曖昧さ回避
- 七不思議(地縛少年花子くん) - 漫画「地縛少年花子くん」に登場する七人のメンバー。
- 学校の七不思議 - 怪談、その中でも学校の怪談の一種。1.の元ネタ。
- 本所七不思議 - 江戸時代の怪談の一種。
- 世界の七不思議(世界七不思議) - 古代文明の建造物の一群。本項で解説。
概要
論理的な解明ができない不可思議な現象、あるいは存在を7つ集めたもの。国際的には「世界の七不思議」が有名で、日本でも各所で様々な七不思議が伝えられている。
…………のだが、
pixivでは上述の「学校の七不思議」「本所七不思議」といった、怪談のタグとしての使用が圧倒的に多い。ピラミッドなど「世界の七不思議」に数えられる建造物の絵も投稿されているが、本タグがつけられている例は確認されていない(2023年4月現在)。
なお「七」と言いながら8つ以上あったりする事例も割とあるが、これは同じ七不思議でも伝承によって定義される「不思議」がまちまちで、それらを統合すると8つ以上になる、という理由である。
怪談系の場合、恐怖を煽る仕掛けとして意図的に1つ少ない/多い(七番目が秘匿/八番目が存在)こともある。
世界の七不思議
早速8個ある。括弧内は現在の国名。
- ギザのピラミッド(エジプト)
- バビロンの空中庭園(イラク)
- エフェソスのアルテミス神殿(トルコ)
- ハリカルナッソスのマウソロス霊廟(トルコ)
- オリンピアのゼウス像(ギリシア)
- ロードスの巨像(ギリシア)
- バビロンの城壁(イラク)
- アレクサンドリアの灯台(エジプト)
フィロンが選んだ七不思議にはバビロンの城壁が入っているが、一般的な七不思議には代わりにアレクサンドリアの灯台が入っている。当時フィロンはアレクサンドリアに住んでいたためこれを選ばなかったと言われている。
現存しているものはギザのピラミッドだけで、他はアレクサンドリアの灯台が海底から遺構が発見されているのみである。
また、これらは厳密には古代ギリシャで定義された「古代世界の七不思議」と言い、現在はストーンヘンジや万里の長城、マチュピチュなどを含めた新たな世界の七不思議が提案されている。