「興奮のドキドキで…鼓動が速くなってます。私、生きてるんですね。」
「私はみんなと幸せになりたい…!」
概要
小さい頃から内気で、人と話すことが苦手な魔法少女。
孤立し、生きていくことに苦しみ、自らを追い詰めてしまうが、その時に魔法少女の世界を知ったことで、どん底から抜け出すことができた。
精神的にも成長するが、まだ気弱な所がある。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
左:私服姿 右:魔法少女姿
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市新西区 |
学校 | 神浜市立大附属学校 |
年齢/学年 | 15歳/中学3年生 |
身長 | 160cm |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 死にたくない |
固有魔法 | 魂を鎮める |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 雫/青/首下 |
武器 | 羽付きの杖 |
キャラクターデザイン | さくら小春(QP:flapper) |
声優 | 尾崎由香 |
人物像
カラフルな絵入りの日記をつける趣味があり、魔女を倒すたびにその帰りに自分へのご褒美として文具店で色鉛筆を一本買う、という独自の習慣を持つ。
一人称は「私」だが、彼女の日記の内容らしいメモリアの解説文ではたまに「僕」になる。かわいい。
後に親友の梨花から誕生日にスズランの装飾が入った色鉛筆ケースと鉛筆12色をプレゼントされた。スズランの花言葉は「純粋」である。
性格は基本的に臆病で物静か。極度の対人緊張症であり、人見知りが激しく赤の他人の前ではまともに口を開くことすらできない。もちろん、両親のようなよく見知った人々とは普通に接することができる。
後述のように綾野梨花に救ってもらい、友人となったことから彼女に羨望の眼差しを向けると同時に、強く依存している。思考の半分くらいは梨花に関することであり、また自覚はないが独占欲もいくばくか強い。
魔法少女として
白くてヒラヒラとした衣装だが、属性はダークで、大鎌に変形する杖を武器に用い、れん自身の表情が乏しいため、その姿はどこか幽霊や死神を思わせる(そして後述の契約時の経緯か左前である)。
杖の先からエクトプラズマーらしき光弾を発射する様子も見られる。
ソウルジェムの色は黒(に近い青?)。シンボルは雫型だが、ごく小さい。位置は胸元。
固有魔法は「魂を鎮める」能力。ワルプルギスの夜との戦いでワルプルギスの夜を倒した後復活しないようにした。
彼女自身はおとなしく優しい性格のはずだが、なにゆえかスキルの内容は殺意に満ち溢れている。
彼女を怒らせたら誰にも止められないだろう。
ゲーム上の性能
特筆すべきは追撃能力。コネクトや専用メモリア・精神強化スキルで付与できる。
準備が必要なものの、上手く嵌まればマギアに引けを取らないダメージを稼げる。
専用メモリアは自身付与なので使い易いのだが、コネクトは他者に付与するので若干使い難い。
真価を発揮するのは格上相手の時で、本編後半や高難度クエスト、ミラーズ向きの魔法少女と言える。反対に格下相手の周回では敵がすぐ死ぬので追撃や低HPほどダメージ増といった強みを生かせないのが欠点と言える。
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 17,006 | 7,239 | 5,432 |
★5 | Lv.100 | 21,420 | 9,128 | 6,844 |
コネクト「私に続きを記させて」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | ターゲット生存時に必ず追撃 & 攻撃力UP[Ⅶ] |
★5 | ターゲット生存時に必ず追撃 & 攻撃力UP[Ⅸ] & 必ず回避 |
マギア「ソウル・サルベーション」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵単体にダメージ[Ⅵ]& 低HPほど威力UP & 回避(自/1T) |
★5 | 敵単体にダメージ[Ⅷ]& 低HPほど威力UP & 回避(自/1T) & HP自動回復(自/3T) |
「どんなに傷ついても、私は希望を信じます」
英語表記は「Soul Salvation」。杖の先から青白く燃える無数の魔法弾を打ち上げ、相手の元に落とす。その光景は荒ぶる人魂のようにも見える。
自分の残りHPが少ないほど威力が上がるというどっかで聞いたような性能。
