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ミッキークイーン

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みっきーくいーん

ミッキークイーンとは、元JRA所属の競走馬、繁殖牝馬。2015年のオークス、秋華賞を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選定された。(サムネイルの画像左側)
ミッキークイーンとは、元JRA所属の競走馬、繁殖牝馬。2015年のオークス、秋華賞を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選定された。(サムネイルの画像左側)

名馬の肖像

名馬の肖像

女王の時間

まだそのときではないと

運命がささやくのなら

いまは耐えることにしよう


選ばれし者の威厳を保ちつつ

情熱の火力は落とさずに

凛として機を待とう


やがて荘厳な鐘の音とともに

私の時間がはじまる

いざ深緑の絨毯を踏みしめて

戴冠の儀に臨むとしよう

(2022年オークス)


概要

概要

ミッキークイーンとは、2015年に桜花賞を除外となりながら、同年のオークス秋華賞を制したのち、ケガに苦しみながらも2010年代後半を堅実に駆け抜けた競走馬である。


プロフィール

プロフィール

生年月日2012年2月8日
英字表記Mikki Queen
性別
毛色鹿毛
ディープインパクト
ビューティーウェイ
母の父Gold way
競走成績20戦8勝
管理調教師栗東・池江泰寿

父は言わずと知れた名馬・ディープインパクト。母のビューティーウェイもフランスで重賞3勝、GⅠは未勝利ながら4度連対する実績をあげている。こうした血統背景が評価され、2013年のセレクトセール(1歳)では1億円の価格がつけられた。


競走馬時代

競走馬時代

2014年(2歳)

栗東の名門・池江泰寿厩舎に入厩した本馬は、見栄えこそ他の馬に見劣ることこそあれ、調教するとオルフェーヴル以来の「数年に1頭レベル」の動きを披露。じっくりと乗り込まれ、12月の阪神芝・1400mの新馬戦に出走した。同じ馬主のミッキーアイルの相棒・浜中俊がパートナーに選ばれ、以降引退まで主戦騎手を務めた。

レースでは単勝1.4倍のオッズで1番人気となり、競馬ファンからも確勝を期されていた。しかしゲートで出遅れてしまい、直線鋭く伸びるも前で逃げる馬を捉えきれずにまさかの2着。池江師は勝利を確信していたらしく、当時を振り返って「絶望でした。負けることがないと思っていました。レースでそんな風に自信を持てる馬は数年に1回で、こんな気持ちはオルフェーヴルの新馬戦以来でしたね」と語っている。

続戦し、2週間後の同じく阪神で行われた芝1600mの未勝利戦に出走。重馬場への適性などが不安視されオッズをやや上げたものの、2着馬を2馬身離す快勝で、クラシック参戦への目途をつけた。


2015年(3歳)

明け3歳の初戦はクイーンカップ。初の関東遠征となるもカイ食いが悪く、輸送負けもあいまってなんと馬体重を前走から20kgも落とした424kgでの出走となってしまった。レース内容も、後方から抜群の末脚で追い込んでいくも、前をクビ差捉えられず2着に終わるものであった。

繊細でカイ食いが安定しなかったことなどを踏まえ、ここで陣営は立て直しを優先し2戦目のトライアルは使わず桜花賞への直行をめざした。…その結果は3分の2の抽選対象となってしまい、まさかの除外。オーナーの野田みづき氏の出身地である宝塚で行われ、彼女の思い入れも深いという同レースの舞台には、立つことすらかなわなかった。


切り替えて出走した忘れな草賞を楽勝し賞金を加算すると、オークスへ。当日は馬体重を増やすことに成功し、東京競馬場への輸送もなんとか克服。忘れな草賞の内容が高く評価されたためか、牝馬で初めてきさらぎ賞を制するなど牡馬混合路線で実績を残し、この年の凱旋門賞にも登録していたルージュバック桜花賞馬のレッツゴードンキに続く3番人気に推された。


迎えたレース本番は、黛弘人が跨るノットフォーマルが前半61秒3のスローペースを作り出すなか、中団後方にじっくりと構え足をためる。先行策をとり、直線で早めに抜け出したルージュバックとそれを外から追うクルミナルとの叩き合いのなか、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒0の豪快な末脚を披露し、内で粘るルージュバックを3/4馬身離して差し切り勝ち。名実ともに世代のクイーンの座に登り詰めるとともに、池江厩舎に初めての牝馬クラシックの冠を持ち帰った。

夏は春の疲労を抜くため全休し、秋華賞トライアルのローズステークスが秋初戦。2.6倍の1番人気に推されたが不得意なゲートで出遅れ、道中で一時最後方の位置取りになってしまい、直線でメンバー最速の上がりで追い込んだが、前のタッチングスピーチを捉えきれず2着となった。


次走の秋華賞は大外枠で最後の枠入りとなってゲートで待たされなかったこともあってか、課題であった発馬を克服。抜群の良馬場でノットフォーマルが馬群を大きく離して逃げ、前半1000mが57.4秒というかなりのハイペースを刻むなか、ミッキークイーンは、浜中騎手いわく「時計を意識し」ちょうど中団での競馬を選択。抑えきれず前に早めにとりついていったレッツゴードンキを横目に、前にいたマキシマムドパリが動いて開いた馬群をすり抜けると力強い走りを披露。残り100m付近で先頭に立つと、道中後方から一気の末脚で追い込んできたクイーンズリングをわずかに退け、レースレコードで牝馬二冠を達成した。鞍上の浜中騎手は、前年度のショウナンパンドラに続けて秋華賞連覇となったほか、ディープインパクト産駒はこれでJRA重賞通算100勝目となった。


次走はエリザベス女王杯なども検討されたが、レースの間隔や斤量面を重視し、ジャパンカップが選ばれた。直近でジェンティルドンナデニムアンドルビーが3歳でも実績を残していること、条件が変わっても安定したパフォーマンスを発揮していることなどが評価され、当日はラブリーデイゴールドシップに次ぐ3番人気に推された。しかし、レースではコーナーでゴチャついた際に他馬に接触し、バランスをたびたび崩し気味に。直線ではなんとか追い込むも勝ち馬から0.3秒離された8着に終わり、キャリアで初めて連対を外す結果となった。このときの勝ち馬は、牝馬は牝馬でも池添謙一にエスコートされた秋華賞馬の先輩・ショウナンパンドラであった。


