「1にバクシン! 2にバクシン!! バクシン、バクシーーーーーーンッ!!」
プロフィール
キャッチコピー | 大暴走・学級委員長。いつだって爆進! |
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誕生日 | 4月14日 |
身長 | 158cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B83・W55・H83 |
靴のサイズ | 左右ともに24.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | 頼りにされること、人助け |
苦手なこと | 手順がたくさん(3つ以上)あること |
耳のこと | 人の話は半分くらいしか聞こえていない |
尻尾のこと | バクシンしていると、毛先さえも捕まらない |
家族のこと | 家訓は『褒めて褒めて褒めて、褒めたい!』 |
マイルール | クラスの問題は相談される前に解決に走る! |
スマホ壁紙 | 満開の桜並木!!(ブレブレ) |
出走前は… | 妹の応援メールに即、通話で返信 |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①『香車』のコマをお守りにしている / ②緑茶を淹れるのが得意 |
自己紹介 | こんにちはッ!サクラバクシンオーです!ご覧の通り、優秀な委員長でもあります!みなの模範となるべく、いざ!バクシーン! |
CV | 三澤紗千香 |
猪突猛進な学級委員長。思い込んだら一直線に行動し、周りを助けたり迷惑かけたりしながら、気にせずバクシンする。
かといって独善のつもりはなく、誰からも頼られないと落ち込む。短距離に圧倒的な適性があり、無敵のスピードで誰より速く駆け抜けることに自信がある。
(公式ポータルサイトより)
(旧プロフィール)
一度走り出すと止まらない大爆走っぷりを発揮する天然ウマ娘。
かなりせっかちな性格で、考えたことはすぐに実行するタイプ。
しばしば周りを巻き込んで大失敗をするが、本人にはまったく自覚がないらしい。
自分のクラスの学級委員長をやっている。
ソロ曲
猪突猛進で バクシン中だよ!(まだまだいきますよー!)
『 猪突猛進爆進中!! 』
作詞・宮嶋淳子 (SUPA LOVE)・細見卓矢 (SUPA LOVE) 作曲・細見卓矢 (SUPA LOVE) 編曲・鈴木裕明 (SUPA LOVE)
概要
メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。実在する競走馬である『サクラバクシンオー』をモチーフとしている。
「バクシーン!」が口癖の走り出すと止まらない大爆走ウマ娘。「学級委員長」であることに自負と誇りを抱き、誰に頼まれずとも模範生として学内の見回りに奔走している。品行方正ではあるが押しが強く、声量も仕草も基本的にうるさい。後述の通り暴走してて危なっかしいため自ずとよく気遣われており、ゴルシとは違うベクトルで周りを振り回してしまうタイプ。
両親からは褒めに褒められて育ったらしく、自己肯定感と根拠のない自信で溢れ返っており、しばしば謎理論を展開して自身の才覚を主張しトレーナーを困惑させる。リアクションも多彩で自信満々にツッコミどころ満載な発言をすることも。とにかくポジティブで元気いっぱいなので、プレイヤーの間では「バクシンオーを見てると元気が出てくる」と専らの評判。
クラスメイト達からの評判もよく、「バクちゃん」という愛称で呼ばれており、転校するクラスメイトからも個人的に感謝の挨拶をされるほどの人気者。
いい子であることには違いないが。
ウマッターをやっており、毎日校則を守ることの大切さを発信しているが、恐ろしいほどの誤字脱字と数々の天然発言で意図せずバズっており、カレンチャンから密かにライバル視されている。
得意とするのは短距離レースであるが「全生徒の模範となるため、長距離を含む全レースを走れるようになる」と豪語している(ただし、今の所全く見込みはない)。「1200mのレースを3つ勝てば3600mを勝ったことになる」というトレーナーの口八丁にすぐ騙されるくらいに頭の中はシンプル構造。いろいろと危なっかしいところはあるものの、短距離走者としての瞬発力と加速力は一級品で、圧倒的な実力を持っているためか常に自信満々の実力者。アプリゲーム版においてもノースフライトの育成ストーリーで彼女とぶつかり合うまではレースで恐怖を覚えたことがないほどという徹底ぶり。
