「私って、何で生まれたんでしょうかね…」
「もっと自分を変えていかないとダメですよね?」
概要
自信がなくネガティブ思考な魔法少女。
自分を必要としてくれる人には従順で、気にいるといつもヒッソリとそばにいる。
(『マギアレコード』公式サイト内のキャラクター紹介より)
常にネガティブ思考の魔法少女。
家族や周囲から拒絶され、まったく自分に自信が持てなくなっているが、
他者に対しては優しく、そして自分を必要としてくれる人には従順で、
気に居るといつもヒッソリとそばに付き添っている。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
左:通常 右:魔法少女姿
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市中央区 |
学校 | 水名女学園 |
年齢/学年 | 14歳/中学2年生 |
身長 | 153cm |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | ※下記に記載 |
固有魔法 | 透明化 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 王冠/緑/首元のネックレス |
武器 | 大盾 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 小倉唯 |
舞台版配役 | 潮紗理菜(けやき坂46)(※) |
(※):舞台版『マギアレコード』での配役。
人物像
メインキャラクター『チームみかづき荘』の5人の内の1人。
やちよの弁に従えばみかづき荘の座敷わらし担当。あくまで「家の守り神」としてのいい意味での例えである。
事実、魔法少女でないただの人間には基本的に彼女の姿を視認できない。
徹底的に自分に自信が無く、いつもおずおずとして、どこか一歩退いたような言動をとる。
「自分を必要としてくれた人」であるいろはには、誰よりも心を開いている。
TVの人形劇の影響から猫が大好き。
本編ではみかづき荘に誘われた際、「今夜は鍋にしようか。さなちゃんは何の鍋が好き?」と聞かれて思わず「猫鍋」(猫が鍋の中で寝ている写真のこと)と答えるシーンもあった。
制服や魔法少女時の衣装は厚着の為わかり辛いがイベント『みかづき荘のSummerVacation』にて水着を着た際に大きいことが判明している。
魔法少女として
武器は身の丈ほどもある巨大な盾。単純に鈍器としても使うが、盾には開閉部がありブラスト、マギアを放つ度に様々な物体を発射する。
ゲーム上の性能
見た目通り、防御力が高く攻撃力が低めで、コネクトもダメージカット付与と防御特化型。
なのだが、鏖られる前に殲るが基本戦術のマギレコにおいて、この攻撃性能の低さは如何ともし難い欠点となる。
実装から1年以上経ってから★5昇格&『★5コネクトで攻撃力UP』と性能が変わり、★2故の凸し易さと相まって漸く一線級となった。
基本データ
原作キャラを除くメインキャラクター5人の中で、メインストーリーへの登場と実装は最後である。
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×1 | ×1 | ×1 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★2 | Lv.50 | 12,514 | 3,156 | 4,375 |
★3 | Lv.60 | 15,847 | 3,998 | 5,551 |
★4 | Lv.80 | 20,843 | 5,261 | 7,310 |
★5 | Lv.100 | 25,825 | 6,520 | 9,080 |
コネクト「私が必要なら、いくらでも」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | ダメージカット[Ⅶ] |
★3 | ダメージカット[Ⅹ] |
★4 | ダメージカット[ⅩⅤ] |
★5 | ダメージカット[ⅩⅤ]& 攻撃力UP[Ⅵ]& いろはにコネクトで防御力UP |
マギア「フォルターゲフェングニス」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | 敵全体にダメージ[Ⅰ] & 防御力UP(全/3T) |
★3 | 敵全体にダメージ[Ⅲ] & 防御力UP(全/3T) |
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ] & 防御力UP(全/3T) & ダメージカット(全/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅵ] & 防御力UP(全/3T) & ダメージカット(全/3T) |
