「マスター、ご命令を。どんなに厳しい訓練でもこなしてみせます。」
プロフィール
キャッチコピー | 指示は絶対厳守!サイボーグ・ウマ娘 |
---|---|
誕生日 | 4月25日 |
身長 | 160cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B86・W54・H87 |
靴のサイズ | 左右ともに24.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | にらめっこ |
苦手なこと | 電化製品の操作 |
耳のこと | 眠っていても命令が入ると即座に起きる |
尻尾のこと | 尻尾で立てるほどの筋力がある…との噂アリ |
家族のこと | 家電がよく壊れるため一家でアナログ生活中 |
マイルール | 言語化できないものがあることを忘れない |
スマホ壁紙 | 設定したいが、いつもクラッシュする |
出走前は… | 湿度、気温、風向きを目と耳と肌で測定 |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①父親の冗談のせいで雷が鳴ったら尻尾をとられると思っている / ②おんぶしてもらった人からは『とっても背中が大きく感じた』と評判 |
自己紹介 | 私の名はミホノブルボン。目標は三冠ウマ娘に設定されています。脚質などは別データをご覧下さい |
CV | 長谷川育美 |
人呼んで『サイボーグ』。常に物事を数値でとらえ、無表情かつ無機質に目的を遂行する。感情のない機械なのかというと、そんなことはなく、幼少期からの激しい鍛錬で人と話す機会が少なかったことから、現在の性格が形成された。
鉄の仮面の下にも想いはあるようだ。
(公式ポータルサイトより)
概要
クラシック三冠獲得をストイックに目指すウマ娘。実在の競走馬である「ミホノブルボン」をモチーフとしている。
ウマ娘…なのだが、その言動と振る舞いからどことなくロボっ娘の雰囲気を感じさせる。傍から見ると一見冷徹にも見えることから、友人はあまり多くない様子。
本来は短距離に適性があると言われており三冠達成は困難と思われていたが、厳しいトレーニングを耐え抜いたことで中距離・長距離を走りぬくスタミナとパワーを獲得。
その劇的な脚質改造及びラップタイムの正確さを形容する言葉として、史実のミホノブルボン号を形容する言葉でもあった「サイボーグ」という二つ名がよく用いられる(アニメOVAでは自分でも名乗っている)。
実はトウカイテイオー・ゴールドシップらと並んで、アニメとアプリゲームで性格が大きく異なるウマ娘の1人。
容姿・デザイン
蛍光パーツを組み込んだ、他のウマ娘たちと一線を画したメカニカルなデザインの勝負服。このデザインは幼少時に父親と見たSFアニメに登場した「宇宙を自在に翔ける宇宙戦闘機」に憧れてのもの。
レオタードの上からミニスカートを履くというかなりボディラインが強調されるデザインのため、後方アングルのカメラだと尻が強調された大変目のやり場に困る絵面になるのだが、これはモデル馬ミホノブルボン号のトレードマークである鍛え抜かれたトモの筋肉(腰~臀部~後脚)を表現したものと思われる。しかもアニメでは横乳部分とネクタイ下の部分の生地が微減しており、更にヤバいデザインとなっている(こちらが本来のデザインで、ゲーム版の方が規制でナーフされている可能性も無くはない)。
また、蛍光パーツを多用している都合上アプリゲーム版のガチャではゲート内のシルエットの時点で正体がバレバレ。
ただ、装飾が多く風の影響を受けそうな物や動きにくそうなデザインの多い勝負服の中ではアスリートとして合理的な衣装とも言える。
2022年のゲーム版イベントストーリー第10弾『栄冠のパティスリー』で登場するチョコレートをモチーフとしたユニフォーム。蛍光パーツが多かった勝負服から露出度が減りチョコを扱う衛生面から手袋もなども付けているが、相変わらず肩出しは継続されている。服装から間違われやすいがこれはスイーツコンテスト用に元々制作されたものなのでメイド服ではない。ユニフォームの申請時にはライスの助言も取り入れたとのこと。
- 私服(アプリゲーム版)
