概要
獄門の魔女
その性質は袖絞
首だけとなり吊るされている罪人の魔女。
結界内に迷い込んだ人間を見つけると、執拗に何かを訴えてくるが、その声は熱線として放出されるため、辺りを全て焼き払ってしまう。
吊るされたまま誰かを待っているらしいが、仮にその誰かが結界へ入ってきたとして、魔女の声により灰となる運命を辿るだけだろう。
結界内にひしめく墓場には、魔女が犯した罪の数、咎無き者の無念の数だけ墓石が積み重ねられている。
(『マギアレコード』内の魔女・ウワサアーカイブ#163より)
プロフィール
外見・特徴
逆さまに吊り下げられた顔が下半分だけの白い生首の彫刻のような姿をしており、先端がカールした髪と大きな鼻、吹き出すように唇を突き出した口が特徴。
口からまるで花火玉のように爆発する光弾を痰かレーザーの如く吐き出して攻撃する。
既に多くの人間を捕食しているらしく、統率された使い魔の軍勢を率いるまでに強大な姿に成長しており、自身が鎮座している鳥居から直接動かずに七海やちよ達を苦戦させ、一人犠牲に刺し違えてやっと倒せるほどの実力を誇る。
魔女の結界
全体的な背景が紫色に燃え盛る墓場のようになっており、巨大な赤い手に握られた土台の上には無数の和風の墓が立ち並び、乱立する卒塔婆には真名が刻まれている。魔女はその一番奥の鳥居に陣取っている。
ハシゴが下ろされた穴の中にはおびただしい量の犠牲者が打ち捨てられており、やちよとキュゥべえは「あそこまで成長したのは一晩でかなりの人間を捕食したからなのでは」と推測している。
活躍
アニメ版
アニメ第12話で初登場。
過去にやちよ・かなえ・みふゆが3人で戦った魔女であり、作中では記憶ミュージアムでいろはがその戦いを追体験した。
使い魔がやちよとみふゆを拘束している隙に二人に攻撃を浴びせるも、二人を庇い盾となって耐え抜いたかなえの決死の反撃によって打ち返された光弾が鳥居もろとも直撃してしまい倒される。
しかしこの戦いでかなえのソウルジェムは砕け散ったため、結果的に彼女と相討ちになった。
ゲーム版
イベント終盤、かなえの最期の回想に登場。卜者の魔女以来2体目の、アニメから逆輸入された魔女となった。
メインストーリー
上記イベントと同じ回想シーンを描いた第1部6章4話において、BATTLE2 で戦う敵が羊の魔女からこの魔女に差し替えられた(2020年10月30日)。
余談
- 元ネタは「八百屋お七」と思われる。
- アニメではこの魔女の名称は公式には明かされなかったが、泥犬がゲーム内の自身のプロフィールのコメント欄に記載したことで名称が判明した。詳細は上記のゲーム内イベントで登場した際に明らかとなった。
関連タグ
石中魚の魔女…アニメ版オリジナル魔女繋がり。
批評家の魔女、卜者の魔女…アニメ版オリジナルかつ12話登場の魔女繋がり。
ドッペル(マギアレコード):命名法則から袖絞のドッペルと導き出せる。