データ
コース | 京都競馬場・障害芝3,170m |
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グレード | J・GⅢ |
出走資格 | サラブレッド系3歳以上かつ障害1勝以上・JRA所属馬のみ |
負担重量 | 別定(3歳58kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減、J・GI優勝馬2kg増、J・GII優勝馬1kg増) |
概要
障害重賞へのグレード制導入に合わせて、1999年に創設された。
1953年に創設され、年2回施行されていた障害重賞『京都大障害』を前身とする。
なお、JGⅢへの格付けに伴い距離が大きく短縮されるなどの変更があった。
当初は5月に行われたが、2009年より同じ京都大障害の後身である京都ハイジャンプと施行時期を交換して11月に施行されている。
また、当初はハンデ戦であったが、2009年から別定戦となり、2013年に負担重量の規定が現行のものにあらためられた。
コース
障害コースの4コーナーからスタートして二周し、4コーナーから芝コースに出て、最終直線の置き障害を飛越してゴールする。京都ハイジャンプと比較するとコース半周ほど短縮された代わりに、最終直線に置き障害が追加されている。
一周目に通過する重賞専用の通称「大障害コース」には、国内最大の幅を持つ大生垣(8号障害)と、高さ80cm・幅約16mのバンケット (9号障害)という二つの難所が存在する。
バンケットは跳び上がり跳び降り台とも呼ばれる通り、上に跳び乗って数完歩走り、跳び降りる土壇である。一般的に遠近感に乏しい馬という動物にとっては難易度が高く、エスコートする騎手にとっても難所である。
障害飛越はバンケットを除いて14回と距離の割には非常に多く、連続障害も多い。そのため短距離のスピードに対応しながら確実・器用に飛越することが求められる。