ドッペル「電令のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵単体にダメージ[Ⅹ]& 低HPほど威力UP & 回避(自/1T) & HP自動回復(自/3T) |
「心を殺さないで…!」
専用メモリア「光を知った日」
あの日、君に出会って、君が教えてくれて、僕は大切なことを知ったんだ
「この世界には、まだ知らない美しいものがたくさんある」
まだ追いつかない僕の彩りで描いたのは、黒一色の夕焼けだった
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 五十鈴れん |
イラストレーター | 都筑禰己 |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 447 | 0 | 487 |
Lv.20 | 670 | 0 | 730 |
Lv.40 | 1,117 | 0 | 1,217 |
スキル「チェイスアタック」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 必ず追撃(自/1T) | 7T |
限界突破 | 必ず追撃(自/1T) & マギアダメージUP[Ⅸ] | 6T |
専用メモリア「最初で最後の1ページ」
最高のプレゼントを目にした瞬間の身体の熱も、
大切な1ページを記したときの鼓動の高鳴りも、
5年先、10年先…何年経っても、僕はきっと忘れないだろう
どれだけページをめくっても、後にも先にも、この想いは一度きり
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | アビリティ |
装備可能 | 五十鈴れん |
イラストレーター | 都筑禰己 |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 427 | 507 | 0 |
Lv.20 | 640 | 760 | 0 |
Lv.40 | 1,067 | 1,267 | 0 |
アビリティ「カバーリング・アデプト」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 確率で味方をかばう[Ⅰ] | 常時 |
限界突破 | 確率で味方をかばう[Ⅱ] | 常時 |
専用メモリア「心電図の魔女」
清きゆえに迷いを持つ少女は 人の悪意を体感し 倫理の果てに向かう
誰の声も聞こえず 己が思考に囚われ 行き着く先は 曲解の極地
独善に満たされた心に 人格を破壊する呪いを 芽生えさせる
親愛なる者の 壊れた姿を思い描くことが 立ち返る一条の光
基本データ
レアリティ | ★4 |
---|---|
タイプ | アビリティ |
装備可能 | 五十鈴れん |
イラストレーター | 原案・監修:劇団イヌカレー(泥犬) |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.50 | 2,500 | 2,000 | 0 |
アビリティ「アドレナリンラッシュ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | マギアダメージUP[Ⅸ]& MP回復[ⅩⅩ]& 自身にダメージ(現在HPの80%) | 7 |
活躍
メインストーリー第1部『幸福の魔女編』
ワルプルギスの夜との決戦では、魔女が息を吹き返さないように固有魔法を使用する。
魔法少女ストーリー
五十鈴れん
- 1話「懐かしい光景」
- 極度の話し下手が原因で疎んじられてきたれんは、中学校のクラスで行われる陰湿な嫌がらせに耐え切れず、ついに飛び降り自殺を図る。しかし、落下のさなかに死に対する強い恐怖を覚え、その折にキュゥべえの持ちかけてきた契約を承諾。一度は棄てた命を拾う形で願いをかなえ、魔法少女となってしまう。
- クラスの虐めの原因となっていた魔女を倒したれんは、「人の悪意をこの世から無くすこと」を目標として精力的に活動を続ける。
- しかしながら、無限にも思える魔女との戦いに加え、他人が他人へと向ける悪意をキャッチし続けた結果(元凶たる魔女の居場所を突き止めるためと思われる)、彼女の心は大きく摩耗。キュゥべえの忠告も無視し、皮肉にも再び自死を決意してしまう。
- 2話「それはまだ知らない光」
- 3話「夕焼けのページ」
- 親切にしてくれた梨花にそれでも自分の悩みを話すことができないれん。そこで梨花は話しやすいようにと自分が魔法少女になってきっかけを話し始める。自分本位な願いによって人の心を変えてしまった事を話す梨花は「自分の事が嫌いになった?」と尋ねる。れんはたどたどしくも「…嫌いになんて…なってません…」「…そう…願ったこと…後悔、していて…」「…いい人であることに…違いは、ありません…はい…」と答える。