牝馬二冠を達成した実績が評価され、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選定された。


2016年(4歳)

翌年はヴィクトリアマイルを大目標に、阪神牝馬ステークスから始動。主戦の浜中が負傷していたため、クリストフ・ルメールが手綱を取った。レースでは中団後方から必死に前を追い込むも、ハナを奪いそのままレースを支配したスマートレイアーに届かない2着であった。


本番となるヴィクトリアマイルではスマートレイアー、ショウナンパンドラとともにオッズで三強を構成する1番人気。道中でスマートレイアーやカフェブリリアントが前で争うところを中団後ろ目で追走。直線でばらけた馬群を割り、内目から浜中騎手の剛腕に反応しながら前を必死で追い上げるも、早めに抜け出していたストレイトガールに全く抵抗できず、2馬身以上離された2着に終わった。


適性の差があったことからこのあとはいったん中距離路線に戻ることとなったが、予定していた宝塚記念の前に左前脚靱帯炎を発症し、回避。その後の秋復帰戦であった京都大賞典も球節の痛みで回避。半年ぶりのぶっつけで出走したエリザベス女王杯が秋初戦となった。それでも、キタサンブラックドゥラメンテ相手に宝塚記念を制したマリアライトに次ぐ単勝2番人気に推された。課題だったゲートを上手く出ると、隣枠のマリアライトと並ぶ形で前目から中団ほどの位置で競馬を進める。休み明けもあってエンジンがかかり切らないなか、直線に入るとやや外目から浜中のステッキに応えて脚をじりじりと伸ばすも、クイーンズリングに雪辱を期される3着となった。


次走はキャリア最長距離となる有馬記念に出走。キタサンブラックサトノダイヤモンドの二強が注目されるなか7番人気となり、牝馬再先着の5着と健闘した。


2017年(5歳)

同年も初戦は阪神牝馬ステークスが選択された。ゲートをこの馬にしては前目に出ると、前年度とは異なり重馬場になったことも幸いし、中団につけると力強く直線で突き抜け、単勝2.2倍の人気に応えて1年半ぶりの祝杯を味わった。


迎えた本番のヴィクトリアマイル。ミッキークイーンは昨年度2着・オークス勝ちといった東京実績や前哨戦での勝利などが買われ、単勝1.9倍の断然1番人気となった。ゲートが開くと、いつも通り中団からレースを進め、直線に向く。抜け出しを図ろうと浜中騎手がステッキを入れるも、ミッキークイーンは全く反応せずなんとただ雪崩れ込んでいくだけの競馬。かつて痛めた左脚の影響か、左手前を嫌がって手前を何度も変えたことで後方の馬にも全く抵抗できず、牝馬限定戦では自身初めて連を外す7着に終わった。

レースを制したのは前走で2着に下したアドマイヤリード。2015年オークスでミッキークイーンと1~3番人気を構成し、このレースでも2番人気・3番人気であったルージュバックとレッツゴードンキ、さらにはかつて後塵を拝した4番人気のスマートレイアー、5番人気のクイーンズリングも複勝圏から外れたことで、3連単の払い戻しが91万8700円を記録するかなりの波乱決着となった。


春シーズン最終戦は前年度出走が叶わなかった宝塚記念春古馬三冠に挑むキタサンブラックが絶対的な1番人気となるなか、ミッキークイーンは4番人気で出走。福永祐一が駆るシュヴァルグランがまさかの逃げを敢行し、厳しい稍重馬場での中団後方からのロングスパートに持ち込まれる形となった。逃げたシュヴァルグランや先行したキタサンブラックが手応え無く失速するなか、直線を大外から追い込みサトノクラウンの3着と牡馬相手に1頭気を吐いた。


夏には靱帯炎が再発。軽傷だったものの、秋初戦のエリザベス女王杯は前年度と同じくぶっつけ本番での出走となった。五分のスタートからクインズミラーグロのスロー逃げを中団やや後方で追走し、4コーナーで馬群が詰まりそうになったところを押し上げ、直線で大外後方に持ち出して末脚勝負を挑んだ。出走メンバーのなかで最も速い上がり3ハロン33秒7の脚を繰り出し、前で粘るクロコスミアを捉えようとするも、かなわずモズカッチャンとタイム差なしの3着だった。


同年最後に出走したのは有馬記念。安定感の高さなどが買われ牝馬最上位となる単勝5番人気に推されるも、本番では後方に置かれたまま持ち味をまったく発揮できず、キタサンブラックの「男の引き際」の脇役からもこぼれ落ちる11着と大敗した。


2018年(6歳)

この年の1月31日付けで競走馬登録を抹消。ノーザンファームで繁殖牝馬となった。


繁殖牝馬時代

繁殖牝馬時代

生年月日名前性別毛色競走成績
2019年3月1日ミッキーキング(現役)鹿毛ロードカナロア中央4戦0勝→地方(名古屋)15戦3勝
2020年4月3日ミッキーゴージャス(現役)黒鹿毛ミッキーロケット中央6戦4勝、'24愛知杯
2021年3月3日ミッキーダイヤ鹿毛ロードカナロア(未出走)
2022年4月3日ミッキークイーンの2022鹿毛エピファネイア(未出走)

関連イラスト

関連イラスト

イラスト右側の馬がミッキークイーン。左側の馬はミッキークイーンと同期で皐月賞日本ダービーの二冠を達成したドゥラメンテ


うまびイラコン

かつてJRApixivがタッグを組んで行われた競走馬擬人化イラスト投稿キャンペーン関連のイラストもいくつか投稿されている。イラストはショウナンパンドラとの秋華賞追い込み馬コンビ。


