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サクラチヨノオー(ウマ娘)

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うまむすめのさくらちよのおー

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは1980年代後期に活躍し、絶大な実力を持ちながら規定により日本ダービー出走が叶わなかったマルゼンスキーの産駒として、昭和最後の日本ダービーを制した競走馬『サクラチヨノオー』。

「精進あるのみ──つまり、『桜のつぼみは春だからこそ花開く』ということですね!」

プロフィール

キャッチコピー憧れを追い求めて!素直な努力家ウマ娘
誕生日2月19日
身長156cm
体重微減
スリーサイズB80・W55・H83
靴のサイズ左右ともに22.0cm
学年高等部
所属寮美浦寮
得意なこと和菓子作り、整理整頓
苦手なこと車や飛行機(酔いやすい)
耳のこといい格言が思い浮かぶとピクンと震える
尻尾のことマルゼンスキーと同じオイルでケアしている
家族のこと夕飯は家族でよく鍋を囲んでいた
マイルール寝る前にマイスケジュール帳の更新!
スマホ壁紙マルゼンさんとのナウいツーショット!
出走前は…トレーナーさんと『チヨノ・オー!』
得意科目-
密かな自慢-
よく買う物-
ヒミツ①赤い車が通るとつい見てしまう / ②ワサビは平気だけどカラシはだめ
自己紹介サ、サクラチヨノオーです!憧れのあの人と、夢の舞台に立つためにこの想い──花開かせてみせますっ!
CV野口瑠璃子

素直で良い子で普通なウマ娘

マルゼンスキーに憧れており、彼女に挑戦できる自分になるため、ひたむきに努力を重ねている。

日課は、日々の気づきを格言にして記録すること。

気付きがしたためられた通称・チヨノートには、絶妙に伝わらない例えが書き連ねられている。

公式ポータルサイトより)

ソロ曲

花開くまでのタイミング 色々(あるけど)気にしないで

『 ひたむきマイノート 』

作詞:真崎エリカ 作曲:脇眞富&山本恭平 (Arte Refact) 編曲:脇眞富 (Arte Refact)

概要

サクラチヨノオーは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬種牡馬サクラチヨノオー』号をモチーフとする。

初登場がスピンオフ漫画『ウマ娘シンデレラグレイ』の、いわゆる「シングレ組」の一人。アプリゲーム版リリース直前の2021年2月10日、ヤエノムテキメジロアルダンら他のシングレ実名組と共に公式ポータルサイトに追加。2021年4月25日にヤエノムテキと共に担当声優が公開、翌日実装のヤエノムテキのサポートカードのイベントでアプリゲーム版初登場。2022年1月20日、アプリゲーム版に育成ウマ娘として実装。2023年4月連載開始のスピンオフ漫画『スターブロッサム』にも登場し、二大長編ストーリー漫画双方でレギュラー登場する唯一のウマ娘となっている。

愛称は「チヨちゃん」「チヨノオーさん」など。マルゼンスキーに強い憧れを抱く、素直で人懐っこく親しみやすい性格のダービーウマ娘。競走ウマ娘育成ジュニアクラブ「ヴィクトリー倶楽部」出身で、サクラバクシンオーサクラローレルサクラチトセオーとはその頃からの友人。寮のルームメイトはメジロアルダン。

父は大相撲力士。兄が二人いるが、アプリゲーム版の七夕の日限定のホーム会話によると、一人は七夕の頃に賞を取ったとのこと(史実における全兄のサクラトウコウ七夕賞勝利後引退)。兄の他にも妹の存在が示唆されているが、チヨノオー同様にウマ娘であるかは不明(モチーフは史実における全妹セダンフォーエバー説と半弟サクラホクトオー説がある)。

