※『School idol diary』(以下SID)の表記はUTX学院、アニメ版の表記はUTX高校が正しいが、pixivではこれらでのタグ登録が全くなかったため、登録数が多かったこちらを採用。
概要
『ラブライブ!』を始めとするラブライブ!シリーズ各作品に登場する東京都千代田区外神田に所在する架空の私立高校。
国立音ノ木坂学院に通うμ'sのライバルグループ・A-RISEの所属校でもある。
校名の由来および校舎のモデルは言うまでもなくリアルの東京・秋葉原に存在する秋葉原UDX。
あちらが多目的エンタテインメント施設なのに対し、こちらは学校と呼ぶにはあまりにも無理がありすぎるほど大規模な高校である。
校内には最新の技術をふんだんに取り入れており、出席は鉄道の改札でおなじみICカード(スマートフォン)認証方式でゲートを介し行われる。
海外留学のプランも完備している。
芸能プロダクションとのコネも厚く、同校の芸能科が輩出したセミプロアイドルグループ・A-RISEの躍進により国内中にスクールアイドルブームを巻き起こした。
また、学校にはUTX劇場なるライブ会場があり、ここでのライブでA-RISEも着々とファンを増やしていったようだ。
それほど長い歴史を持っているわけではないが、A-RISEが全員3年生であることや、いくつかのメディアで矢澤にこが入学を希望していたと描写されていることから、物語開始時点で少なくとも2年以上前に開校していると推測される。
既定の冬制服はリアルではかなり珍しいであろう白で、一目でUTXだと分かるおしゃれな白の制服も多くの女子達の憧れの的にもなっている。pixivではμ'sメンバーがこの制服を着たイラストが投稿されることもある。
夏服はメディアによってデザインが異なるため、後述。
所属者
以下、全員が生徒。台詞のないモブキャラの生徒も登場している。
漫画版にのみ登場。
A-RISEを軸にUTXを盛り立てようとしている。
その意識が強すぎ、他校、特に国立音ノ木坂学院に対しては「廃校が決定している不人気校」として接しており、地域の学校の生徒会長による合同会議で、事あるごとに絢瀬絵里に嫌味を言っている。
一方で、絵里に対しては「不人気校にいるにしては、美貌も能力も申し分ない」という評価をしており、彼女がスクールアイドルを始めたときは「見損なった!」と怒りをあらわにした。
その後、μ'sとA-RISEの直接対決を持ちかけてμ'sをラブライブ!に出場させないように画策するが、その最大の理由は絵里の存在。しかしA-RISEはそれを知らないため、なぜ会長がμ'sに固執しているのかわからない。
メディアごとの設定
漫画版
漫画版では共学と明言されている。
ラブライブ!シリーズで共学と明言されている学校は、UTXだけである。
また、アイドルコンテスト「ラブライブ!」の主催になっており、優勝者には副賞として、UTXへの無償編入権が与えられる。
学内の劇場には、高坂穂乃果の他、敵情視察として絢瀬絵里と東條希が入場したことがある。
A-RISEのライブはプレミアチケットと化しており、平日でも一般人による長蛇の列ができるほど。
夏服は半袖の白シャツにネクタイ、サマーセーターという組み合わせ。
UTX入学志望者と思しき他校の中学生が音ノ木坂の生徒をバカにする描写があり、その事がきっかけで、星空凛はUTXを毛嫌いしていた。
西木野真姫は、元々はUTX入学志望者だったが、両親の勧めで音ノ木坂に入学した過去がある。
無理矢理音ノ木坂に入学させた両親を根に持っていた真姫に対し、家庭の事情で同じくUTXに入学できなかった矢澤にこがこの挫折にまつわる発言をして宥める描写がある。
その後、二人は「ラブライブ!」の副賞であるUTXへの無償編入権を狙って、アイドル部に入部することになる。
テレビアニメ版
1期1話から登場。
2期3話Bパートで話の舞台となっている。詳しくはA-RISEの項目を参照。
1期1話で、穂乃果の妹の雪穂が入学しようとしており、音ノ木坂の廃校をそこまで悔やんでる様子はなかった。
真姫は、他のメディアと異なり、UTXとのかかわりはない。
だが、2期3話でUTX校内に招き入れられた際不機嫌そうな表情を浮かべていた。
小泉花陽がジャケットである、アニメ一期BD3巻のジャケットの撮影場所はここ。
ラブライブ!サンシャイン!!