ただし、こうやって活き活きと走れるのは「"長距離も走れる様になる"と信じてくれるトレーナーが居る」、或いは「切磋琢磨出来るライバルが居る場合」、そうでない場合、「模範的学級委員長」であるが故に「自身が従いたいと思う存在=トレーナー」「引っ張りたい、張り合いたい存在="短距離"ウマ娘」が居ないと抱え込んで思い悩み、強すぎる故に達観して一人引退を決めるほど思い詰めてしまう。(下記参照)
普段のテストの点数は視力検査(0.1~1.5)よりはマシな程度でしかなく、補習は日常茶飯事。
曰く勉強は「次点の次の次の次の次の……(中略)……次の次の次の次に得意」とのこと。つまりは苦手。知恵の輪を渡したら力づくで外そうとしたりもする。母の作る桜餅が大好物。
ミホノブルボンがロボットかサイボーグだと本気で思っているらしく、彼女に乾電池を差し入れしている。
『うまよん』では話の途中で走り出したりと、本当にせっかち。
OVA『BNWの誓い』では実況兼司会を務めているが、これはあの男繋がりではないかと推測されている。
アプリゲーム版のSSRサポートカード「[爆速!最速!花あらし!]サクラバクシンオー」のイベントでは妹が登場。
バクシン妹は「器用で落ち着いた性格・フィジカルとメンタル共にバクシン力が弱め」と姉とは正反対のキャラクターとなっている。後述する「サクラバクシンオー号からオミットされた部分」なのかもしれない。
余談だが、妹はちびっ子ウマ娘徒競走大会で6着になっているが、この順位は史実のサクラバクシンオーが1400m以下で唯一敗北した1992年のスプリンターズステークスの時と同じ着順である。
容姿・デザイン
名前に「サクラ」を冠する事から瞳の虹彩は花の形をしているが、形状は桜ではなく桃の花に近い(ちなみに桃の花言葉は天下無敵。偶然だが短距離最強格にして超ポジティブなバクシンオーに相応しいといえるだろう)
なお、同様に虹彩が花の形をしているハルウララは桜の花の形をしている(桜の花は花びらが二股に分かれている。先が尖っているのは桃の花)
3サイズを見て解るように、実にバランスの整ったプロポーションの持ち主だが、これは競走馬・サクラバクシンオーもかなりの好馬体だったことに由来している。
- 勝負服
ゲームでの名称はサクラ、すすめ!
2023年のゲーム版イベントストーリー第25弾『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』と共に実装された2着目の衣装。
- 私服(アプリゲーム版)
マンガ版
スターブロッサム
「スプリンターズSで!ローレルさんの模範となるレースをご覧に入れてみせましょう!」
主人公であるサクラローレルと同じチームアルケスに所属しているウマ娘。
ローレルとサクラチヨノオーとは幼馴染でヴィクトリー俱楽部に所属していた仲。ヴィクトリー倶楽部ではドジを繰り返す存在でむしろ倶楽部内では落ちこぼれ寄りの存在だったが、努力を繰り返し短距離路線での才能を開花させアルケスのエースにまで上り詰めた。
(あくまで短距離〜マイル戦に限るとはいえ)アルケス内でも最早最強格と言っていい実力を持ち、劇中では遅れてアルケスに入部したローレルに模範を見せるという意気込みから、スプリンターズステークスにてニシノフラワーやヤマニンゼファーと言った強豪を蹴散らし見事勝利を果たしている。
いわゆる未勝利ウマ娘やG2勝利ウマ娘などにもスポットライトが当たる勝負のシビアさも描写される本作においてはコメディリリーフとしての役となるが、れっきとした実力派ウマ娘としても描かれている。
うまむすめし
第38話に登場。チヨノオーの標語作りのため、共に外へ出掛けていた…が、やはり距離適性故に出かけてから1ページでバテていた。ただ、なんだかんだ外に一度出かけるのはチヨにとっても良い気分転換になったらしく、お礼にカップケーキをプレゼントされている。
アニメ版
TVアニメシリーズ
BNWの誓い
BNW駅伝の実況兼司会として初登場。
Season2
劇中ではミホノブルボンの適性が短距離であると看破し短距離路線に彼女を勧誘していた…のだが、王道のクラシック・レースを目標とするブルボンにはあまり響かなかったのか、にべもなく断られた。
1st Anniversary Special Animation
トレセンに入学したてのキタサンブラックに初めて話しかけた先輩となる。相変わらずの推しの強さを発揮し、キタサンに何か縁を感じて積極的に交流を持とうとしていた。
Season3