勝負服から一転して、ウマ娘たちの中でも比較的ラフなパーカースタイル。私服の文字は「CHAMP」で、父親は同じロゴの帽子を所持しているとのこと(お揃い)。ただしゲーム内だと隠れて「HAN」にしか見えない。機能性重視であり、車を追いかけて落とし物を届けた旨のセリフがある。
- 幽霊さんとハロウィンの魔法
2021年のゲーム版イベントストーリー第6回『Make up in Halloween』にて登場したミイラの仮装。所謂被り物としての衣装なので、よく見ると下はトレセン学園のジャージなのも確認できる。モチーフがミイラということで、雰囲気作りのためか身体中に鎖が巻かれている。なお、アニメ版Season3でもこの姿で登場しており、サポートカード限定の衣装としては異例の優遇を受けている。
- ミッション『心の栄養補給』
2023年のゲーム版イベントストーリー第25弾『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』で登場した衣装。ブルボンとしては珍しく黄色を基調としたカラーリングとなっている。
- ドレス衣装(ウマ箱2)
アニメ版Season2のBlu-ray box「『ウマ箱2』第2コーナー」の表紙で着ている衣装。ピンク色のドレスに加えて首元にはネックレス、頭には白いアクセサリーを付けている。
- 私服(オープニング版)
アニメ版Season3のオープニング「ソシテミンナノ」にだけ登場する衣装。ジャケットに黒い上着を着ているが袖は通していない。よく見るとコルセットも確認できる。
- スペシャルコーチ
アニメ版Season3第4話にて登場した際にスペシャルコーチとして参上したもの。何故か黒沼トレーナーのジャージを羽織っていた。Season3ではほぼこの姿での登場が多い。ちなみにその間黒沼本人はずっと上半身裸の状態であり、「借りパクした」とネタにされることとなった。
エイプリルフール企画『UMA_STARS』に登場する「コスモピュエラ」の1人としての姿。本作は宇宙が舞台なので、宇宙人らしく頭には触角が生えたカチューシャも付けている。下半身はやはり元の勝負服同様サイバーチックな物となっている。
公式サイトによれば先史文明によってコールドスリープされていた所を地質調査時に発見された過去を持っており、他のコスモピュエラメンバーが「ネオ・◯◯(◯◯・ネオ)」と呼ばれているのに対し「SJ」と異なっているのはこの時代性の違いと思われる。
永劫の時を過ごしたために自我と知覚にズレが生じており、極限の宇宙空間でも活動が可能とされる。このサイボーグの如き強靭な肉体は一応生身であるらしく、自身を突き動かしていたのは偽りの記憶であるというエイプリルフールの企画としては中々に重苦しいバックボーンを背負ったメンバーである。
マンガ版
うまむすめし
第10話にて登場。本作はゲーム版に近い性格となっており、最初からライスと共に買い出しに出掛ける友人。たまたま事故でクッキーが割れてしまったことをライスに謝罪され、後日一度渡していたクッキーを材料にしたクランチチョコを渡してきたライスには驚きながらも手が止まらなくなる程チョコを楽しんでいた。
うまよん
スマートファルコンやサイレンススズカと共に「逃げ切りシスターズ」というユニットを結成した。成り行きでズルズルとユニットに入っているスズカとは対照的に、意外とウマドル活動には積極的。
リーダーのファル子としては、彼女の無表情さと天然っぷりには割と手を焼いているが、逆にそれを武器にして売り出すことも考えている様子。
「木に引っかけてしまったライスの帽子を胴上げして取らせようとする」「意に反してトレーナーに休養を言い渡され、『バクシンオーとの追いかけっこ』という自主トレの口実を得るためにテレビ(学園の備品)を破壊する」などの問題行動を見せる回も。
アニメ版
TVアニメシリーズ
OVA『BNWの誓い』
初登場。ナリタタイシンをリーダーとする「チームN」のメンバー。BNW駅伝では第1走者としてスタートを切る。
Season2
圧倒的な練習量をストイックにこなす努力の天才。
普通のウマ娘なら音を上げるような過酷な練習を、表情を変えずに淡々と行う。
その雰囲気から、学園内では「サイボーグなのでは?」という噂がまことしやかに囁かれている。
(TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイトより)
