データ
コース | 京都・芝1400m(外回り) |
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条件 | 3歳以上 |
重量 | グレード別定 |
※2021-22年は京都競馬場改修のため阪神競馬場芝1400mで施行。
優先出走権
本競走の1着馬にはマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられている。
概要
京都競馬場芝1400mで行われる短距離重賞(GⅡ)。競走名の正式名称は『MBS賞スワンステークス』で、大阪の放送局・MBSメディアホールディングスが寄贈賞を提供している。レース名称のスワンは、京都競馬場内馬場の池にいる白鳥からとられた。
1958年に、5歳(現4歳)以上の古馬による重賞競走として創設。創設当初は京都競馬場芝1800mで春季(4月から5月上旬、あるいは1月末にも施行されていた)に行われ、1965年には関西テレビから寄贈賞の提供を受け、『関西テレビ放送賞スワンステークス』として1983年まで同局より賞の提供を受けていた(関西テレビは1984年にローズステークスに提供先を変更)。1972年より距離を芝1600m(外回り)に変更し、翌1973年に施行時期を5月上旬に変更した。
1984年のグレード制導入とともにGⅡに格付けし、併せて施行時期を10月下旬に繰り下げ、距離も芝1400m(外回り)に変更して4歳(現3歳)馬や外国産馬も出走可能になり、マイルチャンピオンシップの前哨戦として位置づけられた。
2000年、これまで5月に施行されていた京都4歳特別(GⅢ)に寄贈賞を提供していた毎日放送が同競走の廃止を受けて、スワンステークスに寄贈賞の提供を変更し、前述の通り『毎日放送賞スワンステークス』として現在まで賞の提供を行っている。
2014年より、本競走の1着馬にはマイルチャンピオンシップの優先出走権が与えられている。
創設時の負担重量はハンデキャップだったが、1961年より別定に変更された。
短距離の実力馬が集うレースで、歴代優勝馬にはニホンピロウイナー、バンブーメモリー、シンコウラブリイ、サクラバクシンオー、ヒシアケボノ、タイキシャトル、キンシャサノキセキ、ミッキーアイルといったマイル・スプリントGⅠホースがいる。ただし天皇賞(秋)と開催週が重なるため、天皇賞(秋)(芝2000m)が長い、というスプリンターやマイラーが集う傾向にある。