米女メイ
よねめめい
「四季が近くにいてくれたら、頑張れそうな気がするんだ」
『ラブライブ!スーパースター!!』アニメ第2期から登場するスクールアイドルで、Liella!の追加メンバーの一人。
幼少期に目付きが鋭かったせいで周りから怖がられ、友人関係で苦労した過去から自分の容姿を嫌っている。そんな事情から「かわいい」扱いに慣れていないようで、そんな言動を否定し卑屈になる。
口調は普段は上級生や同期生、さらには推しであろうがタメ口(しかも男口調)で話すが、実際は先輩・後輩の関係は心得ていて、同期生の名を呼ぶ時は名前を呼び捨てなのに対し、上級生に対しては名前に「先輩」を付けて呼んでいる。ヤクザ言葉で話す為なのか、普段の声のトーンは低めだが、テンションが上がると一転して黄色い歓声を上げる。
ちなみに、普段からヤクザ言葉を使うスクールアイドルはシリーズ全体でもメイのみである。
若菜四季とは中学生の頃からの腐れ縁であり、お互いに数少ない友人と呼べる関係であるが、後述の理由から(メイの方は)四季と距離を一時期に取りたがっていた。
実は隠れドルオタで、そのマニアさはなんと熱心なドルオタの唐可可を上回り、レジェンドスクールアイドル達に匹敵するほど。
当然Liella!の事も激推し、かつ箱推しであり、ひっそりと活動を見ていた。
スクールアイドルは初めは"自分にはそういうのは向いてねえ"と気が乗らなかったようだが、自分の夢の為に一生懸命やっていく。
加入後は先輩達と軽口も言い合える仲になったが、それでも憧れのアイドル達としてメロメロになる事も。
髪型は赤髪で、ちさと玉とかのんの前髪を組合わせたっような形。お団子からは音符のような長いアホ毛が生えている。
瞳は青目。
今作のメインキャラクターの中ではリボンを着けず、第一ボタンも外しっぱなし、生脚にローファー(一応、靴に完全に隠れる丈のソックスを履いているので素足履きではない)と、かなり制服を着崩している。
練習着では野球帽を被る。
なお、四季が所属している科学部の部室にはよく通ってはいたものの別に部員というわけではなく、興味本位で毎回立ち寄っていただけなので、普通に文系の可能性も十分ある。
第1話「ようこそLiella!へ!」
入学が決まったメイは一人結ヶ丘女子高等学校に向かい、(恐らく、今後Liella!に出会えるかも知れない可能性もあってか)木の陰に隠れながら「しゅご~い!……あの屋上に今、Liella!が、Liella!が……!!」と黄色い声を上げていたが、偶然にも来てしまった桜小路きな子と鉢合わせするや、(そんな自分を見られた羞恥心からか)「ぬぁに(=何)見てんだ!?」と即座に威嚇した。
その数日後、無事に入学し教室に入るも、中学からの腐れ縁である四季と同じクラスかつ隣席である現状に「これじゃあ、中学と変わんねぇ」と不満を漏らしていた。
その後、メイは廊下の壁に張られたスクールアイドルのポスターを見ていると、きな子と再会し「かのん先輩にスクールアイドル部に誘われた」と聞いて驚いてしまった。
その後は教室に戻り、Liella!の詳細をきな子に語った。同日の放課後には同じ木の陰に隠れ「むぅっは~!……今もあの屋上に……!!」と(しかも涎をたらし気味と、中々ヤバい表情で)黄色い声を上げるも、きな子を見つけるや即座に姿を隠した。
またその後日、四季がきな子を屋上へ連行するのを見て気になったのか、後を追けた所でLiella!がライブを披露。それを見て「はぁぁ……! 見ちゃった……こんな近くで……!!」と興奮する。
第2話「2年生と1年生」
(四季に頼まれた)きな子から、休み時間の教室内で堂々とスクールアイドル部に勧誘される。
隠していたドルオタ趣味をクラスメートに暴露された気恥ずかしさからか、怒りの形相で「ちょっと来い……!!」ときな子を体育館裏に連れ出す。
ビビる彼女を宥めつつ、四季の助言で自分をスクールアイドルに誘ってきたのを看破、「私はスクールアイドルなんか興味ねえんだ」と言い放って立ち去る。
体育の授業中、Liella!の朝練もあって完全にバテたきな子を介抱。しかし彼女の様子を見てスクールアイドル部に過酷なイメージを持つ周りの生徒に悩んだ様子のきな子に「気にすんなよ、みんな何も知らないんだよ。……って、私もよくわかんねえけど……」とぶっきらぼうながらも気遣う。
後日、1年生勧誘の為(たこ焼きと一緒に)配布されたスクールアイドル部勧誘のチラシを「要る?」と四季に見せられ、興味を抑えられないような眼差しを向けつつも「要らねえ!」と突き返す。