「私は成し遂げますよ、マスターの指示ですから」
アニメSeason2では第4話で登場。
担当トレーナーであるマスター=黒沼の指示でクラシック三冠獲得を目指しており、強い信頼関係を結んでいる。彼のチームのもとで日夜トレーニングを欠かさず行っているが、他のチームメンバーはスパルタトレーニングについていけていない様子。
日々の努力の成果により二冠を達成するも、菊花賞ではライスシャワーに敗北を喫し、三冠制覇を成し遂げることはできなかった(それでも一瞬自身を抜かしたマチカネタンホイザを抜き返して2着の座は守りきるなどの意地は見せた)。
その後は怪我により最前線は一旦退くが、三冠阻止をして見せたライスがブーイングなどを受けて走りたくないと考えていることをテイオーから聞かされ、彼女と共にライスの説得に参加することになる。そして…。
今作はゲーム版や他作品のブルボンと比較すると黒沼トレーナーの影響か感情の起伏がかなり明確になっており(それでも節々にサイボーグチックな言動はあるが)、ライスへの説得も「四の五の言わずに走りなさい!!」と少々熱血漢染みた台詞で感情豊かに叫ぶ様を見せた。地味にライスに対しては呼び捨てで接しており、ゲーム版と比べるとレースにおけるライバルとしての関係に終始している。
Season3
「私は、マスターの願いに応えることはできませんでした。だからこそ、私と似ている彼女には乗り越えてほしい」
容姿の項で述べた通り黒沼トレーナーのジャージをトレセン学園の指定ジャージの上から羽織るようになった。
キタサンブラックがハードなトレーニングを希望したことで、スピカのトレーナーから相談を受けた黒沼トレーナーによってスペシャルコーチ役として派遣される。炊事担当としてライスシャワーも呼び、天皇賞(春)に向けて1ヶ月に渡るスパルタ指導を行なった。
このトレーニングメニューは黒沼トレーナーがブルボンの復帰後のために考えていたものと明かしており、上述の「願いに応えられなかった」との発言から、どうやら彼女はトゥインクルシリーズに復帰できなかったようである。それでもひたむきに努力するキタサンの姿に以前の自分を重ねたブルボンは後輩に対し敢えて厳しいトレーニングを課したのだった(なお、一度トレーニングを抜け出したキタサンに対しても静観の構えを取っており、彼女がいつ戻ってきてもいいように合宿所で待機していた)。
その後は天皇賞に出走したキタサンを応援するため、チームスピカやライスらと共に現地に駆けつけている。
第10話のトレセン学園地域合同イベントではライスやクリークと共にお化け屋敷の催しを開催していたらしく(恐らくゲーム版の『Make up in Halloween』からの縁と思われる)、幽霊の仮装でキングヘイローとエルコンドルパサーを驚かせている。なお、ゲーム版と比べると下に黒沼トレーナーのジャージを着ていたり口に血糊を塗っているなどの差異がある。
RTTTシリーズ
Road to the Top
トップロードが皐月賞について語るとき歴代の皐月賞ウマ娘の一人として登場した。また学園内の食堂でも登場した。
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「起動開始、リミッター解除、セット、オールグリーン…ミホノブルボン、始動!!」
リリース初期よりSR・Rのサポートカードとして登場。
2021年3月9日には☆3の育成ウマ娘として実装がされた。
短距離に適性があるにもかかわらず、三冠獲得の夢を堅持し続ける頑固さが理由で、方針の合わない前トレーナーに喧嘩別れに近い形で契約解除されてしまったブルボン。
加えて前トレーナー説得のために行った長距離走を走りきれなかったことにより、長距離に対するトラウマも背負ってしまったが、この時心が折れかかっている所をトレーナーによって救われる。
「適性は短距離」「才能を殺している」との批判に晒されながらも、父との、そしてトレーナーとの夢である3冠に向けて突き進む。そしてライバル達との切磋琢磨やファンの声援の先に、「サイボーグ」と称された彼女に変化が芽生えることになる。
アニメ版と比べるとやや寡黙気味な印象が強く、本人は一応自身の性格やサイボーグの呼び名をは察しているのか、割と乗り気でメカジョークをトレーナーに披露するなど、意外とアニメ版よりコメディチックな描写も多い。
