サトノクラウン(ウマ娘)
うまむすめのさとのくらうん
「絶体絶命?─── いいじゃない、燃えてきた。運命なんて、私がひっくり返してあげる!」
キャッチコピー | ターフの奇術師!頼れるエリートお姉さん |
---|---|
誕生日 | 3月10日 |
身長 | 163cm |
体重 | 内緒よ |
スリーサイズ | B82・W53・H81 |
靴のサイズ | 左右ともに24.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | (特に大掛かりな)マジック、マルチタスク |
苦手なこと | 真夏の日差し、予定のない休日 |
耳のこと | ここ一番の瞬間にキュッと絞る癖がある |
尻尾のこと | サトノ系列ホテル御用達品を取り寄せている |
家族のこと | 毎日の他愛ない話もSNSで伝え合っている |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①レインブーツを集めるのが好き / ②サウナが好き |
自己紹介 | サトノクラウンよ。必ずサトノに栄冠を。そのためにあらゆる準備を尽くし、逆境さえも力にするわっ!期待してね! |
CV | 鈴代紗弓 |
香港と日本、ふたつの拠点で生活をしている明るく勝気なお姉さんのウマ娘。
サトノ家の期待を背負う実力者の1人でもある。
逆境になればなるほど燃え上がる気質で、時にはマジックのように鮮やかに物事を解決することも。
愛称は『クラちゃん』。
(公式ポータルサイトより)
サトノクラウンは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフ元は、2010年代半ばに活躍した実在の競走馬「サトノクラウン」号。
2022年2月、アプリゲーム版『ウマ娘』1stアニバーサリー記念で公開されたアニメ内でキャラクターデザインのみが、アストンマーチャンやシュヴァルグランと共に先行して発表された。ただし名前は8か月以上に渡りシュヴァルグラン共々伏せられ、同年11月5日の4th event「SPECIAL DREAMERS!!EXTRA STAGE」day1のライブ後に名前やプロフィールが発表された。
キタサンブラック、サトノダイヤモンド、シュヴァルグランの同級生。寮のルームメイトはドゥラメンテ。サトノダイヤモンドと同じくサトノ家に属するウマ娘のひとりで、愛称は「クラちゃん」。
トレセン学園入学を機に単身で香港から日本に戻ってきた帰国子女。長い香港生活の影響のためか、時々広東語と英語を交えて話す。これらの言語の他、日常会話に混じることはないもののローディング中の1コマ漫画ではその気になればポルトガル語やイタリア語も話せるマルチリンガルであることがわかっている。
このため、しばしば音楽用語を織り交ぜるサウンズオブアースとの会話には比較的ついていくことができる模様(ただし、「大胆なレースがしたい」という趣旨で音楽用語のduramenteをサウンズオブアースが持ち出した際はウマ娘のドゥラメンテと勘違いしており、サウンズオブアースからはガッカリされている)。
逆境やプレッシャーを物ともしない勝気かつ大胆な性格であると同時に、シュヴァルグランの誕生日の際には目立つことが苦手な彼女の性格に配慮したプレゼントの渡し方を考えるなど気配りの利くお姉さん気質な一面もある。
常に逆境に耐えられるよう柔軟な発想力と知略を持ち合わせており、ゲーム版2周年記念シナリオでは取り組んだことのないカードゲームのルールを見ただけで覚え、年上かつ腕利きのプレーヤーを次々に打ち破って見せている。
更にはメイクデビューの前にはトレーニングと並行して父親のテーラー業の手伝いもこなしているなど中等部離れしたプランニングスキルも持ち合わせており、名家の令嬢として器も申し分ない。
その一方で、見事な腕前を披露した直後にカードゲーム初心者の少年相手にあっさり負けてしまったり、発注の桁数やスケジュールを間違えたりするといった初歩的なミスで足元を掬われる醜態を演じることも稀にある。しかし、それでも持ち前の前向き思考を糧にどうにかして乗り越えている。
コミュ力オバケであり、プレゼンテーションなどもお手の物。その才を活かして商戦にも抜け目がない。ただその才が災いして、トレーナーへの誘いを持って回った言い方にしてしまい混乱することが多々ある。
その自爆癖さえなんとかすれば、トレーナーへのアプローチは基本的にド直球のどストレート。いつの間にやら両親にまで交流を深め、サトノにするべく準備は万端である。