その後はLiella!の練習を覗き見していたのか、チラシの内容を見たのかは不明だが、Liella!の練習が明らかに初心者向けにハードルが下がっている(身も蓋も無いことを言えば「ラブライブ!優勝を目指すチームとはとても思えない」程に)事態が気になり、ある日の練習後のタイミングを見計らってきな子を中庭に連れ出す。
Liella!がラブライブ!優勝を確かに目指している、その為に厳しい練習をしている、それらを承知の上で入部したきな子に「だったら突き進んでくれよ!。自分がやりたい、目指したいって思ったことを信じてみろよ!!。周りの声なんて気にするな……!」と発破をかける。
第3話「優勝候補」
Liella!に(無記名のファンレターを含む)差し入れを行ったメイは、それがちゃんと彼女達に届いているかを確認すべく、四季がいる科学室にて双眼鏡を使って覗いていた。この時もやはり涎をたらし気味で、その姿は最早この域に達しつつある……。
無事に差し入れが届いた事を確認したメイだが、その近くで四季が呆れ気味にメイの言動に苦言を呈する。あくまでもメイは一介のファンのスタンスを貫こうとした……。
その後、体育館で開かれたライブではLiella!1期生に加えて、きな子の分も含めた6本のブレードを持って最前列確保のため、客席を転々としていたところ四季が前もって席を取ってくれていた。
そうして開かれたライブが終わった後「最……高……」と感動の涙を流す。
第4話「科学室のふたり」
冒頭、教室内で一人Liella!のライブ中の写真を見て恍惚としていたところ、クラスメイトときな子がスクールアイドル部の話を聞いて、目を細めてその様子を眺めていた。しかし、怖がる彼女たちの様子から気まずくなり、その場から立ち去って行った。
その後、前回と同様に科学室から双眼鏡でのぞき見していたところ、四季からサラッと渡された実験用イヤホンで、スクールアイドル部の部長を決める話し合いをしていたのを聞く。相も変わらずドルオタ趣味を人前で否定したがるメイに、四季はあれこれと突っ込んで「スクールアイドル部に入らないのか?」と追及するが、メイは「私が居なくなったら、ただでさえ薄暗い此処がもっと暗くなっちまうだろ」と返して科学室を出ていく。
翌日、四季が一人教室から出て行ったのを見て、メイは科学室に乗り込む。「高校では少し人付き合いを頑張ってみる」と宣言しておきながら、全く進歩しようとしない彼女にしびれを切らし、科学室で一人たたずんていた彼女に掴みかかる。
しかし、そこにいたのは四季のウィッグと白衣を着せただけの白骨標本。標本の首にかけられた双眼鏡で屋上の様子を見ると、なんと四季が屋上でLiella!に体験入部している光景が。双眼鏡で見ていることもお見通しと言わんばかりに、向こうからこっそりピースで煽られ、屋上前まで見に行ってしまう。
そうしてLiella!に混じって、練習やフォーメーション合わせをする四季の姿に我慢できなくなったところ、勢い余って前のめりに練習場へ倒れ込んでしまう(すみれはこの光景に「誰?何かデジャブね」と言い、思い当たる節のあるきな子はそれを聞いて冷や汗をかきながら顔を引きつらせる)。
可可はじめとする1期生達からは「新入生」のために目を輝かせて体験入部に誘われるが、四季がメイを引き込む目的で体験入部してきただけとわかると、機嫌を損ねて帰って行ってしまう。
放課後、四季がメイの自宅前までLiella!の面々を連れてきて、そこでメイの私生活が明かされる。
まず自宅はマンション2階(モデルはマンション31)の端の部屋。私室はLiella!をはじめとする大量のアイドルグッズで埋められ、更には伝伝伝まで所持している生粋のドルオタ。
また、途中誰かの気配を感じてベランダに出るも、視力が良くないために「気のせい」と断じて部屋の中へ戻っていった。クラスメイトに怖がられていたのは、元来の目つきに加えて目を細めて周りを見ようとするからであり、四季から「メガネなどで矯正したらいい」と注意されても何故か拒んでいるらしい。
そんなメイと四季がなぜか一緒につるむようになったのは、中学(外苑西中学。かのんと同じ)時代に友人付き合いで級友と口論になって廊下から教室へ逃げ込んだメイが、一人でいた四季と意気投合したのがきっかけ。科学に興味が無いのにもかかわらず科学部を一緒に立ち上げるなど、当時から決して浅からぬ関係になっていた。
メイが結女を選んだのも「Liella!に憧れてスクールアイドルをやってみたいと思った」のが理由だった。
しかし、そんな理由で入学したメイが頑なにスクールアイドルを始めないのは、単なる照れ隠しだけでなく、自分の容姿や性格がスクールアイドルに向いていないからできない諦めの気持ち、そして自分ひとりがスクールアイドル部に入ってしまったら、四季が科学部で一人ぼっちになってしまうからだった。