本作でも引き続きキタサンには目をかけているようで、Season2時代にブルボンを誘った時と同じくキタサンにも短距離路線で走らないかと粘り強く勧誘していたが、キタサンはもうチームスピカに入部していたので普通に断られた。キタサンには一応「悪い人じゃないんだけど」と言われてはいるが、ダイヤとはあまり波長が合わないのか顔を合わせるなり距離を空けられているようだ…。
※ただし、アプリ版イベントストーリー「羽ばたきのRun_up!」ではキタサンブラック、サトノダイヤモンド両者との関係は良好だったため、この設定はアニメ版のみのものと考えて良い。
オープニング映像では廊下を全力全開でバクシンしている。
第6話ではバクシンバクシンバクシンシンを歌いながらバクシンしていたところ、ジンクス破りの特訓をしていたサトノダイヤモンドに衝突しかける。ダイヤはさっと身をかわしたが、その後ろにいたキタサンブラックの胸に顔面から突っ込み、逆に跳ね飛ばされてしまった(キタサンブラックは持ち前の頑丈さで無傷)。
11話でも、キタサンと正面衝突してしまうが、以前と異なり、両者共に倒れこんでしまう。キタサンのピークアウトによるものだったが、バクシンオーも疑問に思っていた。
RTTTシリーズ
Road to the Top
セリフはないが第1話にて学園内の食堂で登場。
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース初期より☆1の育成ウマ娘とSSRサポートカードとして登場。
育成ストーリーでは、目標レースのほとんどが短距離。ほぼ史実通りだが、活躍当時はまだなかった高松宮記念にも挑戦する(当時は高松宮杯という2000mのG2レースだった)。もちろん、史実通りスプリンターズステークス2連覇も目指す。育成ラストレースは、史実で2着に終わったマイルCSである。
ただし本人は「委員長として模範を示す」のに「権威のあるレースを制す」ため、中・長距離レースであるクラシック三冠や有馬記念に出たいと言って聞かない(そもそも最初は物理的に不可能なのに「全GⅠレースを制覇したい」と言っている)。それをトレーナーがうまいこと言いくるめながらバクシンするストーリーも見物である。
ただ後日談としてトレーナーの口車に乗せられたことに彼女は気付いていたが、「トレーナーのことを信じていた」ことから口にはしなかったという。ええ子や。
なお、トレーナーもトレーナーで「今はまだ時ではない」だけで、「絶対に長距離走れる様になる」と本気で信じており、その為のメニューを組んでいる。ストーリー中騙してまで短距離を走らせているのは「今すぐに出場したい」バクシンオーを宥める為であり、信じていないわけではない。
反面、ビコーペガサスの育成ストーリーでは違った側面を見せている。
バクシンオーがライバルとして立ちふさがる回では、短距離界では強すぎて敵がいない、それどころか走者が萎縮し誰も本気でかかってきてくれない、ひいては短距離レース界隈そのものの衰退すら招きかけていることから次のレースを最後に引退する、といつもの「!」マークを一切台詞に付けず、静かに淡々と語っており、ノースフライトが「それなら自分とライバルになってほしい」と引き止めても「得意距離が微妙に違うから「マイルだから負けた」「短距離だから負けた」にしかならない」と断っており、それをノースフライトから聞かされたビコーは引退を撤回させるために奮闘することになる。
この関連で2人は、
ビコーペガサス「いつもは楽しそうだったのはお芝居だったのか? 最近はスプリントのライバルがいなくて寂しかったのか?」
ノースフライト「うん。それでも短距離界を盛り上げるために、舞台裏の顔は見せずに走り続けてくれてたの」
と語っており、これらの発言から実は今までの明るい態度は演技だった可能性が出てきた。
バクシンオーは「短距離においては絶対無敵ではあるが、かといって中長距離の適性はない」という進化の袋小路にはまってしまったというキャラクターであり、その事を思えば何かしらの闇や想いを抱いていたとしても不思議ではない。
更に競馬において短距離は目立たないジャンルであるため、自分を目立たせるためや短距離界を盛り上げるためにキャラを作っていたという考察すらされており、普段のアホの子っぷりとは裏腹にゲーム内で賢さ補正がついているのも途端に意味深となった。
ある意味では主戦場がメジャー所であった故に周りも意地でも崩さないとならず常に本気でかかってきてもらえていた世紀末覇王のIFとも言える