史実でのサトノクラウン号の最多騎乗騎手はミルコ・デムーロだが、ウマ娘のキャラクター設定には、初GⅠ勝利時の騎手ジョアン・モレイラの上の人ネタがふんだんに取り入れられている(香港が拠点、彼の異名「マジック(マン)・モレイラ」→手品が得意、国際的に活躍→マルチリンガル、など)。
ちなみに、楽器の中でもキーボードが好きらしく、多彩な音でメロディーを楽しめる感覚が他の楽器より充実感があるという。自身の育成ストーリーではサウンズオブアースと共に演奏をしたこともある。
恐らくこの由来は産駒の2023年日本ダービー馬タスティエーラ。イタリア語で「キーボード」を意味する。
更にサトノクラウンの育成ストーリーのグッドエンドでは「ダービーを勝ちたい」と宣言する「緑の目のウマ娘」が彼をモチーフとしたモブキャラとして登場する(シュヴァルグランの育成ストーリーのグッドエンドにもサトノクラウンに向かって同様の発言をする「音符の髪飾りのウマ娘」が登場するが、おそらく同一人物とみられる)。
黒鹿毛のロングヘアを右側にまとめサイドテールにしている。前髪にはミルククラウンのような独特な形の流星がある。両耳の輪郭は波型になっており、右耳には王冠を付けている。
- 勝負服
アプリゲーム版での呼称は「黒翠千里行」。
シックな緑の勝負服。クラウン曰く「結晶」がテーマとのことで、彼女が主導の勝負服製作企画『プロジェクト・シルクス』でクラウンの長姉も含めた関係各所の協力も取り入れつつサトノグループの技術を結集して作られたという。長袖のダイヤの勝負服と比べるとスマートな衣装なのも、動きやすさに重きを置いたコンセプトなため。
- 私服(エンスカイコラボ)
エンスカイとのコラボ商品のために新規で書き起こされた私服デザイン。黄緑色のカジュアルスーツを肩に掛けている。首には王冠のネックレスが見られるのもポイント。
- 私服(ローソンコラボ)
ローソンコラボで登場した、こちらも描き下ろしデザイン。緑色のチェックシャツにバッグを持っている。このコラボは11月開催ということで厚着なメンバーが多い中、結構寒そうなファッションである。
- 私服(サンリオコラボ)
サンリオコラボでにて公開された私服の一つ。シナモロール(シナモン)がコラボ相手ということで、クラウンにしてはかなり幼女感もある幼げな印象も受ける。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版にのみ登場する私服衣装。アニメ版とは異なり青いジャケットを着ていて、紺のシャツとグレーのミニスカート、黒のオーバーニーソックスと、他のパターンとは少し違った趣ながらやはりかなりスタイリッシュなファッションとなっている。上記のエンスカイコラボとは違うデザインながらこちらでもネックレスを着けている。
ゲームの仕様上靴については長らく不明だったが、2024年8月24日に開催されたウマさんぽのKFCコラボバージョンの映像で初めて公開され、白の編み上げブーツを履いていることが明らかになった。
- お菓子作り衣装
アニメイトフェアのために描き起こされた、お菓子作りがテーマの衣装。クラウンらしく緑色のエプロンを着ている。
- パジャマ姿
ナムコキャンペーン用に描き起こされたパジャマ姿。寝間着姿ということで裸足となっており、イラストでは緑色のカップを持っていた。
アニメ版Season3第10話で登場した「サトノ家のメイド喫茶」にて着ていた服。デザインはダイヤとほぼ同じだが、胸元に王冠のマークが描かれている部分が異なる(ダイヤのメイド服はダイヤモンドマーク)。
うまむすめし
第45話にて登場。クラウンが漫画作品に登場するのは本作が初。梅雨の日に外出できなかったドゥラメンテに冷やし中華を作った。
TVアニメシリーズ
1st Anniversary Special Animation
アプリゲーム版ウマ娘の1周年を記念して公式YouTubeチャンネルより公開された短編アニメーション。本作がウマ娘プロジェクト全般における初登場となる。
名前が正式に発表されるまでは、アニメ内でのダイヤからの紹介を踏まえて、トレーナー達からはサトノグループのクラちゃんという愛称で親しまれており、pixivではそちらのタグも合わせて検索するとイラストなどを見つけやすい。
Season3
「ダイヤ、あなただけには背負わせない…サトノのジンクスは今度こそ、私が…!!」
サトノ家の期待を背負う実力者の1人。
チームカペラ所属。