関連タグ

関連タグ

JRA 競走馬 二冠馬 15世代

浜中俊 池江泰寿


外部リンク

外部リンク

netkeiba.com – ミッキークイーン

JBISサーチ|ミッキークイーン

JRA-VAN|名馬メモリアル「ミッキークイーン」

netkeiba.com「ミッキークイーンは数年に1頭の馬 三冠馬トレーナーが惚れた素質」

名馬の肖像

名馬の肖像

女王の時間

まだそのときではないと

運命がささやくのなら

いまは耐えることにしよう


選ばれし者の威厳を保ちつつ

情熱の火力は落とさずに

凛として機を待とう


やがて荘厳な鐘の音とともに

私の時間がはじまる

いざ深緑の絨毯を踏みしめて

戴冠の儀に臨むとしよう

(2022年オークス)


概要

概要

ミッキークイーンとは、2015年に桜花賞を除外となりながら、同年のオークス秋華賞を制したのち、ケガに苦しみながらも2010年代後半を堅実に駆け抜けた競走馬である。


プロフィール

プロフィール

生年月日2012年2月8日
英字表記Mikki Queen
性別
毛色鹿毛
ディープインパクト
ビューティーウェイ
母の父Gold way
競走成績20戦8勝
管理調教師栗東・池江泰寿

父は言わずと知れた名馬・ディープインパクト。母のビューティーウェイもフランスで重賞3勝、GⅠは未勝利ながら4度連対する実績をあげている。こうした血統背景が評価され、2013年のセレクトセール(1歳)では1億円の価格がつけられた。


競走馬時代

競走馬時代

2014年(2歳)

栗東の名門・池江泰寿厩舎に入厩した本馬は、見栄えこそ他の馬に見劣ることこそあれ、調教するとオルフェーヴル以来の「数年に1頭レベル」の動きを披露。じっくりと乗り込まれ、12月の阪神芝・1400mの新馬戦に出走した。同じ馬主のミッキーアイルの相棒・浜中俊がパートナーに選ばれ、以降引退まで主戦騎手を務めた。

レースでは単勝1.4倍のオッズで1番人気となり、競馬ファンからも確勝を期されていた。しかしゲートで出遅れてしまい、直線鋭く伸びるも前で逃げる馬を捉えきれずにまさかの2着。池江師は勝利を確信していたらしく、当時を振り返って「絶望でした。負けることがないと思っていました。レースでそんな風に自信を持てる馬は数年に1回で、こんな気持ちはオルフェーヴルの新馬戦以来でしたね」と語っている。

続戦し、2週間後の同じく阪神で行われた芝1600mの未勝利戦に出走。重馬場への適性などが不安視されオッズをやや上げたものの、2着馬を2馬身離す快勝で、クラシック参戦への目途をつけた。


2015年(3歳)

明け3歳の初戦はクイーンカップ。初の関東遠征となるもカイ食いが悪く、輸送負けもあいまってなんと馬体重を前走から20kgも落とした424kgでの出走となってしまった。レース内容も、後方から抜群の末脚で追い込んでいくも、前をクビ差捉えられず2着に終わるものであった。

繊細でカイ食いが安定しなかったことなどを踏まえ、ここで陣営は立て直しを優先し2戦目のトライアルは使わず桜花賞への直行をめざした。…その結果は3分の2の抽選対象となってしまい、まさかの除外。オーナーの野田みづき氏の出身地である宝塚で行われ、彼女の思い入れも深いという同レースの舞台には、立つことすらかなわなかった。


切り替えて出走した忘れな草賞を楽勝し賞金を加算すると、オークスへ。当日は馬体重を増やすことに成功し、東京競馬場への輸送もなんとか克服。忘れな草賞の内容が高く評価されたためか、牝馬で初めてきさらぎ賞を制するなど牡馬混合路線で実績を残し、この年の凱旋門賞にも登録していたルージュバック桜花賞馬のレッツゴードンキに続く3番人気に推された。


迎えたレース本番は、黛弘人が跨るノットフォーマルが前半61秒3のスローペースを作り出すなか、中団後方にじっくりと構え足をためる。先行策をとり、直線で早めに抜け出したルージュバックとそれを外から追うクルミナルとの叩き合いのなか、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒0の豪快な末脚を披露し、内で粘るルージュバックを3/4馬身離して差し切り勝ち。名実ともに世代のクイーンの座に登り詰めるとともに、池江厩舎に初めての牝馬クラシックの冠を持ち帰った。

夏は春の疲労を抜くため全休し、秋華賞トライアルのローズステークスが秋初戦。2.6倍の1番人気に推されたが不得意なゲートで出遅れ、道中で一時最後方の位置取りになってしまい、直線でメンバー最速の上がりで追い込んだが、前のタッチングスピーチを捉えきれず2着となった。


次走の秋華賞は大外枠で最後の枠入りとなってゲートで待たされなかったこともあってか、課題であった発馬を克服。抜群の良馬場でノットフォーマルが馬群を大きく離して逃げ、前半1000mが57.4秒というかなりのハイペースを刻むなか、ミッキークイーンは、浜中騎手いわく「時計を意識し」ちょうど中団での競馬を選択。抑えきれず前に早めにとりついていったレッツゴードンキを横目に、前にいたマキシマムドパリが動いて開いた馬群をすり抜けると力強い走りを披露。残り100m付近で先頭に立つと、道中後方から一気の末脚で追い込んできたクイーンズリングをわずかに退け、レースレコードで牝馬二冠を達成した。鞍上の浜中騎手は、前年度のショウナンパンドラに続けて秋華賞連覇となったほか、ディープインパクト産駒はこれでJRA重賞通算100勝目となった。


次走はエリザベス女王杯なども検討されたが、レースの間隔や斤量面を重視し、ジャパンカップが選ばれた。直近でジェンティルドンナデニムアンドルビーが3歳でも実績を残していること、条件が変わっても安定したパフォーマンスを発揮していることなどが評価され、当日はラブリーデイゴールドシップに次ぐ3番人気に推された。しかし、レースではコーナーでゴチャついた際に他馬に接触し、バランスをたびたび崩し気味に。直線ではなんとか追い込むも勝ち馬から0.3秒離された8着に終わり、キャリアで初めて連対を外す結果となった。このときの勝ち馬は、牝馬は牝馬でも池添謙一にエスコートされた秋華賞馬の先輩・ショウナンパンドラであった。