その覇王でさえ「まあ誰が出てこようと主役(勝つ奴)も悪役(それで嫌われる奴)も監督(場の流れを作る奴)も全部ボクなんだけどね、かろうじてドトウが食い下がってくるかな(意訳)」という発言をするなど達観に近い諦観を覗かせているので「本気でかかって来てもらえない」バクシンオーの抱えるフラストレーションは凄まじいモノになっていたはずである。
ただし、本人シナリオのバクシンオーとビコーペガサスのバクシンオーが必ずしも同一だと言い切れない部分もある。本人のシナリオはウマ娘としてデビューしたばかりのバクシンオーなのに対して、ビコーのシナリオはバクシントレ以外で経験を積んで色々と「見えて」しまったバクシンオーといった違いもある。
また、彼女が登場した複数のシナリオで存在が確認される「1200×3は3600」というトンチキ理論も出ていないため、短距離に専念させようとやってくるスカウトトレーナーを撫で斬りにしていたところでアグネスタキオン同様「これ以上選り好みするなら退学させる」と言われ、仕方なく他のシナリオとは違って短距離に専念した結果の可能性もある(この都合上、ニシノフラワーに突っ込まれた際の「ニシノさんにはこの話はまだ早かったかもしれないですね」という台詞も含みがあるような気がしてならない)
このため、最初は地として学級委員長して振舞っていたけれど、成長していくにつれて学級委員長として振舞えなくなっていたが、素を見せてしまうと周囲を心配させるから学級委員長として振舞っているという解釈もできるのかもしれない。
ただし、天衣無縫のように見えて他人を気遣えることは共通している。
ぱかチューブっ!ではゲームアプリのリリースに伴い、「サクラバクシンオーのバクシン!お悩み相談!」と題して育成中のトレーニングやレースなど、初心者ガイドの進行を務めている。
また、サクラ前線上昇中!花咲かヴィクトリー倶楽部にて、他のサクラ冠と共にショート動画が公開される。
日本中を笑顔にするために桜前線をバクシンすると言うもの。
そのために、水上バクシンを敢行するが、あえなく沈没。
育成ウマ娘
- ☆1[サクラ、すすめ!]サクラバクシンオー
リリース当初より実装されている初回実装版。
詳細は当該項目にて。
- ☆3[レッドホット☆リーダー]サクラバクシンオー
2023年5月のストーリーイベント『神算鬼謀!?春祭!熱闘鬼ドッジ』と共に実装された☆3育成ウマ娘。
詳細は当該項目にて。
チュートリアルガチャで必ず入手できる、いわゆる初期ウマ娘の一人。史実通り短距離・スピード特化のバクシンウマ娘。伸びやすいステータスもスピード+20%とあと何故か賢さ+10%。
適性がハルウララよりマシ程度の広さしかないが、事故が少ない「逃げ」が得意なので非常に育てやすく、芝とダートで出走可能なレースの幅が全く違うのでスキルPtはそこまで不自由しないはず。
固有スキルは早い段階で発動すればスパート前の位置取り押し上げとして、終盤で発動すればラストスパートの噴射力として活用できる便利な技。先行なら前者の、逃げなら後者の使い方を狙いたい。
また、サポートカードが貧弱なプレイ初期でも育成完走が十分可能な難易度である為、期間限定イベント時には相性を無視してエピソードポイントボーナスが付くサポカをガン積みしてバクシンという攻略法を取ることも可能(2022年5月30日仕様変更によりこの方法は不要となった)。一方、相性の良い完凸サポカを付けた時の強さを利用し、「ゴルシちゃんモード」や「フジキセキのショータイムモード」といった高難度モード周回にも重用されている。
全ての新人トレーナーは彼女からウマ娘の育成の楽しさと難しさを同時に学ぶこととなる。
そのため「初心者の味方」「無課金(微課金)の味方」「トレーナーにとって優等生」と呼ばれている。
以上から、トレーニング方針はスピード全振りが基本であり、最も攻略が楽なウマ娘として初心者に推奨されている(初期設定では「先行」になっているので、設定を「逃げ」に変更することを強く推奨のこと。慣れれば勿論この限りではないが)。最後のマイルCSは先行特化スキルを若干取ることで対策するとよいだろう。
なお、サポートカードや因子に気を使えばスピード以外のトレーニングに全振りしてもバクシン可能だったりする。
↓賢さトレーニング全振りバクシン(通称ドラゴン桜バクシンオー)
↓根性、パワー、スタミナ各種トレーニング全振りバクシン、通称根性論バクシンオー、ゴリラバクシンオー。なおスタミナ版は……
