八百屋お七
6
やおやおしち
八百屋お七とは、江戸時代に恋人会いたさに放火したと伝わる少女。
江戸時代に井原西鶴の「好色五人女」に取り上げられたことから有名になった人物で、文学や浄瑠璃、歌舞伎などの創作の題材となった。
お七は江戸本郷にいた八百屋の娘。
天和二年(1682年)暮れの大火でお七の一家は焼け出され、避難した檀那寺にてお七は寺小姓と恋仲になった。翌年の正月、お七の家は再建されて両者は離れ離れになるが、恋慕を抑えきれぬ彼女は、再び火事になれば再会できると考える。そして火付けを起こしたお七は捕えられ、天和3年(1683年)3月に鈴ケ森刑場で火刑に処された。
生年は1668年で、彼女の享年は15歳といわれる。
お七の話は井原西鶴の浮世草子『好色五人女』に取り上げられてからは、紀海音の浄瑠璃など多くの作品の題材になった。特に捕えられた後の奉行所で 「お前の齢は十五ではないな?」という、「齢十四ならば刑罰を免除できる」ことを知る奉行が彼女に最後の情けをかけるも、それを彼女自身が断る場面は有名である。
また大田南畝の随筆『一話一言』には、頭は人のままで身体が鶏になったお七の幽霊が京極家の足軽に墓の修繕を頼む話が書かれている。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 俺様の美技に酔いな
俺様の美技に酔いな 10
堀尾くんは職員室が苦手。リョーマくんは……多分何とも思っていない(笑)。 縁の下の力持ちは大事ですよね。 今回の先生達はみんなオリキャラです。個人的には井村先生が好き。 ……だって親近感持っちゃうんだもん(笑)。 私は、この話を書いた時、『八百屋お七』のことを調べて参りました。 お七は十六~十八歳という説が有力なようです。3,041文字pixiv小説作品 死ぬほど世界が燃えていて
【1、殺人と放火とお酌の記録】 夫との回想録をしたためる老女。彼女の夫は痴呆症に悩まされ、老女の晩年は夫の介護のために費やされた。嫌いになれない夫の介護疲れに苛まれ、限界を感じ始めた頃に大地震が発生する。思わず機に乗じて老女は夫を殴打してしまう。そして夫の死後、老女もまた痴呆症を発症。夫との日々を回想し、罪の告白をしたため終え、老女は家に火を放つ。結婚初夜に夫から掛けられた慰めの言葉を胸に、愛した人との時を遡るようにして逝く。 【2、録画する盗撮魔の死にゆく初恋】 中学校からの帰りに公衆トイレでのオナニーを少女に盗撮され、脅迫された『俺』。少女に連れて行かれたラブホテルで自らをレイプしろと言われるが、納得がいかず怒鳴ってしまう。途端、泣き出す少女を見て、小学校の時に同じクラスの女の子の優だと気付く俺。精神を病んだ母親のために少女を演じていたが、実は男であり、しかも俺に好意を寄せていたのだと告白される。大人になってしまう前に最後に一回だけでも愛し合いたかった。そう告げて逃げ出す優の手を取った途端、俺の股間が思わず反応してしまう。優を好く気持ちを自らの身体で理解した俺は、付き合って欲しいと告白する。 【3、恋する絵画芸術の回春事件】 高校の頃、先輩の絵画に片思いをした由奈はその先輩と会うべく同じ高校に進学する。しかし進学した時には既に先輩は美術室から姿を消し、絵筆を捨てていた。そんな先輩にどうしても自分の絵を批評してくれと頼む由奈。最初は素気無く断っていたが、最後には折れて由奈の絵画を見、先輩は激怒するほど良い絵だと評する。しかし由奈もまた絵筆を捨てざるを得ない事情のもとで描いていたこと、先輩自身へも思いがあったことを告白する。そして幾年かが経ち、二人は微妙な関係に。過去を思い出し、虚しさを覚えていた由奈にその日、渡されたものはお金と婚姻届だった。 