直接の続編となる、テレビアニメ版『サンシャイン!!』では、経緯は一切不明だが、主人公の高海千歌が渡辺曜と一緒に来た秋葉原で駅前のメイドが誤ってばら撒いてしまったチラシを拾い集めている最中にあたかも吸い込まれるかのような形でUTXを訪れている。
その時たまたまUTXの大型モニターでやっていたμ’sのSTART:DASH!!のライブ映像(一期最終話)と冬季ラブライブ開催の告知に刺激を受け、当時なんの取り柄もない普通の女の子である事に悩んでいた千歌がスクールアイドルになることを決める大きなきっかけとなった。
サンシャインの時系列が前作から4〜5年経過している事が判明しているため、未だに大型モニターで流されるほどμ’sの影響が計り知れないほど大きい事がわかる。
その後一期7話・12話と二期12話でも登場。一期12話では現在の内部(無印二期3話でμ’sとA-RISEが初めて会った場所)の方も登場し、東京に来たAqours9人とSaint_Snowの2人が会合している。
建物は前作以上に現実のUDXに近い作りに変わっていたり、周辺が寂れている事から廃校(厳密にはUTXの名前とカフェ自体は存続しているので学校としての機能を失ったと言った方が正しいか)疑惑が視聴者の間でかけられている。ただし公式ブックにおいては引き続き学校としては健在でカフェは一般開放されていると解説されている。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
OVA『NEXT SKY』でまさかの登場。
短期留学から帰国した上原歩夢と共に、日本に短期留学生としてやってきたアイラにスクールアイドルの聖地を紹介すべく、向かった秋葉原で最初に足を運んだ場所として登場した(この時同行していたのは歩夢・高咲侑・宮下愛・天王寺璃奈の4人)。
現実のUDXへ続くものと同様のエスカレーターを上がると、UTXの校舎前を多くの生徒が行き交っていた。
季節がらコートの下に隠れていたものの、制服もラブライブ!無印のものと同じである。
侑曰く「このエリアの学校にはほとんどスクールアイドル部があって、その中でもUTXはスクールアイドルの名門」とのこと。
SID
設備やコネがそれだけ整った高校だけあって入学費用は100万円、受験料だけでも5万円かかる。
俗にいうお金持ち高校であるが、それでも入学希望者が続出し元々入学希望者が減少気味だった音ノ木坂学院を廃校寸前にまで追い込んだ。
A-RISEに抜擢されたメンバーは厳しい練習とダンスレッスンを受けており、高校卒業後も芸能界入りする事が義務付けられているとか。
現代の世界では堀越高校みたいな所である。
雪穂は、アニメ版と異なり、姉と同じ高校に入学したい感情を抑えきれず泣き出してしまうほど家族が代々通っていた母校の廃校を悲しんでいた。
西木野真姫は、漫画版同様、UTXへの入学を希望していた。学費・学力ともにUTX入学するに十分な資質はあったが、両親から病院の仕事を引き継ぐため半ば強制的に音ノ木坂に入学させられた。彼女のSIDではその時の周りの反応が生々しくつづられており、これが原因で実父とも一騒動起こすこととなる。
小泉花陽は、真姫とは真逆に両親がUTXに入学させようと乗り気であった事が分かった。しかも海外留学まで進んで検討していたほど。
彼女の経済状況についてはまったく語られた描写はないが、ここまで両親がやろうとしていたという事は穂乃果同様彼女の家庭もそこそこ金持ちだという事が分かる。しかし、自分には合っていないとの理由で家族の薦めを押し切って音ノ木坂学院に進学した。
矢澤にこは、過去にアイドルを目指すために色々なオーディションを受けてきた経歴がある。UTXの存在を知るようになったのもUTX劇場で見たA-RISEのライブに感動したのがきっかけ。本当はUTXに入学したかったが、学費があまりに高すぎるため入学を断念。
スクフェス
ホーム画面に設定できる背景画像の一つとして、UTX内にあるカフェベースが登場している。
夏服は、袖に黒いラインの入った半袖の水色シャツ。
スクスタ
『スクスタ』ではA-RISEは直接登場していないが、有名グループとして現役活動しているのもあり学園だけが登場。
小原鞠莉キズナエピソードで鞠莉が理事長として東京の各高校を視察訪問した際に訪問の様子が描かれたのが虹ヶ咲学園とUTXだった。
関連タグ
滝桜女学院高等学校:シリーズで後に登場した、芸能コース選抜アイドル部のブランド化で有名な高校。作品の主役高校だがもう一つの主役高校のライバル校でもある。