スタミナが軽視される理由としては単純に過剰積載が挙げられる。なにせ長距離でさえ基本的には600はあれば最後までスタミナが保ち、それ以上はラストスパートを早める効果しかない、そしてスパート距離(レース終盤の期間)はレース場で決まっており、多過ぎても敵のデバフの盾にしかならない為である。
かといって少なすぎれば敵のデバフによりスタミナが足りなくなりゴール直前で失速し被ごぼう抜きで一着を逃すためその辺りのバランスを見極めるのがトレーナーの仕事であった。
しかし2023年三周年アプデにて平時のスタミナ温存(逃げ以外の脚質でかかり以外で前に出過ぎている時に敢えて順位を落としセーブする仕様、先行なのに強すぎるせいでガン逃げし、かかってもないのに前に出過ぎて固有が発動できず、格下に差されるなどの事故を防げる)とスタミナ充分(ラストスパート直前にスタミナが一定以上多いとその分スパートの加速が上がる、短マイルでは基本過剰積載がデフォルトなので発動しない)が追加され、過剰積載にメリットが産まれたので中距離バクシンの場合などでは状況は変わって来ている
育成終了後はスピード因子や短距離因子のベースとして後進の育成に重宝する。このあたりも史実通りである。
特に無課金勢はチームレースの短距離走者がキングヘイローとバクシンオーしかおらず、☆2以下では全距離改造適性のあるマヤノトップガンや本来中距離が主戦場のエアグルーヴをも短距離型に改造する事を迫られる程の人材不足であったため、短距離バクシン因子を作っておくことは重要となっていた。(最近はビコーペガサスも追加されたので改造せずとも短距離走者を一通り揃えられる様になった。
この応用編的な立ち位置のウマ娘としては、短距離・マイルではカレンチャン、タイキシャトル、逃げ特化型ではサイレンススズカが挙げられる(いずれも☆3ウマ娘である)。長距離因子持ちをレンタル出来るなら初期ウマ娘であるダイワスカーレットも候補に入る。
しかし、バクシンオー自身は短距離特化なためか継承相性があまり良くない。ある程度慣れてきたらダイワスカーレットあたりにシフトするのもいいかもしれない。
…とここまでは基本的な育成メソッドだが、因子継承で色々改造できるため本人の希望通り長距離GⅠや3600m×1の「ステイヤーズステークス」(GⅡ・中山芝3600m、内回り2周)で勝利をもぎ取るトレーナーも結構おり、出走義務も史実関係もないのに長距離バクシンオーは有馬チャレンジと並ぶトレーナー間の目標になっていたりする。
なお、6月中旬に開催されたジェミニ杯(会場は天皇賞春。勿論長距離である)では、サクラバクシンオー、タイキシャトル、カレンチャンの3人を走らせてオープンリーグではあるものの1位を獲得した愛にあふれた猛者も存在する。
さらに、本人が全く言及しなかったダートを走らせるトレーナーも存在し、中長距離ダートの東京大賞典で1位を取らせている強者もいる。
なお、育成シナリオのダートレースではちょくちょくバクシンオーが参加しているが、何故かダート適性がAまで引き上げられる魔改造を施されている。
(ただし史実のサクラバクシンオー号のデビュー戦はダート1200mで、5馬身差の圧勝だった、適性には反映されていないが恐らく其方の素質もあったのだろう)
特殊二つ名
驀進王
1400m以下で11勝以上、スプリンターズS(シニア級)を1番人気、4バ身差以上で勝利する。
- 目標だけでは最低3戦不足してるが、重賞指定はないためURAファイナルズなどのシナリオEXレースもカウント対象となるので、無敗であれば追加出走する必要はない。事故のリカバリー等で追加出走する場合は、短距離の重賞はG2・G3共に数が少なめなのでオープン戦以下も場合によっては走ろう。
- 勝利することも条件なのでそこも注意、問題はシニア級のスプリンターズSで4身差以上でニシノフラワーは元よりマルゼンとタイキも出るのでステとスキルがあっても運が絡む。
特殊実況
G1未勝利でスプリンターズSで一着を取る。
- ファン数稼ぎでマイル以上のG1に出る事を控える必要がある、狙うとしたらクラシック級で。
サポートカード
- SSR[はやい!うまい!はやい!]サクラバクシンオー
リリース初期からサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプはスピード。名前の元ネタは牛丼チェーンの吉野家の初期の宣伝文句「はやい、うまい、やすい」と思われる(現在は「うまい、やすい、はやい」になっている)。
また、サクラバクシンオーの産駒にマズイマズイウマイという変わった名前の馬がおり、それにも掛かっていると思われる。