牝馬二冠を達成した実績が評価され、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選定された。


2016年(4歳)

翌年はヴィクトリアマイルを大目標に、阪神牝馬ステークスから始動。主戦の浜中が負傷していたため、クリストフ・ルメールが手綱を取った。レースでは中団後方から必死に前を追い込むも、ハナを奪いそのままレースを支配したスマートレイアーに届かない2着であった。


本番となるヴィクトリアマイルではスマートレイアー、ショウナンパンドラとともにオッズで三強を構成する1番人気。道中でスマートレイアーやカフェブリリアントが前で争うところを中団後ろ目で追走。直線でばらけた馬群を割り、内目から浜中騎手の剛腕に反応しながら前を必死で追い上げるも、早めに抜け出していたストレイトガールに全く抵抗できず、2馬身以上離された2着に終わった。


適性の差があったことからこのあとはいったん中距離路線に戻ることとなったが、予定していた宝塚記念の前に左前脚靱帯炎を発症し、回避。その後の秋復帰戦であった京都大賞典も球節の痛みで回避。半年ぶりのぶっつけで出走したエリザベス女王杯が秋初戦となった。それでも、キタサンブラックドゥラメンテ相手に宝塚記念を制したマリアライトに次ぐ単勝2番人気に推された。課題だったゲートを上手く出ると、隣枠のマリアライトと並ぶ形で前目から中団ほどの位置で競馬を進める。休み明けもあってエンジンがかかり切らないなか、直線に入るとやや外目から浜中のステッキに応えて脚をじりじりと伸ばすも、クイーンズリングに雪辱を期される3着となった。


次走はキャリア最長距離となる有馬記念に出走。キタサンブラックサトノダイヤモンドの二強が注目されるなか7番人気となり、牝馬再先着の5着と健闘した。


2017年(5歳)

同年も初戦は阪神牝馬ステークスが選択された。ゲートをこの馬にしては前目に出ると、前年度とは異なり重馬場になったことも幸いし、中団につけると力強く直線で突き抜け、単勝2.2倍の人気に応えて1年半ぶりの祝杯を味わった。


迎えた本番のヴィクトリアマイル。ミッキークイーンは昨年度2着・オークス勝ちといった東京実績や前哨戦での勝利などが買われ、単勝1.9倍の断然1番人気となった。ゲートが開くと、いつも通り中団からレースを進め、直線に向く。抜け出しを図ろうと浜中騎手がステッキを入れるも、ミッキークイーンは全く反応せずなんとただ雪崩れ込んでいくだけの競馬。かつて痛めた左脚の影響か、左手前を嫌がって手前を何度も変えたことで後方の馬にも全く抵抗できず、牝馬限定戦では自身初めて連を外す7着に終わった。

レースを制したのは前走で2着に下したアドマイヤリード。2015年オークスでミッキークイーンと1~3番人気を構成し、このレースでも2番人気・3番人気であったルージュバックとレッツゴードンキ、さらにはかつて後塵を拝した4番人気のスマートレイアー、5番人気のクイーンズリングも複勝圏から外れたことで、3連単の払い戻しが91万8700円を記録するかなりの波乱決着となった。


春シーズン最終戦は前年度出走が叶わなかった宝塚記念春古馬三冠に挑むキタサンブラックが絶対的な1番人気となるなか、ミッキークイーンは4番人気で出走。福永祐一が駆るシュヴァルグランがまさかの逃げを敢行し、厳しい稍重馬場での中団後方からのロングスパートに持ち込まれる形となった。逃げたシュヴァルグランや先行したキタサンブラックが手応え無く失速するなか、直線を大外から追い込みサトノクラウンの3着と牡馬相手に1頭気を吐いた。


夏には靱帯炎が再発。軽傷だったものの、秋初戦のエリザベス女王杯は前年度と同じくぶっつけ本番での出走となった。五分のスタートからクインズミラーグロのスロー逃げを中団やや後方で追走し、4コーナーで馬群が詰まりそうになったところを押し上げ、直線で大外後方に持ち出して末脚勝負を挑んだ。出走メンバーのなかで最も速い上がり3ハロン33秒7の脚を繰り出し、前で粘るクロコスミアを捉えようとするも、かなわずモズカッチャンとタイム差なしの3着だった。


同年最後に出走したのは有馬記念。安定感の高さなどが買われ牝馬最上位となる単勝5番人気に推されるも、本番では後方に置かれたまま持ち味をまったく発揮できず、キタサンブラックの「男の引き際」の脇役からもこぼれ落ちる11着と大敗した。


2018年(6歳)

この年の1月31日付けで競走馬登録を抹消。ノーザンファームで繁殖牝馬となった。


繁殖牝馬時代

繁殖牝馬時代

生年月日名前性別毛色競走成績
2019年3月1日ミッキーキング(現役)鹿毛ロードカナロア中央4戦0勝→地方(名古屋)15戦3勝
2020年4月3日ミッキーゴージャス(現役)黒鹿毛ミッキーロケット中央6戦4勝、'24愛知杯
2021年3月3日ミッキーダイヤ鹿毛ロードカナロア(未出走)
2022年4月3日ミッキークイーンの2022鹿毛エピファネイア(未出走)

関連イラスト

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イラスト右側の馬がミッキークイーン。左側の馬はミッキークイーンと同期で皐月賞日本ダービーの二冠を達成したドゥラメンテ


うまびイラコン

かつてJRApixivがタッグを組んで行われた競走馬擬人化イラスト投稿キャンペーン関連のイラストもいくつか投稿されている。イラストはショウナンパンドラとの秋華賞追い込み馬コンビ。


