プロフィール
| 生年月日 | 1976年1月12日 |
|---|---|
| 出身地 | 鹿児島県鹿屋市 |
| 所属 | 栗東トレーニングセンター |
| 厩舎 | 谷八郎厩舎（デビュー～1998年）⇒フリー（1998年～現在） |
| 血液型 | A型 |
| 身長 | 167cm |
| 体重 | 50kg |
| 愛称 | 幸（ミユキ、みゆき）、ヨン様 |
| 家族構成 | 妻、大斗（ひろと、長男） |
| 通算勝利数（2023年末時点） | 1,658勝（JRA）、109勝（NAR） |
戦績
1994年デビュー、同期は吉田豊や渡辺菫彦など。
1997年通算100勝に到達。
1998年ブラボーグリーンで京阪杯を制し重賞初制覇。
2000年トゥナンテで重賞3連勝。
2003年スティルインラブで牝馬三冠達成、史上2人目の牝馬三冠騎手となる。
2005年～2008年ブルーコンコルドでダートＧＩ7勝と活躍、ファイングレインで高松宮記念も制覇。
2013年～2016年ホッコータルマエでダートＧＩ10勝と活躍、
2017年セイウンコウセイで高松宮記念２勝目、中央ＧＩ6勝。
2018年ジュールポレールでヴィクトリアマイル制覇。
2021年アカイイトでエリザベス女王杯制覇、中央ＧＩ8勝。
通算騎乗回数や年間騎乗回数で最多記録を持つなど営業力が高い。
人物
騎手になった意外な理由
幸英明は競馬関係者が親族に居ないという、競馬とは接点ゼロの一般家庭から騎手になった人物である。
そんな幸騎手が騎手になった理由は幼少期に起こった母親の怪我であった。
当時中学3年生だった幸英明少年は馬産地としても有名な鹿児島の鹿屋に住んでいたが、競馬とは辛うじて「武豊」の名は知っているぐらいの全く無縁のスポーツ少年であった。
ある日、飼っていた犬（この犬は元々は捨て犬で、親に「テニスの県大会でベスト8入りしたら飼っても良い」と条件を出されたところ（当時英明少年はテニス部所属だった）、県大会を優勝して見事飼うことができたというエピソードがある）が灯油缶を倒してしまい、それの片付けをしていた母親が油で足をすべらせてしまい腰を強打。打ち所が悪く入院してしまった。
英明少年は入院した母親の見舞いに病院へ来ていたのだが、ここで出会ったのがなんと競走馬の生産牧場の関係者。牧場関係者は英明少年を見るや「君は背が小さいし騎手に向いている。騎手になる気はないか？」と声をかけた。いきなりの出来事に困惑する英明少年だったが、続けて言われた「騎手はモテるぞ？金持ちにもなれる」という言葉を聞き、そこで騎手に興味を持ったという。
そして、その事を両親に相談し騎手になりたいと言った英明少年。とはいえ、競馬騎手はギャンブルに関わる職業。早々許可してくれるものではない…と思っていたのだが、なんと両親は「やってみなさい」と快く承諾。トントン拍子で騎手を目指すこととなった。
そして、英明少年は競馬学校の試験を受けて見事に合格。騎手としての第一歩を踏み出したのであった。
記念撮影に常に収まる幸騎手
本人いわく、「何勝の時か忘れたけど、僕が区切りの勝利の撮影をする際に、１人の後輩騎手がＪＲＡのぬいぐるみを持って一緒に写ってくれたんです」「凄く嬉しかったです」
皆が一緒に写るようになった足掛かりを作ったその後輩騎手とは、池添謙一。
また、母より「人が幸せな時に僻んだり、妬んだりせず、一緒に心から喜べる人間になりなさい」と言われていたこともあり、池添の勇気を持った行動と母のその教えから、幸は記念撮影に一緒に納まって祝福するのを心掛けるようになったという。
実際、色々な騎手が区切りの勝利をあげたり、表彰を受けたりする時の記念撮影に、幸騎手は頻繁に参加している。
お菓子好き
「お菓子がないと生きていけない」と公言するほどの無類のお菓子好きで有名。調整ルームに山ほど持ち込んで帰る頃には無くなっている、小学生の自分の子供とお菓子を巡ってガチの親子喧嘩を繰り広げる、ご飯よりお菓子を食べる量が多いなどのエピソードが残っている。
しまいには武豊宛に届いた菓子を勝手に食べた挙句、後からやって来た武本人に「これいります？」と発言したことも...。
ゴルフが得意
騎手でも無類のゴルフ好きで、その腕前もベストスコアで66を記録し、滋賀県のアマチュアゴルフ選手権で優勝した経験や国体滋賀代表候補に選ばれるも、代表決定戦の日程が騎乗予定と被ってしまい泣く泣く辞退したというエピソードがある。
同期の渡辺薫彦の結婚式に出席するため夫婦そろってグアムを訪れた際、別件でグアムを訪れていた田中勝春（この人もまたゴルフが得意）にゴルフ勝負を挑まれ、初戦では田中相手に勝利。田中はそれがよほど悔しかったのか、妻のショッピングに付き合う予定だった2日目もゴルフ勝負をすることになり、田中は幸相手にリベンジを果たした。
なお妻のショッピングのお相手は田中の妻が担ったとのこと。
関連項目
・主戦騎手
