概要
卜者の魔女、その性質は開示。
様々な運命が集約された結界の中で、ひたすら真実を暴こうとする魔女。
過去、現在、未来に至るまで見渡せる魔女は、あらゆる運命を自分だけが知っていることに悦びを感じていて、飽きることなくテーブルのタロットを指し示す。
もしも来客があった場合は、自分の力を認めてくれる者だと思い、喜んで来客者に内包された真実を暴いて見せてくれる。
だが、見えるのは嬉しいものだけではなく、そればかりか、真実を認めると弟子にされてしまい、逃げられなくなってしまう。
もしも敵対すると、あらゆる苦悩を見せられるらしい。
プロフィール
外見・特徴
安名メルが魔女化した姿。
U字形の胴体から緑色の頭部と緑色が4本に肌色が1本の計5本の腕が生えている。
派手な装飾が施された頭部からは半透明のベールが伸びており、パっと見蔦が伸びる空豆やタコさんウィンナーのようにも見える。
床に向かって伸びている一本の腕の指は一枚のタロットカードを示している。攻撃時はこのタロットカードを捲った後、大量のカードを飛ばすのだが、単体・縦・横ブラストでアルカナが異なる。
単体:「吊られた男」の逆位置。「自己犠牲、盲目的、徒労等」
縦ブラスト:「死神」の正位置。「決着、終焉等」
横ブラスト:「悪魔」の正位置。「欲望、惰性、堕落等」
相手の心を読み取り、その感情を暴く能力を持つ。
また、魔女になってからかなり時間が経っているにもかかわらず、何故か使い魔を引き連れていない。
結界
天井にはベールに包まれた水晶が浮かんでいる。タロットカードが散乱したテーブルが足場で、背景にもカードが浮かんでいる。
活躍
テレビアニメ版
第12話に登場。批評家の魔女との戦いで魔力を使い果たしたメルが魔女化し、いろはは記憶ミュージアムでそれを追体験した。
第2期の8話では過去にメルが魔女化したものとは知らず、鶴乃に倒されていた事が判明。
ゲーム版
復刻版で追加されたストーリーに登場。アニメから逆輸入された初の魔女となった。
時系列は第一部終了後で、メルの墓参りに行く途中のやちよとみふゆが出くわす。
由来
卜者とは占い師、易者の古い呼び方。
名前の由来はタロット占いを一般普及させたフランスのオカルト主義者「エッティラ」の事だと思われる。
余談
- アニメではこの魔女の名称は公式には明かされなかったが、泥犬がゲーム内の自身のプロフィールのコメント欄に記載したことで名称が判明した。上記のゲーム内イベントで登場した際に詳細が明らかとなった。
- アニメ第12話でこの魔女が誕生した場所は、第5話でかえでがドッペルを出した場所と同じである。
- ゲーム版の戦闘BGMは従来の魔女戦とは異なってどこか悲しげなピアノ調となっており、倒される際もまるで安らかに成仏、昇天するかのような演出が見られる。
関連タグ
石中魚の魔女…アニメ版オリジナル魔女繋がり。
獄門の魔女、批評家の魔女…アニメ版オリジナルかつ12話登場の魔女繋がり。
開示のドッペル…ドッペル形態。
名無し人工知能のウワサ…同じく魔法少女と縁が深い緑系統の敵で、悲しげな特殊BGMが使われている。
ハコの魔女…同じく読心能力を持つ魔女。