昭和の大横綱千代の富士が名前の由来のせいか相撲関連の小ネタが多く、同じく平成の横綱・が名前の由来のヒシアケボノと絡むことも多い。

容姿・デザイン

センシティブな作品

垂れ耳のような癖毛がある、桜色がかった鹿毛ボブカット。両耳には白の耳カバーを、右耳付近には濃淡の異なる桜の花2つに飾り紐を付けている。

瞳はマルゼンスキーに似た青目に、桜色の光が入る。「サクラ」冠名のウマ娘の中で唯一瞳の中に五弁花がないが、『ウマ娘シンデレラグレイ』では日本ダービーで全力を出し尽くし瞳の中のが散るという演出で理由付けがされている。

作者が違うので漫画ごとにキャラクターデザインが違うのは当たり前だが、チヨノオーはそれが顕著で、例えば髪は『シンデレラグレイ』では黒ベタ気味、『スターブロッサム』では淡いグラデトーン、『うまむすめし』では濃いトーンと、それぞれに印象が違う。

初出は『シンデレラグレイ』。アプリゲーム版での名称は[日下開山・花あかり]。

「サクラ」冠名の馬主勝負服(桃、白一本輪、桃袖)をベースに、ヴィクトリー倶楽部出身者共通の群青のセーラーカラーの付いたピンクの肩出し二尺袖、白の袴風スカートに白のニーハイタイツにヒール下駄を履いた、舞い散る桜をイメージした和風の勝負服。

『スターブロッサム』第3巻別カバーでは、途中まで勝負服を着た状態のチヨノオーが表紙を飾っている。

2023年春のアプリゲーム版ストーリーイベント「されば君、かなし」開催と共に実装された2着目の勝負服。トレセン学園のダンスパーティー「リーニュ・ドロワット」用に作られたカクテルドレス。見た目はどことなくメジロアルダンを思わせるブルーが多いが、それもそのはずメジロ家のデザイナーにアルダンがチヨノオー用に新しくオーダーメイドしたものだからである。また、耳飾りはアルダンの勝負服[Neige Émeraude]の胸元のコサージュとお揃いにしている。

Fleur Enneigéeは「雪に覆われた花」の意味。対の関係となるメジロアルダンの勝負服名が「Neige Émeraude(エメラルドの雪)」なので対比となる形。

2022年夏のアプリゲーム版ストーリーイベント「大乱闘!?夏色☆バカンス」のスチルイラスト及びサポートカードイラスト。ピンクのフリルの付いたチョコレートブラウンのビキニで、右耳付近に赤青のプルメリアの髪飾りや貝やヒトデの髪留めを付けている。

  • 私服(アプリゲーム版)

ピンクの半袖ベストの下に白の長袖Tシャツ、グレーのチェックのキュロットパンツの下に黒タイツ。

2024年4月28日に公開されたゴールデンウィーク企画第4弾ゴチウィークのメンバーとして登場。テーマ曲の『GOCHISO様』のカバーアートでは、「食事」がテーマということで、普段の私服の上からピンクのフリル付き割烹着を着込み、鍋つかみ用の桜柄のミトンを手にはめた姿を披露。MVやCMに登場するチヨノオーのパペットは、冬用制服の上にビンクのエプロンをつけている。

マンガ版

ウマ娘シンデレラグレイ

「負けてたまるか…日本ダービーは…私が…私が勝つんだから!!!」

本作の主要キャラクターの一人。第4巻の表紙担当。

第17Rで初登場。主人公オグリキャップが転入してきた中央トレセン学園のクラスに在籍。登場コマで登場した二つ名は「ど根性ヒロイン」。登場時は4戦3勝。

幼少期に現役時代のマルゼンスキーと会ったことがあるらしく(Twitter(現X)にて漫画担当の久住太陽氏がイラストを公開していたが、現在は削除済)、かつてダービー制覇を成せなかった憧れの先輩の意思を受け継いで日本ダービーを勝利することに並々ならぬ思いを抱いている。

地方上がりのオグリへは素直に好感を持っている実直な子だが、レース前にヤエノムテキに啖呵を切るなど根は勝気。ショートヘアーのモフっとした部分をディクタストライカ犬耳みたいだ」とモフられたりしている模様。

