ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

データ編集

生年月日2017年5月23日
欧字表記Win Marilyn
香港表記瑪蓮必勝
性別
毛色栗毛
スクリーンヒーロー(JPN)
コスモチェーロ(AUS)
母の父Fusaichi Pegasus(USA)
生産者コスモヴューファーム
馬主ウイン
管理調教師手塚貴久(美浦)

父スクリーンヒーローはジャパンカップなどを勝利し種牡馬としてモーリスを輩出するなど成功。

母コスモチェーロはJRAで9戦1勝し繁殖入り。

母の父フサイチペガサスは関口房朗が所有していたことでも知られるケンタッキーダービー馬。



経歴編集

デビュー前編集

ウインレーシングクラブにて、1口6万円×400口、計2400万円で募集される。


2歳時(2019年)編集

12月21日、中山芝2000mの新馬戦で横山武史を背にデビューする。6番人気という低評価だったが、道中2番手追走から直線後続を突き放して3.1/2馬身差の快勝。

3歳時(2020年)編集

3歳初戦の若竹賞(1勝)は5着に敗れるが、続くミモザ賞(1勝)で自己条件を勝ちあがる。

更にフローラSで重賞初挑戦。強風が吹き荒れる中道中4番手追走から内々を突いて抜け出すと、後続の追撃を振り切って重賞初勝利。鞍上の横山武史にとっても嬉しい重賞初勝利となった。

フローラSの勝利で優先出走権を得て、オークスへと駒を進める。スマイルカナが逃げる展開をやや離れた2番手で追走。やはり直線内に潜り込んで脚を伸ばすも、デアリングタクトの決め脚に屈し2着に敗れた。

秋初戦は秋華賞。いつも通りの先行策だったが、直線いいところなくずるずると後退し15着と大敗を喫する。鞍上の横山武史は「久々の影響か本来の力を見せられなかった」とした。

続いてエリザベス女王杯に出走。先行策から粘り込み3歳最先着も、上位3頭からは離された4着に終わった。


4歳時(2021年)編集

4歳初戦はAJCC。3角で手応えが怪しくなったが、伸びず沈まず6着。


続いて日経賞へ。

まずまずのスタートから出脚を効かせて3番手に控える。直線内々を突いて先頭に立つと、追ってくるカレンブーケドールを半馬身凌ぎ久々の重賞2勝目を挙げた。


続いての舞台は日経賞1着で優先出走権を得た天皇賞(春)。外枠もあって位置が取れず中団からの競馬になり、最後しぶとく脚を伸ばしはしたものの5着まで。


秋始動戦はオールカマー。春の好走から人気を集め、過去最高となる2番人気。主な対抗馬は春に大阪杯を勝利し宝塚記念も3着のレイパパレ香港ヴァーズ勝ち馬で前走QEIIC2着のグローリーヴェイズなどであった。

いつもと変わらず好位の内々を立ち回り、直線最内を突いて上がって行こうとしたところでレイパパレに進路をカットされたが、外に切り替えて追い出すとただ1頭飛びぬけた脚色で抜け出して突き放し、重賞3勝目を飾った。


2年連続となるエリザベス女王杯参戦。前走の強い勝ち方が評価され3番人気となるが、普段と異なる外を回す競馬となった影響か直線全く強みが出ずブービー16着に惨敗した。


5歳時編集

5歳初戦は大阪杯。今まで主戦を務めてきた横山武史はエフフォーリアに騎乗するため、3歳1月の若竹賞以来となる松岡正海とのコンビでGI奪取に挑む。しかし、逃げたいジャックドールとそれを突くアフリカンゴールドの競り合いで吊り上がったペースを先行した影響か脚が残っておらず後退しシンガリ16着に終わる。