- SSR[爆速!最速!花あらし!]サクラバクシンオー
2022/1/28にてイベント『栄冠のパティスリー』の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプは根性。
- SR[響け!模範的あいさつ!]サクラバクシンオー
リリース1周年となる2022/02/24に実装されたSRサポート。タイプはパワー。
- SSR[感謝感謝!サクラ吹雪!!]サクラバクシンオー
ストーリーイベント「おでんせ!和みの幸味庵」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプはスピード。
競走馬『サクラバクシンオー』
絶頂を極めた者に、もはや勝つべき戦いは残っていないのか。
レコードを叩きだした、ラストラン。
最後に勝つ者が勝者だ。
その馬の名は…
速さこそ真理
追求すべきはスピードと
そう信じて進めばいい。
名誉も称賛も
きっとあとからついてくる。
ほかには目もくれず
それだけに賭けろ。
この世界で輝くために
それだけをつらぬけ。
速さこそが真理だと
そう信じて突き進め。
《「名馬の肖像」2018年スプリンターズステークス》
現役時代は小島太を鞍上に、1400m以下のレースで圧倒的なスピードと強さを発揮するスプリンターだった。1993年と1994年のスプリンターズステークス連覇、当時の1200m・1400mでレースレコードを樹立、1994年JRA賞最優秀短距離馬受賞。
通算21戦11勝。1400m以下に限って言えば12戦11勝という成績を残し、唯一敗北したレースはニシノフラワーが勝った1992年のスプリンターズステークスである。
勝敗に関わらず引退することになっていた1994年のスプリンターズステークスでは、鞍上・小島太の「最後の愛のムチ」に応え、当時のコースレコードを樹立して連覇。まさしく有終の美に相応しい走りを見せた。
現在も、後に活躍した「龍王」ロードカナロアと並ぶ名スプリンターとして名を馳せている。
バクシンオーにとって不運だったのは、活躍した時代に短距離の重賞レースが少なかったことだろう。上記のJRAのCMで語られた通り、本当に勝つべき戦いが残ってなかったため引退したのである(当時は海外遠征もそれほど盛んではなかった)。しかしバクシンオーの活躍を機に短距離路線も整備されたため、まさしく時代を動かした馬だった。
産駒もかなり優秀で、短距離を中心に勝利を重ね、国産種牡馬では史上3頭目となる産駒JRA通算1000勝を突破(最終的に1435勝・重賞45勝)。
サンデーサイレンス旋風(2749勝・重賞311勝)が日本競馬界を席巻していた当時、ブライアンズタイム(1711勝・重賞82勝)に迫り、トニービン(1054勝・重賞61勝)に勝るとも劣らない成績を遺したのは驚異的である。
非サンデーサイレンス系種牡馬にして、20世紀後半の日本競馬界を彩ったテスコボーイの父系を後世に繋いだ功績は大きい。現在は2016年の高松宮記念などを勝ったビッグアーサーが最大の後継候補と見られている。子孫たちもその快速を伝えるべく頑張って欲しいところである。
また、ウマ娘のモチーフになっている馬で、ロベルト系やヘイロー系が日本に入る前からいる競走馬の直系子孫が活躍しているのはバクシンオーの血統だけである。
(他にはシンボリルドルフ(と、その子であるトウカイテイオー)、メジロマックイーン、オグリキャップがいるが、いずれもこれといった活躍馬がおらず、いつ断絶してもおかしくない。ヘイロー系とロベルト系が入って以降に来た馬の直系はエルコンドルパサーとテイエムオペラオーのみである)
ちなみに本来の血統的にはステイヤーの色が濃かったそうで、孫以降の世代には先祖返りなのか中~長距離で実績を残す競走馬が割と多かったりする。中長距離G1で7勝をあげ、獲得賞金総額の日本記録を塗り替えたキタサンブラックが代表格。
恐らくはステイヤーに使うスタミナを短距離に全て注ぎ込んでいたからこその超スプリントだったのだろう。
より詳しくは当該記事を参照。
桜驀進王、功績に後付けで名を付けたとしか思えない、まさしく驀進王であった。
余談だが、フジテレビで競馬・欧州サッカーを担当しているアナウンサー青嶋達也のニックネーム「アオシマバクシンオー」の由来は、このサクラバクシンオーからである(1000m~1200mのレースでは折り合いが付くが、それ以上の距離(特に中長距離レース)では一番熱くなる直線のところでバテて黙り込んでしまう傾向がある為)。
余談
ロボットみたいな名前?