「ふぅぅ…!やるしか…ないですよね…!」
技名はドイツ語表記で「Folter Gefängnis」。意味は「裁きの檻」。楯から様々な拷問器具などが飛び出してきて相手を取り囲んで襲う、という非常に恐ろしい技である。
ドッペル「無色透明のドッペル」
★5 | 敵全体にダメージ & 2パターンの効果がランダムで発動 |
---|
その姿は、審問椅子。この感情の主は具現化されたこの姿に苦痛と共に満たされた思いをもつ。このドッペルは椅子が本体ではなく、透明な姿をもつドッペル本体が椅子の上に座り責め苦を受け続けている。この透明なドッペルは自身から流れ落ちる血液を使い相手を攻撃する。ただしあまりドッペルのコントロールはうまくいっておらず、通常時の左耳から現れる透明なドッペルとは別に、右耳から可視のドッペルが現れた場合、そのドッペルは敵味方の区別なく絶叫と共に振子ギロチンを振り回し大暴れする。
専用メモリア「路地裏の友だち」
ポツンと座る小さな命は、少女を支えた大きな命
暗くて怖い路地裏を、優しい雰囲気で包み込むように
薄暗く沈んだ心を、明るく穏やかにしてくれた
だから今も少女の夢には、時折この子が顔を覗かせる
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 二葉さな |
イラストレーター | 匈歌ハトリ |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 488 | 0 | 448 |
Lv.20 | 732 | 0 | 672 |
Lv.40 | 1,220 | 0 | 1,120 |
スキル「カバーリング」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 味方を必ずかばう(1T) | 8T |
限界突破 | 味方を必ずかばう(1T) | 7T |
活躍
メインストーリー
第1部『幸福の魔女編』
第5章『ひとりぼっちの最果て』
中央区にある電波塔から不思議な声が聞こえるという「電波少女のうわさ」を探るうちに謎のメッセージがスマホに届くようになったいろは。一方、鶴乃とフェリシアは声の主がさなという少女であるという情報を得る。
メッセージが止まらず、いろははついに意を決してその送り主とやりとりすることを決める。いろはからの問いかけに対し、「アイ」と名乗る送り主は自分がウワサである事、そして自らのいる空間にさながおり、自らを倒してさなを救い出して欲しいという。
そしてパスワードを得て都市伝説をまとめたホームページに入り「電波少女のうわさ」の詳細を知ったいろはたち。元々は「ひとりぼっちの最果て」と呼ばれるウワサの空間に引きずり込まれた少女は助けを求めるはずなのだが、「近頃では楽しそうにしている」という記述に引っかかる。いろははアイに理由を尋ねると、アイはさなと過ごした記憶の蓄積を送った。
32日前。さなは「ひとりぼっちの最果て」を訪れるのだが、普通であれば興味本位で来た者は助けを求めるはずなのに、さなは叫び声すら上げない。ウワサは怪訝に思うが、さなは外の世界に戻ればどっちにしてもひとりぼっちであり、ならばウワサと一緒に仲良く過ごした方がいいという。
1週間経ち、さなは自らのネガティブさ加減をウワサに吐露し続けていた。勉強も運動もできず、好きな物は馬鹿にされ、家にも学校にも居場所がないと自らを全否定するさな。しかしさなと話すうちに自らに優しさという感情が芽生えたウワサは「あなたは滅びていい存在ではない」とさなを励ますようになる。さなもいつしかウワサを「アイちゃん」と呼ぶようになり、仲良くなっていく。
2週間目、アイはさなが帰ろうとしないことを心配するようになる。しかしさなは自分が帰るとアイには別の子が必要となってしまうことを分かっていた。さなもアイも一緒に遊ぶことで互いに楽しんでいる。なによりさなにとって今いるここが唯一の居場所だった。そしてさなは自らが魔法少女になるときに契約した願いを明かす。それは「自分の居場所がないのならば、自らの意志で透明人間になって姿を消したい」というものだった。
そして3週間目に入ると、さなは「嫌な人とも会わなくてすむからとっても楽だが、誰かに自分がいてもいいと認めて欲しかった、いてもいい場所が欲しかった、でも透明人間になった今ではそれが叶わない」と漏らす。アイが「それでも必要な人が来たらどうしますか?」と問いかけると、さなはこう返した。
「私は初めてその人を信用できるかもしれない…」
