概要
2021年12月20日 - 12月31日に開催。ストーリー後半は12月24日に公開。12月25日にはログインストーリーも公開された。
一本道ストーリー形式で、通常のクエストをクリアして獲得できる「記憶のオーナメント」を消費する事でイベントクエストをプレイできる。
里見那由他と八雲みかげが那由他の家に間違って届いたプレゼントを本来の届け先に贈るため奮闘するという物語で、これにあわせる形で期間限定ガチャでは那由他とみかげのペアユニットである「那由他・みかげ クリスマスVer.」が実装されている。
また、イベント褒賞として篠目ヨヅルと佐和月出里のクリスマス衣装(月出里はそれに加えて同衣装用の翻訳装置)も獲得可能となっている。
12月23日と12月24日の二日間を描いた物語。劇中で神浜市長選が行われていることから、メインストーリー第2部第5章から第6章終了までの間に位置する話となる。
タイトルにある「ベファーナ」はイタリアに伝わる魔女(ストーリー内では劇中の「魔女」と混同するため「魔法使い」に言い換えられている)の伝承で、那由他とみかげの今回の姿もこれが元ネタとなっている。ヨヅルと月出里(および、今回出てきていないリヴィア)の衣装も、ベファーナの伝承にも姿を見せる東方の三賢者が元である。すなわち今回のイベントはクリスマスの季節イベントであるとともに、その元になるイエス・キリストの降誕にまつわる話がバックグラウンドにあるといえる。
あらすじ
そろそろ二学期も終わろうとしている12月23日。みかげは八雲家とは別の家のクリスマスパーティーを楽しもうと那由他の家に向かうと、那由他とラビが一つのクリスマスプレゼントを前に苦慮していた。
何故か那由他の家に置かれていた贈り物。那由他自身にも心当たりがない。そこで那由他とみかげはヨヅルと月出里に調整してもらってプレゼントを届ける魔法使いの姿になり、本来の届け先を探すことになる。
ところが固有能力を使うと、那由他・みかげ・ヨヅル・月出里は現れたクリスマスツリーに吸い込まれてしまい、そこは人一人いない街中と何故か置いてあるオーナメント。オーナメントから聞こえる声と指し示す光を頼りに、4人は贈り主の足跡を辿ることになる。
登場人物
みかげの母:今回のキーパーソン。幼い頃から「れーちゃん」という愛称で呼ばれており、今回のオーナメントから聞こえてくるのは彼女の生い立ちであった。
八雲みたま・みかげの父:前半時点ではみかげの回想のみで登場。終盤で姿を見せる。
先生:みかげのクラスの担任。新人教師のときはみたまの担任でもあった。三学期から産休に入る事になっている。
関連動画
関連タグ
Back | Next | |
---|---|---|
第13回ミラーズランキング | 雪解けのベファーナ | 時女拾遺物語〜初日の出を呼びませう!〜 |
以下イベントストーリーのネタバレがあります
結論から言うと、今回のプレゼントの贈り主はみたま・みかげ姉妹の母方の祖父母だった。
母は成長し結婚、子供を授かる。そして自らの名前から1人目を「みたま」、2人目を「みかげ」と名付けると決めていた(母の名前は具体的に明示されていないものの、子供2人の名前から「霊魂」にまつわる名前と推測できる)。
しかしある時みかげを身ごもったときに苦しい暮らしを心配した両親に産むのを反対されるも、彼女は「望んで産みたいわけではない」と発言しており、みかげはショックを受けてしまう。
翌24日、那由他の家に泊まったみかげはそのまま登校するも、校門にはランドセルを持って待つ母の姿。ランドセルを受け取るも心無い言葉を言ってしまう。しかし終業式のあと、みかげの様子がおかしいと察した先生が悩みを聞くと、実は母はみかげのこともみたまのことについても献身的な行動を行っていたことを告げた。みたまが水名女学園を退学し大東学院に戻ったときも立場が不利にならないよう教師達にお願いをして回ったり(それでもみかげは周囲の生徒から避けられているが)、みかげが1、2歳の時に川に落ちたときには救い出して一生懸命呼びかけて心臓マッサージをしていたという。
そんな子を思う母の心情を知ったみかげは立ち直り、オーナメントの捜索を再開。そして最後の1つで、母はみたまやみかげのことを思い、両親と縁を切ってまでみかげを産んだことを知ることになる。
八雲家、そして母の実家ではクリスマスパーティーで独特のルールを決めていた。その一つに「家族それぞれがお手製の料理やお菓子を作る」という物だった。祖父はある時からマカロンを作るようになっており、それが現在でも続いていた。そして今回のプレゼントにも含まれていた。
祖父母は実は新西区にある那由他の家の近くに住んでおり、頻繁にやってくるみかげの声と容姿から娘の子ではないかと気づく。そして今回プレゼントを那由他の家の前に置いたのであった。
真実を全て知ったみかげは自宅に戻ってパーティーを楽しむことに。ここで招かれた祖父母との初対面を果たし、みかげは「これで家族みんなが幸せになった!」と喜ぶ。しかしみたまは心の内では家族のことも含め東西間の対立の根深さを憂慮していた。