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アカイイト

あかいいと

『アカイイト』はサクセスより発売された和風伝奇ホラーアドベンチャーゲーム。およびこれを原作とする漫画作品。(曖昧さ回避付き)
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誘導編集


概要編集

2004年10月21日にプレイステーション2用ソフトとして発売された。翌年10月27日には廉価版(SuperLite2000シリーズ)が発売されている(リバーシブルジャケットになっている)。


2013年10月16日よりハムスターより、プレイステーション3版ゲームアーカイブスとして配信開始。価格は1200円。



現代を舞台に、「贄の血」という特殊な血を引く少女・羽藤桂(はとう けい)の視点でゲームが展開される。吸血システムという特殊なシステムが用いられている。エンディングは32種類あり、桂が死亡するバッドエンドが15種類、桂は生き残るが幸せな結末とは言えないノーマルエンドが12種類、桂が各ヒロインとの幸せな結末を迎えるトゥルーエンドが5種類となっている。また、あるルートをクリアすると選択肢が増え、新たなシナリオへと足を運べるようになるという「ルート封印」システムを取っている。「グラフィックが淫靡」、「淫靡なCG」と紹介されている。


ストーリー編集

この夏に唯一の肉親だった母親を亡くし、遺産の整理をしていた桂は、父親が経観塚(へみづか)という聞き慣れぬ土地に、歴史のある日本屋敷を持っていたことを知る。桂は処分するかどうかを決めるために、現物を見に経観塚を訪れることに。その道中の列車の中で、天を貫くほどの巨大な木と、蝶の群れを従えた少女・ユメイが現れる不思議な夢を見る……。


経観塚に伝わる山神と人柱の伝承とは? 失われた桂の記憶の真実は? 桂の生まれ故郷でもある経観塚。舞台に役者が揃うとき、運命の輪が静かに廻り出す……。


登場人物編集

★メインキャラクター

羽藤桂 - 声:松来未祐

ユメイ羽藤柚明) - 声:皆口裕子

千羽烏月 - 声:渡辺明乃

浅間サクヤ - 声:真田アサミ

若杉葛 - 声:釘宮理恵

ノゾミ藤原望)&ミカゲ - 声:小林恵美(現在は亜城めぐに改名)


★サブキャラクター

奈良陽子 - 声:能登麻美子

東郷凛 - 声:沢城みゆき(ドラマCDのみ)

羽藤真弓 - 声:古原奈々

羽藤正樹 - 声:東久仁彦

秋田丈太郎 - 声:佐々木省三

ケイ羽藤白花) - 声:石井一貴

- 声:室園丈裕


準百合作品編集

本作は2004年当時のコンシューマーゲームとしては珍しかった、女の子が女の子と深い仲になる、いわゆる「百合」作品ではあるのだが、ヒロインと「恋仲」に発展するかどうかは曖昧な表現になっており、完全にユーザーの判断に委ねられているシナリオになっている。


桂が各ヒロインに対して「好き」とはっきりと明言する描写はあるものの、それが「友達として」なのか「恋愛対象」としてなのかまでは描写されておらず、当然キスシーンも無い(ユメイルートでキス寸前の相当際どいシーンはあるのだが)。


これは元々本作の主人公は男性だったのだが、男が吸血されて逃げ回るという描写が絵的に合わないと判断されて主人公が女性に変更され、それにより「結果的に百合作品になった」という経緯だったという事が、ジャイブから発売された公式ガイドブックに記載されている。


しかしそのような状況においても、各ユーザーからはこのゲームは百合作品だという認識を持たれており、二次創作作品のほとんどで明らかな百合描写が描かれている。


続編のアオイシロでは一転して、女の子同士での生々しいキスシーンが導入されている。


徐々に広まった高評価、そしてドラマCD・HD版製作へ編集

「名作」との評価が根強い本作だが、発売当初は各ゲーム雑誌であまり大きく取り上げられず、評価もお世辞にも高いとは言えなかった。だが発売と同時に購入したユーザーの口コミで瞬く間にこのゲームの高評価が伝わり、売り上げが徐々に伸びていったとされている。


そして1年後に廉価版と同時にドラマCDも販売されたのだが、ドラマCDは生産数がやたらと少なかったのか発売と同時に売り切れる店舗が殺到し、ユーザーからの苦情が殺到したサクセスが、慌てて複数回に渡って追加生産するという事態にまで発展した。サクセスもまさかドラマCDがここまで売れるとは思っていなかったらしい。


2022年9月15日にHD版が発表された。ハードはニンテンドースイッチSteamである。


関連タグ編集

百合 アオイシロ 百合ゲーム


関連リンク編集

アカイイト&アオイシロ

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