また、感情の起伏が控え目と言うだけで無感情な訳ではなく、情緒の変化も薄めではあるが年相応に存在する。本人曰く、「マスターの前では情緒の変化が起きやすい」らしい。
一方で、微妙なニュアンスが通じなかったり他人の感情の変化に疎かったりと、自身よりも他者へのアプローチが不得意であると言った方が正しいのかもしれない。そのせいか、性格としてはかなり天然寄りである。
クラシック三冠を目指す理由がアニメと明確に違い、彼女の子供の頃からの夢であり意志となっている。三冠の夢はアニメの「マスターの指示」を上回る、「マスターの指示であっても譲れない」願いであり、ストーリーではこれがきっかけで周囲と意見の食い違いが発生してしまった。
父親は元トレーナーで、娘に似て寡黙な性格。彼女の目標は幼い頃見に行ったレースがきっかけだが、正確には「三冠獲得の夢を父親に告げたことで父親が珍しく喜んだ」というのが彼女を本気にさせた真相のようである。父親の指導の下でブルボンは幼い頃から中長距離を走るための研鑽を重ねてきたため、短距離に適性があるにもかかわらず学園入学時点である程度のスタミナを身につけている。
トレーナーが走法の改善やレース以外のプライベートについても指導してくれる事もあり、「私にとってマスターの指示こそ、正」「マスターの力強さ、温かさはいつも自分を支えてくれています」と言わしめるまでにトレーナーを信頼し慕っている。
機械っぽい雰囲気に反して、極度の機械音痴。無自覚に機械の秘孔を突くのは日常茶飯事で、触れた機械は携帯だろうと自販機だろうとすぐに故障させてしまう。その為実家は家族総出でアナログ暮らしを余儀なくされており、その名残か現在も両親はかなりの田舎で暮らしているらしい。
サイボーグと言われるほどの正確な動きから、料理や裁縫なども機械を使わない範囲なら大得意。一方で電子レンジやミシンなどは使うとろくなことが起きないので、どうしても必要な際はフラワーに頼むなどして回避している(本人は「壊れない炊飯器が欲しい」とライスに相談したこともあるらしい)。
こちらの世界ではライスのことを「さん」付けで呼んでいる。お互い遠慮がちな性格だが、ただライバル関係なだけというわけでもなくプライベートでもそれなりに付き合いがあり仲良し。同級生にはサクラバクシンオーがおり、寡黙なブルボンに学級委員長として積極的に明るく絡みに来る。
どうやらバクシンオーは本気で彼女のことをロボットだと思っているらしく、乾電池を差し入れしていると思われる描写がある。
チャンピオンズミーティングでの「月刊トゥインクル増刊号」インタビューでは『時々友人と「カフェへバクシーン!」することがあります』と言っており、バクシンオーとの仲の良さが窺える。
(※)もちろんこっちのカフェではない。
同室はニシノフラワー。トゥインクル・シリーズでは同期ということもあり、最初はなかなか打ち解けられなかったようだが現在ではある程度のコミュニケーションもとれている様子で、後述のバレンタインイベント2022では友チョコを渡すシーンもあった。
逃げ切りシスターズの一員として、スマートファルコンやサイレンススズカとの親交もある。
4月1日~4日に開催されたスマートファルコンの「みんなでトップウマドルプロジェクト」のイベントページには最終日に登場。Twitterの宣伝映像ではスズカやファル子と共に『逃げ切りっ!Fallin’Love』を踊っていた。終始真顔なのはやはりサイボーグ気質からか。
クールな彼女ではあるがかわいい一面として、うさぎ人形に留守番ミッションを任せているらしいことがホーム画面で語られる。この人形はキャラストーリーにてトレーナーとクレーンゲームで取ったうさぎ人形と思われる。ポケットに入るサイズであり、練習も勉強もこの人形を見ていると意欲が上がったとか。
とある所の情報によると、父親の冗談のせいで雷が鳴ったら尻尾を取られると思っている。そのせいか雷が大の苦手。
育成ウマ娘
- ☆3[MB-19890425]ミホノブルボン
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
96 | 72 | 92 | 102 | 88 |
