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第64回宝塚記念

これがせかいさいこうほうのはしり

世界が注目する芝最強馬。競馬界のエースを決める戦いが仁川で幕を開ける。
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概要

23年宝塚記念は、前年覇者タイトルホルダーが跛行により離脱した中、ドバイシーマクラシックを完勝した世界最強芝馬イクイノックスが参戦を表明し、ドバイで下してきた馬(モスターダフなど)が帰国後に好走したこともあり世界的に注目を集めることとなった。

他には牝馬では唯一G1馬となるジェラルディーナや現役屈指のステイヤージャスティンパレス大阪杯3着ダノンザキッドらG1馬計8頭や、道悪巧者のカラテ、エリ女2着ライラック、兄ラブリーデイとの兄弟制覇がかかるボッケリーニなど、すべて重賞馬の17頭で争われることとなった。


出馬表



前評価

やはりというか現役最強馬イクイノックスが1倍台半ばという抜けた1番人気。2番人気はジャスティンパレスでここまでが1桁台オッズだったが、やはり1強ムードとみられた。

人気
1イクイノックス
2ジャスティンパレス
3ジェラルディーナ
4アスクビクターモア
5ディープボンド

レース展開

一昨年の2着馬ユニコーンライオンがハナを切り、ややスロー目で進める。

イクイノックスはゲートで躓いたこともあって後方2番手から進めて向こう正面から徐々に外を進出、直線で鋭く伸びて先頭に立つ。

ここで10番人気の伏兵スルーセブンシーズが馬群を捌いて追撃してきたが、イクイノックスもルメール騎手がムチを一発入れるとこれをクビ差でしのぎ優勝した。


結果

着順タイム/着差
1イクイノックス2:11:2
2スルーセブンシーズクビ
3ジャスティンパレス1
4ジェラルディーナアタマ
5ディープボンド1

イクイノックスは自身初の関西コースを克服するため僚馬ジオグリフと共に栗東滞在で環境にならしてきたが、それが奏功した。2着も栗東滞在していた関東馬スルーセブンシーズで、関東馬の関西コース克服策が実った結果と言える。

今回イクイノックスはマークが集中することから、不利を受けないようにした結果が大外ぶん回し。距離ロスが大きかった分着差は小さかったが、力の差は歴然でクビ差でも完勝といえる内容だった。


余談

  • 前年は差し馬として知られていたイクイノックスだが、前走のドバイシーマクラシックでは逃げ切り勝ち、そして今回は追い込みで勝利したため、「令和のマヤノトップガン」と呼ぶ声も出てきた。
  • 2着の5歳牝馬スルーセブンシーズは凱旋門賞へも登録しているが、この馬は3月の中山牝馬ステークス(GIII)で重賞初制覇(ちなみにドリームジャーニー産駒としては3頭目の重賞勝利)を飾ったばかりで、しかもそれまで重賞は牝馬限定戦しか走っておらず、GIではことごとく惨敗していた。そのため「凱旋門どころか宝塚記念さえ無謀だ」という声も多かったのだが、今回“あの”イクイノックスにクビ差まで迫った(イクイノックスにも大きなロスがあったが、スルーセブンシーズも前が塞がれる不利があった)ことで競馬ファンたちを驚愕させた。
    • いずれにせよ凱旋門賞が厳しい戦いとなることは避けられないが、今回の好走、そしてドリームジャーニー産駒=オルフェーヴルの姪ということもあって、期待や応援の声が増えてきている。
    • 出走前に現地で馬の様子をリポートしていた細江純子女史はスルーセブンシーズを「非常に目立つ良い馬体」と評しており、レース後にその慧眼ぶりを賞賛された。
    • そして凱旋門賞当日では、馬場状態が良好だったこともあって4着と健闘した。

  • 11着のアスクビクターモアはレース後に秋を見据えて放牧に出されるも、レースから2ヶ月後の8月に放牧先において熱中症を原因とした多臓器不全により死亡し、結果的にラストランとなった。現役GⅠ馬の死は昨年1月に亡くなったワグネリアン以来の事であった(こちらは胆石を原因とする物だがアスクビクターモアと同じく死因は多臓器不全であった)。

実況

岡安譲:フジテレビ系列


動画

JRA公式版


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