さなと過ごす中でその優しさを受け取り、自らにも優しさが芽生えたアイ。さなのことがいたたまれず、ついに自らが滅びようとも彼女を救ってもらえる、彼女を必要としてくれる魔法少女を求め始める。そうした中でいろはと接触した。アイからこれまでの事を聞かされたいろはは、さなの陥った状況をかつて似たような状況に置かれていた自分に重ね、「私がさなちゃんを必要としてあげたい」と決心し、まどか・ほむらと共にひとりぼっちの最果てへと向かうことになる。
こうしてさなの元にやってきたいろは達。アイは現在の状況を終わりにしようとさなに告げ、いろはも「あなたを必要としている」と優しく語りかける。しかしそこに現れたアリナがウワサの空間を消させないと猛攻をかける。ボロボロになってもなお戦ういろは達の戦いを見て、さなはついにいろは達を助けるため、マギウスの翼と戦う、そしてこの空間から去る決心をする。暴走したアイをいろはとまどかの光の矢が貫き、そしていろはからゆだねられる形でさなはアイに最後の一撃を加える。
消滅するアイと別れの言葉を交わし、いろは達と外の世界に戻ったさな。しかしそこには自ら作った結界で魔女を閉じ込めていたアリナと天音姉妹がいた。再びマギウスの翼との激闘を繰り広げる事になるが、天音姉妹の笛の音に苦しめられるいろはとやちよを救ったのはさなの盾による防御の力だった。フェリシアも魔女を倒し形勢逆転、マギウスの一団は退却を余儀なくされる。
戦いが済み、いろははやちよにある提案を願おうとするが、やちよは既に分かっており、さなに「家に戻るつもりが無いのであるなら一緒にうちで暮らさないか」と告げる。さなはその好意を受け入れ、一緒に暮らすことになった。最初のうちこそいろはは別にしても他の面々に対しては遠慮がちになってしまうさなだったが、次第に距離が縮まり気軽に話せるようになっていった。
そしてしばらくして、さなは最後のけじめとして一旦自宅に戻る。そこにはさながいなくても両親と兄弟4人で語らい合う、始めからさながいないような雰囲気で過ごす家族達の姿だった。これによって自分の居場所はここではなくあの家にあると確信したさなは、書き置きを残してこの家を去った。こうしてさなはチームみかづき荘の一員として、やちよが例える所の座敷わらしとなっていろは達と暮らすことになる。
第6章『真実を語る記憶』
いろはがみふゆに誘われた講義に参加。里見灯花に魔法少女の真実などを聞くことになる。
マギウスによって洗脳され、マギウスの翼に入れば、自身の願いの効力を解除し、透明人間から元の人間に戻れるかもしれないという希望を抱かされ、マギウスの翼に加入する。
第7章『楽園行き覚醒前夜』
「お家に帰らせてもらいます………!」
実は、みふゆによって、フェリシアとともに洗脳を解かれていたことが判明。
ウワサを潰して回るいろは・やちよを攻撃するために駆り出されるも、彼女たちと出会うや、即座に手の平を返し味方に。
分が悪いと判断した白羽根が去った後、みんなで再開を喜び合った。
キレーションランドを巡る攻防では、アリナと交戦。
アリナへの恐怖心を克服し、フェリシアのサポートに入る。
その後は、援軍に来たレナとかえでに引き継ぐ形で、フェリシアとともにキレーションランドへ突入。ウワサの一部にされた鶴乃を救うため、フェリシアへ自身の魔力を送り、彼女の解放に一役買う。
第8章『偽りに彩られ神浜』
いろはとともに北養にある、うわさの密集地帯へ向かう。
そこにある万年桜のウワサを見つけた際、灯花とねむと交戦。
灯花のネオ・ジェネシスによって、一撃で戦闘不能に追い込まれる。
(ここについては、むしろ、耐えたことについて、ねむから賞賛されている)
第9章『サラウンド・フェントホープ』
第10章『浅き夢の暁』
最終決戦では、ワルプルギスの夜の攻撃からこのはと葉月を固有魔法で退避させる。
第2部『集結の百禍編』
序章『はじまりの記し』
キモチと交戦する。
第6章アナザー『盾の隙間から変わる世界』
絵本作家を目指し、本の執筆に勤しむが創作を現実逃避と否定される夢を見てしまい、執筆が止まってしまう。
そこで現実と向き合いかごめの取材の護衛を引き受け最終的にアリナとかりんを捜索すべく果てなしのミラーズへと足を運び、捨て身の行動で魔女を倒せたものの二人は見つからず。
あまり成果を上げられなかった事に思い悩み、すなおに電話をかけると静香も現実逃避している事を知らされたが、さなにオススメされた大長編こねこのゴロゴロの決死の行動は監督の過去の出来事から作られさなの決死の行動はそこから影響を受けた事に気づく。
そしてねむとの対話で創作物には現実の人々を動かす力があるのだと確信し、ねむからは灯花がSNSでの活動でコミュニティが築かれており、彼女に頼んで電子書籍の絵本を作って公開してみてはと勧められる。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