+0% | +20% | +10% | +0% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
C | B | A | B | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
A | E | G | G |
- G00 1st.F∞;
出遅れずに最終直線で前の方にいると速度が上がる、前方の順位をキープしていた場合はすごく上がる
- 順位条件としては3位以上。「崩れることなく」というのは、出遅れ・掛かりが全くないことが条件。賢さを上げたり、コンセントレーション/集中力を取得するなどして、発動率を高めよう。
- 2周年の調整では不発条件の掛かりが撤廃、前方の順位(上位20%)をキープしていた場合はすごく上がる効果も追加された。
- 固有スキル発動時に目に一瞬だけ映る「11.6」「11.8」「11.6」の数字は、史実においてミホノブルボン最後のレースとなった菊花賞のライスシャワーの上がり3ハロンタイムである。自身のキャリアに唯一傷を付けたライバルを徹底的にマークしてそれを超えるという意志の表れといったところだろうか。
- 発動条件は史実の菊花賞にて、他の逃げ馬に先手を取られたことで掛かってしまったことが由来と思われる(詳しくは後述)。
- 固有スキルの名称はNC工作機械の制御に用いる「Gコード」が元ネタ。意味は
- 「G00」:後ろに座標を指定して、その座標まで機械の軸を移動
- 「F」:後ろに速度を指定して、その速度で機械の軸を移動
- 上記を踏まえて意訳すれば「1着まで無限大の速度で移動せよ」ということになるだろう。
- 余談だが、発動時に叫ぶ上述の台詞やカタパルトから発進する姿から、一部のプレイヤーにはサイボーグというよりモビルスーツだろと指摘されている。
- なお、ガンダムシリーズには固有スキルにある「G00」とも呼べるガンダムが存在し、実質的な永久機関を搭載しているため、理論上は無限に動き続けられる特性を持つ。また、固有演出はこのガンダムの発進シーンなどで発生する光の輪とミホノブルボン号の勝負服にある「銭紋」を引っ掛けたものとも言われている。
2021年3月9日に育成ウマ娘として初実装された。
ゲーム的な性能としては、中距離適性の逃げウマ娘。ただし育成ストーリーではマイル・中距離・長距離と幅広いレースを走らねばならないため、少なくとも出走数の多い長距離の適性はAに上げておきたい。スタミナの成長率が20%あるので、多少気を遣えば無理なく育てられる。いかにも「スタミナはトレーニングでカバーできる」を体現せよという性能である。
覚醒スキルでは非常に使いやすい「逃げ直線」「逃げコーナー」を取得できるのが強み。一方レアスキルは「先手必勝」「切り開く者」だが、前者は効果が薄かったり後者はそもそも発動が安定しなかったりと微妙…だったが、先手必勝に関しては1周年の調整で逃げに必須級のスキルに変わり、さらに2周年の進化スキル「クロックアップ」となることでさらに効果が上がり、固有スキルの調整もあり、後述の新衣装版となかなか強力な差別点となる(切り開く者に関してはぶっちゃけ忘れていい)。
育成ストーリーではモデル馬の戦績通り朝日杯・スプリングステークスから3冠挑戦へと進み、ミホノブルボンの背中を追って成長し弱気を克服していくライスシャワーとの交流・対決が描かれる。
そして、史実では走ることかなわず引退した3年目では、前年の無敗2冠娘トウカイテイオーと火花を散らし、天皇賞(春)、ジャパンカップ、さらに有馬記念へと挑んでいく。
- ☆3[CODE:グラサージュ]ミホノブルボン
2022年1月28日に実装。ストーリーイベント「栄冠のパティスリー」に登場する新衣装版。
詳細はリンク先を参照。
固有二つ名
坂路の申し子
作戦「逃げ」かつ無敗で朝日杯FS、皐月賞、日本ダービーを1番人気で勝利し、スタミナ1200以上になる
- 3レースは全て目標レースなので、勝利条件は達成しやすい。スタミナ1200は意識しないと達成しづらいが、通常版ならスタミナに成長率が20%振られているので因子とサポカを積めば決して難しくはない。
サポートカード
- SR[鍛えぬくトモ]ミホノブルボン