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JRA 競走馬 二冠馬 15世代

浜中俊 池江泰寿


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ミッキークイーンとは、元JRA所属の競走馬、繁殖牝馬。2015年のオークス、秋華賞を制し、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選定された。(サムネイルの画像左側)

名馬の肖像

名馬の肖像

女王の時間

まだそのときではないと

運命がささやくのなら

いまは耐えることにしよう


選ばれし者の威厳を保ちつつ

情熱の火力は落とさずに

凛として機を待とう


やがて荘厳な鐘の音とともに

私の時間がはじまる

いざ深緑の絨毯を踏みしめて

戴冠の儀に臨むとしよう

(2022年オークス)


概要

概要

ミッキークイーンとは、2015年に桜花賞を除外となりながら、同年のオークス秋華賞を制したのち、ケガに苦しみながらも2010年代後半を堅実に駆け抜けた競走馬である。


プロフィール

プロフィール

生年月日2012年2月8日
英字表記Mikki Queen
性別
毛色鹿毛
ディープインパクト
ビューティーウェイ
母の父Gold way
競走成績20戦8勝
管理調教師栗東・池江泰寿

父は言わずと知れた名馬・ディープインパクト。母のビューティーウェイもフランスで重賞3勝、GⅠは未勝利ながら4度連対する実績をあげている。こうした血統背景が評価され、2013年のセレクトセール(1歳)では1億円の価格がつけられた。


競走馬時代

競走馬時代

2014年(2歳)

栗東の名門・池江泰寿厩舎に入厩した本馬は、見栄えこそ他の馬に見劣ることこそあれ、調教するとオルフェーヴル以来の「数年に1頭レベル」の動きを披露。じっくりと乗り込まれ、12月の阪神芝・1400mの新馬戦に出走した。同じ馬主のミッキーアイルの相棒・浜中俊がパートナーに選ばれ、以降引退まで主戦騎手を務めた。

レースでは単勝1.4倍のオッズで1番人気となり、競馬ファンからも確勝を期されていた。しかしゲートで出遅れてしまい、直線鋭く伸びるも前で逃げる馬を捉えきれずにまさかの2着。池江師は勝利を確信していたらしく、当時を振り返って「絶望でした。負けることがないと思っていました。レースでそんな風に自信を持てる馬は数年に1回で、こんな気持ちはオルフェーヴルの新馬戦以来でしたね」と語っている。

続戦し、2週間後の同じく阪神で行われた芝1600mの未勝利戦に出走。重馬場への適性などが不安視されオッズをやや上げたものの、2着馬を2馬身離す快勝で、クラシック参戦への目途をつけた。


2015年(3歳)

明け3歳の初戦はクイーンカップ。初の関東遠征となるもカイ食いが悪く、輸送負けもあいまってなんと馬体重を前走から20kgも落とした424kgでの出走となってしまった。レース内容も、後方から抜群の末脚で追い込んでいくも、前をクビ差捉えられず2着に終わるものであった。

繊細でカイ食いが安定しなかったことなどを踏まえ、ここで陣営は立て直しを優先し2戦目のトライアルは使わず桜花賞への直行をめざした。…その結果は3分の2の抽選対象となってしまい、まさかの除外。オーナーの野田みづき氏の出身地である宝塚で行われ、彼女の思い入れも深いという同レースの舞台には、立つことすらかなわなかった。


切り替えて出走した忘れな草賞を楽勝し賞金を加算すると、オークスへ。当日は馬体重を増やすことに成功し、東京競馬場への輸送もなんとか克服。忘れな草賞の内容が高く評価されたためか、牝馬で初めてきさらぎ賞を制するなど牡馬混合路線で実績を残し、この年の凱旋門賞にも登録していたルージュバック桜花賞馬のレッツゴードンキに続く3番人気に推された。


迎えたレース本番は、黛弘人が跨るノットフォーマルが前半61秒3のスローペースを作り出すなか、中団後方にじっくりと構え足をためる。先行策をとり、直線で早めに抜け出したルージュバックとそれを外から追うクルミナルとの叩き合いのなか、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒0の豪快な末脚を披露し、内で粘るルージュバックを3/4馬身離して差し切り勝ち。名実ともに世代のクイーンの座に登り詰めるとともに、池江厩舎に初めての牝馬クラシックの冠を持ち帰った。

夏は春の疲労を抜くため全休し、秋華賞トライアルのローズステークスが秋初戦。2.6倍の1番人気に推されたが不得意なゲートで出遅れ、道中で一時最後方の位置取りになってしまい、直線でメンバー最速の上がりで追い込んだが、前のタッチングスピーチを捉えきれず2着となった。


次走の秋華賞は大外枠で最後の枠入りとなってゲートで待たされなかったこともあってか、課題であった発馬を克服。抜群の良馬場でノットフォーマルが馬群を大きく離して逃げ、前半1000mが57.4秒というかなりのハイペースを刻むなか、ミッキークイーンは、浜中騎手いわく「時計を意識し」ちょうど中団での競馬を選択。抑えきれず前に早めにとりついていったレッツゴードンキを横目に、前にいたマキシマムドパリが動いて開いた馬群をすり抜けると力強い走りを披露。残り100m付近で先頭に立つと、道中後方から一気の末脚で追い込んできたクイーンズリングをわずかに退け、レースレコードで牝馬二冠を達成した。鞍上の浜中騎手は、前年度のショウナンパンドラに続けて秋華賞連覇となったほか、ディープインパクト産駒はこれでJRA重賞通算100勝目となった。


次走はエリザベス女王杯なども検討されたが、レースの間隔や斤量面を重視し、ジャパンカップが選ばれた。直近でジェンティルドンナデニムアンドルビーが3歳でも実績を残していること、条件が変わっても安定したパフォーマンスを発揮していることなどが評価され、当日はラブリーデイゴールドシップに次ぐ3番人気に推された。しかし、レースではコーナーでゴチャついた際に他馬に接触し、バランスをたびたび崩し気味に。直線ではなんとか追い込むも勝ち馬から0.3秒離された8着に終わり、キャリアで初めて連対を外す結果となった。このときの勝ち馬は、牝馬は牝馬でも池添謙一にエスコートされた秋華賞馬の先輩・ショウナンパンドラであった。


牝馬二冠を達成した実績が評価され、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選定された。


2016年(4歳)

翌年はヴィクトリアマイルを大目標に、阪神牝馬ステークスから始動。主戦の浜中が負傷していたため、クリストフ・ルメールが手綱を取った。レースでは中団後方から必死に前を追い込むも、ハナを奪いそのままレースを支配したスマートレイアーに届かない2着であった。


本番となるヴィクトリアマイルではスマートレイアー、ショウナンパンドラとともにオッズで三強を構成する1番人気。道中でスマートレイアーやカフェブリリアントが前で争うところを中団後ろ目で追走。直線でばらけた馬群を割り、内目から浜中騎手の剛腕に反応しながら前を必死で追い上げるも、早めに抜け出していたストレイトガールに全く抵抗できず、2馬身以上離された2着に終わった。


適性の差があったことからこのあとはいったん中距離路線に戻ることとなったが、予定していた宝塚記念の前に左前脚靱帯炎を発症し、回避。その後の秋復帰戦であった京都大賞典も球節の痛みで回避。半年ぶりのぶっつけで出走したエリザベス女王杯が秋初戦となった。それでも、キタサンブラックドゥラメンテ相手に宝塚記念を制したマリアライトに次ぐ単勝2番人気に推された。課題だったゲートを上手く出ると、隣枠のマリアライトと並ぶ形で前目から中団ほどの位置で競馬を進める。休み明けもあってエンジンがかかり切らないなか、直線に入るとやや外目から浜中のステッキに応えて脚をじりじりと伸ばすも、クイーンズリングに雪辱を期される3着となった。


次走はキャリア最長距離となる有馬記念に出走。キタサンブラックサトノダイヤモンドの二強が注目されるなか7番人気となり、牝馬再先着の5着と健闘した。


2017年(5歳)

同年も初戦は阪神牝馬ステークスが選択された。ゲートをこの馬にしては前目に出ると、前年度とは異なり重馬場になったことも幸いし、中団につけると力強く直線で突き抜け、単勝2.2倍の人気に応えて1年半ぶりの祝杯を味わった。


迎えた本番のヴィクトリアマイル。ミッキークイーンは昨年度2着・オークス勝ちといった東京実績や前哨戦での勝利などが買われ、単勝1.9倍の断然1番人気となった。ゲートが開くと、いつも通り中団からレースを進め、直線に向く。抜け出しを図ろうと浜中騎手がステッキを入れるも、ミッキークイーンは全く反応せずなんとただ雪崩れ込んでいくだけの競馬。かつて痛めた左脚の影響か、左手前を嫌がって手前を何度も変えたことで後方の馬にも全く抵抗できず、牝馬限定戦では自身初めて連を外す7着に終わった。

レースを制したのは前走で2着に下したアドマイヤリード。2015年オークスでミッキークイーンと1~3番人気を構成し、このレースでも2番人気・3番人気であったルージュバックとレッツゴードンキ、さらにはかつて後塵を拝した4番人気のスマートレイアー、5番人気のクイーンズリングも複勝圏から外れたことで、3連単の払い戻しが91万8700円を記録するかなりの波乱決着となった。


春シーズン最終戦は前年度出走が叶わなかった宝塚記念春古馬三冠に挑むキタサンブラックが絶対的な1番人気となるなか、ミッキークイーンは4番人気で出走。福永祐一が駆るシュヴァルグランがまさかの逃げを敢行し、厳しい稍重馬場での中団後方からのロングスパートに持ち込まれる形となった。逃げたシュヴァルグランや先行したキタサンブラックが手応え無く失速するなか、直線を大外から追い込みサトノクラウンの3着と牡馬相手に1頭気を吐いた。


夏には靱帯炎が再発。軽傷だったものの、秋初戦のエリザベス女王杯は前年度と同じくぶっつけ本番での出走となった。五分のスタートからクインズミラーグロのスロー逃げを中団やや後方で追走し、4コーナーで馬群が詰まりそうになったところを押し上げ、直線で大外後方に持ち出して末脚勝負を挑んだ。出走メンバーのなかで最も速い上がり3ハロン33秒7の脚を繰り出し、前で粘るクロコスミアを捉えようとするも、かなわずモズカッチャンとタイム差なしの3着だった。


同年最後に出走したのは有馬記念。安定感の高さなどが買われ牝馬最上位となる単勝5番人気に推されるも、本番では後方に置かれたまま持ち味をまったく発揮できず、キタサンブラックの「男の引き際」の脇役からもこぼれ落ちる11着と大敗した。


2018年(6歳)

この年の1月31日付けで競走馬登録を抹消。ノーザンファームで繁殖牝馬となった。


繁殖牝馬時代

繁殖牝馬時代

生年月日名前性別毛色競走成績
2019年3月1日ミッキーキング(現役)鹿毛ロードカナロア中央4戦0勝→地方(名古屋)15戦3勝
2020年4月3日ミッキーゴージャス(現役)黒鹿毛ミッキーロケット中央6戦4勝、'24愛知杯
2021年3月3日ミッキーダイヤ鹿毛ロードカナロア(未出走)
2022年4月3日ミッキークイーンの2022鹿毛エピファネイア(未出走)

関連イラスト

関連イラスト

イラスト右側の馬がミッキークイーン。左側の馬はミッキークイーンと同期で皐月賞日本ダービーの二冠を達成したドゥラメンテ


うまびイラコン

かつてJRApixivがタッグを組んで行われた競走馬擬人化イラスト投稿キャンペーン関連のイラストもいくつか投稿されている。イラストはショウナンパンドラとの秋華賞追い込み馬コンビ。


