※以下の内容には、イベント「君と綴る日記」および「綾野梨花」・「五十鈴れん」魔法少女ストーリーのネタバレが含まれる。
概要
スマートフォン用ゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』に登場する魔法少女、綾野梨花と五十鈴れんの関係を表すコンビ・カップリングタグ。
自殺寸前のれんを梨花が目撃し、木崎衣美里をはじめとする魔法少女仲間に引き合わせたことが、二人の交流の始まりとなる。梨花の気遣いによって失意の底より立ち直ったれんは、やがて彼女に対し深い好意を寄せるようになる。
梨花の魔法少女ストーリーの内容もあり、現在マギレコ界隈においては注目度が急上昇中のカップリングである。
さらに言うなら、各々のイメージカラーが紅白で縁起もよい。
同ゲーム内の期間限定イベント「君と綴る日記」は、出会ってから数か月程度を経た後の二人をエピソードの主軸としている。
また、五十鈴れんの魔法少女エピソードにおいては、ストーリー三話分にわたって二人の馴れ初めが描かれている。
詳細
「五十鈴れん」の魔法少女ストーリー
詳細は五十鈴れんを参照。
イベント「君と綴る日記」
"日記帳には 何度も読み返したい 特別なページがあって……"
二人以外にも、蒼樹うめデザインでない魔法少女が多く登場する。
通う学校は違うながらも、メールのやり取りや「相談所」での待ち合わせ、タッグでの魔女狩りなど、親しく交流していることが窺える。
当イベントは上記のストーリーと同じくれんを主人公とし、彼女のモノローグがテキストのほとんどを占める。希望を教えてくれたことへの感謝、ほとんどが梨花との思い出で埋め尽くされた日記、彼女と交流の深い友人たちへの嫉妬、そして……。
随所に語られる濃密な感情は、もはや普通の友人へと向けるそれを大幅に超えているといえ、多くの百合好き諸兄を沼へと叩き込む要因にもなっているようだ。
なお、ストーリークエストクリア後に解放されるチャレンジクエストだが、先陣を切ってくるのはよりにもよって綾野梨花・五十鈴れんのコンビ編成。ストーリーではさんざん二人の関係性の尊さを説いておきながらこの仕打ちである。こんなの絶対おかしいよ。
メモリア「最初で最後の1ページ」
「君と綴る日記」のストーリークエストをクリアすることで手に入るのが、この五十鈴れん専用メモリア「最初で最後の1ページ」。「自分以外の味方が攻撃を受ける際、一定の確率で味方を『かばう』」というのがこのメモリア本来の効果である。
れんの日記の1ページを飾る「忘れられない一日」。その記憶の写し身であるところのこのメモリアには、実はある隠し効果が秘められているのだ。
味方の綾野梨花を100%「かばう」。つまり、梨花に対する全ての攻撃を肩代わりし続ける(マギア・状態異常・カウンターに対しては発動しない。また、梨花に『回避』が発動している場合も同様)。いよいよもって愛が深すぎる。
気弱で防御面においても決して強力ではないれんが、大切な人のためにその身を投げ打つ姿は、百合への造詣を持たぬプレイヤーをも容赦なく円環の理へと導くことであろう。
耐久に不安を抱えるフィニッシャーを守る、れんの体力を減らすことで彼女の特性を最大限に活かすなど、この効果は戦術的にも大きな意味合いを持つ。
二人の強力なコンビネーションをもってすれば、チャレンジクエスト9の強力なボスでさえもただの式場である。
魔法少女としての姿、来歴と儚げな印象、ポルターガイスト・霊体化を思わせるコネクト効果、生死を操るというドッペルの力……何かと「幽霊」のモチーフを持つ五十鈴れんだが、想い人に寄り添い、己の身と魂を呈して守り抜かんとする姿は、まさしく「守護霊」と呼ぶにふさわしいものではないだろうか。
その後、真実を知ったふたりは(第8章のネタバレあり)
第8章にて、れんがマギウスの翼の黒羽根に襲われた。
調整屋に避難したれんの元に、遅れて梨花もやって来る。
みたまは集まった魔法少女たちにマギウスの翼の目的、つまり彼女たちが解こうとしている”魔法少女の呪い”についても詳しく説明せざるを得なくなる。
魂を身体から抜かれていること。魔女になること。
契約しなければ死んでいたれんはどうにか受け止めることが出来たが、願いを他人の気持ちを無視したワガママのために無駄にしてしまった梨花には到底耐えられなかった……
他人の心をもてあそんだバチが当たってしまったのか。そう言いながら泣きじゃくる梨花に、れんは優しく声をかける。
たどたどしい言葉を紡いで。
れん「私、梨花ちゃんに会えただけで…」
れん「魔法少女になって良かったって…って…そう、思うよ…」
梨花「それならあたしも…あたしだってれんちゃんと会えて良かった…!」
れん「ね…バチなんかじゃないよ…」
梨花「うん…うん…」
当初は梨花の存在に支えられているだけだったれんも、魔法少女たちとの交流を経て成長し、この頃にはくじけそうな梨花を支えてあげられるようになった。お互いに助け合える、最高の友達どうしになれたのだ。
その後、十咎ももこの招集によって一部の魔法少女たちがマギウスの翼と戦う七海やちよらに加勢すべく出撃するが、梨花とれんも仲良く揃って義勇軍に加わっている。
より深い親愛で結ばれた二人は、とりあえず今すぐには死亡したり魔女化はしなさそうなのでまずは一安心であるが、二人のやりとりの尊さにやられて昇天したユーザーは多かったとか少なかったとか。
さらにその後
2019年に開催されたクリスマスイベント「聖夜に刻む1ページ〜君と、ここから〜」に伴い二人でひとつのプレイアブルキャラクター・梨花・れん クリスマスver.が登場。マギアでは見つめあってから手を繋いで合わせ技を繰り出し、第二マギアでは二人で一緒にそりに乗り、夜空にオーロラをかける。
イベントのストーリーでも二人の仲の良さは健在であり、「二人の心が通い合わないと使えない魔法」を難なく使ってみせている。
余談
FM神浜ではラジオのレポーターの空穂夏希が胡桃まなかの洋食店「ウォールナッツ」の店内で食事をしている二人に出くわす場面があるが、その際のセリフが「カップルでも冷やか……応援しながら……」だった。遂に二人の仲は公式公認となった。
マギレポ二部169話では、れんが「ああ……梨花ちゃんにバレンタインのチョコレートを贈りたいドス重い本命のやつを」と考えている場面がある。
アニメでは1期8話冒頭にて、中央区、14歳のラジオネームあやっペなる人物が登場。この、あやっぺという人物は、綾野梨花だと思われる。(ラジオネーム、年齢、出身的に)
そこであやっペは、「友達の女の子が好き」という相談をする。前に話していた内容から察するに、友達として、という意味ではないと考えられる。(合コンについて話していた)
このことから、同性愛者であるという事が公式から示唆されていると思われる。
このときの友達の女の子なる人物がれんであるかどうかは怪しいところではあるが(時系列的に)、アニメ三期でようやく共演できた。