メジロアルダンやディクタとはよく一緒にレース観戦しに行く仲で、作中でも度々共にいる姿が確認できる。ただ、根が真面目なだけに少々態度が悪いブラッキーエールとはあまりソリが合わないのかそこまで会話はない(第60Rに至っては彼女の名前を忘れている)。

クラシックの皐月賞ではヤエノに一歩及ばず3着になるも、日本ダービーではディクタ、ヤエノ、アルダンといった同期のライバルたちと激戦を繰り広げ、残り100mの最終盤にアルダンを意地と気迫で差し返して勝利。尊敬するマルゼンがかつて成し得なかったダービー制覇を成し遂げた。

なお、この時のチヨノオーには目から花びらのようなエフェクトが出るという演出がされていたが、これが後の本編で言及される領域の一種なのかは明かされていない。

後に状況や場所の変化によって一時的に「領域」に覚醒することもあると明言されているので、ダービーに絶対勝つという彼女の執念が無意識の内に「領域」へ突入したと考えるのが自然だろうか(チヨ本人もこの後「領域」について特にこれと言った発言をしていないので、当人はそもそも気付いていない可能性もある)。

ただ、このダービーでの激戦で無理が祟ったのか足を痛めたようで、第32Rでは足に包帯を巻くなどして長期療養中であることが暗に示されている。怪我を負って以降はほぼレースする場面はなくなっているが、同期であるアルダンやディクタの理解者としてよく彼女達を支えている。

ちなみに、アプリゲーム版の育成ストーリー内ではオグリのことを「正直私たちよりも彼女の名を知る人の方が圧倒的に多いだろう」と言及しており、タマモクロスを始め先輩の強豪たちと競い続けている彼女には何かしら思うところはあった様子。

スターブロッサム

主人公サクラローレルサクラバクシンオーと同じチームアルケスに所属。『シンデレラグレイ』よりもアプリゲーム版に近い性格となっており、本作でも謎の格言を使っている。

『シンデレラグレイ』より後の時代の設定(と言ってもサザエさん時空なので年は取らない)で、既に日本ダービーを勝利した実力者として認識されており、ローレルやヨシノプリヴェールの先輩として立ち振舞っている。「ヤングジャンプ」2024年No.43号には彼女が表紙の第3巻別カバーが付録されており、作中でも珍しい勝負服を途中段階まで着ているチヨノオーも確認できる。

うまむすめし

漫画作品へは3作目の登場。事実上本作の準レギュラーでもあり、第9話では町内会のウマ娘相撲同好会の面々に振舞うご飯に悩んでいる所にイタ飯(イタリア料理)をマルゼンから教えられ、パルミジャーノチーズパスタを作った。

第38話では、廊下に掲示する標語制作を依頼されていたが、中々案が出てこず困っていた所をサクラバクシンオーに助けられ、お礼にカップケーキをプレゼントした。

なお、標語は「冬来たりなば走りで春を掴み取れ」であった。

GW特別編では、お腹を減らしたローレルに『さくら印のウマ水餃子サラダ』を作っている。

アニメ版

RTTTシリーズ

新時代の扉

劇中ではゲストキャラ扱いではあるが、ヤエノやアルダンと共に学園を歩く姿が確認できる。登場シーン自体はかなり分かりやすいので、見つけるのは難しくない。なお、チヨノオーがアニメーション作品に出演するのは今回が初となる。

ゲーム版

アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』

「くじの1等を1回で引く天才が相手なら、私はその前にくじを100回引いてみせます」

2021年5月17日の更新分でナリタブライアン(☆3育成ウマ娘)、シーキングザパール(SRサポート)と共にサポートカードとして実装。

2022年1月20日には育成ウマ娘としての実装が発表。シングレ追加組、及びアニメ一期終了以降に追加されたウマ娘が育成実装されるのは今回が初となる。

サポートカードでの育成イベントでは元の競走馬の血統(関連タグを参照)からマルゼンスキーに憧れており、彼女が運転するスポーツカーの助手席に乗って一緒にドライブに出かけたいと考えているが、自身が酷く乗り物酔いをする体質であることから克服しようと試行錯誤したり(なお、当のマルゼンスキー本人も実は助手席だと車酔いする体質というヒミツがある)、スペシャルウィークがマルゼンスキーにドライブに連れて行ってもらう姿に嫉妬しそうになったりしている。