部長会がある日の放課後、中庭で一人たそがれているとかのんから声をかけられる。
意固地になってついタメ口で反発してしまうが、その真意も看破される。そして、そんな「シャイで寂しがりにもかかわらず、意地を張って自分が一人でいる状況に無理やり満足しようとする」性格が四季とそっくりとも称される。
そして、そんな四季もまたメイと同じようにスクールアイドルが好きなはずだと言われた彼女は、科学室に向かう。
一人屋上を見てライブのポーズを取る四季を見て、かつて自分がやられたように意地を張る彼女をイジりながらも「せっかく似た者同士が出会えたんだ。少しだけ……素直になってみないか?」「四季が近くにいてくれたら、頑張れそうな気がするんだ」と誘い、一緒にスクールアイドル部に入部する。
第5話「マニーは天下の回りもの」
四季と共にLiella!に加入し、8人で練習に励む。その中で1年生3人のスキルについて話になったが、意外にも過去の赤髪枠同様、ピアノが弾けると判明した(この時はTiny Starsを弾いていた)。四季曰くアイドルだけでなく音楽全般が好きな模様。
その直後Liella!を利用して金儲けを企む鬼塚夏美が部室にやってきた際には9人目のメンバーと勘違い、可可と共にこれまでのレジェンドスクールアイドルと同じ特別な数字と喜んでいた。
その後夏美の企画で日常動画を撮ることになった際には、可可の家で全員で大富豪をするも他のメンバー同様早々に飽き、貧民のかのんと大貧民のすみれを外に放置(可可の部屋が狭く9人入れなかったため)したまま、千砂都と同じチームでゲームに興じていた。この際普段素足履きではなく、ローファーに隠れる丈の短いソックスを履いていると判明した(そもそもローファーは蒸れやすいため、ある意味当然と言える)。
翌日、夏美の動画の再生回数を見た四季や、以前から訝しんでいたすみれから「自分達を利用した金儲けを企んでいるのではないか?」と告げられ、同じ考えを抱いて夏美を問い詰める。結局かのん達が来て有耶無耶になり、一応は「気にしてない」と告げたが、その翌日、きな子と四季と共に夏休みは別行動をしたいとかのんに伝える。
第6話「DEKKAIDOW!」
夏美の提案に乗り1年生独自で動く事態となる。夏美はユニット活動などを提案するが「Liella!の力になりたいから」の理由で3人の気持ちを表明して拒否した。この時から既に3人で決めていたようで、北海道のきな子の実家へ合宿に向かう。この時、北海道に向かうバスの中では四季の隣の席だったが、眠っている四季にもたれかかられて寝つけなかった模様。きな子の家の近く(富良野方面?)のラベンダー畑ではきな子とのコンビネーションで、四季製作のランニングマシーンを夏美に取り付けていた。その後は練習に励み、夏美を加え9人となったLiella!で学園祭のステージに臨んだ。
書籍版LoveLive!Daysおよび発表当初の公式ホームページの自己紹介文で「(中略)そういうの向いている方だとは思わなかったし。もろちん好きだったよ。輝いてるし…」と、シンプルながら女子メインの作品では、絶対にやってはいけない誤植をされてしまったせいで「もろちんちゃん」と一部で呼ばれ(尚、該当の誤植は書籍版以外では修正されている)、公表されて間もなく割と変な風評被害を受けていた不憫な子である。
……ただし、彼女の男口調やツンデレ気味な性格等、これまでのLiella!で(どころか、シリーズ全体で見ても)類を見なかったキャラクター性から純粋に彼女を応援する声もあるので、今後の活躍次第ではこれらのネタも風化するのかも知れないが。
先述の通り、四季と共に外苑西中学校出身であり、かのんは中学時代からの先輩にあたる。そのためアニメ1期の1年前には1年と3年に澁谷姉妹、2年に彼女と四季がいたことになるが、作中での言動を見るに、面識はない模様。
Liella!では恋と共に作曲担当だが、同時にゲーム仲間でもあり(参照)、メイを演じている薮島朱音もゲーム好きであることから設定に影響を与えた可能性がある。
音符の形をしたアホ毛は作るのが難しく、コスプレイヤーにとっては泣かせどころである。
また、その髪型から千砂都役の岬なこ氏から「Liella!3つ目のお団子」と言われ、9人集合生放送ではさっそく青山氏と大熊氏からドアノブネタの餌食に遭っている。
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