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二宮金次郎

にのみやたかのり

江戸時代後期の農政家・思想家(1787~1856)。「二宮尊徳」の名でも知られる。
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江戸時代後期の篤農家。通称金次郎。諱は尊徳(たかのり)。相模の人。

農民であったが働く傍らで勉強を重ね、独学で学んだ神道儒教仏教の思想と農業の実践から編み出した報徳思想を説き広めた。

これは経済道徳の融和を訴え、私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、自らに還元されると説いた豊かに生きるための知恵であり、これを基に自ら陰徳・積善・節倹を力行し殖産を説いた。

その才を見込まれて小田原藩に武士として取り立てられ、下野で藩政改革と農村復興に取り組み、彼のこの手法は報徳仕法と呼ばれた。

二宮金次郎像

薪を背負い本を読みながら歩く姿の像(銅像・石像など)は学校によく置いてあった。

その結果、夜中になるとひとりでに歩き出すという七不思議学校の怪談のひとつになっているなど、創作話では怪奇現象的な存在として扱われやすい。

ちなみにこの像の高さはちょうど「1メートル」とされ、子供たちに1mの長さを実感させるのに一役買ったといわれることがあるが、実際に当時に製作された像はきっかり1mではないことが多い。

昭和初期には多くの学校に普及したが、銅製のものは戦時中に供出され減少した(石製のものは残った)。

歩きながらの読書やながらスマホを連想させるため、児童が像の真似をすると交通安全上問題があるとして、近年は撤去されることもある。
また、新たに設置される場合、座っているものや読書をしていないものといった新しいタイプの金次郎像が登場している。

創作での扱い

神さまの言うとおり

『弐』の最初のゲームの司会者。「にのみやきんじろうそんとく」がしりとりの始めになっている。

ラヴヘブン

二宮尊徳として。
乙女パズルゲームの攻略キャラクター。初期レアリティはHRでの登場。
異世界の危機を救うため、主人公により召喚された。

ゲゲゲの鬼太郎

第6作にて、犬山まなの学校に住む都市伝説妖怪として登場する。
砂かけ婆子泣き爺とは友人であり、砂かけ婆のスマホの描写からスマホもしくはタブレットを所持していると思われる
砂かけたちの呼称からしても二宮尊徳の霊が銅像に憑依して妖怪化した可能性が高い。

アサルトガールズ

押井守の実写映画。核熱戦争後の砂漠という設定のVRMMORPGの世界で、像が場面転換の際のシュールなオブジェとして登場した。

風雲児たち

みなもと太郎漫画幕末をテーマにした作品であるため、彼の「伝記を綴る余裕はない」と断りつつも、彼が天保4年、「初夏に茄子で飯を食っていたら秋ナスの味がしたので、凶作の前兆と感じた彼はry」という、1980年代にTVで取り上げられて「古くは大竹まことが扮し」ている有名な話について、aその前年天保3年に日本各地で飢饉が報告されておりbていうか初夏に農作物を植えるとかして成果が出るか疑問、と言う点を上げ、その話は「いよいよ始まったか」という話であろうという説を主張する他、1787年という飢饉が発生している年生まれで、当時としてはやや異常な長命でその災害への対策を経験則で知り、晩年は農政指導者として村々へ「奇跡に近い立て直しを成功」させていった点を指摘する。同作内で渡辺崋山が「ナスで人を救った」彼を引き合いに「私は窮理(キュウリと同音ね)で」という駄洒落は、無視しよう。


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