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フィエールマン

ふぃえーるまん

フィエールマンは、2015年生まれの競走馬。 主な勝鞍は2018年の菊花賞、2019年・2020年の天皇賞(春)。
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時代を跨ぐ 気高き戦士。編集

最後の直線、絶対にあきらめない。

力を振りしぼり、一歩ずつ足をのばす。

自分の限界を乗り越えた先に、ゴールはある。


JRAヒーロー列伝No.85「フィエールマン」より


経歴編集

2015年1月20日生まれ。

父はディープインパクト

馬名は音楽用語で「気高く・勇ましく」(Fierement)


2018年(3歳)編集

3歳になった2018年の1月28日の新馬戦で石橋脩を背にデビューし、初勝利。

2戦目の山藤賞も快勝。

3戦目は重賞初挑戦となるラジオNIKKEI賞(GⅢ・福島競馬場)だが、メイショウテッコンを捉えられず2着に敗れた。


そして、当初の予定通りクリストフ・ルメールを鞍上に迎えた菊花賞では、単勝は7番人気という低さだった。

ミルコ・デムーロ鞍上のエタリオウとの叩き合いの末にハナ差で勝利し、GⅠ初勝利。キャリア4戦目での菊花賞勝利は最少記録であった。


2019年(4歳)編集

古馬初戦のアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ)では1番人気だったがシャケトラに及ばず2着。


平成最後のGⅠとなった第159回天皇賞は、シャケトラが調教中の事故でこの世を去ったため1番人気。見事勝利し、平成最後のGⅠホースとなった。


秋はフランス凱旋門賞に挑戦することが発表され、その壮行戦として札幌記念(GⅡ)が選ばれた。

札幌記念では1番人気だったが、同じく凱旋門賞に挑戦するブラストワンピースに敗れ3着。(2着はサングレーザー。)


凱旋門賞は、ブラストワンピースやキセキと共に挑戦するも、まさかの最下位(12頭立ての12着)に終わってしまうこととなった。(キセキは7着、ブラストワンピースは11着。)


帰国後は有馬記念に出走。主戦騎手のルメールがアーモンドアイを選択したため、池添謙一が騎乗した。

凱旋門賞での最下位が響いて6番人気だった中で、リスグラシューサートゥルナーリアワールドプレミアに続く4着だった。(アーモンドアイは9着だった。)


2020年(5歳)編集

2020年は、前哨戦を挟まずに連覇を果たすべく天皇賞(春)へ直行。

レースは11番人気のスティッフェリオとの激しい叩き合いとなり、ハナ差で差し切ってGⅠ3勝目。史上5頭目の天皇賞(春)を連覇した馬となり、鞍上のルメールは、レイデオロで制した2018年の天皇賞(秋)から天皇賞を4連覇することとなった。


秋は春秋連覇を果たすべく、秋の天皇賞へ出走する。

ルメールがアーモンドアイに騎乗するため、前週にコントレイルで菊花賞を制して三冠ジョッキーとなった福永祐一が騎乗した。

最後の直線でクロノジェネシスを抜くもアーモンドアイには届かず2着。アーモンドアイはこの勝利でGⅠ8勝を挙げ、偉業達成の引き立て役となったものの、自身もステイヤーの評価を覆し、2戦2敗だったブラストワンピース、同世代の有力馬で唯一未対戦だった最優秀2歳牡馬ダノンプレミアムに先着したことで世代No.1牡馬の座を確固たるものとするなど、得たものも多かった。(尚、アーモンドアイに騎乗したルメール騎手は天皇賞5連覇となった)


三冠馬3頭が集まったジャパンカップは回避し、有馬記念へ出走する。

天皇賞で先着したクロノジェネシスに今度は逆に先着され、更に後ろから駆けてきたサラキアにも差され3着に終わった。


2021年1月6日JRA賞が発表され、最優秀4歳以上牡馬を受賞するが、同日に右脚の腫れによって現役引退が発表され、種牡馬入りすることとなった。


関連タグ編集

競走馬


歴代菊花賞馬

2017年(第78回)2018年(第79回)2019年(第80回)
キセキ(ミルコ・デムーロ)フィエールマン(クリストフ・ルメール)ワールドプレミア(武豊)

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