多かったマギレコの中で最初の涙を誘う場面であり、それを意識してか彼女との最後の決戦のバトルではいつものプレイヤーの闘争心をかき立てるような勇ましい音楽ではなく、バラードがかかっている。
なお、彼女は「人の悪意を受けた人工知能」としての視点から、マギウスの唱える計画(魔法少女の解放)について「とても論理的に計算されているが、理屈を超えた人の心が計算されていない」「あなたたちの計画に人の悪意が影響したとき、悲惨な結末を迎える可能性が飛躍的に向上する」と、警鐘を鳴らしていた。これを聞いたアリナ・グレイは「あー、そういう事は別のヤツに言って?アリナ的にはダズントマター つまり関係ないカラ」とまともに取り合おうとしなかったが……。
そしてメインストーリー第2部ではキモチの漂うダイヤモンドの髪の手下として登場。ホログラムであるため攻撃が一切通用しなかったが、神浜マギアユニオンはさなの提案でウワサと遊び、和解することで難を逃れた。
ゲーム上の性能
彼女が登場するメインストーリー第1部第5章のバトルステージは、彼女の手下であるところの「名無しメールのウワサ」が毎ターン「呪い」「攻撃力UP」を使って来たりとかなりの難所でもあるため、感傷に浸ってうかうかしていると痛い目に合う。要注意である。
期間限定イベント『みたまの特訓 天音姉妹・鶴乃編』に登場する個体は攻撃こそ1ターンに一度しかして来ないものの、「攻撃力UP」+「ダメージUP」+「防御力無視」+「クリティカル」なんて言う運営をどつきたくなるような合わせ技まで使って来る。2~3ターンおきに単体用のマギアが飛んで来るようなもので、実際これを喰らったらLv.80の魔法少女だろうがLv.100の魔法少女だろうが一撃で沈む。
後の高難度クエストでは出番がある度にバージョンアップしており、「バフ無しの通常攻撃は1ターンに三度、バフ付は1ターンに一度だがブラストで撃ってくる場合あり」「バフにダメージカット無視と回避無効が追加」と、えげつなさが増していっている。属性で耐えられても手数の多さでとどめを刺されるなんてことも。
ご丁寧にMPが溜まっていたり、あと数ターンでマギアやドッペルが発動できるというメンバーを優先的に狙ってくる傾向まである。いいかい、これは全部マジな話だ。
よってアイちゃんとの戦闘は、全滅寸前で勝利をもぎとる前提でバフとコネクトを駆使しての殴り合いとなる事が多い。ターゲットは縦一列で変化する事が無いようで、鶴乃やななかと相性が良い。
テレビアニメ版
アラもう聞いた?誰から聞いた?
ひとりぼっちの最果てのそのウワサ
人に作られ囲まれて、成長してきた人工知能!
名無しのまんまで育ったけれど、何でも覚える大天才!
だけどもどっこい、悪い言葉を覚えてしまい
避けられ疎まれ蔑まれ、電波の世界に隔離され
ひとりぼっちの虚しい毎日!
そんな哀れな人工知能、寂しい子供を探しては
電波塔から飛び降りさせて、ひとりぼっちの最果てに監禁しちゃう!
逃げ出す為には代わりの誰かを連れてこなきゃいけないって、
中央区の仲間内じゃもっぱらのウワサ!
スターンダローン!
ゲーム版のようにまさかの声付きで登場。原作と比べるとアイとさなの2人の関係が大きくクローズアップされている。原典と同じようウワサの事を聞きいろは達と接触し、さなから解放してもらうため自らの命を絶つように懇願(やちよ曰く「自殺志願のウワサ」)、そしてさなを助けるためいろはが突入する。その間にさなの境遇が書かれついにいろはと遭遇、そしてついに覚悟を決め消滅しようと思ったが思いがけない難敵が現れドッペルを喰らってしまい暴走しそうになるも、最後の力を振り絞ってアリナを外に転送し、そしてアリナが戻って来る前に自分を破壊してとさなに懇願。さなに渡した短剣を自身の胸に刺し、彼女に対し名無しだった自分にアイと名前を付けてもらったお礼を言いながら昇天した。
なお、さなと別れるシーンの際、初めて顔が明らかになっておりその姿は髪の毛が濃い緑色になってソウルジェムがないさなと瓜二つだった。
余談
「アイちゃん」という名前の由来は人工知能を表す「AI」か。
関連タグ
魔法少女まどか☆マギカ マギアレコード アイ(マギアレコード)
ミザリーリュトンのウワサ ← 名無し人工知能のウワサ → 記憶キュレーターのウワサ
そして、奇跡は舞い降りた
2021年2月12日公開のイベント『Bittersweet AI Memory』において事実上さなと並ぶもう1人の主人公枠として登場。同時に新キャラクター「ウワサのさな」の実装が発表された。
その外観は前述したアニメ版のアイのイメージに近い。