- 自分のためにつらい事を話した梨花に、自分の事を話したいと思うも、どうしても言葉にする事ができず、それが情けなく思い泣き出してしまう。そんなれんに戸惑う梨花は、無理に聞こうとするのを止め、れんに元気を出してもらえるようにと魔法少女たちがくれた贈り物を見て、「そのようなキラキラした素敵なものが一つでもあれば、どれだけ辛くても生きていけると思う」「一番辛いのはそういうものが一つもない事だと思うから」と励ます。
- 魔法少女たちがくれた贈り物と梨花の励ましに、これまで悲しい事ばかり見つけて生きてきたが、確かに輝きを放つものがあったと魔法少女たちの仲間に教えられたのだった。希望を持ったれんは、死ぬのをやめて生きる事を梨花に告げる。梨花を分かれる際に、彼女に精いっぱいの気持ちで「ありがとう……………梨花…ちゃん…………」と感謝の言葉を伝える。
- 本当に久しぶりに…綺麗な夕焼けだなと…思いました
- 1話「魔法少女の信条」
ミラーズ
梨花が鏡の魔女の結界(果てなしのミラーズ)で行方不明となり、たくさんの梨花の偽物が現れた事、妙な胸騒ぎを感じ、落ち着くために歩き、たまたまミラーズの屋敷を通りかかったところ、衣美里と会い、助っ人のために連れてこられる。そしてネガティブな事を言う梨花の偽物たちを前に強い怒りを表し、戦いに大きく貢献し、本物の梨花を見つけ出した。
期間限定イベント
- 自分の性格に悩みつつも、魔法少女たちとの交流の中で希望に満ちた日々を送っているようだ。実質「エミリーの相談所」コミュニティの一員と言って差し支えないだろう。
- 「初めての友達」である綾野梨花とはとりわけ親しく交流しているが、彼女に対する想いは友情と呼ぶには少々大きすぎるようだ(梨花れん)。
綾野梨花と共にエピローグに登場。
2月10日より五十鈴れん編が配信された。話数は27話から29話まで。
- 綾野梨花他、お世話になった沢山の子たちに渡すバレンタインチョコを買いに来たれん。しかしそこで魔女の反応をキャッチする。一人で苦戦していると、江利あいみが参戦してきた。無理矢理組み魔女を倒せたれん達。
- あいみもチョコを買いに来たらしい。二人は自己紹介をし、あいみに誘われれんはチョコを見て回ることに。
- あいみと違いなかなかれんはチョコが決まらない。相手のすきなものが王道だというあいみの言葉で、れんは思い出す。誕生日に梨花から貰ったスズランの花が彫ってある鉛筆セットのことを……。そのことを話すと、あいみは手作りのキャラチョコを作ることを提案する。
- 家に帰ったれんは早速チョコを作ることにした。なんとかチョコを作れたれんは、バレンタイン当日、エミリーのお悩み相談所に行こうとする。が、渡す勇気がなく河川敷に来てしまう。自分のチョコの出来に満足できなく自己嫌悪に陥るれん。するとそこに綾野梨花が現れる。あいみの言葉を思い出し、友達へ感謝を贈りたいと自分の気持ちを再確認し、梨花にチョコをあげる。そのチョコには日々草の花が描いてあった。日々草の花言葉は「楽しい思い出」。れんは梨花に「いつも……ありがとう」と感謝の言葉を贈る。楽しい思い出をありがとうと。梨花は笑顔で「どういたしまして!」と返す。これからも沢山、楽しい思い出をつくっていけたら……そう思うれんであった。
学校での進路希望に悩み、記憶ミュージアムで初心に帰ることで進むべき道を決めようとするも見つからなかった。
ある夜、自殺のニュースを見て眠れなくなり、梨花に電話をかけてみると彼女からの色々な話に心が安らぎ、ささやかで限りない日常を感じ、今まで出会った魔法少女や母親からの優しさに気づき、世界は理不尽で冷たいだけでないと知り、今度はれん自身がかつての自分と同じ境遇の人に優しさを分けられる道を目指す。そう、梨花と共に
アニメ版
『アニメ版マギアレコード』では第2話に登場。しかしこれはレナの変身であった(EDのキャストクレジットでは『五十鈴れん』となっている)。
レナが彼女に変身していた事からレナはれんを見たのかれんと知り合っているのかは不明。
レナがれんに変身できたのはレナとれんが同じ学校でいじめを受けていることで接点があったためと思われる。
第三期4話では本人が登場し、衣美里を始めとする大勢の魔法少女と共にイブと交戦。
その他
プレイヤーからの愛称はれんちょん。また、衣美里につけられた「れんぱす」というあだ名も定着している。
公式サポート漫画『マギア☆レポート』第2期第4話にも登場。仕様のことで肩身が狭いいろはを何とかフォローしようとするが、まどかが追撃で心を抉り続けたために勢いで手刀を食らわせ、強制的に番組を終了させる。
関連イラスト
関連タグ
第二部のその後は梨花と共に生きづらさを抱える子たちの支援団体を設立し、いじめ問題と向き合い改善を目指しているという。前述のバトルミュージアムで見つけた将来への道の通り