概要
全妹にエニシノウタ(アカイイトと同馬主)がいる。
データ
名前 | アカイイト |
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欧字表記 | Akai Ito |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 青鹿毛 |
誕生日 | 2017年4月17日 |
父 | キズナ |
母 | ウアジェト |
母父 | シンボリクリスエス |
産地 | 北海道浦河町 |
生産地 | 辻牧場 |
管理調教師 | 中竹和也(栗東) |
馬主 | 岡浩二 |
主な勝ち鞍 | エリザベス女王杯2021 |
戦績
2歳-3歳
2歳9月にデビュー。2戦目で勝ち上がったが、その後なかなか1勝クラスを抜けられず、2勝目を挙げたのは3歳の8月だった。その後、ローズステークス(GⅡ)で重賞初挑戦し、7着に敗れる。
4歳(2021年)
年内初戦の西尾特別で3勝目。その後6月の垂水Sで晴れてオープン馬になる。
そして、10月の府中牝馬S(GⅡ)に出走。しかし、7着に敗れた。
エリザベス女王杯
その次走にエリザベス女王杯を選択、幸英明騎手との初コンビでGⅠ初挑戦。
秋華賞を勝利し、母アパパネの忘れ物を狙うアカイトリノムスメ、そして大阪杯を勝利したレイパパレ、オールカマーを勝利したウインマリリンが人気を集め、この馬は10番人気と伏兵扱い。
レースはシャムロックヒルが逃げる中、やや後方の位置取りを選択した。
残り3ハロンから大外に出すと、鋭い脚を見せ、先頭へと一気に上がる。
「これが運命の赤い糸!」「運命の相手は幸英明でした!」(関西テレビ 岡安譲アナウンサー)
レイパパレ、アカイトリノムスメなどの強豪を封じ、2馬身差で勝利。これがキズナ産駒初のGⅠタイトルとなった。また、このレースは2着ステラリア、3着クラヴェル、4着ソフトフルート、5着イズジョーノキセキが入り、掲示板内がすべて重賞未勝利馬で埋まった。
また、先述したカンテレ競馬の岡安アナがゴール直前に発した「これが運命の赤い糸」は名実況として話題となった。
有馬記念
次走は有馬記念に出走。鞍上は幸騎手、幸騎手はキャリア27年で初の有馬記念騎乗となった。
エリザベス女王杯の活躍からか6番人気とやや上位の人気だったが、結果は7着で敗れた。
5歳(2022年)
3月の金鯱賞(GⅡ)は3着と好走するが、4月の大阪杯(GⅠ)は振るわず10着となった。
その後、ヴィクトリアマイルを8着、連覇を目指したエリザベス女王杯はジェラルディーナの4着と善戦したが、有馬記念をイクイノックスの15着と結果が振るわなかった。
その後、年明けにラストランといったプランも検討されたものの、有馬記念からの疲れが抜けきっていないといった事情なども考慮し、翌2023年1月11日に現役を引退することが発表され、翌12日付で競走馬登録を抹消された。引退後は馬主の岡浩二が代表を務める北海道新ひだか町のサンデーヒルズにて繁殖牝馬となった。
余談
2021年のエリザベス女王杯の裏で福島記念が行われていた。このレースは大逃げをうったパンサラッサがそのまま逃げ切り、重賞初勝利。このパンサラッサはアカイイトが初勝利を挙げた未勝利戦の2着馬である。
同年の有馬記念で再び同じ舞台で走る事になったがパンサラッサは13着に沈んでしまった。
なお、同名ゲーム作品でアカイイトもあるのだが、同名称の競走馬がいることを知らない人からは「ゲームの方で動きがあったのか?」と思われたのは言うまでもない。