リリース初期より実装されているSRサポート。タイプはパワー。練習性能は並み程度だが、逃げ用の優秀なスキルを多数持っているのが強み。使う機会が少ないが地味に入手困難なスキル「雪の日」を獲得できる数少ないサポート。その他連続イベントの1回目では絆ゲージの減少と引き換えに汎用性の高い「コーナー回復〇」を獲得しつつ、イベントを打ち切り他のサポートカードのイベントにターンを回すといった事も可能。
イベントでは、周囲から距離を置かれがちなブルボンが、あの手この手で距離を縮めようと彼女なりに努力する。
なお、「トモ」は馬の後ろ脚の部位のこと。人間で言うところの「太腿」にあたる。
- SSR[祝福はフーガ]ミホノブルボン
アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season2』のBlu-ray BOX、『ウマ箱2』の第2コーナー(第2巻)特典として登場したSSRサポート。タイプはスタミナ。
イベントでは円滑なコミュニケーションの指南書「なかよし☆こよしちゃん倶楽部」に書かれた内容をもとに、ブルボンとライスは仲良しミッションに取り組むことになる。肝心の性能はレアスキルが「逃亡者」だが確率取得、練習性能も残念というほかなくお世辞にも実用的とは言えないが、ブルボンとライスの可愛らしい絡みが拝めるという一点だけでも推しには嬉しいカード。
- SSR[幽霊さんとハロウィンの魔法]ミホノブルボン
ストーリーイベント「Make up in Halloween!」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプは賢さ。
配布でありながら、逃げ用の賢さカードとしてはかなり重要な立ち位置。練習性能は控えめだが貴重なスピードボーナス持ちで、逃げ用の豊富なスキルヒントはそのままにさらにレアスキルとして「先手必勝」を確定入手できる。同じレアスキルはSSRツインターボからも入手できたが、あちらは確率でイベントが打ち切りになりやすかったため安定入手手段として注目された。
当時の最新シナリオであったアオハル杯では賢さカードが最重要視されており、その後発表されたグランドライブではシナリオリンクと併せる事で逃げ用の金スキルとして評価の高い「先手必勝」「コンセントレーション」を1枚で2つまとめて獲得可能になるなど、無課金から上級者まで使い道のある賢さカードとして広く長く採用され続けている。
- SSR[U & Me]ミホノブルボン
1.5th Anniversaryキャンペーンにて、ログインボーナスと記念ミッション第2弾の報酬として配布されたSSRサポート。タイプはスピード。
外部出演
Shadowverse
『シャドウバース × ウマ娘 プリティーダービー』コラボにて「ネメシス」クラスのリーダースキンとして登場。
また、機構の発見というカードのイラスト違いプレミアムカードとしてミホノブルボンの別イラストバージョンも登場した。
競走馬『ミホノブルボン』
’92年、皐月賞。
そのモンスターの名は、ミホノブルボン。
常識は、敵だ。
信念の鎧
誰かが叫ぶ
お前には無理だと
大声が響く
お前にも限界があると
他人の勝手な
思いこみや決めつけなど
弾き返してやれ
今日まで鍛え上げてきた
信念という名の鎧を
身にまとって
《「名馬の肖像」2020年日本ダービー》
「スパルタの風。」
愛すればこそ、信ずればこその、戸山式スパルタトレーニング。
その過酷な調教に耐え、身に着けた強靭な肉体と強い精神力。
影をも踏ませぬスピードは、
分厚い筋肉のしなやかなうねりとともに加速して、
見るものを圧倒した。
- JRA『ヒーロー列伝コレクション』No.35「ミホノブルボン」
1989年生まれの栗毛の牡馬(92世代)。父マグニテュード、母カツミエコー、母父シャレーという血統。
1992年の皐月賞、東京優駿(日本ダービー)を無敗で制したクラシック二冠馬であり、先述した「サイボーグ」の他、「坂路の申し子」、「栗毛の超特急」の異名で知られる。
血統的にはスプリンター(短距離向けの馬)と考えられていたが、栗東・戸山為夫厩舎に入ると、徹底したスパルタ調教で知られる戸山調教師の「鍛え抜けば、距離の不安を克服できる」という考えのもと、当時まだ出来て間もなかった坂路調教でメキメキと力を付けた。