関連タグ

関連タグ

JRA 競走馬 二冠馬 15世代

浜中俊 池江泰寿


外部リンク

外部リンク

netkeiba.com – ミッキークイーン

JBISサーチ|ミッキークイーン

JRA-VAN|名馬メモリアル「ミッキークイーン」

netkeiba.com「ミッキークイーンは数年に1頭の馬 三冠馬トレーナーが惚れた素質」

名馬の肖像

名馬の肖像

女王の時間

まだそのときではないと

運命がささやくのなら

いまは耐えることにしよう


選ばれし者の威厳を保ちつつ

情熱の火力は落とさずに

凛として機を待とう


やがて荘厳な鐘の音とともに

私の時間がはじまる

いざ深緑の絨毯を踏みしめて

戴冠の儀に臨むとしよう

(2022年オークス)


概要

概要

ミッキークイーンとは、2015年に桜花賞を除外となりながら、同年のオークス秋華賞を制したのち、ケガに苦しみながらも2010年代後半を堅実に駆け抜けた競走馬である。


プロフィール

プロフィール

生年月日2012年2月8日
英字表記Mikki Queen
性別
毛色鹿毛
ディープインパクト
ビューティーウェイ
母の父Gold way
競走成績20戦8勝
管理調教師栗東・池江泰寿

父は言わずと知れた名馬・ディープインパクト。母のビューティーウェイもフランスで重賞3勝、GⅠは未勝利ながら4度連対する実績をあげている。こうした血統背景が評価され、2013年のセレクトセール(1歳)では1億円の価格がつけられた。


競走馬時代

競走馬時代

2014年(2歳)

栗東の名門・池江泰寿厩舎に入厩した本馬は、見栄えこそ他の馬に見劣ることこそあれ、調教するとオルフェーヴル以来の「数年に1頭レベル」の動きを披露。じっくりと乗り込まれ、12月の阪神芝・1400mの新馬戦に出走した。同じ馬主のミッキーアイルの相棒・浜中俊がパートナーに選ばれ、以降引退まで主戦騎手を務めた。

レースでは単勝1.4倍のオッズで1番人気となり、競馬ファンからも確勝を期されていた。しかしゲートで出遅れてしまい、直線鋭く伸びるも前で逃げる馬を捉えきれずにまさかの2着。池江師は勝利を確信していたらしく、当時を振り返って「絶望でした。負けることがないと思っていました。レースでそんな風に自信を持てる馬は数年に1回で、こんな気持ちはオルフェーヴルの新馬戦以来でしたね」と語っている。

続戦し、2週間後の同じく阪神で行われた芝1600mの未勝利戦に出走。重馬場への適性などが不安視されオッズをやや上げたものの、2着馬を2馬身離す快勝で、クラシック参戦への目途をつけた。


2015年(3歳)

明け3歳の初戦はクイーンカップ。初の関東遠征となるもカイ食いが悪く、輸送負けもあいまってなんと馬体重を前走から20kgも落とした424kgでの出走となってしまった。レース内容も、後方から抜群の末脚で追い込んでいくも、前をクビ差捉えられず2着に終わるものであった。

繊細でカイ食いが安定しなかったことなどを踏まえ、ここで陣営は立て直しを優先し2戦目のトライアルは使わず桜花賞への直行をめざした。…その結果は3分の2の抽選対象となってしまい、まさかの除外。オーナーの野田みづき氏の出身地である宝塚で行われ、彼女の思い入れも深いという同レースの舞台には、立つことすらかなわなかった。


切り替えて出走した忘れな草賞を楽勝し賞金を加算すると、オークスへ。当日は馬体重を増やすことに成功し、東京競馬場への輸送もなんとか克服。忘れな草賞の内容が高く評価されたためか、牝馬で初めてきさらぎ賞を制するなど牡馬混合路線で実績を残し、この年の凱旋門賞にも登録していたルージュバック桜花賞馬のレッツゴードンキに続く3番人気に推された。


迎えたレース本番は、黛弘人が跨るノットフォーマルが前半61秒3のスローペースを作り出すなか、中団後方にじっくりと構え足をためる。先行策をとり、直線で早めに抜け出したルージュバックとそれを外から追うクルミナルとの叩き合いのなか、メンバー中最速の上がり3ハロン34秒0の豪快な末脚を披露し、内で粘るルージュバックを3/4馬身離して差し切り勝ち。名実ともに世代のクイーンの座に登り詰めるとともに、池江厩舎に初めての牝馬クラシックの冠を持ち帰った。

夏は春の疲労を抜くため全休し、秋華賞トライアルのローズステークスが秋初戦。2.6倍の1番人気に推されたが不得意なゲートで出遅れ、道中で一時最後方の位置取りになってしまい、直線でメンバー最速の上がりで追い込んだが、前のタッチングスピーチを捉えきれず2着となった。


次走の秋華賞は大外枠で最後の枠入りとなってゲートで待たされなかったこともあってか、課題であった発馬を克服。抜群の良馬場でノットフォーマルが馬群を大きく離して逃げ、前半1000mが57.4秒というかなりのハイペースを刻むなか、ミッキークイーンは、浜中騎手いわく「時計を意識し」ちょうど中団での競馬を選択。抑えきれず前に早めにとりついていったレッツゴードンキを横目に、前にいたマキシマムドパリが動いて開いた馬群をすり抜けると力強い走りを披露。残り100m付近で先頭に立つと、道中後方から一気の末脚で追い込んできたクイーンズリングをわずかに退け、レースレコードで牝馬二冠を達成した。鞍上の浜中騎手は、前年度のショウナンパンドラに続けて秋華賞連覇となったほか、ディープインパクト産駒はこれでJRA重賞通算100勝目となった。


次走はエリザベス女王杯なども検討されたが、レースの間隔や斤量面を重視し、ジャパンカップが選ばれた。直近でジェンティルドンナデニムアンドルビーが3歳でも実績を残していること、条件が変わっても安定したパフォーマンスを発揮していることなどが評価され、当日はラブリーデイゴールドシップに次ぐ3番人気に推された。しかし、レースではコーナーでゴチャついた際に他馬に接触し、バランスをたびたび崩し気味に。直線ではなんとか追い込むも勝ち馬から0.3秒離された8着に終わり、キャリアで初めて連対を外す結果となった。このときの勝ち馬は、牝馬は牝馬でも池添謙一にエスコートされた秋華賞馬の先輩・ショウナンパンドラであった。