放牧を挟んで宝塚記念に参戦。パンサラッサが引っ張るハイペースに苦しみ、7着。

更に8月、札幌記念に出走する。道中はユニコーンライオンを見る形で3番手を追走。直線思うように脚は伸ばせなかったもののしぶとくしぶとく粘り3着、復調気配を見せる。

3年連続の挑戦となるエリザベス女王杯は松岡正海がウインキートスに騎乗するため短期免許で来日していたD.レーンに乗り替わり。トラックバイアスも味方に付け、勝ったジェラルディーナにはやや離されたものの鋭く追い込んだライラックとの2着同着となった。なお、GI競走での2着同着はJRA史上初のことであった。

香港ヴァーズ編集

ジャパンカップへの登録もあったが回避、初の海外遠征で香港ヴァーズに挑戦する。鞍上は前走に引き続きD.レーン。夏から秋にかけての充実ぶりを買われてか日本プールでは史上初の香港ヴァーズ3勝を狙うグローリーヴェイズとほぼ差のない2番人気、現地オッズではグローリーヴェイズ、ストーンエイジに次ぐ3番人気となる。

スタートはまずまずに切るが、普段のように先行はせず中団に控え、中盤少しペースアップした時点で少しずつ位置を下げ4コーナーでは最後方で大外を回す。そして迎えた直線、鞍上の仕掛けに応え外目を突いて末脚炸裂、内で脚を伸ばすグローリーヴェイズ、ボタニクを一気に交わし去り、海を超えた香港の地で悲願のGI初勝利を挙げた。また、D.レーンにとっても初の香港国際競走勝利であった。


6歳時(2023年)編集

そしてドバイシーマクラシックへ。ゴドルフィンマイルに出走する同じスクリーンヒーロー産駒でウイン同期のウインカーネリアンと2頭で他の日本馬とは離れた厩舎に入り調整して本番に臨んだ。スタートはまずまずに決め、促すことはせず5番手に収まる。だんだんと手応えが怪しくなり、直線で今ひとつ伸びがなく6着に終わった。鞍上のレーンは「ラチ沿いでうまく立ち回ったが、最後は伸びなかった。いずれにせよ、イクイノックスが強すぎた」とした。

ウインレーシングクラブの内規で牝馬は原則6歳4月までに引退することになっているが、現役を続行し2年連続の札幌記念に向かう。スタートから位置を取りに行き3番手を追走するも、直線伸び脚を欠いて後退、9着に敗れる。

その後BC遠征が発表され、叩きとしてオールカマーに出走する。ここでも先行策から伸びを欠き9着。

当初BCターフBCF&Mターフの両方に登録していたが、F&Mターフに決定。鞍上にはC.デムーロを迎えた。好スタートから中団後方に控えて追走、直線内目の馬群を割って脚を伸ばし4着。


その後、11月9日にウインRCから有馬記念への出走と同レースをもっての引退が発表された。


特徴・エピソードなど編集

先行策から内ラチ沿いを突いて進出する王道の先行押し切り競馬を得意とする。

しかし、初GI勝利は後方待機策でのものだった。

関西圏のGIに出走する際は美浦の馬でありながら栗東で調整をする程に輸送が苦手である。しかし時間をかけて慣らせば大丈夫なようで、札幌と香港で競馬場で調整をしてレースに挑んだ際は輸送の疲れを感じさせなかった。


関連記事編集

競走馬

ウインキートスウインマイティー -同期のウインレーシングクラブ所属牝馬で、重賞を勝った2頭(ちなみに両方ゴールドシップ産駒)。特にウインキートスとは2020年のミモザ賞と2021年のオールカマーでワンツーフィニッシュ、ウインマイティーとは2020年優駿牝馬でデアリングタクトに続き2・3着を飾った間柄。2022年エリザベス女王杯にもマリリンと3頭揃って出走していたりしてトリオとして扱われることも多く、俗に「ウイン三姉妹」と称されたり、ウイン公式からMKM(マイティ―・キートス・マリリン)としてグッズが販売されている程である。また引退後の放牧でマリリンとマイティーが一緒に体を寄せ合う姿が公式Xでツイートされる程の仲良しである(誰が呼んだかマリマイ)。

関連記事

親記事

20世代 にじゅうせだい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 12603

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました