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アメリカンファラオ

あめりかんふぁらお

アメリカの元競走馬で現在は種牡馬。15年の米国三冠馬であり、15年度アメリカ年度代表馬。
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概要編集

デビュー戦は5着だったものの2戦目でいきなりG1に挑戦すると2番人気で勝利。その後はアメリカの三冠であるケンタッキーダービープリークネスステークスベルモントステークスをすべて勝ち、37年ぶりのアメリカ三冠馬となった。ベルモントSの次走ハスケル招待SまでG1を5連勝・G2を含めると8連勝とした。トラヴァーズSで2着に敗れたもののBCクラシックに挑んで逃げ切ると、それを最後に引退。

現在は種牡馬として供用されている。


調教師のボブ・バファート調教師は、アメリカンファラオにとって寮馬であり帯同馬でもあり友達でもある、ポニーのスモーキーのおかげで心の安定を図れた事が、3冠達成や年度代表馬となる活躍を果たせた要因だったと語っていた。


データ編集

英名表記American Pharoah
性別
生没年2012-(12歳)
血統父:パイオニアオブザナイル/母:リトルプリンセスエマ/母父:ヤンキージェントルマン
主な勝利レース米国三冠、BCクラシックなど

馬名の由来は父パイオニアオブザナイルと母父ヤンキージェントルマンからの連想で、加えてオーナーがエジプト人であるためこの名が付けられたという。

なお、馬名にある『Pharoah』は誤記で、正しくは『Pharaoh』。

スペルミスに気が付かないまま登録されてしまったため、誤記のままで登録されてしまったという経緯を持つ。そのため、日本では『アメリカンフェイロア』と呼ばれる場合もある。

ちなみに、アメリカでは三冠馬の馬名は永久に再使用できないというルールがあるが、選出委員会が気を利かせたのか、『American Pharoah』と同時に正しいスペルである『American Pharaoh』も使用禁止の措置が取られている。


種牡馬成績編集

初年度産駒は2017年に生まれ、19年にデビューした20世代(22年現在5歳)。

日本へも産駒が輸入されており、初年度産駒からダノンファラオが20年のジャパンダートダービーカフェファラオが翌21年のフェブラリーステークスを勝って存在感を示している。

芝適性の高さが魅力で、日本でも複数頭がすでに後継種牡馬として輸入されている。


産駒性別主な勝ち鞍備考
ヴァンゴッホクリテリウムインターナショナル日本で種牡馬入り
アズタイムゴーズバイビホルダーマイル
フォーウィールドライブBCジュベナイルターフスプリント日本で種牡馬入り
ダノンファラオジャパンダートダービー持込馬
カフェファラオフェブラリーS日本で種牡馬入り
リフレイムパラダイスS(L)デビュー戦での大斜行と、その後のレースでもたびたび斜行する妙癖で有名となった。

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