明るく勝気なお姉さん気質で、サトノダイヤモンドだけにジンクスの重圧を背負わせまいと自らも果敢にレースに挑む。
逆境になればなるほど燃え上がる性格で、時にはマジックのように鮮やかに物事を解決することも。愛称は『クラちゃん』。
キタサンブラックやドゥラメンテの同期で、第1話では皐月賞・日本ダービー、第5話では宝塚記念に出走している。
昔から付き合いのあるダイヤだけでなく、キタサンブラックや同じく同期のシュヴァルグランとも良好な関係を築いているようで4人でいる場面も多く見られる。
クラシックレースを勝てなかったことから代わりにGⅠ勝利の夢を引き継いだダイヤに引け目を感じているらしく、自身も負けじとサトノの「GⅠレースを勝てない」ジンクスを破るべくキタサンやシュヴァル達と戦う。
第6話ではサトノダイヤモンドが菊花賞制覇を果たし遂に「サトノのジンクス」が破られる。京都レース場にキタサンブラックやサトノのトレーナーと共に応援に来ていたクラウンは涙を浮かべながらダイヤ達と抱き合い喜びを分かち合った。
第7話では描写はないが香港でGⅠ初制覇を果たしており祝勝会が開かれる。ダイヤの勝利を皮切りに自身だけでなくサトノ家のウマ娘達が活躍し始めていることをダイヤに語り、改めて感謝の気持ちを伝えた。
なお、祝勝会の横断幕には「香港GⅠ勝利」と書かれていたためこの時点では凱旋門賞と違いレース名(史実通りなら香港ヴァーズ)と沙田競馬場の使用許可が降りていない可能性がある。
その後は国内のレースに出走する路線を固め、第9話では大阪杯に出走するもキタサンに敗れる。
第10話ではキタサンが謎の不調で本調子を出せない中、オールハイユウなどを破り宝塚記念を制覇。遂に国内GⅠレースでも勝利を収めた。
第11話。天皇賞(秋)では大雨による不良馬場をスムーズに先行して直線に向くも、出遅れから巻き返したキタサンとの壮絶な一騎打ちに敗れ惜しくも2着だった。
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
本作ではプレイアブルキャラクターとして参戦。今回はアニメ版Season3に登場したウマ娘達の構成であるチームアイリスのメンバーとして活躍する。なお、アイリスにはダイヤは在籍していない関係上本作では2人は別行動している模様。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース2周年となる2023年2月24日より、アニバーサリーストーリーや同日実装の育成シナリオ『グランドマスターズ -継ぐ者達へ-』のストーリー内にて初登場。
育成ウマ娘としては同年の12月11日にレースイベント「チャンピオンズミーティング LONG」の参加リーグ選択開始と共に初実装となった。
2024年4月30日にはゴールデンウィーク企画の「ゴチウィーク」の一つとして「サトノクラウンのやみつきウマ麻婆麺」というレシピが登場した。なお、ラー油からレシピが用意されていたりとかなり気合の入った物となっている。
競走馬『サトノクラウン』
2012年生まれの黒鹿毛の牡馬で持込馬(15世代)。血統は父マルジュ、母ジョコンダⅡ、母の父ロッシーニ。3歳上の全姉には、イギリスで2歳短距離GⅠ・チェヴァリーパークステークスを制したライトニングパールがいるが、サトノクラウン自身はむしろ中距離に活路を見出だした。良血馬ゆえに期待されていたが生まれつき腰回りの骨格に難があり、疲れやすくレースを多数使える体質ではないというハンデを抱えていた。
2歳10月の新馬戦でデビュー勝ちすると、東京スポーツ杯2歳ステークスと弥生賞も制し無敗のままクラシック戦線を迎える。こうした実績から、クラシック本番の皐月賞では1番人気に支持される。しかし、本番は東スポ杯で露見したゲート難や4コーナーでの不利もあって6着に終わる。続けて迎えた日本ダービーでは中団後方から東京の長い直線を懸命に追い込んだものの3着に敗れた。彼を下し二冠を手にしたのは、同じ堀宣行厩舎所属のドゥラメンテであった。秋は菊花賞には向かわず距離を短縮して古馬相手に天皇賞(秋)に臨むも、直線で馬群に包まれて戦意を喪失し17着と大敗した。
4歳シーズンは初戦の京都記念を同期の二冠馬ドゥラメンテの主戦ミルコ・デムーロ騎手を鞍上に3馬身差で圧勝しクラシック有力馬の意地を見せるも、その後は気性面の問題が顕在化。初めて渡った香港でのクイーンエリザベス2世カップは12着、宝塚記念6着、天皇賞(秋)14着と掲示板にも入れない連戦連敗の日々が続いた。
