※本馬をモチーフとする『ウマ娘 プリティーダービー』のキャラクターについてはヒシアケボノ(ウマ娘)の記事を参照。
概要
半弟に海外G1を2勝したアグネスワールドがいる。
体重が500kgを優に超える超大型馬として有名で、馬名の由来は当時現役だった第64代横綱の曙太郎(1969~2024)からである。
しかし、年が明けても勝てず武豊を背に挑んだ5戦目の未勝利戦も5着。武が乗ったのはこの1戦だけだった。
河内洋を迎えた未勝利戦で、6戦目にして初勝利し次の500万下条件戦も連勝。
騎手が角田晃一に代わっても連勝を4に伸ばす。
この後の2戦は河内が騎乗するも、再び角田に戻ったスワンステークス(GⅡ)で重賞初勝利し以後、角田が主戦騎手となる。
マイルチャンピオンシップはトロットサンダーに敗れて3着になるも、続くスプリンターズステークスでビコーペガサスとドバイから参戦したソーファクチュアル(オリビエ・ペリエ騎乗)の追撃を振り切りGⅠ勝利を飾る。
この時の馬体重560kgはGⅠ勝利再重量記録として長らく不動であったが、2016年にアポロケンタッキーがダートGⅠの東京大賞典を馬体重565kgで勝利したことにより破られた。
それでも芝GⅠ優勝馬の歴代最重量記録としては2021年現在も残っている。
(※逆にGⅠ勝利最軽量記録は1971年度のオークス馬であるカネヒムロの384kg。)
しかし、ウッドマン産駒の特徴である早熟にあてはまったのか古馬になった1996年は高松宮記念・安田記念連続3着はあったが、それ以降はまったく馬券にからめず、1997年末のスプリンターズステークスで9着になったのを最後に引退(この時の騎手は、ヒシアマゾンの主戦だった中舘英二)。
引退後は種牡馬になるも、母の父としてフェアリーステークスを勝ったクラウンロゼ(ちなみにその父のロサードはオールカマーを勝った時が432㎏と言うかなりの軽量馬)を出した程度に終わった。
晩年は東京大学農学部付属牧場に繋養されたが、2008年に16歳で死去した。
関連タグ
相撲甚句:グリーンチャンネル制作の『栄光の名馬たち』のこの馬の回のエンディングで何故か流れていた。
関連馬
ウィナーズサークル、ダンツシアトル…同じく東京大学農学部付属牧場に入厩していた時期のあるG1馬。