プロフィール
経歴
典型的なサラリーマン家庭に生まれ、競馬界とは強い関わりを持たない環境に育つも、高校生のときにオグリキャップに触発され、競馬に関心を持ち始める。しかしながら、当時はあくまで趣味程度にしか嗜んでおらず、競馬界で働くことは全く考えていなかったため、大学進学後も馬術部など競馬関係のサークルにも入部せず、馬に乗ることにも関心はなかった。
しかしながら、大学卒業後に競馬に関係する仕事に就きたいと思い始め、北海道のサラブレッド生産牧場勤務、アイルランドでの研修を経て、競馬学校厩務員課程を修了。
佐藤征助厩舎に厩務員として配属された後、調教助手の資格を得て、高橋裕厩舎、勢司和浩厩舎、中川公成厩舎と様々な厩舎を渡り歩く。
この課程で美浦トレセンが過小評価されつつある現状に不平を持ち、「美浦トレセンへの不当な評価を覆したい」という思いが強まったこと、競馬界を取り巻く環境が厳しくなっている状況下で「厩舎の従業員のまま競馬界に身を埋めたくない」と考えたことがきっかけで調教師を目指すようになり、2010年の調教師試験に合格、翌2011年に解散した秋山雅一厩舎を引き継いで自分の厩舎を開業した。
G1馬ステルヴィオ・ジオグリフ・イクイノックスをはじめ、ファインルージュ、オーソリティ、アヴェラーレ、スキルヴィングなど実力馬を多く手掛ける。社台グループとの結び付きが非常に強い厩舎の一つであり、社台系のクラブ馬も多く所属しているのが特徴。
騎手起用傾向は有力馬にクリストフ・ルメール騎手や短期免許で来日している外国人騎手を起用する傾向にある。
かつては門下生に大塚海渡騎手がいたが、パワーハラスメントを理由に訴訟を起こされた。後に「指導の一環であった」としつつも木村が暴力や暴言を繰り返していたことを認めたため、暴行罪で罰金が課せられ、2021年7月29日から同年10月31日まで木村が調教停止処分を受けたため、イクイノックス・ジオグリフを含む木村厩舎の馬やスタッフは岩戸孝樹厩舎所属となっていた(このため、この間に所属馬が掲げた勝利は岩戸厩舎のものになった)。