ミホノブルボンをロボットかサイボーグだと思い込んでいる彼女だが、「バクシンオー」という名前もロボットっぽい語感のため、pixiv上では名前のよく似た銀河烈風バクシンガーと結び付けたイラストも存在する(サクラブライオーやサクラサスライオーという競走馬は今のところは存在しない)。
「DX超合金」を頭に持ってくるとますます戦隊ロボ感が出る事請け合いである。
ちなみに戦隊にはバクレンオーというよく似た名前のロボが存在するが、こちらは悪のロボである上に恐竜がモチーフ。ウマですらない。なお、戦隊の歴史では純粋なウマモチーフのメカは百獣戦隊ガオレンジャーで一瞬だけ登場した「ガオホース」ぐらいである(他は一角獣やら魔獣やら天馬やら架空のウマばかりである)。
またトランスフォーマーの作品の一つ、ビーストウォーズネオには馬モチーフのサイバトロン、マッハキックが登場しており、既に壊滅済みだが「サラブレッド部隊」という部隊も存在していた。
「落ち着いた」馬
競走馬でのバクシンオーはレース時の驀進ぶりが嘘のように、普段は大人しく素直で聞き分けの良い落ち着いた馬だったという。…ウマ娘バクシンオーも聞き分けは良いので、落ち着きだけがオミットされたらしい。
賢さに成長率+10%があるのはこの辺が由来かもしれない(知能は高いが言うことを聞かないゴールドシップの賢さが低く設定されているあたり、ウマ娘の「賢さ」は素直さや折り合いの良さなどを表している可能性が高い)。
もっとも、競走馬の方のバクシンオーも真面目で聞き分けが「良すぎて」常に全力過ぎてスプリントの距離しか走れず、しかもそのスプリントの距離にステイヤー血統のスタミナを全部注ぎ込んでいた(だから騎手がスタミナ配分を考える必要のある他馬が太刀打ちできなかった)疑惑があるので、当たらずとも遠からずなのかもしれない……。
脚部不安
実は競走馬のバクシンオーは脚に深刻な爆弾を抱えていた、左前脚球節に骨膜があり、腫れてしまっていたのである。
デビュー前後はずっと足を痛がり急に右によれるなど将来を不安視され、また体質も内臓も弱い虚弱体質だったことで蕁麻疹や熱を良く出していた。
が、関係者各位の尽力によりその全てを捩じ伏せ6歳中期には完全克服、驀進王の名をほしいままにしたのは言うまでもない。
ノースフライトとの関係
サクラバクシンオーは1600m以上の距離では9戦して1勝もあげることが出来なかった。
しかし、決して適性がなかったわけではなく、1994年の安田記念、毎日王冠(1800m)では4着、そしてマイルチャンピオンシップにおいては2着に食い込んでいる。
なぜ勝てなかったかというとこの時期に『マイルの女王』ことノースフライトが君臨していたからである。
ニホンピロウイナー以来となる安田記念・マイルチャンピオンシップ連覇、そもそも連対を外したのは体調不良だった3戦目の条件戦のみ、牡馬混合戦でも負け知らずで、生涯を通じて先着を許した牡馬は1400mのスワンステークスにおけるサクラバクシンオーのみという、90年代を代表する名牝であった。
当時はスプリントとマイルの区別がはっきりしていなかったこともあり、互いの存在を両陣営ともに強く意識していたようで、それぞれ次のように述べている。
サクラバクシンオー陣営曰く、「完調で出てきたら、1200mでも勝てたかどうか」
ノースフライト陣営曰く、「1400mの距離では、相手のスピードに潰されてしまう」
ノースフライトが居たから、サクラバクシンオーは『短距離の王者』ではなく『スプリントの王者』と呼ばれた。
サクラバクシンオーが居たから、ノースフライトは『短距離の女王』ではなく『マイルの女王』と呼ばれた。
現在の日本競馬におけるスプリントとマイルという区別は、この2頭の存在から始まったと語るファンも多い。
