「アリナが包んでアゲル! アッハハハハハハ‼」
概要
プロフィール
期間限定イベント『アリナが街にやってくる ~ホワイト・クリスマス・ラプソディ~』(2018年12月11日〜12月25日)の主人公。
ホーリーマミのように洗脳されたわけではないが、人の所に突然ソーリーするのに変わりはない。
……いったい何がどうしてこうなった。
魔法少女として
ウワサのためのエネルギーを回収するために、アリナ・グレイが毛皮神のウワサを憑依させた姿とされ、御園かりんからは「死神少女 クリスマス・デス・カリブー」と呼ばれている。
なお設定画を監修したイヌカレー氏によるとトナカイがモチーフの一つであるとの事。ただしその目からは猛禽類の羽が生えていたり、臓物らしきものがあしらわれていたりとかなりアリナらしい禍々しさがある(なぜか☆4のカードイラストには描かれていないが、☆5で復活している)。
さらに裾に付けられた五つのデスマスクの色がチームみかづき荘に対応していたり、周りに浮いている三つの黒いマスクはマギウスあるいは灯花、ねむ、ういの三人を表しているのではないかという推測もある。
その狂気は変身シーンにおいても現れており、単純なホラーとは違う怖さが滲み出ていて一見の価値あり。
武器の発光体は星型のオーナメントのような形状に進化している。
ゲーム上の性能
通常時に比べるとやたら戦闘中のテンションが高く、顔が常に上気して所謂エキサイト状態になっている。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
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×1 | ×2 | ×1 | ×1 |
木属性では初となる偏重型ディスク持ち。
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
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★4 | Lv.80 | 18,686 | 7,769 | 5,520 |
★5 | Lv.100 | 23,541 | 9,814 | 6,942 |
コネクト「人類の悲願のアートを一緒に」
レアリティ | 効果 |
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★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]&必ず呪い&確率でスタン |
★5 | 攻撃力UP[Ⅸ]&必ず呪い&確率でスタン |
マギア「∞ De cay」
レアリティ | 効果 |
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★4 | 敵全体にダメージ[Ⅵ]& 状態異常耐性DOWN(全/3T)&確率で幻惑(敵全/1T)&防御DOWN(自/1T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅷ]& 状態異常耐性DOWN(全/3T)&確率で幻惑(敵全/1T)&防御DOWN(自/1T) |
英単語「decay」は「腐敗する、老朽化する、堕落する」といった意味を持ち、さらに「De」は「December」、「cay」は「受胎告知日(受胎節)」を表すという不気味さを伴ったダブルミーニングである。
ドッペル「熱病のドッペル」
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅹ]& 状態異常耐性DOWN(全/3T)&必ず幻惑(敵全/1T)&防御DOWN(自/1T) |
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専用メモリア「魔法少女VSシリーズ?第2弾」
基本データ
レアリティ | ★3 |
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タイプ | アビリティ |
装備可能 | ホーリーアリナ |
イラストレーター |
ホーリーマミに続くビックリマンパロ。
活躍
アリナが街にやってくる ~ホワイト・クリスマス・ラプソディ~
「毛皮神のウワサ」をまとい、自らによるアートを作り上げようとするアリナ。みふゆからは「単独で危害を加えただけで無く、着た者を罪に染めさせてエネルギーを供給させている」と忠告を受けるが、自らの芸術の完成のためならば維持費と思えば安い物だと考えていた。
しかし実際に行動を起こすと、不思議な親子連れに関わったと思ったら実は誘拐犯で誘拐された子を救う、ビルから飛び降りようとする女性を狙ったと思ったらその女性を救っただけで無く、よりまで戻してしまう。どうもアリナの想定通りに行かないどころか、街中では「幸運のデスサンタ」、あるいは「死神少女クリスマス・デス・カリブー」(かりん命名)と勝手に呼ばれ噂される羽目になる。
魔法少女ストーリー
- 第1話「ブリーディングの理由」
- ある日の美術室。美術部顧問である世界史の先生から「国際高等学校美術展」にアリナの作品を出品させたいと言われるも、「アリナの作品を利用したいという魂胆が見え見え」とすっぱり言ってのけるアリナ。「先輩は機嫌が悪い」とかりんがフォローを入れるが、アリナ的にはかりんの発言がその原因だった。
- 少し遡り、かりんに色々指導を行うアリナ。機嫌が良いのでかりんが理由を尋ねると、「テーマが見つかり、それを活かすためのマテリアルも見つかった。今はそのマテリアルを育てているのにエキサイトしている」というもの。かりんは「飼育委員さん?作ってないの、育ててるの」と言ったことでアリナは気づいてしまう。魔女に美を感じてベストアートにするために育て始めていた。動物の繁殖行為を利用することで新たな美を求める。しかしアリナ自身の感性で作り手に入れた芸術ではないし、クリエイティブでもない。でも自分自身今やっていることにエキサイトしている。こうした矛盾とかりんの発言から「自分のテーマの中身とは?」と疑問に思うようになっていた。