さなが描いた絵本を、灯花が電子書籍として売り始めたことが語られている。
第9章『光差す正機迷宮』
自分、いろは、結菜をモデルとし新たな絵本を執筆しており、それの物語をすなおとちはるが静香と共に再現して静香を正気に戻したため間接的に静香を救ったことになる。
第10章『疾走ドラスティックラバー』
自身の透明化を活かし、静香と共にネオマギウスの拠点へと潜入する。そこで得た情報が虚偽のものだったので燦の寝込みを襲うも彼女に手の内が読まれており、返り討ちに遭う。
それでも拠点に残り、アオ達が撲滅派を生配信で痛めつけようとしてる事を知るも燦とミユリの集中攻撃を受け、調整屋送りの重傷を負ってしまった。
魔法少女ストーリー
さなの魔法少女ストーリーは第5章第5話で彼女を救出した時点で解放される。それと同時に彼女が登場する他の魔法少女ストーリーの残りの話も解放される。
二葉さな
- 1話「家族だった人たち」
- ある日のこと。いろはがさなの持っているアニメ「こねこのゴロゴロ」のキーホルダーに気づくと、さなはこのアニメが大好きゆえに饒舌に語り出す。だが、饒舌すぎたのに自分でも気づき、「あの頃に戻りたくない」と過去の自分を振り返る。
- さなが家で置かれた状況は控えめに言っても最悪だった。母が神浜大学医学部の教授と再婚したのだが、母はさなに厳しくあたり、父もさほど優秀と言えないさなの成績を見て叱責(というよりは暴行)、父側の子である兄と弟もそれぞれ学業優秀とスポーツ万能でいずれもさなにつらく当たる。最終的には「二葉家の名を汚す」からと会話など直接接しない、食事は別々で取る、受け答えはメールのみという、ネグレクトな状況に置かれることになる。つまり、さなの元の家族は、ひたすらさなを虐待し続けた、とんでもない毒一家だったのである。
- 2話「友達だった子」
- そんなある日、街で見つけた子ネコと仲良くなる。さなは子ネコに「こねこのゴロゴロ」からもじって「ゴロー」と名付け、ゴローと接している時に安らぎを求めるようになる。ところが、ある日ゴローの姿が見えなくなってしまう。街の人に寄れば保健所が野良猫や野良犬を駆除してしまったらしい。保健所に送られた動物の末路を想像したくなく、現実逃避するようになった。
- 3話「孤独だった私」
- 居場所がないさなは遅くまで学校にいるようになる。ある日クラスメイトに「こねこのゴロゴロ」が好きな子がいたためその子と仲良くなる。しかししばらくして別のクラスメイトに持っていたゴロゴロのキーホルダーをからかわれ、それをたらい回しにされてしまう。しかも仲良くなった子はその時いじめられているさなを助けることができなかった。彼女は悪くないと分かっているのだが、疎遠となり、結果学校でも居場所がなくなってしまう。
- こうしてどこにも居場所がなくなったさな。街を彷徨っていたときにキュゥべえと出会うことになる。そして彼女が願ったのは前述の通り「自分を透明にして欲しい、この世界から消えてしまいたい。自分が世界から必要とされていないのは自分がダメだから、ただの邪魔な存在だから」だった。こうしてさなは普通の人には見えない透明少女と化し、家も学校も捨てることになる。
- しかし、今は違う。いろはたちに出会えたこと。そしていろはが大切に想ってくれたこと。今は「ひとりじゃなくてよかった」と思えるようになっていた。
環いろは
- 3話「お帰りなさい」
- さなが居候するみかづき荘に、鶴乃とフェリシアが帰ってくる。いつもと同じく賑やかに夕食をとる皆。そんな中、鶴乃とフェリシアから竜城明日香の道場で「魔法少女の強化合宿」を開催することを聞かされる。さなは明日香の押しの強さに苦手意識を抱いているのと、人見知りな性格もあって辞退する。
- 結局鶴乃とフェリシアが合宿に行くことに。二日間静かに暮らせそうだというやちよ。しかしいつもの癖でさな達は食事を五人分作ってしまう。いつもはゆっくりつかれない風呂も、後につかえるからと無駄に焦って出てきてしまう。さな達は二人いないことに慣れなくどこか居心地が悪い。
- 合宿中の鶴乃とフェリシアも同じく違和感を感じていた。眠れなくこっそり外へ抜け出しゲームをする二人。しかしやちよたちがいない事で面白さをさほど感じない。
- 「好きなもの…嫌いなもの…今のブームとか、機嫌が悪いとどうなるかとか……どんな子供だったか、過去の消せない痛みも全部……みんなのことなら何でも知っている。お互いに……」とチームみかづき荘には五人が互いに欠かせない存在だと実感し、「それを人は、絆っていうのかな」といろは達は感じる。
- そして今夜の夕食はみんなの好きなすき焼き鍋に。帰ってきた鶴乃とフェリシアにいろはは言う。
