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第68回有馬記念

どうでゅーすふっかつのじーわんしょうり

有終の美か、復活か。師走の中山を彩る、2023年最後のヒーローは誰か。
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※:メイン画像は本レースの勝ち馬・ドウデュースとその鞍上である武豊(外側の人馬)、及び2着馬であるスターズオンアースとその鞍上であるクリストフ・ルメールを描いたファンアート。


概要編集

芝中長距離路線を締めくくる大一番・有馬記念

この路線を1年を通して牽引したイクイノックスジャパンカップで退き、3歳牝馬エース格もリバティアイランド含め多くが年内休養したもののハーパーが参戦を表明、さらに3歳牡馬のクラシックを分け合った3頭のうち春の実績2頭が参戦。古馬も宝塚でイクイノックスを追い詰めたスルーセブンシーズやこのレースがラストランとなる事が決まったタイトルホルダーウインマリリン、秋古馬三冠全て出走となり鞍上が負傷から復帰した武豊へと戻ったドウデュース、この1年で大きく出世したジャスティンパレスなどが参戦する。


ファン投票結果編集

順位
1イクイノックス
2リバティアイランド
3ジャスティンパレス
4タイトルホルダー
5ソールオリエンス

ファン投票による優先出走権はジャスティンパレス(3)、タイトルホルダー(4)、ソールオリエンス(5)、タスティエーラ(6)、ドウデュース(7)、ディープボンド(9)、スターズオンアース(13)、スルーセブンシーズ(19)、ライラック(28)、ハーパー(32)。


事前情報編集

  • 短期免許のL.モリス騎手(ウインマリリン)とB.ムルザバエフ騎手(プラダリア)は有馬記念初騎乗。

  • 本レースはダービー馬シャフリヤール・ドウデュース・タスティエーラが集結し、2021年のジャパンカップ以来となる3世代以上のダービー馬が集うレースとなる。

  • 新たに親子制覇が掛かるのはオルフェーヴル産駒のアイアンバローズとライラック、ドリームジャーニー産駒のスルーセブンシーズの2種牡馬の3頭。


出馬表編集

※例年通り枠順抽選は公開で実施。



前評価編集

人気オッズ
1ジャスティンパレス3.6
2ドウデュース5.2
3スルーセブンシーズ6.5
4ソールオリエンス6.5
5タスティエーラ7.1

3~7人気が6.5〜8.6と割れている状況でここまでが10倍以内、8人気のシャフリヤールは44.6と大きくオッズが開く7強情勢。

ピークアウトを感じられ近2走で2着→5着と好走こそすれ勝ち星を掴めないタイトルホルダーと大外枠を引いてしまったスターズオンアースは人気を下げた一方、天皇賞・秋で2着に入ったジャスティンパレス、秋3冠唯一皆勤のドウデュースは好枠を引いたことで人気を上げた。



展開・結果編集

着順タイム/着差
1ドウデュース2:30:9
2スターズオンアース½
3タイトルホルダー1
4ジャスティンパレスアタマ
5シャフリヤールクビ

大逃げが期待されたアイアンバローズは出遅れ、タイトルホルダーが先頭を取り、勢い良くゲートを出たスターズオンアースが大外スタートでありながら2番手へ。タイトルホルダーは先頭に立った後、ホームストレッチまでは1馬身程度のリードだったが第

コーナーあたりから距離をジリジリと離してゆく大逃げの大勢を取る。


向こう正面、第3コーナー手前からドウデュースがスパートを開始、タイトルホルダーは直線入り口でも粘っていたが2番手のスターズオンアースに加え中団後方のドウデュースや最後方のジャスティンパレスが捲って進出。


最終直線は逃げ粘るタイトルホルダーにドウデュースとスターズオンアースが迫る。その結末は……



ドウデュース復活のGI勝利!!!

武豊やりました!!!


坂を超えたあたりでタイトルホルダーは振り切られた最後はドウデュースとスターズオンアースの追い比べとなり、接戦の末にドウデュースが抜け出してゴール。1番人気ジャスティンパレスは後方から末脚を発揮してシャフリヤールを追い抜くが、タイトルホルダーにはクビ差まで迫ったところで逃げ切られて4着となった。


  • 武豊騎手は90年オグリキャップ・06年ディープインパクト・17年キタサンブラックに続く本レース6年ぶり4勝目、ハーパー・ヒートオンビートとの3頭出しだった友道康夫調教師は本レース初勝利となった。
  • 武豊騎手は有馬記念最年長勝利記録と共に自身が持つGⅠ最年長勝利記録を更新する54歳9ヶ月10日での勝利、また上記の90年有馬記念勝利の際に有馬記念最年少勝利記録を達成しており、有馬記念の最年長勝利と最年少勝利の両方の記録を保持することとなった。
  • 05年の覇者ハーツクライの産駒としては19年リスグラシュー以来4年ぶり2頭目の制覇。
  • 過去のダービー馬による本レース優勝は13年オルフェーヴル以来10年ぶり、朝日杯を勝利したダービー馬の有馬記念勝利は94年ナリタブライアン以来29年ぶり(古馬としては初)、クラシック三冠馬以外では93年トウカイテイオー以来30年ぶり、ダービー単冠馬としては86年ダイナガリバー以来37年ぶりとなった。
  • 馬番5番での優勝は70年スピードシンボリ、72年イシノヒカルに続き51年ぶり3頭目。
  • ファン投票7位での優勝は75年イシノアラシ以来48年ぶり。
  • 前走に続き先行策で粘り込んだスターズオンアースはこれで3着内率100%をキープ。大外16番での馬券圏内入りは有馬記念史上初であり、改めて牡馬相手でも堅実派ぶりを示した。

動画編集

NHK


フジテレビ系列(実況:青嶋達也)


ラジオNIKKEI(実況:大関隼)


余談編集

  • このレース結果により、ドウデュース、タイトルホルダー、シャフリヤールの3頭の総獲得賞金が10億円を突破、一度に3頭も10億円ホースが誕生するという珍事も発生。
    • 大関隼アナウンサーによる実況ではドウデュースの勝利に「千両役者此処に在り!」というフレーズを出していたが、彼だけでなく他の面々も負けず劣らずの役者である事が数字でも表される事となった。

  • 12着のスルーセブンシーズはレース後にX線検査で骨折が判明したため、ここで引退となった。他にウインマリリン、タイトルホルダー、ホウオウエミーズがここで引退している。


実況担当者編集


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第67回(2022)  第69回(2024)


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