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第63回宝塚記念

けいばかいのえーすはおれだ

夢溢れる夏のグランプリ。長距離の雄か、中距離の雄か、復活の三冠馬か、はたまた。
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概要

2022年の宝塚記念は、前年の年度代表馬エフフォーリア、長距離で実績を重ね続けるタイトルホルダーの4歳2強がそろって参戦、さらには故障から復帰した5歳の三冠牝馬デアリングタクトがグランプリ初参戦、現役屈指の逃走者パンサラッサ、大阪杯勝ち馬ポタジェとG1馬5頭が参戦。そのほか天皇賞春2着馬ディープボンド、香港カップ2着馬ヒシイグアス、大阪杯3着馬アリーヴォなどが参戦して豪華な陣容となった。
このレースには事実上の最終世代が7歳であるステイゴールド産駒が3頭も出走、オルフェーヴル産駒もオーソリティ含め3頭出走しており、そちらも注目を集めていた。
また、タイトルホルダー、ディープボンド、パンサラッサ、ステイフーリッシュの4頭は凱旋門賞にも登録しており、凱旋門賞の出走を占うのに重要なレースでもあった(宝塚記念から凱旋門賞のローテは珍しくなく、昨年もクロノジェネシスがこのレースから凱旋門賞に挑戦している)。

豪華メンバーのレースにはよくあることだが、今回は有力馬たちにもそれぞれ不安要素があり、予想の難しいレースとなった。
エフフォーリアは連対率100%で前年を終えたが、古馬初戦だった前走の大阪杯ではまさかの大敗。
タイトルホルダーも距離が短いのではないか、また同じ逃げ馬のパンサラッサなどがいる中で思い通りに走れるのかという懸念があった。
パンサラッサにとっても、ハイペースに持ち込んでもなかなか潰れないタイトルホルダーは厄介である。
また、パンサラッサ自身も大敗した神戸新聞杯以来の2200m,ポタジェも前走がフロックではないかという懸念、実績は随一のデアリングタクトも長期休養明け2戦目と、混戦の模様を呈していた。

ファン投票結果

太字は出走馬。

順位馬名票数性齢
1タイトルホルダー191,394牡4
2エフフォーリア188,525牡4
3ソダシ129,212牝4
4ポタジェ119,427牡5
5レイパパレ113,501牝5
6アカイイト103,502牝5
7デアリングタクト102,317牝5
8ディープボンド89,112牡5
9シャフリヤール84,665牡4
10ドウデュース80,092牡3
11ユーバーレーベン65,175牝4
12ジオグリフ51,733牡3
13ジャックドール50,659牡4
14スターズオンアース48,443牝3
15パンサラッサ47,993牡5
16サークルオブライフ40,103牝3
17メロディーレーン37,988牝6
18ダノンスコーピオン36,834牡3
19キラーアビリティ31,388牡3
20マカヒキ25,213牡9

なお、タイトルホルダーとエフフォーリアの2頭は歴代の総得票数を32年ぶりに更新した(32年も記録を保持していたオグリキャップも凄いが)。

出馬表

番号馬名性齢騎手
1オーソリティ牡5C.ルメール
2アフリカンゴールドセ7国分恭介
3メロディーレーン牝6団野大成
4エフフォーリア牡4横山武史
5アイアンバローズ牡5石橋脩
6タイトルホルダー牡4横山和生
7デアリングタクト牝5松山弘平
8ステイフーリッシュ牡7坂井瑠星
9マイネルファンロン牡7M.デムーロ
10ヒシイグアス牡6D.レーン
11パンサラッサ牡5吉田豊
12ウインマリリン牝5松岡正海
13アリーヴォ牡4武豊
14キングオブコージ牡6横山典弘
15ディープボンド牡5和田竜二
16グロリアムンディ牡4福永祐一
17ギベオン牡7西村淳也
18ポタジェ牡5吉田隼人


なお、オーソリティは本馬場入り後に故障、競走除外となった。

展開


タイトルホルダーが好スタートからハナを取ったが、パンサラッサとの競り合いの後、スタコラサッサとパンサラッサがハナを奪い、タイトルホルダーは番手についた。その後はアフリカンゴールドと続いた。
1000m57.6秒という毎日王冠サイレンススズカよりも速いペースでレースが進んでいった結果、直線入り口でパンサラッサがいっぱいになりタイトルホルダーが抜け出す。その後、ヒシイグアスが猛追するも、タイトルホルダーの脚色は衰えず、2馬身差をつけ勝利。3着争いはデアリングタクトがゴール前でディープボンドを差していた。勝ち時計は2分9秒7のコースレコード。
終わってみれば人気上位馬がそのまま上位を占めたが、1番人気のエフフォーリアはハイペースに付いていけず、直線で脚伸ばすも、14番人気のマイネルファンロンに先着され6着となった。

結果

着順着差
1タイトルホルダー2:09:7
2ヒシイグアス2
3デアリングタクト2
4ディープボンドハナ
5マイネルファンロン1+3/4


この勝利でタイトルホルダーは、日経賞、天皇賞・春、宝塚記念と、重賞3連勝でグランプリホースの称号を得たとともに、現役最強、主役交代を証明した。天皇賞・春から宝塚記念の連勝はディープインパクト以来16年ぶり。また、タイトルホルダーが勝利した菊花賞、天皇賞・春が阪神開催だったことから、この快挙は実況で阪神三冠と言われた(同様でいうなら、宝塚記念が京都で行われたディープインパクトは京都三冠とも言える)。


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