育成ウマ娘として実装されてからはチヨノートに書かれたチヨノオー自作のオリジナル格言も公開された…のだが、パッと一例を書くと、

  • 『みかんの足はウマ娘』
  • 『花咲く前に大地を知れ』
  • 『隣のダートは力強く見える』
  • 『手を伸ばさなきゃ蛇口すら捻れない』
  • 『チヨがお鍋、トレーナーはおたま』
  • 『よい挨拶は、よい人参に勝る』
  • 『チヨの耳を澄ましてみれば、ファンファーレの音がする』
  • 『にんじんは、いつ雨が降るのか知らないものである』
  • 『朝日は、ウマ娘の最も身近な成長剤である』

…と、文章だけ見ると絶妙に意味が分かり辛いものとなっている。一応擁護するとこれらの格言は彼女が適当に作ったのではなくその時々のシチュエーションに合わせて即興で考えているものなので、上記の格言集も発言したイベントの状況や彼女の心情を合わせれば全く意図が読めないという訳ではない(一部には本当に意味が分からないものも存在するが)。

本人が公言しているので無論周囲のウマ娘にはチヨノートや格言癖を知っている者もおり、友人のサクラバクシンオーには彼女自作の格言を伝授されたりもしている。ちなみにその内容は、

  • 『ス ピ ー ド と は す な わ ち 速 さ で あ る』

…ちなみにスピードはバクシンオー曰くトレーニングして得るもの、速さとは自らを鍛えて得るものとのことらしい。

結局意味同じじゃんとは言ってはいけない。

これでも正直なところ格言を考えるのに多少時間が掛かる分、何の脈絡もなく急にバブリーな台詞を呟くことのある憧れの先輩に比べればまだ常人(?)の範疇ではあるのだが、根っこが真面目でありながら少々言葉使いに癖があるのは共通している。

なお、勝負服イベントではチヨがマルゼンへのプレゼント候補として例のダンスを披露しようとする場面があり、なんだかんだでマルゼンの要素をしっかりと受け継いでいることをプレイヤーたちに見せつけた。

競走界隈でも有名なクラブチームで後のスターウマ娘を何人か輩出している実力派が揃うヴィクトリー倶楽部のOG。現在でもたまに倶楽部には顔を出しているとのこと。どうやらチヨノオーの母親もこの倶楽部出身らしいので、相応に歴史があるチームのようだ。

なお、ヴィクトリー倶楽部には友人のバクシンオーもかつて在籍していたようで、こちらも母親からの縁で参加していた。こういった家族間での繋がりもあってか、ヴィクトリー倶楽部には『サクラ』の名を冠するウマ娘が多いようで、2022年2月22日に追加されたサクラローレル、2024年12月2日に追加されたサクラチトセオーもこのクラブに在籍していたようだ。

天賦の才や技能を持っていないのは本人も自覚しているが、そのあまりにも勝つための努力を欠かさない実直で諦めない精神性はマルゼンにも高く評価されており、実際劇中でも一度決断したら良い意味でも悪い意味でも一直線な点が指摘されていた。

育成ストーリーではマルゼンを通してダービーなどのクラシック戦線を競い続けるものとなっているが、メジロアルダンヤエノムテキとの絡みも多数描かれている。『シンデレラグレイ』では明かされなかったチヨノオー本人のダービーへの思いや、同様に描ききれなかった3~4巻辺りのクラシック組の状況や事情も窺い知ることができるので、事実上『シンデレラグレイ』の補完エピソードという見方もできるだろう。