また、JRA賞最優秀短距離馬は引退レースであるスプリンターズステークスでレコード勝ちを決めたサクラバクシンオーが受賞したのだが、「安田記念とマイルチャンピオンシップの両方でサクラバクシンオーに勝っているノースフライトが選ばれないのはおかしい」「そもそも1600mは『短距離』というカテゴリーに入るのかどうか、きちんと説明すべきだ」といった論争を巻き起こしたことから、印象や心情だけでなく実態としてもそこまで間違っていない。
ちなみにノースフライトは、1993年のエリザベス女王杯(当時は2400m)でホクトベガの2着、2000mの阪神牝馬特別(現在のサンケイスポーツ杯 阪神牝馬ステークス。当時は2000m)に勝利しており、マイル専門と言うよりもオールラウンダーに近いタイプだったようだ。
また、JRAにおいて女性厩務員が手掛けた初のG1馬でもあり、「フーちゃん」の愛称で呼ばれていた。
なお、2頭の間には配合の計画もあったが、ノースフライトの配合相手はノーザンテーストやサンデーサイレンス、ブライアンズタイムやキングカメハメハといったクラシックの距離に強い超一流の大種牡馬が占めており、種牡馬として優秀ではあったが短距離に特化していたサクラバクシンオーでは入り込む余地がなかったのと、「両者ともに体質に難を抱えている」という問題もあってか結局実現はせず、お流れとなっている。
種牡馬として
父としてもその豊かなスピードを後世に大いに伝え、産駒の通算勝利数は1435を記録している。
これはJRA史上9位、かつ非サンデーサイレンス系で日本の出走経験がある種牡馬としてはクロフネに次ぐ2位。
産駒傾向としては、1200mでの勝利数が全体の勝利数の50%以上、約85%が1400m以下の勝利と、まさに典型的なスプリンター。平地G1勝利馬も、いずれもが1200mまたは1600mである。
……かと思いきや、中山大障害・中山GJを連勝で制し、サンデーレーシング名義・勝負服でのJRAG1初勝利を飾ったブランディスなんて変わり種も居たりする。
サンデーサイレンス旋風が吹き荒れ、内国産種牡馬が軽視されていた時代においてこれだけの実績を残したのは驚異的と言う他なく、日本において一時代を築いたテスコボーイ父系を後世に繋いだ意義は大きい。
現状は厳しいが、後継種牡馬たちも何とか頑張ってほしいところ。
なお、キタサンブラックの母父でもあるため、直系はともかく血統表から姿を消すことは当分なさそうではある。
関連イラスト
関連項目
キタサンブラック(ウマ娘):史実爺孫のウマ娘。1周年記念のアニメおよびSeason3でも絡みがあった。またキタサンブラックが落ち込んでいるときにはいつも併走しながら(距離適性の差でバテバテになりながらも)励ましてあげている。
メジロライアン(ウマ娘):母サクラハゴロモはライアンの父アンバーシャダイの全妹。人間であれば従兄弟の関係。
サクラチヨノオー(ウマ娘)、サクラローレル(ウマ娘):さくらコマース所有馬繋がり。ゲーム中では入学前「ヴィクトリー倶楽部」に全員所属していたことから面識がある。
バンブーメモリー(ウマ娘):委員長繋がり。史実では共に最優秀スプリンター馬(92年以降は最優秀短距離馬)を受賞しており、スプリンターズSを制覇。
同期(92世代)
ニシノフラワー(ウマ娘):スプリンターズSで二度対戦している。
ミホノブルボン(ウマ娘)・ライスシャワー(ウマ娘)・マチカネタンホイザ(ウマ娘):スプリングSで対戦経験あり
ダイタクヘリオス(ウマ娘)・ビコーペガサス(ウマ娘):対戦経験あり
ヤマニンゼファー(ウマ娘):ラストランとなった1993年スプリンターズSにおいて2着。中距離・マイル・スプリントの三階級制覇を阻んだ。
ノースフライト(ウマ娘):因縁については上述の通り。