食事量の多さもあって他厩舎が3本で終える坂路調教を4本もこなし、3歳(現2歳)時には500mを29.9秒で駆けるなどその成果を発揮していき、その馬体も鍛え抜かれたものに一変していた。
1991年、戸山厩舎に所属する小島貞博騎手を背にデビュー。3歳(現2歳)時に無敗で朝日杯3歳ステークス(現朝日杯フューチュリティステークス)に勝利し、JRA賞最優秀3歳牡馬に選ばれる。
クラシックでは、坂路で鍛えた逃げを武器とし、皐月賞と東京優駿(日本ダービー)を勝利し、前年のトウカイテイオーに続いて無敗の二冠馬となった。
1992年5月31日 東京競馬場
秋になり、当時は菊花賞トライアルであった京都新聞杯を、ここでもやはり勝利し無敗のまま最後の一冠である菊花賞に臨んだ。しかし、菊花賞は序盤〜中盤までは同じく逃げを得意とするキョウエイボーガンにハナを奪われ、最後の直線では満を持して先頭に立つも逃げ切り目前でライスシャワーに交わされて2着となり、惜しくも三冠を逃した。無敗三冠にあと一歩まで迫ったことが評価され、最優秀4歳牡馬及び年度代表馬に選ばれた。
菊花賞後はジャパンカップ出走を目指したが断念、放牧に出されるが再度故障。1993年5月に戸山調教師が病で亡くなり厩舎は解散、鶴留明雄厩舎から松元茂樹厩舎と籍を移しながら再起を目指すが断念し、1994年に引退。
その後は種牡馬になるが、中央重賞勝ち馬を輩出することはできなかった。しかし地方競馬では2004年の報知オールスターCでエスプリシーズの2着に入った川崎のシュイベモア、2001年のラベンダー賞でアグネスソニックの2着に入った水沢のドリームキッズ、JRAへの2度の遠征こそ惨敗したが地方通算7戦無敗の2001年北関東ダービー馬メモリーフォーラムなどを送り出している。
2012年に種牡馬を引退。その後は功労馬として余生を送っていたが、2017年に老衰のため死去した。28歳没。なお、現役時代のハードトレーニングの賜物か、引退してもトモの筋肉がバッキバキに割れており、驚く見学者は多かったという。
ちなみに、初年度産駒のミヤシロブルボンはスペシャルウィーク達と同世代の1995年生まれで、1998年の日本ダービーにも出場したが18頭中17着と惨敗した。
なお、もしも菊花賞を勝てていれば、シンボリルドルフやディープインパクトですら成し得てなかった2歳GⅠを含む無敗での三冠達成となっていた(2020年にコントレイルが初めて達成した。なお、ナリタブライアンも朝日杯を勝った上で三冠を達成したが、新馬戦で負けている。かなり過去に遡ると、「幻の三冠馬」の中でも史上最強と言われるトキノミノルは朝日杯や皐月賞を含んだ9戦を全勝した上でダービーにて無敗の10勝目を上げた記録があるが、いかんせん40年近く開きがあるため「当時、朝日杯はG1ではない(そもそもグレード制導入前)」「ダービー直後に急逝し菊花賞に臨めていない」など、単純比較し難い要素が多い)。
唯一無二の相棒・小島貞博
ブルボンを管理していた戸山為夫調教師は特別な事情がない限りは門下生の騎手を騎乗させる方針を打ち立てており、小島もその門下生の一人であった。
騎手デビュー当初は騎乗数を増やす目的もあって障害との二足のわらじで活動しており、重賞初制覇も障害レースであった。後に、悲劇の名馬・テンポイントの弟であるキングスポイントで障害のGI級を制したが、その一方で平地GIには長らく縁がなかった。そして、調教中のケガを機に障害レースを離れることとなるが、その後も平地GIに届かずにいた。
しかし、ベテランの域に差しかかっていた小島に何としても平地GIを勝たせたい戸山からブルボンの主戦騎手に指名され、ブルボンの朝日杯勝利で40歳にしてようやく平地GI制覇が叶った。その翌年も引き続きブルボンに騎乗して、長らく勝てなかった牡馬クラシック3冠のうち皐月賞・日本ダービーを初制覇、皐月賞の勝利騎手インタビューでもブルボンへの感謝の思いを涙ながらに述べていた。
しかし、菊花賞の敗戦後、ブルボンの故障、戸山の急死などの不運が重なり、元々他の厩舎からの騎乗依頼が少なかったことが災いし、騎乗数を大きく減らすことになってしまう。その最中、戸山厩舎の先輩であった鶴留明雄調教師の主戦の一人として、戸山の1周忌となる1994年にはチョウカイキャロルで優駿牝馬を勝利。3回忌となる1995年にもタヤスツヨシで日本ダービー2勝目を挙げ、最後のGI・重賞勝利となった。