なお、こちらのチヨノオーがマルゼンと出会ったのはトレセン学園に入ってからであったりマルゼンがダービーに挑まなかった理由が微妙に違ったりと『シンデレラグレイ』とは多少差違があるので、完全に同一の世界線ではないことには注意。

2022年11月17日、公式チャンネル『ぱかチューブっ!』にて「サクラチヨノオーのひたむき!お悩み相談!」(全6話)を公開、初心者ガイドの進行を務めている。

「育成」に関連する解説を行う「サクラバクシンオーのバクシン!お悩み相談!」に対し、こちらでは「強化編成」と「レース」における解説がメイン。

2023年4月1日から7日まで開催のゲームイベントにあわせて「サクラ前線上昇中!花咲かヴィクトリー倶楽部 ぱかチューブっ!出張版」(全4話)を公開。バクシンオー、ローレルと共に桜島名古屋ニセコと日本列島を北上して行った。ちなみに、桜島ではバクシンオーの水上走り「水上バクシン理論」に最初は驚いていたが、後日談の有馬温泉では普通に水上走りを披露していた。2024年7月23日更新分では、当時実装されたばかりのカルストンライトオと一緒に水上を走り「水上走り四天王」を結成した。

2024年4月28日に公開されたゴールデンウィーク企画第4弾ゴチウィークのメンバーとして参戦。新テーマ楽曲「GOCHISO様」がウマうたジュークボックスに追加されている。CMではヒシアマゾン手製の炒飯の真ん中にニンジンをぶっ刺す役を担当した。

2024年9月24日にはゲーム版CMとして一世風靡セピアのパロディも兼ねた一世風靡ウマ娘篇に登場している(参加メンバーは全員『シンデレラグレイ』に登場しているウマ娘である)。このCMのチヨはほぼ見学のみだが、微妙に他の見物ウマ娘達より動きが多い。

育成ウマ娘

サクラチヨノオーの育成実装に伴う初回実装版。

詳細は当該記事にて。

2023年3月29日、ストーリーイベント「されば君、かなし」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。

詳しくは該当記事を参照。

  • 育成の難易度について

マイル・中距離に適性があり、それ以外の距離は登場しないので育成ストーリーの攻略自体はそれほど難易度が高いわけではない。だが全勝で育成完了をしたい場合にはとんでもなく難易度が跳ね上がる。

難関1 日本ダービー

彼女が最も勝つことを目標としているレースだが、ライバルとなるメジロアルダンのステータスがかなり高く、更に上位回復スキルの「レースプランナー」を所持している。このためスタミナや根性が低いと終盤で当たり負けしてしまうことがよくある。

難関2 ジャパンカップ(シニア級)

最後の目標レースで、念願のマルゼンスキーとの対決となる……のだが、スピードと賢さが1000以上ある文字通りの桁違いなステータスに加え「地固め」「逃亡者」といった逃げに強いスキルを多数引っ提げて来るため勝つのは困難を極める(目標は最後のレースとしては初の「2着以内」のため、マルゼンに必ず勝つ必要はない)。

ハルウララ有馬記念など適性外の目標レースとは異なる、ストロングスタイルな難易度といえる。

番外 有馬記念(シニア級)

育成目標ではないため上記二つと違い全勝を目指すだけなら出走しなくても問題ないがこのレースにはジャパンカップのマルゼンスキーと同様に桁違いのステータスを持ち「迫る影」を筆頭に追込のレアスキルを3つ所持したミスターシービーが出走し、新たな有馬チャレンジとして立ちはだかる。またこれは実現が叶わなかったマルゼンスキーとトウショウボーイの対決を子の代で再現したものとなっている。

しかし難関2、番外は育成シナリオ「Make a new track!!」ではSSランク相当のステータスを上回って登場している。これに関しては本来新シナリオでは出さない予定で運営のミスによる不具合だったと判明。現在は修正しているため、登場はしない。