牝馬二冠を達成した実績が評価され、同年のJRA賞最優秀3歳牝馬に選定された。


2016年(4歳)

翌年はヴィクトリアマイルを大目標に、阪神牝馬ステークスから始動。主戦の浜中が負傷していたため、クリストフ・ルメールが手綱を取った。レースでは中団後方から必死に前を追い込むも、ハナを奪いそのままレースを支配したスマートレイアーに届かない2着であった。


本番となるヴィクトリアマイルではスマートレイアー、ショウナンパンドラとともにオッズで三強を構成する1番人気。道中でスマートレイアーやカフェブリリアントが前で争うところを中団後ろ目で追走。直線でばらけた馬群を割り、内目から浜中騎手の剛腕に反応しながら前を必死で追い上げるも、早めに抜け出していたストレイトガールに全く抵抗できず、2馬身以上離された2着に終わった。


適性の差があったことからこのあとはいったん中距離路線に戻ることとなったが、予定していた宝塚記念の前に左前脚靱帯炎を発症し、回避。その後の秋復帰戦であった京都大賞典も球節の痛みで回避。半年ぶりのぶっつけで出走したエリザベス女王杯が秋初戦となった。それでも、キタサンブラックドゥラメンテ相手に宝塚記念を制したマリアライトに次ぐ単勝2番人気に推された。課題だったゲートを上手く出ると、隣枠のマリアライトと並ぶ形で前目から中団ほどの位置で競馬を進める。休み明けもあってエンジンがかかり切らないなか、直線に入るとやや外目から浜中のステッキに応えて脚をじりじりと伸ばすも、クイーンズリングに雪辱を期される3着となった。


次走はキャリア最長距離となる有馬記念に出走。キタサンブラックサトノダイヤモンドの二強が注目されるなか7番人気となり、牝馬再先着の5着と健闘した。


2017年(5歳)

同年も初戦は阪神牝馬ステークスが選択された。ゲートをこの馬にしては前目に出ると、前年度とは異なり重馬場になったことも幸いし、中団につけると力強く直線で突き抜け、単勝2.2倍の人気に応えて1年半ぶりの祝杯を味わった。


迎えた本番のヴィクトリアマイル。ミッキークイーンは昨年度2着・オークス勝ちといった東京実績や前哨戦での勝利などが買われ、単勝1.9倍の断然1番人気となった。ゲートが開くと、いつも通り中団からレースを進め、直線に向く。抜け出しを図ろうと浜中騎手がステッキを入れるも、ミッキークイーンは全く反応せずなんとただ雪崩れ込んでいくだけの競馬。かつて痛めた左脚の影響か、左手前を嫌がって手前を何度も変えたことで後方の馬にも全く抵抗できず、牝馬限定戦では自身初めて連を外す7着に終わった。

レースを制したのは前走で2着に下したアドマイヤリード。2015年オークスでミッキークイーンと1~3番人気を構成し、このレースでも2番人気・3番人気であったルージュバックとレッツゴードンキ、さらにはかつて後塵を拝した4番人気のスマートレイアー、5番人気のクイーンズリングも複勝圏から外れたことで、3連単の払い戻しが91万8700円を記録するかなりの波乱決着となった。


春シーズン最終戦は前年度出走が叶わなかった宝塚記念春古馬三冠に挑むキタサンブラックが絶対的な1番人気となるなか、ミッキークイーンは4番人気で出走。福永祐一が駆るシュヴァルグランがまさかの逃げを敢行し、厳しい稍重馬場での中団後方からのロングスパートに持ち込まれる形となった。逃げたシュヴァルグランや先行したキタサンブラックが手応え無く失速するなか、直線を大外から追い込みサトノクラウンの3着と牡馬相手に1頭気を吐いた。


夏には靱帯炎が再発。軽傷だったものの、秋初戦のエリザベス女王杯は前年度と同じくぶっつけ本番での出走となった。五分のスタートからクインズミラーグロのスロー逃げを中団やや後方で追走し、4コーナーで馬群が詰まりそうになったところを押し上げ、直線で大外後方に持ち出して末脚勝負を挑んだ。出走メンバーのなかで最も速い上がり3ハロン33秒7の脚を繰り出し、前で粘るクロコスミアを捉えようとするも、かなわずモズカッチャンとタイム差なしの3着だった。


同年最後に出走したのは有馬記念。安定感の高さなどが買われ牝馬最上位となる単勝5番人気に推されるも、本番では後方に置かれたまま持ち味をまったく発揮できず、キタサンブラックの「男の引き際」の脇役からもこぼれ落ちる11着と大敗した。


2018年(6歳)

この年の1月31日付けで競走馬登録を抹消。ノーザンファームで繁殖牝馬となった。


繁殖牝馬時代

繁殖牝馬時代

生年月日名前性別毛色競走成績
2019年3月1日ミッキーキング(現役)鹿毛ロードカナロア中央4戦0勝→地方(名古屋)15戦3勝
2020年4月3日ミッキーゴージャス(現役)黒鹿毛ミッキーロケット中央6戦4勝、'24愛知杯
2021年3月3日ミッキーダイヤ鹿毛ロードカナロア(未出走)
2022年4月3日ミッキークイーンの2022鹿毛エピファネイア(未出走)

関連イラスト

関連イラスト

イラスト右側の馬がミッキークイーン。左側の馬はミッキークイーンと同期で皐月賞日本ダービーの二冠を達成したドゥラメンテ


うまびイラコン

かつてJRApixivがタッグを組んで行われた競走馬擬人化イラスト投稿キャンペーン関連のイラストもいくつか投稿されている。イラストはショウナンパンドラとの秋華賞追い込み馬コンビ。


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JRA 競走馬 二冠馬 15世代

浜中俊 池江泰寿


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