セントウルステークス
せんとうるすてーくす
コース | 阪神・芝1,200m |
---|---|
条件 | 3歳以上 |
重量 | 別定 |
備考 | 1着馬にスプリンターズS優先出走権付与 |
1987年に創設された短距離重賞で、当初はGⅢで阪神競馬場の芝1,400mで開催されていた。
名の由来は阪神競馬場内にあるセントウル(ケンタウロス)像とされている。
ちなみにJRA騎手の教育教材に『セントウルへの道』というものがあり、人馬一体を理想とする内容とされている。
また、2020年から2022年までは京都競馬場の改修工事による日程変更により中京競馬場での代替開催となった。そのためフルゲートの頭数も18頭となっている。
当初は賞金別定戦で、同レースからの出世馬としてはマイネルラヴなどがいた。
その後2000年にスプリンターズステークスの10月開催変更を受けて、距離を芝1,200mに変更。
関西におけるスプリンターズSのステップレースとして認知されるようになり、2002年に負担重量が変更。
2006年にはGⅡに昇格し、同年より始まったサマースプリントシリーズの最終戦に位置付けられている。
2017年以降は産経新聞社の大阪杯からのスポンサー変更で、正式名称が「産経賞セントウルステークス」となった。
本番前の前哨戦なためか、1番人気が負けるケースが結構目立つ。
7月から始まるサマースプリントシリーズからの、夏の勢いがまだ通用する時期なため、伏兵が台頭しやすいと思われる。
最近20年くらいで1番人気馬が負けたケースとしては2000年のブラックホークや2001年のダイタクヤマト・2003年ビリーヴ・2007年キンシャサノキセキ・2009年スリープレスナイト・そして2012年と2013年のロードカナロアが挙げられる。
とはいえ、このレースを制してその後のスプリンターズステークスなどGⅠ優勝馬もおり、前述のマイネルラヴは1998年の同レースを制してスプリンターズステークス(当時は12月施行、タイキシャトルを破った。)を、ビリーヴは2002年の同レースを優勝して同年のスプリンターズステークス(この年は新潟競馬場で行われた)を優勝している。
また2017年・2018年に連覇を果たしたファインニードルは2017年のスプリンターズステークスのほか、翌2018年の高松宮記念も優勝し、2019年優勝のタワーオブロンドンは同2019年のスプリンターズステークスを、2020年優勝のダノンスマッシュは同2020年の香港スプリント、翌2021年の高松宮記念を優勝している。