2001年2月いっぱいで騎手を引退し、調教師に転向。騎手時代と同じく平地・障害双方で活躍馬を輩出するも、親族の借金を肩代わりするなどで、厩舎スタッフへの給与未払いトラブルが繰り返されるほど厩舎の経営状態は火の車であった。調教師免許更新を控えていた矢先の2012年1月23日、厩舎の一角で首吊り自殺を遂げた(60歳没)。
余談
ゲームで見せる意外な顔
無表情キャラな彼女だが、アプリゲーム版のトレーニングは他のウマ娘のモーションと同じなため、普段の彼女からは見れないような表情が見ることもできる。プールで足をつって涙目になったり、拭き掃除で滑って疲れた表情を取るといったギャップのある一面も見られる。
初詣の天然
アプリゲーム版の育成にてシニア級1月に発生するイベント「初詣」でお休みの選択肢を選ぶと、揚がっている凧を口をぽかんと開けて見つめるブルボンの姿が拝める。
トレーナーの間では「ちょっとアホっぽくてかわいい」「賢さG」などという言説が広まり、もともとの本人の天然さも相まってアホノブルボンなんてタグも作られてしまった。
ここから派生してスペースキャット風のイラスト・コラ画像も作られたりなど、二次創作では「どこか抜けたところのある天然キャラ」としての地位を確立している。
ヒミツの元ネタ
ヒミツ②の『とっても背中が大きく感じた』という評判だが、実は元ネタが存在しており1996年のJRAのCMに出演した女優の鶴田真由が実際に跨った際の感想から。
俳優の本木雅弘氏が持って引いてる手綱にも素直に従う等ブルボンの従順な性格が現れてる他、鶴田氏が跨りきる前に動き出してフレーメンをしたり用を足したりする等マイペースにイタズラをするブルボンが収められている。
https://youtu.be/0-QB-YzMRF0?si=b6FQbfx99paZKiYn
アオハル杯では何故か…
アプリゲーム版に2021年8月30日に追加された育成シナリオ「アオハル杯 ~輝け、チームの絆~」では、シナリオリンクキャラクターでは無く、それ以前にメインシナリオイベントにも全く登場しないにもかかわらず、アオハル杯決勝のウイニングライブで歌われる「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」の歌唱ウマ娘になぜか選ばれている。この曲は5人が同時に歌唱するため、恐らく数合わせのための登用と思われる。
しかしアオハル杯のゲームシステム上、短距離・マイル・中距離・長距離・ダートのチームメンバーを最低1人ずつ選ぶ必要があるのだが、シナリオリンクの4人(タイキ・フクキタル・ライス・ウララ)を全員採用しても芝短距離・芝マイルのどちらかが余ってしまい、育成ウマ娘が短距離・マイルに適性が無い場合採用メンバーに困る事態が発生する。ここにデフォルトでマイルBのブルボンが入ってくれれば多少はマシになったのだが……(ライスとブルボンは育成でお互い最大級のライバル関係に位置するため、同じチーム設定にしづらい事情もあったのかもしれないが)。
ウイニングライブ
アプリ版では比較的初期から実装されているにもかかわらず、2周年を迎えた今に至ってもなお、歌唱対応しているGI勝利曲が1曲も存在しない。
史実で無敗の二冠を達成しているにもかかわらず「winning the soul」はおろか、「ENDLESS DREAM!!」すらも歌唱対応していない。何故なのか…。
それどころかソロ曲もまだ無いという状況である…。
関連イラスト
関連項目
ウマ娘プリティーダービー(アニメ) ウマ娘プリティーダービー(ゲーム) うまよん
前年度の無敗の二冠馬で年度代表馬。なお、ブルボンの引退時点で管理していた松元茂樹調教師は、テイオーを担当していた松元省一調教師の実弟である。
松元茂樹調教師繋がり。
同い年(1989年生まれ)のウマ娘
ニシノフラワー(ウマ娘):ルームメイト。史実での対戦はないが、共に2歳(旧3歳)GI勝利馬。
ライスシャワー(ウマ娘) サクラバクシンオー(ウマ娘) マチカネタンホイザ(ウマ娘)
外部リンク
第37回「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」 ゲスト:長谷川育美