概要
主な勝ち鞍は中山牝馬ステークス（2023年）など。
半姉にパッシングスルーがいる。
プロフィール
| 性別 | 牝 |
|---|---|
| 毛色 | 鹿毛 |
| 父 | ドリームジャーニー |
| 母 | マイティースルー（母父：クロフネ） |
| 生産者 | ノーザンファーム（安平町） |
| 馬主 | キャロットファーム |
| 調教師 | 尾関知人（美浦トレーニングセンター） |
| 競走成績 | 13戦4勝-
|
略歴
2018年
4月8日、北海道安平町のノーザンファームに誕生。
父・ドリームジャーニーはGⅠを3勝。母・マイティースルーは条件馬止まりだったがクロフネの仔だった。大柄なマイティースルーに小柄なドリームジャーニーを付けた結果、牝馬として平均的な馬格の仔が生まれた。
気性難で知られた父に似ず、至って温厚な性質であった。
2020年
一口馬主クラブのキャロットファームが馬主となり、美浦の尾関知人厩舎に預けられた。
9月19日、ルメールを背に中山競馬場の新馬戦（芝1800m）でデビューし、1着。
2021年
1月5日、中山競馬場の3歳1勝クラスで始動。ワンデイモアの3着に敗れた。
3月28日、ミモザ賞（1勝クラス）に出走し1着。
5月23日、優駿牝馬（GⅠ）に出走し、ユーバーレーベンの9着に敗れた。秋まで休養に入る。
9月11日、紫苑ステークス（GⅢ）に出走し、ファインルージュの2着に敗れた。
10月17日、秋華賞（GⅠ）に出走し、アカイトリノムスメの11着に敗れた。
2022年
3月6日、湾岸ステークス（3勝クラス）に出走し、キングオブドラゴンの3着に敗れた。
6月19日、マーメイドステークス（GⅢ）に出走し、ウインマイティーの10着に敗れた。
8月20日、日本海ステークス（3勝クラス）に出走し、ロバートソンキーの2着に敗れた。長期の休養に入る。
2023年
1月21日、初富士ステークス（3勝クラス）で始動し1着。22ヶ月ぶりの勝利となった。
3月11日、ミモザ賞以来2年ぶりにルメールを背に中山牝馬ステークス（GⅢ）に出走し1着。重賞初勝利。
6月25日、池添謙一を背に宝塚記念（GⅠ）に出走。上り最速の末脚でイクイノックスに迫ったが、クビ差の2着に敗れた。
9月16日、シャンティイ（フランス）のニコラ・クレマン厩舎に到着。
10月1日、ロンシャン競馬場で凱旋門賞（GⅠ）に出走。フォルスストレートにて馬群の真ん中を縫うように後方から追い上げたがエースインパクトの4着に敗れたものの、日本調教馬としては叔父にあたるオルフェーヴルとキズナ以来となる凱旋門賞掲示板入り、日本調教牝馬として歴代最先着となった（それまでは、2014年のハープスターの6着が日本調教牝馬の最高着順だった）。
帰国後の12月24日、再び池添を背に有馬記念（GⅠ）に出走。大外枠15番に振り分けられ、道中は中団から攻めるも12着。
12月27日、第4中足骨の骨折で現役を引退し、繁殖入りすることとなった。キャロットクラブの発表によると、レース直後は変わりなかったものの、翌日になって左トモの管に腫れが出て、痛みから歩様も良くなかったため、エックス線検査をしたところ判明。レース中の打撲とみられ、半年以上の休養を要するものであった。前走後、クラブの規定である来年3月末までにもう一戦するプランもあったが、関係者間で協議して現役引退が決まったという。
