概要
父:ロードカナロア、母:スピニングワイルドキャット(母父:ハードスパン)
スピニングワイルドキャットはダンジグとクリスエスを祖父に持つ血統。
父と同じ安田隆行厩舎で管理された。
プロフィール
戦績
2017年
9月2日、新潟競馬場の新馬戦(芝1400m)で戸崎圭太騎手騎乗でデビューし、2着。
9月24日、福永祐一騎手に乗り替わり、阪神競馬場の2歳未勝利戦(芝1400m)に出走し1着。
10月15日、京都競馬場のもみじステークス(芝1400m)に出走し1着。
12月17日、阪神競馬場の朝日杯フューチュリティステークス(芝1600m)では出遅れが響いて5着。
2018年
3月17日、戸崎圭太騎手騎乗に戻り、中京競馬場のファルコンステークス(芝1400m)に出走し7着。
4月14日、北村友一騎手に乗り替わり、阪神競馬場のアーリントンカップ(芝1600m)に出走し5着。
5月6日、東京競馬場のNHKマイルカップ(芝1600m)に出走し7着。
7月21日、函館競馬場の函館日刊スポーツ杯(芝1200m)に出走し1着。
8月26日、札幌競馬場のキーンランドカップ(芝1200m)に出走し2着。
11月25日、京都競馬場の京阪杯(芝1200m)に出走し1着。
2019年
1月27日、京都競馬場のシルクロードステークス(芝1200m)に出走し1着。
3月24日、中京競馬場の高松宮記念(芝1200m)に出走し4着。
6月16日、川田将雅騎手に乗り替わり、函館競馬場の函館スプリントステークス(芝1200m)に出走予定だったが、競走馬用カルシウム剤「グリーンカル」(日本農産工業)から禁止されているテオブロミン(カカオなどに含まれる)が検出され、ダノンスマッシュを含む156頭が競走除外となった。
8月25日、キーンランドカップに出走し1着。
9月29日、中山競馬場のスプリンターズステークス(芝1200m)に出走し3着。
12月8日、香港に遠征。沙田競馬場でランフランコ・デットーリ騎手騎乗で香港スプリント(芝1200m)に出走し8着。
2020年
3月7日、川田将雅騎手騎乗に戻り、中山競馬場のオーシャンステークス(芝1200m)に出走し3着。
3月29日、高松宮記念に出走し10着。
5月16日、ダミアン・レーン騎手騎乗で東京競馬場の京王杯スプリングカップ(芝1400m)に出走し1着。
6月7日、三浦皇成騎手に乗り替わり、東京競馬場の安田記念(芝1600m)に出走し8着。
9月13日、中京競馬場のセントウルステークス(芝1200m)に出走し1着。
10月4日、川田将雅騎手騎乗に戻り、スプリンターズステークスに出走し2着。
12月13日、香港に遠征。ライアン・ムーア騎手騎乗で香港スプリントに出走し1着。初のGⅠタイトル獲得、ロードカナロアとの父子制覇となった。
2021年
3月28日、川田将雅騎手騎乗に戻り、高松宮記念に出走し1着。GⅠレース2勝目。
4月25日、香港に遠征。沙田競馬場でジョアン・モレイラ騎手騎乗でチェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)に出走し6着。
10月3日、川田将雅騎手騎乗に戻り、スプリンターズステークスに出走し6着。
12月12日、香港に遠征。香港スプリントに出走し8着。
香港スプリント(2021年)での多重落馬事故
引退レースの香港スプリントにピクシーナイト、レシステンシアと共に出走。
しかし第4コーナーで先行していたアメイジングスターが転倒し、ピクシーナイトを含む4頭が転倒する多重落馬事故が発生した。ダノンスマッシュは倒れたアメイジングスターを咄嗟に飛び越え、事故に巻き込まれたラッキーパンチに衝突するも、鞍上の川田騎手がすぐさま大外へ持ち出したことで転倒を免れた。しかしこれによって先頭からは大幅に離されてしまい、最下位の8着となった。
極めて後味が悪く悔しい結果に終わってしまったが、転倒した4頭のうち2頭が予後不良となり、ピクシーナイトも骨折したことを考えると、怪我なくレースを終えられただけで御の字だろう。
騎乗していた川田騎手にも怪我はなく、同日の香港カップで同じく引退レースだったラヴズオンリーユーに騎乗し勝利している。
種牡馬時代
2022年、種牡馬としてブリーダーズ・スタリオン・ステーションに繋養された。
種付料が安価な短距離馬として人気で、申し込みは早い段階で満口となった。