このように実装当時は高難易度で全勝は容易ではなかったが現在、「グランドマスターズ」以降実装の育成シナリオで大幅なステータスの上振れが可能になったほか、3周年からコンテニュー仕様が変更となったため、長距離因子だけ用意はそのままだが難易度は低下している。

固有二つ名

花開くサクラ

スピードが1200以上かつ朝日杯FSを勝利したウマ娘から因子を継承し、朝日杯FS・皐月賞・日本ダービー・ジャパンカップで勝利する

  • ダイワスカーレットトウカイテイオーのように史実における親の特徴を持つウマ娘から因子を継承する必要がある。
  • トウカイテイオーのGⅠ7勝よりかは親になるウマ娘の準備が容易であり無敗などの条件もないため比較的簡単…かと思えば上記の難関が立ちはだかりこの系統の二つ名の中では難易度は高レベル。
  • ただし、ジャパンカップに関しては「シニア級ジャパンカップ」とは書いておらず、実はクラシック級ジャパンカップでも条件を満たせるため、最高レベルかと言われるとそうでもない。

サポートカード

  • SSR[今ぞ盛りのさくら花]サクラチヨノオー

前述の通り2021年5月17日の更新時に追加されたSSRサポート。タイプはスタミナ。

「先行のコツ〇」の他SSRでは先行限定で最終コーナーでの加速力が上がるレアスキル「スピードスター」のスキルヒントの入手を狙う事ができ、得意練習がスタミナであるため中長距離で先行型のウマ娘に適した性能となっている。

…のだが、こちらに先んじて「スピードスター」を入手可能なファインモーションと同様に、下位スキル「抜け出し準備」のスキルヒントとのランダムな二者択一となるため、一部では同じくスペシャルウィークのガチャ版SSRと同じ上位スキル「全身全霊」を確定で入手できるウイニングチケットのストーリー版SSRと比較され、「チケゾーはスぺちゃんがくれなかった『全身全霊』をくれたけど、サクラチヨノオーはファインモーション共々『スピードスター』をくれなかった」とネタにされてしまう事態となってしまった。→あげません!

しかしその後2022年2月24日のアップデートで仕様が変更され、貰えるヒントレベルこそランダムで変動するものの確実に「スピードスター」を入手できるようになった。加えて「スピードスター」の効果自体も上方修正が行われた事、完凸では素のレースボーナス10に加えて固有ボーナスで実質合計15になるという点が多くレースに出走する程成長させやすくなる「Make a new track!!」で有利に働いた事も合わさりプレイヤー間で大きく評価が上昇した。

…とはいえ、スタミナSSRには高い練習性能と安定した回復レアスキルを併せ持つ強力すぎるライバルが存在する上、それと同等の練習性能と長距離限定ながら安定性の高い回復レアスキルが手に入るビワハヤヒデイベント配布枠で登場しているなど依然強力な対抗バも多いのが現状となっている。

  • SSR[チョベリグ心あれば桜心]サクラチヨノオー

2022年7月29日、ストーリーイベント「大乱闘!?夏色☆バカンス」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプは根性。

生年月日1985年2月19日
英字表記Sakura Chiyono O
性別
毛色鹿毛
マルゼンスキー
サクラセダン
母の父セダン
競走成績10戦5勝
近親サクラトウコウ(全兄) サクラホクトオー(半弟)
主な勝ち鞍'87年朝日杯3歳ステークス、'88年日本ダービー馬主はさくらコマース。美浦トレセン境勝太郎厩舎。 主戦騎手小島太

