概要
『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物、鹿目まどかと美樹さやかのカップリング・コンビ。
同じ組み合わせを指すタグにはさやまどがある。
また、蒼騎士と桃髪姫、わたしの、最高の親友もこの2人の関係のタグである。
物語が開始する以前からの友達同士であり、登場人物の中では一番付き合いが長い。
公式サイトでも「大の仲良し」と記載されている気心の知れた間柄であり、同じく仲良しの仁美が2人を見てあらぬ妄想をしていたりもした。
さやかがまどかにふざけて言った「まどかはあたしの嫁になるのだ~」という台詞は有名かもしれない。
また、アニメ版と劇場版では小学校入学時から2人は既に友達だが、小説版(後述)では小学5年生のときに仲良くなった設定になっている。
また、さやかがまどかに対して変態行為をしている絵も存在する。→変態さやかさん
さやかちゃんのためなら…いいよ…
4話以降はマミが魔女との戦いで命を落としたことの恐怖で魔法少女になることを諦めてしまったまどかだが、入れ違うようにして魔法少女になったさやかの身を強く案じていた。
危険を承知の上でさやかの魔女退治について行ったり、ほむらに対し「さやかちゃんと仲良くしてあげてほしい」と持ちかけたり、杏子とさやかの戦闘を止めるために契約しようとしたり。
その後もまどかは、何度かさやかのために契約して魔法少女になろうとしている(実際、魔法少女まどか☆マギカポータブルではさやかを元の人間に戻すために契約するルートが存在する)。
まどか曰く「さやかちゃんのためなら…いいよ…」とのこと。
最終話で円環の理と化したまどかは消滅しようとするさやかの前に、アルティメットまどかではなく親友である鹿目まどかの姿で現れた(この時アニメではほむらに預けたはずのリボンを身につけていたが、コミック版ではちゃんとリボンが外されている)。最後はまどかの「それじゃ、いこっか」の言葉で二人同時にその場から消える。おそらく、他の魔法少女達と同様、概念となったまどかに救済されたのだろう。
本来まどかの願いによって再編された世界の内部では、さやかの中の人つながりの青の子の言葉を借りれば「まどかなんて子は、もともといなかった」はずである。だがこの状況では、再編前の世界で親友だった関係をそのまま持ち越していることになる。新しい世界で自身の記憶とリボンを託したほむらとは別の意味で、まどかがさやかをいかに特別扱いしていたかが窺えよう。これが後の『叛逆の物語』でのさやかの立ち位置に繋がっているといえる。
小説版 魔法少女まどか☆マギカ
アニメ版本編をまどかの視点から描いた、「小説版 魔法少女まどか☆マギカ(著:一肇,監修:虚淵玄,原案:Magica Quartet)」においては、2人の関係がより深掘りされて描写されている。
具体的には描かれなかったまどかとさやかの出会い(ただしアニメ版・劇場版とは出会った時期が異なる)や、2人がこれまで紡いできた時間の中で、まどかにとってさやかが家族のような存在になっていった経緯などが描写されている。
アニメ版中盤以降においてさやかが悲劇に陥った際に、まどかは彼女のために必死の行動を起こすが、小説版ではそのときの心情が緻密に描かれており、さやかに対するまどかの強い想いがより伝わる内容となっている。
※さやまどの記事も参照。
二次創作において
この2人は本編が始まる前から友達だったという強みがあるため、まだ魔法少女の存在を知る前の平和で幸せな姿や、上記の小説版の影響で小学生の頃の姿を描いた作品が多く存在する。
また、改変後はまどかを除いた魔法少女4人の中では、さやかが唯一まどかに救済されたキャラであり、そのためか女神となったまどかと共に描かれることも多い。
その様は正に女神とその守護騎士である。(詳しくは下記の「『叛逆の物語』にて」を参照)
『叛逆の物語』にて
↓以下ネタバレ注意
救済後のさやか(及び他の魔法少女)は円環の理の眷属となっているらしく、本人曰く「鞄持ちの様なもの」らしい。つまり、アルティメットまどかに導かれたさやかは女神の使い、すなわち天使ともいえる存在である。
劇中では、まどかはさやか達の協力を得て、円環の理の支配を目論むインキュベーターの実験により魔女化してしまった暁美ほむらの救出に成功する。
しかしながら、まどかに叛逆し悪魔となったほむらにより円環の理は引き裂かれ、世界は改変されてしまう。
それによりまどか、さやかはともに記憶を改ざんされたうえで、再び人間として存在することになる。
※ さやまどの記事も参照。
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ The Battle Pentagram
↓以下ネタバレ注意
2013年12月19日にバンダイナムコゲームスより、PlayStation Vita専用のゲームソフト「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ The Battle Pentagram」が発売された。本作は、魔法少女同士の会話イベントや魔女・使い魔とのバトルアクションを通じて、魔法少女5人の絆を深めていき、ワルプルギスの夜に挑むというゲーム内容である。
まどかとさやかの2人についても、会話イベントやバトル共闘(後述)を通じて絆値(2人の好感度を表すパラメータ)を上げることで、仲を深めていくことができる。ここで、他の魔法少女同士の絆値が初期値0であるのに対し、まどかとさやかの2人は親友であるためか、絆値の初期値が一定値(大ハート1個分)貯まっている状態で本編スタートする。
2人の絆値を上昇させていくと、ある程度絆値が貯まった段階で特殊会話イベントが発生する。特殊会話イベントでは、微笑ましい2人の仲良しぶりをみることができる。
魔法少女として戦っている時に、まどかがさやかを守るための後方支援をつとめてくれることで、さやかが安心して戦いに向かっていけること。そして、さやかがそのことに感謝していることなどが語られている。
余計に気を遣わず、考えていることも大体分かるような仲であり、これからもずっと一緒にいようとする2人の様子も描かれている。2人の仲良しぶりに、例によって仁美が妄想(それほど間違ったものではないが)を働かせる場面もある。
バトルアクションにおいては、プレイヤーが操作する魔法少女にパートナーとなる魔法少女を組ませて共闘させることができる。このとき、パートナーとの絆値が上昇するに従い、一緒に出撃した時のステータス強化も図られる。
まどかとさやかで出撃した場合、魔法攻撃力、HP・耐久力、MP・魔法抵抗力を上昇させることができる。魔法攻撃を主力とするまどかにとっては更なる攻撃力アップを図ることができ、さやかにとっては接近戦に伴う被ダメージを抑え、対多数戦や中遠距離戦、魔女戦において主力となるスペシャルマジックを強化することができる。バトル面においても、この2人は相性がよいといえるだろう。
また、本ゲームでは絆値が上昇していくことで、魔法少女2人の関係名も変化する。まどかとさやかの場合、「親友→大親友→運命共同体」のように関係が親密になっていく。
幼少時代からずっと一緒であり、「劇場版後編:永遠の物語」で共に円環の理の存在となり、「新編:叛逆の物語」においても最終的に現世に戻ることになった2人には、まさに最後の「運命共同体」という関係が的確といえるだろう。
関連タグ
• 鹿目まどか
↓表記/相手→ | 暁美ほむら | 巴マミ | 美樹さやか | 佐倉杏子 |
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自分が攻め | まどほむ(わたしの、最高の友達) | まどマミ | まどさや | まどあん |
自分が受け | ほむまど | マミまど | さやまど | 杏まど(藍と悠木が勝つストーリー) |
↓表記/相手→ | 百江なぎさ | 志筑仁美 | キュゥべえ | |
自分が攻め | まどなぎ | ‐ | ‐ | |
自分が受け | なぎまど | キュゥまど |
• 美樹さやか