「やっぱり……二人がいないと物足りない。二人とも…お帰りなさい」
胡桃まなか
- 3話「私が料理をする理由」
- ある日の水名女学園校門前。今日もまなかの弁当屋はその味故に盛況、まなかの分を残して店じまい……と思ったときに間に合わなかったさなの姿。まなかから声をかけられ、自分の姿が見えることに驚き魔法少女かとポロリと言ってしまいまなかに呆れられるが、まなかは「一流のシェフはお客様を見失ったりしません」とドヤ顔。
- しかしまなかは弁当屋や聖リリアンナ学園への出張シェフなどで評判は高くなっている物の、本来の目的である「自分の家の店ウォールナッツに客を戻す」が達成できておらず、店のためにならないならしょうが無いと弁当屋も出張シェフも止めてしまおうと考えていた。それを聞いたさな、一度まなかの弁当を食べてその美味しさに感激し、ひとりぼっちでもお昼休みが楽しみになっただけにショックを受け泣き出してしまう。
- 見かねたまなかは残しておいた自分の分の弁当をさなに譲る。泣きながら弁当の美味しさをかみしめるさなに、まなかはとっておきの特製スープも用意。さなは「すんすん」と鼻をすすりつつその匂いを嗅いで興味を示し、その美味しさと温かさに笑顔になる。
- そしてさなは「やっぱりやめるべきじゃないです、すっごくすっごく美味しいから」とまなかに告げる。そこでまなかはハッと気づかされる事になる。お客様が味わって笑顔になってくれるのが大事だと。
- 翌日、止めるのを撤回して弁当屋を続けるまなか。と、完売後にやってきたさなの姿が。律儀にズルせずやってきた彼女を見て「あれ?もう一つ売れ残りが?」とまなかが弁当を出す。さなの笑顔を見るためにスープも合わせて取っておいたのだった。さなはうれし泣きしながら「一緒に食べましょう、世界一のお弁当を!」と、二人でお昼ご飯を取ることになった。
保澄雫(2話・3話)
期間限定イベント
クリスマスが近づく中、さなはクリスマスパーティーを経験したことがないという。この言葉をきっかけに、みかづき荘でクリスマスパーティーを開くことになる
普通の人に見えないさなが、水名神社での羽根つき大会のいろは・鶴乃ペアのセコンドとして参加する。
2018年2月12日より二葉さな編が配信された。話数は33話から36話。
- さなはバレンタインが好きではない。それはまだ家に居た頃のことを思い出すから……。バレンタインに母からチョコをもらう養父と養兄と養弟。母が、イベントの風習に則った形で気持ちよくさなを仲間外れにできる日だから。それでもさなは最初の頃は父と兄と弟にチョコを渡していたが、そのチョコはゴミ箱に捨てられていた……。
- 自分を家族にしてくれたチームみかづき荘のみんなに、今年のバレンタインはチョコを渡したい……!スーパーでみんなに贈るチョコを選ぶが、普通の人間には見えないさなは、一人で買い物ができない。どうすればいいか悩むが、さなはふと思いつく。遠いスーパーにセルフレジがあったことに。
- バレンタイン当日。早速そのスーパーに行ってチョコを選ぶさな。なんとか全員分買え終え、家路に向かう途中、様子のおかしい男の人を見かける。男には魔女の口づけがあり、魔女の結界の反応を感知したさなは、怖い気持ちを抑えて魔女の結界に入りなんとか魔女を撃退する。正気に戻った男は、どうやら好きな子からチョコをもらえなく失恋した模様。居たかった場所がなくなってしまうのは想像しただけでとても辛い。さなは自分用に買った「子猫のゴロゴロ」のチョコをこっそりその人のバックに忍ばせる。それに気づいた男は嬉しがる。そんな彼の様子を見たさなは、私にもできることがあるかもしれない、いろはたちが見つけてくれたこの居場所で頑張ると改めて決意するのだった。
本編から切り離されたメタギャグ空間であるためか、店員に存在を認識されている。
と、思いきや…
トリック☆トラブル☆学園祭〜パクッと解決!つむぎにおまかせあれ!〜
イベントでは珍しいことにチームみかづき荘の一員としてではなく、水名女学園の一生徒として登場。クラスメイトたちが、出し物にするクレープの試し焼きを行っているのを眺めていた時に、なぜか火災感知器が作動する。
脅迫状が学園長の机に置かれたとき、防犯カメラに誰も映っていなかったことから「透明人間の仕業ではないか」などという冗談半分な噂が立っていたが、さなは無関係だった(そもそも作中で誰も突っ込まなかった)。
母猫を亡くしたうえ、姉猫が誰かに引き取られた妹猫を追った少女を救おうと梨花と共にハコの魔女の結界に乗り込む。そして杏子のドッペルの力を悪用した魔女によって夢に捕らわれるもマミ達に救出される。
ピュエラ・ヒストリア 神浜の戦神子編
鶴乃と共に戦国時代へと遡る。水名露と出会い本来の歴史通り千鶴と和解させようと奔走。