- こうして自らの思いが混濁し、いらだちを隠せなくなったアリナ。原点回帰で病院の屋上に向かうとそこにいたのはかりんだった。そして「マジカルきりん」の最新刊を差し出し「これを読めば元気になる」と告げる。受け取ったアリナは早速読むが、ストーリーがワンパターンながらもその根っこにあるエンターテインメントの楽しさを感じていた。そしてそれは自分のアートのテーマにも、魔女を育てることの意味にもあるのではないか、と考え始めていた。
- 第2話「奥底のルーツ」
- 翌朝、かりんと出会ってお礼にいちご牛乳をあげるアリナ。そして「マジきり」に付いて語り合う。悪い奴が出てきて盗みを使って助ける。その繰り返しこそが「マジきり」のルーツであると理解できたのだった。しかし今アリナが求めているアートは「生と死の感情」というテーマよりもっと深いところにルーツがあると考えている。
- その後、ホテル・フェントホープで灯花・ねむにルーツについて相談してみる。学術的、哲学的な答えから「面白いと思うのも人類に共通する無意識ってワケ?」と問うと、灯花はぴったりな表現として「デストルドー」(死に向かう欲望)を挙げた。そしてその欲望がアリナを無意識に芸術へと向かわせるルーツなのだろうと。
- 夜、テストで赤点だった世界史を勉強し直すアリナ。死人の歴史を学び直すなんて、と思って教科書を開くとある事を閃く。そして再び灯花とねむに「人間の自滅」について問う。ねむは「至極単純に戦争じゃないかな、人類として大きな括りで見れば戦争は自滅そのもの」、灯花も「人間は特殊な動物かも。同種族を殺す動物は一杯いるけど、人間みたいに仲間の大人を殺すってレア」と答える。
- しかしアリナも教科書を読んだ時点で戦争がまずそれであると分かっていた。他にもあるはずである、と興奮しているとみふゆが現れ、「壊れたキャンバスなどの画材が散らばっている。早く片付けて下さい、環境問題はこういう所から起きるんですよ?」とアリナを叱責。だが、その発言で灯花とねむは気づいた。人類は発展したことで環境を破壊し地球規模で自滅しようとしている、しかも現在進行形で。そのことこそアリナのアートのルーツであった。
- 解が得られたアリナは早速フェイクファーに鹿の頭をつけるなど作業に取りかかる。そして顧問にも「実験がしたい」と美術展への出品を快諾した。
- 第3話「人類の美」
- そして着々と準備を進めるアリナ。本当ならみふゆの身体を元にしたマネキンを用意したかったが、本人から断られたためどこかで調達することに。
- 展示初日、食堂にそれは置かれた。題名をあえて「なし」とし、「参加する権利は食事で得られる」と記して。それは作品を見に来た者が食事をし、その後の食器や食べ残しをゴミ箱に入れることでその作品に参加できるというものだった。一方マネキンにはフェイクファーをつけているが、見に来た灯花とねむには分からず、アリナも秘密にしていた。
- 1週間後、会期最終日にかりんからの電話でたたき起こされるアリナ。どうやら今回の作品で顧問が怒り、美術館のスタッフも困惑しているようである。行ってみると食器や食べ残しによって悪臭が漂う。しかしアリナは笑みを浮かべていた、作品が完成したと。そして題名を書き換える。「静かなる人類の報酬」。美術館のスタッフも気づく、これは我々に加担させて空間を汚染させることにより、地球規模の問題をダイレクトに認識させる、彼女なりの問題提起であると。
- 一方そういう解釈とは別にアリナは自らの美のルーツを証明できていた。興奮するテーマにはあらゆる時においても生命が漂っていた。そして人々はそれを見て勝手に酔いしれていた。それは何故か。それこそかりんが「マジきり」を面白いと感じる、面白さのルーツが読者を惹きつけるように、アリナの作品のルーツこそが観る人の心を惹きつけ、そのルーツに沿ってアリナも新たな作品を作っているのだと。そして人々は知らないうちに死を思っているからこそ、自分は作品を作り、観た物はそれに酔う。今回の作品は「無意識に死に向かっているか、自滅しようとしているか」という実験であり、その成果が得られた。自ら参加したいという欲求から自分の空間を汚染し、ゴミという結果を得た。それは人間は自らの首を絞め、無意識に死にたがる、生まれてから今まで自らを破壊したがっているという帰結である。
- そして新たに気づく。エンブリオ・イブは自分のアートワークではない。むしろそれを作るための絵筆であり、その絵筆を作っている最中であった。自分たちのユートピアを作り上げるために。後にアリナはねむに新たなウワサを作ることを依頼する。作られた後しばらく自由にさせて力を蓄えてから、自らが着込んでウワサと協調することで作品を完成させるために。
そして……
その後、メインストーリー第10章にて再登場。頭からは、絵の具が血のように流れ出し、背面には鹿の足が6本、マントの奥には骨が出ている等、従来の物から狂気を感じる物になっている。
レジストする者たちに祝福を
2023年クリスマスのスペシャルストーリー。海外の戦場で活動するアリナはかりんから「いろはの中にいたみことが逃亡した」旨のメッセージを受信してこの姿になり、敵対する両方の部族に「自身の祝福」を授けた。
そして神浜に戻ろうと考える。
その他
最初から泥犬氏がデザインしていたホーリーマミとは異なり、f4samuraiが作成した原案を氏が監修という名目で過剰とも思えるほどの装飾を乗せる形で作られており、派手好きなアリナの性格をよく表現している。
氏はこの工程をすでに美味しく完成した料理の上へ、ハチミツとバーベキューソースをかけて トンカツを乗せる監修と表現している。
原案時点でのコンセプトは異教の女神で、トナカイの頭部や脚、デスマスク等がなかった。本人はそれでクリスマスっぽいと思っているイメージらしい。
昨年同様微妙に長ったらしい名前なので、早速ネットでは「ホリナ先輩」と呼ばれるようになっている。さらに略して堀先輩とも。
アニメ版ではアリナは最終的にエンブリオ・イブと融合した後いろはに倒されたので未登場。