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横山武史

よこやまたけし

JRA(日本中央競馬会)美浦トレーニングセンターに所属する騎手。横山典弘の三男にあたり、兄に同じくJRAジョッキーの横山和生を持つ。
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プロフィール編集


生没年1998年12月22日-(25歳)
出身地茨城県
デビュー2017年(33期)
所属美浦・鈴木信尋厩舎


経歴編集

JRA所属の騎手横山典弘の三男として生まれる。

祖父の横山富雄、長兄の横山和生も騎手である。元騎手で現在は調教師を務める菊沢隆徳は義理の叔父にあたり、その息子で騎手の菊沢一樹は従兄弟にあたる。


上述したような家庭環境のもと、2009年ごろから乗馬に取り組み、中学卒業後の2014年に競馬学校へ入学(第33期生)。入学時はとりわけ体が小さくて馬を御しきれず(身長は148cm、体重は36kgしかなかった)叔父で元騎手の横山賀一教官からは「馬に走られている」と評されていた。食事量も増えず苦労したが、同期の富田暁とともに筋トレを繰り返すなどして、卒業時には160cmまで成長した。


2017年に騎手免許を取得し、美浦・鈴木信尋厩舎に所属。同年4月16日の福島9R・4歳上500万下で1着となり、キャリア42戦で初勝利を挙げた。


冬の小倉開催でリーディングとなった2019年、父の典弘が直前の平場での斜行によって騎乗停止になったため、日本ダービーにて松永幹夫調教師が管理するリオンリオンの手綱を預かる。GⅠ初騎乗となった同レースでは果敢に逃げ、結果は15着だった。


2020年フローラステークス(GⅡ)をウインマリリンで勝利し、同期で1番乗りとなる中央重賞初勝利を挙げ、オークスへの優先出走権を手にするが、今度は自身の騎乗停止により、本番は父に乗り替わりとなった(結果はデアリングタクトの2着)。初重賞以降はさらに調子を上げて同年には94個の勝ち星を稼ぎ、郷原洋行の記録を塗り替える史上最速記録となる22歳での関東リーディングに輝いた。


2021年には主戦の1人として起用されることが増えていた鹿戸雄一調教師からエフフォーリアの鞍上として白羽の矢が立てられる。共同通信杯を勝利しクラシック戦線に並び立つと、皐月賞を1番人気に応えて人馬初のGⅠ制覇を果たした。無敗・1枠1番で絶大な支持を集めたダービーこそ福永祐一が駆るシャフリヤールの切れ味に屈したものの、下半期の天皇賞(秋)ではコントレイルグランアレグリア有馬記念ではクロノジェネシスといった強豪を次々と撃破し、相棒を年度代表馬に導いた。


このほか、この年にはタイトルホルダー菊花賞キラーアビリティホープフルステークスを勝利した。このうち、ホープフルステークスを除く4つが八大競走であり、同一年に八大競走を4勝したのは史上5人目(下記参照)となる。


年男となった2022年は、主戦であったエフフォーリアの不振もあってGⅠ未勝利に終わり、関東リーディングの座も戸崎圭太に許したものの、自身初の海外レース騎乗やJRA通算400勝達成、キャリアハイの127勝をマークするなど順調に経験を重ねた。


2023年は相棒との突然の別れを経験しながらも、ソールオリエンスとともに2度目の皐月賞を制するなど、関東の最上位ジョッキーとして著しい活躍を続けている。


騎乗スタイル編集

  • 自身は先行押し切りなど積極騎乗に強みを持つとしている。また、タイトルホルダーなど体内時計を生かした逃げによる勝率も高い。一方で2023年年始時点で課題に挙げている「ためて切れる脚を使わせるような乗り方」についても、ソールオリエンスによる皐月賞の勝利が後方一気策によるものであるように、徐々に試行数を増やしつつある。
  • ライアン・ムーアウィリアム・ビュイックなど、ヨーロッパのトップジョッキーを参考にした騎乗スタイルをとっている(参考)。

その他編集


主な騎乗馬編集

GⅠ:2021年皐月賞天皇賞(秋)有馬記念

GⅢ:2021年共同通信杯


GⅠ:2021年菊花賞

GⅡ:2021年弥生賞ディープインパクト記念


GⅠ:2021年ホープフルステークス


GⅠ:2023年皐月賞

GⅢ:2023年京成杯



関連タグ編集

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横山典弘 横山和生



八大競走を1年で4勝した騎手

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