姿が見えない事を活かし、露の父正綱からの信頼を勝ち取ったり敵兵を背後から押しつぶして無力化させる等の活躍をした。
テレビアニメ
9話で初登場。原作よりもアイとの関係が掘り下げられ、アリナがひとりぼっちの最果てに現れた時はアイを守るため立ちふさがる。
10話では結界崩壊後に外に放り出され気を失うも、鶴乃によって無事が確認される。その後は原作通りみかづき荘に居候し、やちよ達と人数分のマグカップを買い揃えるも鶴乃が何気なく言った「家族」という言葉に反応して家に戻る。しかし自室には夕食が置かれていたものの、家族達はさながいなくとも両親と兄弟4人で楽しく語らい合っていた。その帰り道、家々からは子供を呼ぶ親の声が次々と聞こえ「名前を呼んでくれる人がいるのはここじゃない」とみかづき荘へ帰った。
Cパートではいろはからういと灯花、ねむについて聞かれるとねむがマギウスの一人である事を明かす。
13話では記憶ミュージアムで鶴乃、フェリシア同様いろは、やちよと別れ、黒羽根としてフェントホープで灯花の演説を聴き、鶴乃を含む黒羽根達は拍手するもフェリシア同様拍手はせず。
第2期5話では観鳥令によって無限病床のウワサまで案内され、マギウスの翼の関係者や親族から魔女を育てる感情エネルギーを抜き取っている様を目撃し、一般人をも巻き込むマギウスのやり方に疑問を抱く。
その後はフェリシアと行動を共にしている最中に杏子と出会い、成り行きで働きグマのウワサから逃亡。その先でみふゆと出会い、館内放送で聴いた神浜に魔女を呼び寄せる計画について尋ねるも、蚊帳の外である彼女からは「私が教えてもらいたいぐらい」と返される。しかし代わりの情報と言わんばかりにいろはの生存を聞かされる。
さなの「家族」
肉親ら
さなは幼い頃から壮絶な虐待の日々を過ごして来ている。以下の通り、現時点でさなの肉親にまともな人はいない。
実父
さなの幼少期に死去。実母からは「結婚したのは人生最大の失敗」と吐き捨てられている。
母親
さなの実母。再婚前は苗字が「二葉」ではなかったと思われるが、さなが覚えている年齢ではなかったため当時の旧姓は不明。義父同様、徹底的な完璧史上主義者で毒親の手本のような人物。「自慢の子」である父親の連れ子二人はお祝いにご馳走を作る等可愛がるが、「ダメな子」のさなには再婚前から特につらく当たっている。
義父
さなの母親の再婚相手。さなの言葉使いから裕福な人物と思われ、神浜大学(神浜市立大学と同一かは不明。現実にも「名古屋大学」と「名古屋市立大学」のように、大都市だと同一都市によく似た名前の大学が存在することがあるため、神浜大学と神浜市立大学は別の大学の可能性が高い)医学部の教授。
異常レベルに厳格で完璧主義な性格で、優秀な子供以外は認めない本格的な毒親。
平均点の答案を破り捨て、さなに投げつけ、ひたすら罵倒する、家族会議でさなの排斥を決めてさなに同意を強制する等、さなを精神的に追いつめ傷つけた。
義兄
スポーツ面は不明だが秀才。模試でも毎回高得点を取る。両親の前では明るい優等生として振舞うが、根は父親に似た冷淡かつ無神経な性格で、さなには無視に近い対応をしており、彼女から話しかけられると機嫌をとても悪くする。
義弟
勉強は人並みだがサッカーがとても得意。家族から疎まれるさなを嘲る嫌がらせ担当。
「よく考えてみなよ なんで兄さんの貴重な時間をあんたにさかなきゃいけないのさ 二葉家の兄さんがさ!」
ストーリー中でも、義兄に罵倒されたさなに、上記の一言余計な罵りで追い討ちをかけている。
さなが見た所では、この一家はこの四人だけで完成してしまっている模様。
アニメ版ではいずれも不気味な人形の姿で描かれ、ゲーム同様に辛辣な言葉を吐き捨てさなを排斥する。
私物を取りに二葉邸に戻ったさなに一家団欒ぶりを見せつけるが、その姿は目の部分を塗りつぶされた飾り物のマネキンそのもので、不気味さを醸し出し、同時に一家の滑稽さを象徴するものだった。
チームみかづき荘
いろは
みかづき荘のメンバーでは最初に出会った。さなにとってははじめて自分を必要としてくれた人。
クラスにうまく馴染めない等、共通点も多かった。
やちよ
いろはの提案を受け入れ、快くさなを迎えてくれた。
さなは彼女から「座敷わらし」の称号をもらい、本人はそれを気に入っている様子。
フェリシア
最初は遠慮しがちだったが、クリスマスの一件を経て距離が縮まる。
その後マギウスに捕まった際は二人で脱出。
鶴乃
今の所はこの二人の関係を特にクローズアップしたような描写はないが、鶴乃ひとりだけがマギウスから帰ってこなくなってしまった時はさなも救出に貢献していた。
うい
いろはの妹。仲良く接している。
余談
武器について