そんな中、シーズン最終戦に選ばれたのは12月の香港ヴァーズ。このレースの大本命は同年のブリーダーズカップターフを制し、凱旋門賞でも名牝ファウンドの2着だった前年の覇者・ハイランドリール。日本でも惨敗を続けている馬がアイルランドの世界的名門エイダン・オブライエン厩舎が送り出す世界最強クラスの馬に相手しても、歯牙にもかけられず終わるだろうとの前評判が大半であった。
しかし最後の直線で馬群の中から抜け出すと、早めに抜け出したハイランドリールを目標にじわじわとその差を詰めていきゴール寸前で見事に差し切ってみせた。「マジックマン」の異名を持つ香港の名手ジョアン・モレイラ騎手の好騎乗に応え、悲願のGⅠ制覇を香港の地で果たすこととなった。
翌5歳シーズンは昨年同様ミルコ・デムーロ騎手を鞍上に迎えて京都記念を連覇。新たにGⅠとなった大阪杯こそゲート内で暴れた影響か6着に敗れるも、続く宝塚記念では荒れ馬場の淀みない流れで崩れる先行馬達を外から差し切り、春古馬三冠に挑むキタサンブラックや同期のシュヴァルグラン、かつてのグランプリホース・ゴールドアクターや同期の二冠牝馬・ミッキークイーンといった強豪達を抑えて国内GⅠを初制覇。GⅠ2勝目となった。
秋初戦の天皇賞(秋)は大雨の不良馬場に。荒れ馬場の宝塚記念や重馬場の京都記念を制した実績から道悪への強さが買われ、オッズではキタサンブラックに拮抗する2番人気となった。ゲートが開くと、他の馬達が足を取られて苦しむ中スムーズに先行し、直線まで手応えよくレースを進める。しかし、一頭喰らい付いてくる馬がいた。
それは出遅れたはずのキタサンブラック。540キロの巨体を駆使した図抜けたパワーでボロボロのインコースを通り追い上げてきていたのだ。互いに馬場の内外を切り返しながら壮絶なマッチレースを展開するも、クビ差凌ぎ切られ惜しくも2着となった。
この死闘の反動は大きかったのか、次走のジャパンカップで10着に大敗するとその後は掲示板にすら入ることができない深刻な不振に陥った。翌年のジャパンカップで三冠牝馬アーモンドアイの圧勝劇を見届け、これを最後に引退・種牡馬入りした。
種牡馬としては、2022年から2歳世代がデビューしている。2023年3月には、競走馬時代に本馬を管理していた堀宣行が送り出したタスティエーラ(母父マンハッタンカフェ)が弥生賞ディープインパクト記念を制覇。産駒初のJRA重賞制覇を親子制覇という形で飾った。4月の皐月賞ではキタサンブラック産駒ソールオリエンスの驚異的な末脚の前に2着と破れたものの、5月の日本ダービーでは初コンビとなったダミアン・レーン騎手を鞍上に迎えソールオリエンスらの追撃をクビ差振り切ってGⅠ初制覇。
産駒初のJRA・GⅠ勝利を父が果たせなかったクラシック競走制覇、ひいてはダービー制覇という形で贈り届けた。ちなみに、日本ダービーのテン乗りによる勝利は1954年のゴールデンウエーブ以来69年ぶりという歴史的な勝利だった。なお、同年の菊花賞はドゥラメンテ産駒ドゥレッツァが勝利(タスティエーラ2着、ソールオリエンス3着)したので、同期3頭の産駒で三冠を分け合うというドラマも生まれた。
モデル馬が同期(15世代)
・キタサンブラック(ウマ娘):同日産まれ。
・シュヴァルグラン(ウマ娘):デビュー時の鞍上が福永祐一騎手で、外国人騎手とのコンビでGⅠを初制覇した繋がりもある。
・ドゥラメンテ(ウマ娘):ルームメイト。モチーフ馬は同じ堀宣行厩舎所属で、堀師曰く一番のライバル。共通の騎手が騎乗している(デムーロ騎手の他に、ライアン・ムーア、石橋脩)。
1歳下の後輩。皐月賞・日本ダービー出走時にクリストフ・ルメール騎手とコンビを組んでいた繋がりがあるほか、サトノクラウンが香港ヴァーズを制したときの鞍上であるジョアン・モレイラともコンビを組んだこともある。
モデル馬にミルコ・デムーロが騎乗
・ネオユニヴァース(ウマ娘)…デビュー時の鞍上が福永騎手繋がりでもある。
・エイシンフラッシュ(ウマ娘)…福永祐一およびルメールの両騎手が騎乗。
・ドゥラメンテ(ウマ娘)
・サウンズオブアース(ウマ娘)…2015年有馬記念、2016年ジャパンカップで騎乗し2着。福永祐一およびルメールの両騎手も騎乗している。
モデル馬の初年度産駒がダービー制覇
※いずれも親子制覇。
外国語混じりで話すウマ娘
・アグネスデジタル(ウマ娘)…福永祐一騎手が騎乗。
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