プロフィール
生年月日 | 1994年2月6日 |
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出身地 | オーストラリア 西オーストラリア州 |
身長 | 166cm |
デビュー | 2009年 |
概要
オーストラリア出身。両親が調教師という競馬一家で、6人兄弟の長男として誕生。
10歳で調教として馬にまたがるなど、幼い頃から馬が身近にある環境で育った。
15歳で見習い騎手としてデビュー。当初は高校に通いながら騎手をしていたが、騎手一本でいくと決断し、高校を中退。2013年にGⅡ、翌2014年にはトラストインナゲストでGⅠ制覇を果たし、2022年現在までオーストラリアでGⅠ23勝をあげているトップジョッキーである。
日本での活躍
日本に初来日したのは2019年。4月27日の東京競馬場5レースでJRA初騎乗。翌28日には中山競馬場5レースで初勝利をあげる。更にその翌日には新潟大賞典をメールドグラースで勝利。
ここから、彼はオーストラリアのトップジョッキーとしての実力を遺憾なく発揮していく。
5月11日の京王杯スプリングカップをタワーオブロンドンで勝利すると、翌日のヴィクトリアマイルをノームコアで1分30秒5のレコード勝ち。
続く宝塚記念はリスグラシューに騎乗。出走12頭中唯一の牝馬となるなか、道中はキセキに続く2番手で進み、直線突き放し2着のキセキに3馬身差の快勝。
この結果を受けてリスグラシューはオーストラリアへ遠征。コックスプレート(豪GⅠ)に出走する。コックスプレートではJRA単勝1.7倍の圧倒的支持を受け、2着に1馬身半差つけ勝利。前週にはメールドグラースでもGⅠを制しており、2週連続日本馬GⅠ制覇の立役者となった。
そして、リスグラシューのラストランである有馬記念。このとき彼はすでに短期免許の期限が切れており、本来ならリスグラシューに騎乗できなかった。
しかし、ミルコ・デムーロの菊花賞でのネオユニヴァース騎乗時に制定された「同一馬でGⅠを2勝した際、特別に1日限定の短期免許を交付する」という特別ルールが久しぶりに適用されることが決定され、1日限定の短期免許が交付される。彼はリスグラシューのラストランに騎乗できることとなったのだ。
迎えたラストラン。アエロリットの作ったハイペースに他馬が追従する中、中団待機。
最後の直線で一気に外へ持ち出し、そこから上がり3F34秒7の快足で一気にぶち抜き、2位に5馬身差の圧勝。有終の美を飾るとともに年度代表馬・最優秀4歳以上牝馬に選出された。
オメガパフュームでも帝王賞を勝利するなど、この年は文字通りトップジョッキーとしての能力を見せつける結果となった。
2020年以降も短期免許で度々来日しており、海外のレースで日本馬に騎乗することも多い。2022年にはセリフォスでマイルチャンピオンシップ、ウインマリリンで香港ヴァーズを制覇。JRA通算100勝も達成するなど、印象的な活躍が目立っている。
23年にはテン乗りのタスティエーラで日本ダービーを勝利し南半球出身騎手初の日本ダービー及びクラシック勝利を果たすこととなった。