彼女の願いの内容を考えると、武器の大盾は「身を守る為の物」ではなく「身を隠す為の物」だとするのが妥当。
盾から出てくる拷問具や処刑具も、自虐の域に達しそうなネガティブ思考を思うと、本当に使いたい相手は彼女自身なのではと勘繰ってしまう。
派生の不遇
様々なバリエーションやチーム内に登場するチームみかづき荘のメンバーだが、(元々の性格に考慮されてか)実はさなのみ派生バリエーションが出ていなかった(いろはは水着、SD、やちよやういとのペア、やちよはいろはとのペアに加え若かりし頃の自身、浴衣、鶴乃は洗脳、フェリシアは、SD化とクリスマスとの鶴乃とのペアがあり、仮にみかづき荘以外のメインキャラ達の派生も考えると水着仕様のレナとかえでや天音姉妹(レナはSD仕様もあり)、ハロウィンでのももこと十七夜、クリスマスのマギウス勢などなど)。本当にバリエーションに不安が過った。
しかし、2021年2月12日にウワサのさなが実装決定した。
残念な事に、マギレコのサービス終了が発表されたため、チームみかづき荘メンバーでは環うい共々派生キャラが1人しか実装されずじまいとなった。
希望と絶望について
契約後に得た奇跡とその代償の結果、他者との繋がりを失い、追い詰められ一人殻に閉じこもったさなの行動は、まどか☆マギカ本編の佐倉杏子と通じるところがある。なお、さなと杏子は第一部のフェントホープでの戦いでお互い面識がある。
杏子が「親父の話を、みんなが、真面目に聞いて欲しいと」願ったように、さなも「私はただ、家族に迷惑をかけるだけ、邪魔なだけの存在だから透明にしてください」と願い、間接的に義父達の願いを叶えたと言える。
杏子の父は「正直過ぎて、優し過ぎる人だった」と語られるなど家族思いだったのに対して、さなの義父は、「さなが家名を汚した」「だから二葉家の者として扱うことをやめる」「一向にうだつの上がらないお前が悪いんだ!」と吐き捨てる等、自身の価値観を押し付け、気にいらないさなを排除しようとする冷酷な男であった。
契約後においては魔法少女の姿の杏子を見て、自らの願いが叶った理由が自身の信仰の力ではなく杏子の魔力によるものだったという現実に打ちのめされ、杏子以外の家族を道連れに無理心中し、現実の幸せより狂気じみた信仰の道を選んだ杏子の父に対し、文字通りさなが見えなくなった現実になんの疑いも持たず平然と理想の幸せに酔いしれ、一家団欒を受益するさなの義父は、狂人でこそないが、異常な現実に疑問を持てない無神経な男と言える。
上記の通り、結果的にではあるが杏子の父とさなの義父は、共に自らの願望を娘たちにキュゥべえを通じて叶えて貰ったといえる。
しかし、杏子がもたらした奇跡の利益を否定し自ら破滅を選んだ佐倉家父と、さなが消えるという奇跡の利益を公然となんの疑問も悔いも持たずに、さなの安否も気にせずひたすら貪る二葉一家は極めて対照的と言える。
「奇跡はタダじゃない」「希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされ、差し引きをゼロにして世の中のバランスは成り立っている」と本編の杏子は語っているが、二葉家内においてさな一人が孤独となり、義父ら二葉家は杏子の言うところのまき散らされた絶望を何一つ味わっておらず、さなを苦しめ追い詰めた末に得た棚ぼた式の奇跡で養育義務からも解放され、さなを排斥する必要すら無くなった。
杏子と同じく本編の登場人物で、上條恭介の治癒の為に契約し、腕が治った理由を最後まで知られる事が無く志筑仁美に先を越されて失恋し、自暴自棄となり魔女化した美樹さやかのケースでも、恭介や仁美もさやかを失いショックを受けていたのに、二葉家はまるでさな等そもそもいなかったかのように振舞っている。
間接的にさやかを追い詰めてしまった恭介と仁美は自身らに利益をもたらし奇跡がまき散らした幼馴染のさやかとの死別という絶望に打ちのめされたのに対し、辛く当たって直接追い詰めておきながら、二葉家は何ら罪悪感を抱いておらず、さなの魔法でさなが見えなくなったのをこれ幸いと存在を心から抹殺してしまった。
契約後に円環の理となり、概念として姿を消し鹿目家に認識されなくなってしまった鹿目まどかとの比較でも、愛情を育み、まどかを優しく思いやりがあり献身的な明るい少女に育てた鹿目家に対し、二葉家は実母すら加担してさなを邪険に扱い、劣等感と自己嫌悪を植え付け孤独の絶望の底に沈めたと言える。さなの優しさやいたわりは亡くなった実父やこねこのゴロゴロで親しくなった同級生、そしてアイちゃん、環いろは達チームみかづき荘との交流によって育まれたものであり、「親としての最低限の教育はしていく」と傲慢に保護者を気取ってはいるが、この毒一家は健全な貢献を何一つしなかったと言える。