【4、顕示された盗難と暴力と昔の恋慕】 優の義理の弟、蓮は女子の私物や汚物を盗んでは自慰に使う悪癖を兄の優に見付けられてしまう。これを好機と蓮の実父について尋ねられる。蓮の実父は家庭に寄り付かず、子供にもいい印象を与えない人物で、妻とも不仲になった果てに失踪していた。何故そのようなことを気にするのかと聞き返すと、実は家族が住んでいる家は、元は蓮の実父が営んでいた不動産屋が管理していた物件であること、そして弁護士である蓮の母親が受け持った殺人事件が発生した物件であることを教えられる。殺人事件が起こった物件を、蓮の実父が失踪した後、蓮の母親と再婚した優の父親の不動産屋で管理することになり、結婚後にすぐさま買い求めたらしい。 謎が深まったまま食事が終わるや、蓮は優の部屋のクローゼットに入るよう指示される。すると優の恋人が部屋に通され、蓮の見ている前で情事が始まってしまう。二人の会話ややり取りに既視感を覚え、繰り広げられていたのは蓮の実父が失踪前に蓮に行った性的虐待の再現だったのだと気付き、失われていた記憶が蘇るうち、実父と蓮の血が繋がっていないと言われたこと、家族への儚い希望を抱いていたことを思い出す。実父が優の父親に送った手紙を渡される。そこには今の家で殺人事件を起こした夫婦の夫を妻の浮気相手だと蓮の父親が疑ったこと、そのために夫婦や蓮を追い詰めたことがしたためられていた。しかし蓮の母親が蓮と実父の親子鑑定を行うと、蓮と実父との間に親子関係があり、無精子症ながらも実は一部の精子が受精能力を持っていたと判明する。蓮は自分の出生に対する苦しみから少しだけ解放された心地になった。 【5、慕うに至った私の経緯】 学生時代に火遊びを楽しもうと恋愛関係を始めた青年は、いつしか女性の賢さに惹かれ本気の恋愛に発展する。学問を愛する青年はその女性から生まれるであろう学問に興味を抱き、一緒になろうと決意する。78,475文字pixiv小説作品- 俺様の美技に酔いな
俺様の美技に酔いな 14
ブクマやいいねやコメントもありがとうございます! 皆様! まだ話の中にしか登場しない跡部様。早く出てこーい、と書いた私ですら思ってしまいます(笑)。 焦らすなぁ、過去の私(笑)。 焦らしプレイはともかく。桃城くんは書いていて楽しかったです。彼は頭いいと思うの。青学のくせものだしね。 手塚部長も優しいと思います。彼も大好きなキャラです。 そして……消すに消せない火がついてしまったリョーマくんです。3,314文字pixiv小説作品 天和笑委集 八百屋お七の話 (前編;卷十二)
天和笑委集の八百屋お七の話の部分(十二・十三巻)のうち、前半部分(十二巻)をテキスト化したものです。 大正時代の書籍の書き起こしなので、すでに著作権はないはずです。 後ろの方の内容読む限りだと、 お七たちが処刑前に晒刑にされてて、お七めっちゃ美人で晒し者になってて見ものだから絶対見たほうがいいと噂になって、かなり遠方からまでわざわざ見物に訪れる人があふれかえった。晒しになってる6人の中でもお七ともう一人の少年があまりにかわいそうなので、警備の人が「処刑はされないことになったよ、晒刑が終わったら親のところに帰れるよ」と慰みの言葉をかけたら、晒しの終わった次の日に処刑用の切り縄で拘束されて「どういうこと!?」ってなる話のような気がしてとてもえっちなんだけど、これ解釈本当にあってるのかな? 原文(活字版の国会図書館デジタルコレクション)はこちら https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/949636/2?tocOpened=19,086文字pixiv小説作品