※馬齢は数え表記

馬名は千代の富士からとられている(ちなみに彼の弟子には読みが部分一致する千代ノ皇がいる)。半弟のサクラホクトオーは北勝海に由来する。

1987年8月8日、函館競馬場芝1000m新馬戦でデビュー。雨の重馬場ながら1番人気に応え完勝。

オープン特別を2戦し朝日杯3歳ステークスに出走、1番人気で優勝し関東の3歳チャンピオンとなる。

同年のJRA賞最優秀3歳牡馬は阪神3歳ステークスを制したサッカーボーイが受賞。

1988年は共同通信杯4歳ステークスから始動、1番人気4着。

弥生賞はサッカーボーイが1番人気、サクラチヨノオーは2番人気。レースはサクラチヨノオーが逃げ切り勝ち、サッカーボーイは3着。

皐月賞スプリングステークスを勝ったモガミナインが1番人気、サクラチヨノオーは2番人気。先行するがゴール前で差されて3着、優勝はヤエノムテキ

日本ダービーはサッカーボーイが1番人気、ヤエノムテキ2番人気、サクラチヨノオーは3番人気。直線で先頭に立ったところをメジロアルダンに交わされ半馬身差をつけられるがゴール前で逆転。当時のレコードタイムを更新し、昭和最後のダービー馬となった。

サクラ軍団と鞍上の小島太は共にサクラショウリ以来10年ぶりのダービー2勝目、メジロ軍団はメジロオーメジロモンスニーに続きまたも2着。ヤエノムテキは4着、サッカーボーイは15着。

その後は故障で1年間休養。菊花賞スーパークリークが制し3冠レースを分け合う形となったが、JRA賞最優秀4歳牡馬は有馬記念を制したオグリキャップが受賞。

1989年は安田記念宝塚記念に出走するがどちらも16着と大敗。翌年から種牡馬となる。

代表産駒はナリタブライアンが制した'94年の皐月賞で2着に突っ込んだサクラスーパーオー

'99年のウィンターステークス等を制したダートの逃げ馬マイターン、'97年の愛知杯(当時は父内国産馬限定重賞、現在は父内国産馬奨励制度自体が廃止)を制したサクラエキスパート

2012年1月7日没。

余談

お父さんは千代の富士?

前述の通り、サクラチヨノオーの名前の由来は、当時の最強力士、昭和の大横綱・千代の富士。国民的人気を博し、引退後に国民栄誉賞を受賞、『千代の富士物語』という伝記ドラマも制作されている。

チヨノオー育成終了後のイベント「チヨノオー物語」はまんま千代の富士のエピソード。

チヨノオーのわんこっぽいキャラクターは、千代の富士の異名「ウルフ」にプリティー要素を突っ込んだ結果と思われる。

アプリゲーム版では父親が大相撲力士の設定。皐月賞前後にチヨノオーがケガ防止用筋トレで実家の畳をボロボロにしたことを知った父親が自分もやったことがあるからと笑って許すエピソードが挟み込まれるが、これは千代の富士自身のエピソード。話し方も千代の富士そのままなので、チヨノオーの父親は千代の富士その人ではと思わせるようになっている。

ちなみにサクラチヨノオーの半弟サクラホクトオーは、千代の富士の弟弟子で当時の横綱の北勝海(現・日本相撲協会理事長の八角親方)が名前の由来。『ウマ娘シンデレラグレイ』第16巻の有馬記念ではホクトオーがモチーフと思われるウマ娘「ソメイポラリス」が登場するが、なぜかホクトはホクトでも『北斗の拳』の次兄トキそっくりの容姿をしている。

また、『スターブロッサム』に登場するウマ娘「アマギハピネス」のモチーフは、サクラチヨノオーの初年度産駒サクラスーパーオー。なぜかフーテンの寅さんのような格好をしているが、演じた渥美清は千代の富士同様、国民栄誉賞を受賞した昭和の国民的俳優だったので、その繋がりと思われる。

関連イラスト

関連項目

ウマ娘プリティーダービー

ウマ娘シンデレラグレイ スターブロッサム

ウマ娘 サクラチヨノオー

88世代(ウマ娘) ダービーウマ娘

ヴィクトリー倶楽部 イヌ娘

対戦経験のあるウマ娘

太字はサクラチヨノオーが先着したレース、☆はそのレースの勝ち馬。

血統繋がり

馬主・厩舎・主戦騎手繋がり(ヴィクトリー倶楽部

その他

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