この他、まどかからほむらに託されたリボンを通じて存在した娘との因果と時空を超えた絆を感じ取っていた鹿目詢子に対して、食事という最低限度の世話を通じて娘の存在を意識していた実母の行動からは、さなヘの底無しの薄情さが感じ取れる。
巴マミも家族と死別後も、通学や学校での人付き合いなどの交流があったが、さなは皮肉にも家族が健在であるにもかかわらず、契約で得た奇跡ではなく呪いとしか言いようのない魔法の力で、非魔法少女には存在を認識されなくなり、さなは社会から個性ある一人の人間としては抹殺されてしまった。
本編で暁美ほむらがまどかに語った魔法少女の宿命の通り、さなは献身の見返りもなく忘れ去られ、救われる望みもなく自分自身の祈りによって自分を祟りながら生きていく状況になってしまった。
マギアレコード以外のループ世界においての彼女の消息は不明だが、全ての時間軸で家族との死別という惨劇に見舞われたマミや杏子のケースから考えて、他のループでも同様の惨状に追い詰められて契約している可能性が高いと考えられる。
まどか山出現の有無や、魔獣世界か否かに関わらず、ウワサもいろはも存在しない神浜での彼女の人生は、極めて暗いと言わざるを得ない。
とはいえ上述の胡桃まなかと出会うことで、好転する可能性も無くはないのが僅かな救いであると言えよう。
世界から拒絶され虐げられた少女が、人生の全てと引き換えに手にしたものは救済の奇跡ではなく、孤独の呪いだった。他者に干渉されない孤独の闇の中に少女が沈んでいくのを尻目に、迫害者達は奇跡の果実をひたすら貪り喰うのであった。
不運と心ない大人達に蹂躙される一人の少女の悲しき末路である。
肉親等との決別について
上記の通り肉親らは、結果的にキュゥべえとウワサのおかげで、さなの養育義務を七海やちよに押し付ける事ができたとも言える。(ただし、水名女学園への学費は恐らく引き続き二葉家持ちの可能性が高い)
そして義父や義兄弟らは、自身は何ら手を汚さず、批難を浴びる事もなく理想の妻と家庭を手に入れている。
厳しい言い方をすれば、訣別という解決策によって、結果的にさなもチームみかづき荘も「うだつの上がらない、出来損ないは排除されて当然だ!」という二葉家の思想を尊重し、正当化してしまっていると言えなくもない。
しかしさなや周囲が本気で立ち向かったところで、義父らが過ちに気づき改心する可能性は低く、「最低限の教育はしている」「二葉家の人間に相応しくない」「お前は家名を汚した!」「さなはもう私たちの眼には映っていない」「うだつの上がらないお前が悪い!」と嘯いて拒絶し激昂するとみて、間違いなく戻った所でさなへの待遇改善や謝罪の言葉を得られる可能性は低い。
行政が介入しても大した処罰は受けず、いっそうさなに「家名を汚した」と逆上し、親戚等に引き取られても「出来損ないがいなくなってせいいせいした」と吐き捨てるのは明白であり、厳しい社会的制裁は望めず、仮に受ければ二葉家にかえって逆恨みされる可能性が高く、さなを認識できないことを奇貨として、きっぱり決別してさな自身も二葉家を捨て去るのに他ならかったのも事実である。
私物を取りに二葉邸に戻った際、さなは義父らの一家団欒ぶりに「私を除け者にした時から変わっていない」と困惑するも、今までのように自身を責めるのでは無く二葉家の身勝手さや薄情振りを批難し、「精神的に普通の私が入る隙間はない」「この人たちの目に映らなくて良かった」と引け目や劣等感を振り払い、胸を張って訣別を決意した。
自身を無視して傷つけて疎外感を与え続けた二葉家に対し、魔法を使った暴力による報復を行わず、書置きに恨み言や呪詛を書かず、食事への感謝と丁寧な別れを残す事で、憎しみを断ち「気にくわなければ排除しようとする貴方達のような大人にはならない!」と、宣言し、義父達のような歪んだ心を持たない本当の意味での大人になったと言える。
その宣言こそが、彼女による、自らを拒絶した者への最大限の復讐だったのかもしれない•••。
なお宮内幸裕監督はさなの二葉家からの退去について「目の前の現実からの逃亡ではなく、新しい人生の始まりという、新たな旅立ちとして描いた」と雑誌のインタビューで語っている。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
さなアイ さなフェリ いろさな さないろ:さなとのカップリングタグ
土岐すなお:こねこのゴロゴロ仲間で、その設定がストーリーに意味を成す。
二部12章のその後は絵本の出版オファーを受けたが、願いにより透明で見えないので、周囲にサポートしてもらって作家業を始めた。
コミカライズ版では、本編と逆に二葉家がさなに好意で構いすぎてさなが困惑し、結局本編同様に、透明になりたいという願いで、契約する4コマ漫画が掲載されている。